2024年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:売上高は12,770百万円(前年同期比+30.3%)と大幅増。会社側の通期予想との比較では第1四半期進捗率は約18.8%でおおむね想定内。ただし営業損失は△902百万円と前年同期(△787百万円)より悪化し、損益面は上振れではない(下振れ寄り)。
  • 業績の方向性:増収減益(売上増加だが営業・当期損失は拡大)。
  • 注目すべき変化:株式会社バーニーズジャパンの子会社化の寄与でリテール事業の売上が急増(リテール売上5,323百万円、前年同期比+547.2%)。一方でギフトソリューションは減収(6,841百万円、前年同期比-9.0%)。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上68,000百万円、営業利益1,200百万円、当期純利700百万円)に修正はなし。第1四半期は営業損失で進捗が悪く、通期達成には下期での大幅回復が必要。
  • 投資家への示唆:売上増はM&A(バーニーズ)効果が主因であり、収益改善の可否は既存事業(特にギフト)改善とバーニーズの収益化進捗に依存。第1四半期の営業損失を踏まえると、通期の黒字達成は下期業績に依存する点を注視する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:ラオックスホールディングス株式会社
    • 主要事業分野:ギフトソリューション事業(洋菓子・贈答品等)、リテール事業(訪日外国人向け等小売/バーニーズジャパン含む)、トレーディング事業(貿易・飲食等)、アセット・サービス事業(不動産仲介・管理)
    • 代表者名:代表取締役社長COO 矢野 輝治
    • URL: https://www.laox.co.jp
    • 問合せ先:グループ財務経理室長 池内 大介(TEL 03-5405-8859)
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年5月10日
    • 対象会計期間:2024年1月1日~2024年3月31日(2024年12月期 第1四半期・連結)
    • 四半期報告書提出予定日:2024年5月10日
  • セグメント:
    • ギフトソリューション事業:贈答用洋菓子・雑貨・生活関連品、法人ギフト等
    • リテール事業:小売店舗運営(訪日外国人需要含む)、バーニーズジャパン等高付加価値商品
    • トレーディング事業:輸出入・飲食等(中国事業再編等)
    • アセット・サービス事業:商業施設仲介・グループ不動産運用
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数(期末、自己株式含む):93,335,103株
    • 期末自己株式数:1,918,474株
    • 期中平均株式数(四半期累計):91,416,632株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:四半期短信(今回公表日 2024/5/10)
    • IRイベント:四半期決算補足説明資料の有無:記載なし(開催の有無:記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は通期のみ公表、四半期予想は明示なし)
    • 売上高:12,770百万円(前年同期比+30.3%)
    • 通期予想に対する進捗率:12,770 / 68,000 = 約18.8%(通常の第1四半期の売上進捗としては概ね想定内)
    • 営業利益:△902百万円(前年同期は△787百万円)
    • 通期予想に対する進捗率:△902 / 1,200 = 約-75.2%(マイナスであり進捗は不十分)
    • 純利益(親会社株主に帰属):△799百万円(前年同期は△660百万円)
    • 通期予想に対する進捗率:△799 / 700 = 約-114.1%(マイナス)
  • サプライズの要因:
    • 売上増:主に2023年5月に子会社化した株式会社バーニーズジャパンの寄与でリテール事業が大幅増収。
    • 収益性悪化:販管費の増加(販売費及び一般管理費が5,012百万円、前年3,187百万円)により営業損失拡大。ギフト事業の減収や全社費用の増加が影響。
    • 為替差益129百万円を計上するなど営業外要因は一部プラス。
  • 通期への影響:
    • 会社は業績予想の修正を行っておらず、通期見通しは維持。だが第1四半期の営業損失を踏まえると、通期で営業利益1,200百万円を達成するには下期での大幅な収益改善が必要(リスク増大)。

財務指標

  • 損益(第1四半期累計、単位:百万円)
    • 売上高:12,770(前年同期9,799、+30.3%)(良:増収)
    • 売上総利益:4,109(前年2,399)
    • 販管費:5,012(前年3,187、増加が利益圧迫)
    • 営業損失:△902(前年△787、悪化)
    • 経常損失:△798(前年△763、悪化)
    • 親会社株主に帰属する四半期純損失:△799(前年△660、悪化)
    • 1株当たり四半期純利益(資料記載):8.75円(前年7.23円)※純損失との表記に矛盾があるため注記
  • 財政状態(2024/3/31、単位:百万円)
    • 総資産:40,599(前連結年度末46,262、減少)
    • 純資産:21,624(前22,406、減少)
    • 自己資本比率:53.2%(安定水準。前期48.4%から改善)
  • 主要B/S項目(対前期差)
    • 現金及び預金:10,425(前11,156、-731)
    • 受取手形及び売掛金:8,784(前13,516、-4,732)
    • 棚卸資産:6,788(前6,737、+51)
    • 流動負債:14,508(前19,313、-4,805)
    • 短期借入金:2,550(前2,550、横ばい)
  • 流動比率(目安):流動資産29,487 / 流動負債14,508 = 約203%(良:安全域)
  • 負債比率:負債合計18,974 / 資産合計40,599 = 約46.7%(許容範囲)
  • キャッシュフロー:詳細数値は短信に記載なし(表記:–)
  • 効率性:売上高営業利益率は営業損失のためマイナス(改善が必要)
  • セグメント別(第1四半期)
    • ギフトソリューション:売上6,841(-9.0%)、セグメント損失△329(前年△293)
    • リテール:売上5,323(+547.2%、バーニーズ寄与)、セグメント損失△223(前年△72)
    • トレーディング:売上289(-71.6%)、セグメント利益6(前年は△61)
    • アセット・サービス:売上315(-27.5%)、セグメント損失△52(前年△110)
  • 財務の解説:
    • 総資産・負債ともに減少し自己資本比率は改善。現金・売掛金減少が資産減の主因。第1四半期は売上増の影響が显著だが販管費増加で収益性は低下。

配当

  • 中間配当:0.00円(2024年12月期予想含む)
  • 期末配当:0.00円(2024年12月期予想)
  • 年間配当予想:0.00円
  • 配当利回り:–(株価情報なし)
  • 配当性向:–(当期は赤字/予想は黒字だが未反映)
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:自社株買いの表記なし

セグメント別情報

  • ギフトソリューション事業:
    • 売上6,841百万円(前年同期比-9.0%)。洋菓子PB「THE SWEETS」等は好調だが、ギフト市場での消費者行動変化への対応が遅れ減収。
    • セグメント損失△329百万円(前年△293)
  • リテール事業:
    • 売上5,323百万円(前年同期比+547.2%)と大幅増。主因はバーニーズジャパンの連結化および訪日外国人需要の回復。
    • セグメント損失△223百万円(前年△72)で損失拡大(販売強化・コスト関連)
  • トレーディング事業:
    • 売上289百万円(-71.6%)。不採算事業の再編進行。
    • セグメント利益6百万円(前年△61)で改善
  • アセット・サービス事業:
    • 売上315百万円(-27.5%)。テナント入替やコスト圧縮で利益改善を図る。
    • セグメント損失△52百万円(前年△110)で改善

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料内での中期数値は明示なし。バーニーズの取り込み等で事業再構築を進めている旨の記載。
  • KPI達成状況:明示的なKPIは記載なし。営業利益回復が主要な中期課題と推察される。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社との定量比較は資料に記載なし(–)。
  • 市場動向:訪日需要回復や個人消費の回復が追い風。だが賃上げ、原材料高、為替(円安)や中国人旅行客回復の遅れなどマクロリスクが存在。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし):売上68,000百万円(+13.0%)、営業利益1,200百万円(前期は赤字から黒字見込み)、経常利益950百万円(+71.0%)、当期純利益700百万円(+65.7%)、1株当たり当期純利益7.66円。
    • 次期予想:–(資料なし)
    • 会社予想の前提条件:特段詳細な為替・原材料前提は記載なし(注記にて外部要因で差異生じ得る旨記載)。
  • 予想の信頼性:会社は現時点で修正なしとするが、第1四半期は営業損失で進捗が悪く、下期での収益改善の実行力が鍵。過去の達成傾向は四半期レビュー対象外(監査未実施)で注意。
  • リスク要因:為替変動(円安)、原材料高、訪日需要の不確実性(特に中国からの観光客)、人件費・賃金上昇、M&A統合リスク、消費者行動の変化。

重要な注記

  • 会計方針の変更:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更あり(詳細は注記参照)。その他の重要な会計処理変更はなし。
  • 連結範囲の変更:2023年5月1日付で株式会社バーニーズジャパンを子会社化しており、報告セグメントを4区分へ変更(比較情報は変更後区分に基づく再表示)。
  • 四半期決算短信は四半期レビュー(公認会計士/監査法人のレビュー)の対象外。
  • その他:1株当たり四半期純利益の表示に純損失との整合性に疑義が見られる(資料では数値が正数表示)。この点は開示上の表記の可能性があるため留意。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8202
企業名 ラオックスホールディングス
URL https://www.laox.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 小売 – 小売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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