2026年3月期 第2四半期決算短信補足説明資料
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想に対して概ね予想通り(上振れ/下振れは特段なし)。上期の進捗率は売上高43.6%、営業利益40.1%で通期計画と概ね整合。一部セグメントで想定より良好な進捗。
- 業績の方向性:増収増益(上期売上高2,703億円:前年同期比+2.3%、上期営業利益180億円:前年同期比+9.7%)。(良い)
- 注目すべき変化:ITソリューション事業の受注・売上・繰越高が大幅増(受注 +24.2%、繰越高 +33.1%)(良い)。一方、社会システム関連の受注が大幅減(受注 ▲15.9%)(悪い)。NTT設備のモバイルが受注で高成長(+39.5%)で繰越高も増加(+31.2%)(良い)。
- 今後の見通し:通期予想(売上6,200億・営業利益450億)に対する進捗は概ね計画通り。決算短信で通期予想修正の表明はなし。達成可能性は高いが、後半の受注・工事進捗と社会システムの回復が鍵。
- 投資家への示唆:ITソリューションとモバイル分野の受注・繰越増加が収益の安定化に寄与する一方、社会システム関連の受注減が下押しリスク。繰越高(バックログ)の増減を引き続き注視すると良い。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:コムシスホールディングス株式会社(COMSYS.HD)
- 主要事業分野:通信インフラ(NTT設備事業:アクセス/ネットワーク/モバイル)、NCC設備事業、ITソリューション事業、社会システム関連事業(公共・社会インフラ等)の設計・構築・保守
- その他:2025年7月に子会社間の事業再編を実施(「つうけん-G」計画値の一部を「コムシス情報システム-G」へ移行)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月7日(補足説明資料)
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期累計(上期:第1Q~第2Q)連結
- その他:予想値は将来予測でありリスク・不確定要素あり(注記あり)
- セグメント:
- NTT設備事業:アクセス、ネットワーク、モバイル(NTT向け設備工事等)
- NCC設備事業:NCC向け設備工事(シェアリング事業者関連の集計区分変更あり)
- ITソリューション事業:システム構築・運用等
- 社会システム関連事業:公共・社会インフラ関連
- 発行済株式:
- 今後の予定:
- その他:当期通期計画の修正は開示されていない(現時点)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社通期計画との比較・達成率〈上期実績/通期計画〉):
- 受注高:上期3,215億円(前年同期比▲1.3%)、通期計画6,500億に対する進捗49.5%(やや良い)
- 売上高:上期2,703億円(前年同期比+2.3%)、通期計画6,200億に対する進捗43.6%(ほぼ計画通り)
- 営業利益:上期180億円(前年同期比+9.7%)、通期計画450億に対する進捗40.1%(やや計画下振れ気味だが許容範囲)
- 純利益(親会社株主に帰属する中間純利益):上期126億円(前年同期比+16.7%)、通期計画310億に対する進捗40.8%
- サプライズの要因:
- 上振れ寄与:ITソリューション事業の受注・売上増、NTT設備のモバイル領域の受注増と繰越高増(受注の先行性)により売上総利益・営業利益が改善。販管費はやや増加しているものの利益率改善を確保。
- 下振れ懸念:社会システム関連事業の受注低下(▲15.9%)およびNCC設備の上期売上減少(売上 ▲18.8%)は注意点。
- 通期への影響:
- 予想達成可能性:現状では通期予想に対して大きな修正は示されておらず、達成は可能と判断されるが、後半の受注回復・工事進捗及び社会システム関連の回復が前提。通期予想の修正はなし。
財務指標(要点)
- 損益(第2四半期累計、単位:億円)
- 受注高:3,215(前年同期3,257 → ▲1.3%)(やや弱い)
- 売上高:2,703(前年同期2,641 → +2.3%)(良い)
- 売上総利益:372(前年同期348 → +6.9%)、売上総利益率13.8%(前年13.2%、改善0.6ポイント)(良い)
- 販管費:192(前年同期184 → +4.4%)(やや悪い)
- 営業利益:180(前年同期164 → +9.7%)、営業利益率6.7%(前年6.2%、改善0.5ポイント)(良い)
- 経常利益:188(前年同期171 → +9.5%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:126(前年同期108 → +16.7%)
- EPS(1株当たり利益):–(明記なし)
- 進捗率分析(上期実績/通期計画)
- 通期売上高進捗率:43.6%(前年同期間は43.0%)→ 通常の上期50%水準に対してやや低いが、前年並み(通常ペースに近い)
- 通期営業利益進捗率:40.1%(前年同期間35.7%)→ 改善傾向
- 通期純利益進捗率:40.8%(前年同期間36.1%)→ 改善傾向
- 財務安全性(開示なし)
- 自己資本比率:–(参考指標なし)
- 効率性:
- 売上総利益率・営業利益率は前年同期間から改善(売上総利益率13.8%、営業利益率6.7%)。総資産回転率等の開示はなし。
- セグメント別(主要ポイント)
- ITソリューション事業:受注704億(+24.2%)、売上556億(+13.4%)、繰越高602億(+33.1%)→ 利益貢献拡大(良い)
- NTT設備事業(小計):受注1,245億(+0.7%)、売上1,063億(+4.5%)、繰越高944億(+8.0%)→ モバイルが牽引(モバイル受注301億 +39.5%、繰越高411億 +31.2%)
- 社会システム関連:受注1,041億(▲15.9%)、売上913億(▲1.1%)、繰越高1,376億(▲6.1%)→ 受注減が目立つ(注意)
- NCC設備事業:売上170億(▲18.8%)と上期の売上停滞(注意)
- 財務の解説:
- 全社では売上・利益率が改善しており、IT/モバイル領域の受注・バックログ増加が利益押上げに寄与。社会システム関連の受注減とNCCの売上減が下押し要因。通期計画に対してはほぼ整合。
配当
(配当関連は本資料に記載がないため「–」で表示)
セグメント別情報(要約)
- 日本コムシス-G(中核):上期売上1,365億(+3.8%相当)、営業利益82.7億(+4.0億)進捗率売上42.7%・営業利益37.6%。主要寄与。
- NDS-G:売上433億(+29億、+7.2%)、営業利益33.1億(+8.8億)→ 高い進捗(売上進捗48.7%、営業利益進捗56.4%)(良い)
- コムシス情報システム-G:受注/売上/利益いずれも増加(再編で一部計画移行あり)。
- つうけん-G(旧一部):受注・売上減(特に上期受注338億で前年440億→▲101億)、利益率低下傾向(注意)
(注)表はグループ間取引を相殺消去していない点、2025年7月の事業再編により一部通期計画の移行がある点に留意。
中長期計画との整合性
- 進捗評価:短期的にはITソリューション・モバイルで計画を上回る動きがあり、中期的な収益基盤強化に資するが、社会システムの受注低下は中長期目標に対するリスク。
競合状況や市場動向
- 競合他社比較:本資料に同業比較データはなし(→ –)。
- 市場動向(資料注記より):経済情勢・社会的動向・サービス需要の変化や競争激化による価格下落圧力を業績に影響するリスクとして明示。通信インフラ・IT関連の需要は継続しているが、案件の偏りや価格競争が業績変動をもたらす点に注意。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無:現時点で修正発表なし。通期計画は売上6,200億円・営業利益450億円・当期純利益310億円。
- 会社予想の前提条件:資料上の具体的前提(為替等)は明記なし。
- 予想の信頼性:上期進捗は通期計画と概ね整合。過去の達成傾向は資料内に詳細記載なし(–)。
- リスク要因:
- マクロ経済の変動、公共投資スケジュール変更、競争激化による価格下落、下請け・資材・人件費の変動、工事遅延や大型案件の受注動向、事業再編の影響など(資料注記に準拠)。
重要な注記
- 会計・表示上の特記:
- シェアリング事業者からの受注高等の集計区分をNTT設備事業からNCC設備事業へ変更しており、前期実績は遡及補正して表示している。
- 2025年7月の子会社間事業再編に伴い、「つうけん-G」通期計画値の一部を「コムシス情報システム-G」へ移行している。
- その他:
- 本資料は補足説明資料であり、予想値はリスク・不確定要素を含む旨の注記あり。IR窓口:chd-ir@comsys.co.jp
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1721 |
| 企業名 | コムシスホールディングス |
| URL | http://www.comsys-hd.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。