2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無し。中間実績は通期計画達成の進捗としては弱く、会社予想からの修正は無し(市場予想との比較は資料に記載なしのため –)。
  • 業績の方向性:減収減益(中間:売上高 108.01億円 △8.9%/営業損失 0.43億円(前年は営業利益2.88億円)/親会社株主帰属中間純損失 0.57億円)。
  • 注目すべき変化:建設用資機材事業で大型案件の端境により売上・利益が大幅減少(売上△14.2%、営業利益△48.5%)。一方、補修・補強工事は受注増で売上・営業益ともに増加(売上+19.5%)。
  • 今後の見通し:通期予想は未修正(通期売上 265.00億円、営業利益 4.72億円、親会社株主帰属当期純利益 0.57億円)。中間累計の進捗(売上約40.8%/営業利益は赤字のため進捗評価不能)を踏まえると、下期における受注消化や採算改善が不可欠。
  • 投資家への示唆:中間は需要の地域・分野差と大型案件のタイミングで業績が振れる「プロジェクト性」の影響が強く表れた。通期予想達成は下期の案件消化・価格転嫁の進展に依存する点を注視。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社エスイー
    • 主要事業分野:建設用資機材の製造・販売、建築用資材の製造・販売、建設コンサルタント、補修・補強工事等(社会インフラ関連製品・工事・コンサル)
    • 代表者:代表取締役社長 宮原 一郎
    • URL:https://www.se-corp.com/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月7日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結:2025年4月1日~2025年9月30日
    • 決算補足説明資料:有(TDnetで開示)、決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け 2025年12月1日)
  • セグメント:
    • 建設用資機材の製造・販売事業:橋梁・コンクリート製品等の資機材
    • 建築用資材の製造・販売事業:建築金物、仮設建材、鉄骨等
    • 建設コンサルタント事業:国内外(特にフランス語圏アフリカ等)の道路・橋梁等コンサル
    • 補修・補強工事業:橋梁・トンネル等の補修・補強工事
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数:31,256,600株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数:1,048,528株
    • 中間期中平均株式数:30,208,072株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
    • 決算説明会予定:2025年12月1日(機関投資家・アナリスト向け)
    • その他IRイベント:決算説明資料は説明会後にTDnet・HP掲載予定

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社予想は通期、当中間期に対する中間予想は特に記載なし)
    • 売上高:実績 10,801 百万円(対前年中間 △8.9%)。通期予想 26,500 百万円に対する進捗率 40.8%(目安50%に対して未達)。
    • 営業利益:実績 △43 百万円(営業損失)。通期予想 472 百万円に対する進捗は「赤字」で評価不能/事実上大幅に遅れ。
    • 純利益(親会社株主帰属):実績 △56 百万円(中間純損失)。通期予想 57 百万円に対する進捗は赤字で大きく遅延。
  • サプライズの要因:
    • 主因:建設用資機材事業における大型案件の端境期および建築用資材(内装・仮設)の需要縮小・酷暑による工事遅延等で売上が減少。研究開発費や人件費の増加も利益を圧迫。
    • 補修・補強事業は受注増で増収増益。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を修正せず。ただし中間実績は通期目標達成に向けて下期での採算改善・受注消化の回復が必須。下期の受注動向・価格転嫁の進展次第で通期達成可否が左右される。

財務指標

  • 財務諸表の要点(中間期末:2025年9月30日、単位:百万円/千円は注記に基づく)
    • 総資産:23,163 百万円(前期末 25,471 百万円 → △2,307 百万円)
    • 純資産:10,800 百万円(前期末 11,222 百万円 → △422 百万円)
    • 自己資本比率:46.5%(前期末 44.0% → 安定水準)
    • 現金及び現金同等物:3,709 百万円(中間末、前期末 4,881 百万円)
  • 収益性(当中間期:2025年4月1日~9月30日)
    • 売上高:10,801 百万円(前年同期 11,853 百万円、△8.9%/△1,051 百万円)
    • 売上総利益:2,988 百万円(前年同期 3,233 百万円、△7.6%)
    • 営業利益:△44 百万円(前年同期 289 百万円、△)
    • 営業利益率:△0.4%(前年同期 2.43%)
    • 経常利益:△23 百万円(前年同期 323 百万円、△)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:△57 百万円(前年同期 184 百万円、△)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):△1.88円(前年同期 6.10円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:10,801 / 26,500 = 約40.8%(通期の半期目安50%に対して遅れ)
    • 営業利益進捗率:△43 / 472 = マイナス(赤字のため実質遅延)
    • 純利益進捗率:△56 / 57 = 実質マイナス(通期見通しに対して大幅遅延)
    • 過去同期間と比較すると、前年は中間で営業黒字・純利益確保しており、今年は業績悪化が顕著
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:46.5%(安定水準、目安40%以上を上回る)
    • 負債合計:12,362 百万円(前期末 14,249 百万円 → 減少、借入金返済等で債務削減)
    • 流動比率:流動資産 13,726 / 流動負債 7,813 = 約175.7%(短期支払余裕あり)
  • 効率性
    • 総資産回転率や詳細は四半期データのみのため簡易算出は限定的だが、売上減で資産効率はやや低下の可能性
  • セグメント別(中間実績、対前年)
    • 建設用資機材:売上 4,916 百万円(△14.2%)、営業利益 149 百万円(△48.5%)
    • 建築用資材:売上 4,561 百万円(△8.1%)、営業利益 253 百万円(△10.4%)
    • 建設コンサルタント:売上 329 百万円(△0.7%)、営業利益 8 百万円(前年は営業損失38百万円 → 採算改善)
    • 補修・補強工事:売上 994 百万円(+19.5%)、営業利益 32 百万円(+1.4%)
  • 財務の解説:
    • 資産・負債ともに減少、現金は減少(配当支払と借入金返済が主因)。営業CFはプラス(+524 百万円)で受取債権減少等が寄与。投資活動(有形固定資産取得)で支出増、財務活動で借入返済・配当支払で資金減。

配当

  • 中間配当:0.00円(実績)
  • 期末配当(予想):13.00円(通期合計 13.00円、前回予想から修正無し)
  • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
  • 配当性向(想定・通期):通期予想EPS 1.91円に対する13.00円の配当で約680%(極めて高水準。利益に比して配当負担が大きい計算となる)※会社は配当予想を維持
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載無し(配当維持で還元継続の姿勢だが、利益水準との乖離に注意)

セグメント別情報

  • 建設用資機材の製造・販売事業
    • 売上:49.16億円(△14.2%)、営業利益:1.49億円(△48.5%)
    • 要因:大型案件端境、コンクリート製品の工事量減少、酷暑の影響で工事遅延
    • 見通し:大型案件受注回復がカギ
  • 建築用資材の製造・販売事業
    • 売上:45.61億円(△8.1%)、営業利益:2.53億円(△10.4%)
    • 要因:内装関連の需要縮小、仮設建材の工事遅延・人手不足
    • 見通し:都市部の再開発等に依存、地方需要は限定的
  • 建設コンサルタント事業
    • 売上:3.29億円(△0.7%)、営業利益:0.08億円(前年は損失)
    • 要因:期初受注残消化の減速も高採算案件で採算改善
    • 見通し:BIM/CIM等新分野への参画で収益基盤強化を目指す
  • 補修・補強工事業
    • 売上:9.94億円(+19.5%)、営業利益:0.32億円(+1.4%)
    • 要因:社会インフラ老朽化対策による受注好調(ただし案件小規模化で採算低下)
    • 見通し:受注環境は良好

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:中期経営計画2023-2025 を推進中。2030年度を見据え、サプライチェーンの効率化や研究開発・新規事業(エネルギー関連、海外展開)への先行投資を継続。
  • 進捗状況:研究開発投資や海外展開のための先行投資を継続しており、中間期は研究開発費等が利益を圧迫。短期の収益性低下は計画上の先行投資と事業のタイミング要因が混在。
  • KPI達成状況:明示的なKPIは資料に記載無し(進捗は事業別受注・案件消化が主要変数)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内は公共事業(防災・減災、国土強靱化)や都市開発で底堅い需要が続く一方、原材料・エネルギー高止まりや労働力不足、酷暑等が工事量・コストに影響。海外(欧州・中国等)の減速リスクも存在。
  • 競合比較:同業他社との比較データは資料に無し(競合比較は–)。ただしプロジェクト型収益のため受注構成・大型案件有無で業績差が大きく出やすい。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期)予想:売上 26,500 百万円(+2.4%)、営業利益 472 百万円(△44.4%)、経常利益 438 百万円(△50.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益 57 百万円(△89.4%)、1株当たり当期純利益 1.91円
    • 予想修正:無し(2025年5月9日公表の予想から変更なし)
    • 前提条件:詳細は決算補足資料の「将来予測情報」に記載(為替等の前提は資料参照)
  • 予想の信頼性:中間での大幅な実績乖離(営業赤字)を踏まえ、下期の受注消化・採算改善が見通せるかが鍵。過去の予想達成傾向についての言及は資料に無し(–)。
  • リスク要因:
    • 原材料費・エネルギー価格の高止まり、為替変動
    • 建設現場の労働力不足・酷暑等による工事遅延
    • 大型案件の受注時期が業績に与える影響(ラグ・端境リスク)
    • 海外事業における政治・経済リスク

重要な注記

  • 会計方針:会計方針の変更・見積り変更・修正再表示は無し。ただし「中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有」(税金費用の推定実効税率等の適用に関する注記あり)。
  • 監査:本第2四半期決算短信は公認会計士または監査法人のレビュー未実施。
  • その他重要事項:決算説明資料はTDnetで同日開示。説明会は2025年12月1日に開催予定。

(注)

  • 不明な項目は「–」で示しています(市場コンセンサス、時価総額等)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3423
企業名 エスイー
URL http://www.se-corp.com/
市場区分 スタンダード市場
業種 建設・資材 – 金属製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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