2024年3月期 決算短信[日本基準](連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想・市場予想との差異は資料内に市場コンセンサスがないため不明(会社予想との比較は–)。なお、翌期(2025年3月期)予想は売上・利益ともに減少見込み。
- 業績の方向性:増収増益(売上高11,546百万円、前年同期比+25.2%/営業利益524百万円、前年同期比+334.9%)
- 注目すべき変化:不動産事業の売上増(不動産収入3,687百万円、前年同期比+63.6%)と営業利益率の大幅改善(営業利益率4.5%→前年1.3%)が業績改善を牽引
- 今後の見通し:通期(2025年3月期)見通しは売上10,400百万円(前期比▲9.9%)・営業利益380百万円(▲27.6%)と下振れ見込み。達成可否は受注状況、不動産販売、人件費・資材費動向に依存
- 投資家への示唆:今期は不動産事業の回復とコスト転嫁の進展で収益が改善。だが翌期は保守的な業績予想を示しており、受注残・不動産販売計画と原材料・人件費の動向を注視する必要あり
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:サンユー建設株式会社
- 主要事業分野:建築事業(建設・改修等)、不動産事業(マンション分譲・賃貸等)、金属製品事業(鋼製型枠パネル等)、ホテル事業(旅館・ホテル・簡易宿泊所)
- 代表者:代表取締役社長 馬場 宏二郎
- URL:https://www.sanyu-co.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2024年5月17日
- 対象会計期間:2024年3月期(連結:2023年4月1日~2024年3月31日)
- 定時株主総会予定日:2024年6月26日
- 有価証券報告書提出予定日:2024年6月27日
- 決算補足説明資料/決算説明会:–(有無の記載なし)
- セグメント:
- 建築事業:建築工事・改修等(完成工事高 6,686百万円)
- 不動産事業:分譲・賃貸(不動産事業収入 3,687百万円)
- 金属製品事業:鋼製型枠パネル等(売上 563百万円)
- ホテル事業:宿泊施設運営(売上 610百万円)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):4,000,000株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:763,513株
- 期中平均株式数:3,485,795株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 配当支払開始予定日:2024年6月27日
- 決算説明会等:–(資料に明示なし)
- 役員異動:取締役等の退任予定(2024年6月26日)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績:
- 翌期(2025年3月期)会社予想(発表済)との比較:2025予想は現期実績比で売上・利益とも下振れ
- サプライズの要因(業績上振れの主な理由):
- 不動産事業の販売回復と賃貸収入の堅調
- 建築事業の受注増(受注高6,767百万円、前年同期比+15.7%)と完成工事高増加
- 金属製品は売上増加と価格見直しにより黒字転換
- 金融面では有価証券評価益等でその他包括利益が増加(その他有価証券評価差額金 +139,277千円)
- 通期への影響:
- 会社は次期に減収減益を見込んでおり、現状の高い利益水準を継続するかは市場・受注・コスト動向次第。特に不動産販売計画と建設資材価格、人手不足の影響がカギ
財務指標
- 損益要点(連結)
- 売上高:11,546百万円(+25.2%、増加額 +2,321百万円)
- 営業利益:524百万円(+334.9%、増加額 +404百万円)
- 経常利益:565百万円(+215.3%、増加額 +386百万円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:372百万円(+211.3%、増加額 +252百万円)
- 営業利益率:約4.5%(前年1.3%)→ 改善(良)
- EPS(1株当たり当期純利益):106.59円(前年33.18円)
- 貸借対照表(主要項目)
- 総資産:14,726百万円(+109百万円)
- 純資産:11,242百万円(+87百万円)
- 自己資本比率:76.3%(安定水準)
- 1株当たり純資産:3,473.61円(前年3,096.93円)
- キャッシュ・フロー(千円)
- 営業CF:+1,027百万円(前年は営業CFがマイナス)→ 改善(良)
- 投資CF:△317百万円(主に有形固定資産取得)
- 財務CF:△747百万円(短期借入金返済300百万円、自己株式取得支出349百万円)
- 現金・現金同等物期末:2,895百万円(前期比△37百万円)
- 効率性・安全性
- 流動比率:流動資産6,255 / 流動負債2,463 ≒ 254%(良好)
- 有利子負債は小幅(短期借入200百万円、長期借入113百万円)→ ネットキャッシュの状態(現金約2,895百万円に対し借入合計約313百万円)
- 総資産経常利益率:3.3%(改善)
- 総資産回転率(参考):売上高/総資産 ≒ 0.78回
- セグメント別(主な数値・前年同期比)
- 建築事業:売上 6,686百万円(+12.3%)、セグメント利益 277百万円(+169.4%)→ 収益性改善
- 不動産事業:収入 3,687百万円(+63.6%)、セグメント利益 709百万円(+45.8%)→ 主要成長ドライバー
- 金属製品事業:売上 563百万円(+25.8%)、セグメント利益 52百万円(前年は損失)
- ホテル事業:売上 610百万円(+6.9%)、セグメント損失 31百万円(損失拡大)
- 財務の解説(背景)
- 受注高・不動産販売の増加が売上・粗利を押し上げた。原材料・エネルギー高騰下で価格見直しや製品開発によりコスト吸収を図り、営業利益率が大幅改善。自己株式取得(349百万円)や短期借入金減少が財務CFに影響。
配当
- 当期(2024年3月期)配当:中間10円/期末20円=年間30円(配当性向(連結)28.1%、資料記載)
- 前期:年間25円(配当性向75.3%と表記だが数値は参考表を参照)
- 次期(2025年3月期・予想):中間10円/期末15円=年間25円(会社の長期方針は「安定した利益配当25円を継続」)
- 特別配当:なし(記載なし)
- 自社株買い:当期に自己株式取得支出349百万円(株主還元施策の一環)
セグメント別情報
- 売上構成比(概算)
- 建築事業:約57.9%(6,686/11,546)
- 不動産事業:約31.9%(3,687/11,546)
- 金属製品:約4.9%
- ホテル:約5.3%
- セグメント別のポイント
- 建築:受注増・完成高増で売上増。職人確保・資材高等のコスト課題は継続。
- 不動産:建売分譲販売が回復し利益貢献が大きい。企画物件1棟完成。
- 金属製品:価格改定等で黒字転換。製品開発・収益体質化が課題。
- ホテル:需要回復も団体客減等の変化で引き続き損益改善余地あり。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内に明確な数値目標(中期計画表)は記載なし
- 方針整合性:会社は「建築の品質向上・不動産の販売強化・金属製品の利益体質確立・ホテル事業の安定化」を掲げており、今期の収益改善(特に不動産)はこの方針と整合
- KPI達成状況:受注高増加・不動産売上増は進捗とみなせるが、ホテルの損失や次期予想の減益は注意点
競合状況や市場動向
- 市場動向(会社コメントより):公共投資は底堅く、設備投資は持ち直し。住宅建設は弱含み。建設資材・エネルギー価格高騰、人手不足が業界課題。ホテル業界は旅行需要回復だが宿泊スタイルの変化が継続。
- 競合比較:同業他社との相対ポジションについて明確な比較データは資料になし(→ –)。一般的に中堅ゼネコン/地域建設業・不動産業との競争環境下で差別化は受注力・不動産企画力が鍵。
今後の見通し
- 2025年3月期(連結予想)
- 売上高:10,400百万円(前期比▲9.9%)
- 営業利益:380百万円(前期比▲27.6%)
- 経常利益:400百万円(前期比▲29.3%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:280百万円(前期比▲24.6%)
- 1株当たり当期純利益:86.51円
- 予想の前提条件:資料では前提(受注、販売計画、為替・原油等)は添付資料P3参照との記載。個別詳細は資料参照が必要(ここでは–)。
- 予想の信頼性:同社は来期に慎重な見通しを示しており、実現性は受注状況・不動産販売計画・資材・人件費の動向に依存
- リスク要因:原材料・エネルギー価格の高止まり、技能労働者不足、建設業界の労務規制、国内外景気下振れ、災害や市場変動
重要な注記
- 会計方針の変更:特記事項なし(会計基準は日本基準)
- 連結範囲の変更:重要な子会社異動の記載なし
- 監査:決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外(資料内記載)
- その他重要事象:当期中に自己株式取得(取得額349百万円)。重要な後発事象なし。役員異動あり(退任予定の役員等)
(注)不明項目や資料未記載の値は“–”で記載しています。本まとめは提供資料に基づく事実の整理であり、個別銘柄に対する投資助言や推奨は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 1841 |
| 企業名 | サンユー建設 |
| URL | http://www.sanyu-co.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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