2025年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無し。第1四半期単体での会社予想(四半期ベース)は開示されておらず、通期予想との明確な比較は不可。市場予想との比較情報は開示資料にないため「ほぼ予想通り/上振れ/下振れ」の断定は不可。
  • 業績の方向性:減収減益(売上高1,748百万円:前年同期比△5.9%、営業利益91百万円:同△58.1%)。
  • 注目すべき変化:石油化学樹脂関連など主要顧客の生産調整・在庫削減によりレンタル取引数量が減少。レンタル期間短縮により回収・回送・デポ保管費用が増加し、販管費が増加した点が大きい。
  • 今後の見通し:通期業績予想(売上7,650百万円、営業利益1,050百万円、当期純利益850百万円)は据え置き。第1四半期の進捗は売上は通期比22.8%と概ね想定範囲だが、営業利益進捗は8.7%と低め(四半期比で見た通常ペースより遅い)。下期での需要回復やコスト管理が課題。
  • 投資家への示唆:短期的には主要顧客(石油化学等)の生産動向が業績に直結するため、顧客の稼働・在庫施策やレンタル稼働率、回送・保管コストの推移を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:日本パレットプール株式会社
    • 主要事業分野:パレットレンタル事業(パレットの賃貸、付随する販売・利用運送収入等)
    • 代表者名:代表取締役社長 浜島 和利
    • URL:https://www.npp-web.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年7月25日
    • 対象会計期間:2025年3月期 第1四半期累計期間(2024年4月1日~2024年6月30日、非連結)
  • セグメント:
    • 単一セグメント:パレットレンタル事業(販売・その他収入はレンタル事業に付随、不可分のためセグメント開示省略)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):1,700,000株
    • 期末自己株式数:17,289株
    • 期中平均株式数(四半期累計):1,682,711株
    • 時価総額:–(資料未記載)
  • 今後の予定:
    • 決算説明会:無(本資料で「決算説明会開催の有無:無」)
    • 株主総会:–(資料未記載)
    • IRイベント等:–(資料未記載)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は通期のみ提示、四半期予想は非提示):
    • 売上高:1,748百万円(前年同期比△5.9%)
    • 営業利益:91百万円(前年同期比△58.1%)
    • 純利益(四半期純利益):64百万円(前年同期比△75.2%)
    • (通期予想との比較)通期売上予想7,650百万円に対する第1四半期進捗:売上22.8%、営業利益進捗8.7%、当期純利益進捗7.6%(進捗率の詳細は下段参照)
  • サプライズの要因:
    • マクロ面:主要顧客(石油化学樹脂関連)の生産調整・在庫削減に伴うレンタル需要減。
    • 事業面:レンタル期間の短縮で回収・回送・デポ保管などのコスト増加。新造パレット投資抑制で減価償却は低下したが、運送費・保管料増加が販管費を押し上げた。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想の修正を行っていない。Q1は利益進捗が遅いが、通期達成の可否は下期の需要回復とコスト動向に依存する。現時点で予想修正の有無は不明。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 損益(第1四半期累計:2024/4/1–6/30、単位:千円/百万円未満切捨て)
    • 売上高:1,748,124千円(1,748百万円)、前年同期1,857,698千円(1,858百万円)
    • 売上原価:1,366,160千円
    • 売上総利益:381,963千円
    • 販管費:290,538千円
    • 営業利益:91,425千円(91百万円)
    • 経常利益:99,315千円(99百万円)
    • 四半期純利益:64,517千円(64百万円)
    • 減価償却費:560,440千円(前年599,639千円、前年同期比△6.5%)
    • 貸借対照表(第1四半期末 2024/6/30)
    • 総資産:10,560,859千円(10,560百万円)、前期末11,204,369千円(△6.0%)
    • 純資産:6,349,188千円(6,349百万円)
    • 自己資本比率:60.1%(安定水準、目安40%以上が安定)
    • 現金及び預金:1,481,992千円(1,482百万円)
    • 流動資産合計:2,452,464千円、流動負債合計:2,657,384千円
  • 収益性(主要数値、前年同期比は%で表記)
    • 売上高:1,748百万円(前年同期比△5.9%)
    • 営業利益:91百万円(前年同期比△58.1%)、営業利益率:5.2%(91/1,748、前年は218/1,858=11.8%)→ 営業利益率低下(悪化)
    • 経常利益:99百万円(前年同期比△59.4%)
    • 四半期純利益:64百万円(前年同期比△75.2%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):38.34円(前年同期154.42円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
    • 通期売上高進捗率:1,748 / 7,650 = 22.8%(基準的には四半期×4=25%に対してやや低め)
    • 通期営業利益進捗率:91 / 1,050 = 8.7%(遅れ)
    • 通期当期純利益進捗率:64 / 850 = 7.6%(遅れ)
    • 過去同期間との比較:前年同期は売上・利益ともに上回っており、今回の営業面の悪化が目立つ
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:60.1%(安定水準)
    • 負債合計:4,211,670千円、負債/純資産比(負債比率):約0.66(資料から算出、過度なレバレッジではない)
    • 流動比率:流動資産2,452,464 / 流動負債2,657,384 = 約0.92(100%未満で短期流動性はややタイト。注意点)
  • 効率性
    • 減価償却費減少(560,440千円、前年同期比△6.5%)は新造投資抑制の影響
    • 総資産回転率(簡易):(Q1売上の年換算値 ≒1,748×4=6,992)/総資産10,560 ≒0.66回転(参考値)
  • セグメント別:単一セグメント(パレットレンタル)につき、詳細は省略

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当(実績):0.00円(2025年3月期中間予想0.00円)
    • 期末配当(予想):40.00円
    • 年間配当予想:40.00円(2024年3月期と同額、修正なし)
    • 配当利回り:–(株価未提示のため算出不可)
    • 配当性向(通期予想ベース):配当40円 / 予想EPS505.11円 ≒ 7.9%(低め。配当維持方針だが還元は控えめ)
  • 特別配当の有無:無
  • 株主還元方針:当期は自社株買い等の記載無し(特記事項なし)

セグメント別情報

  • セグメント別状況:単一セグメント(パレットレンタル)。販売・利用運送収入は付随業務のためセグメント開示省略。
  • 前年同期比較:レンタル取引数量の減少により売上・利益ともに前年同期を下回る。
  • セグメント戦略:資料上の戦略記載は限定的。現有資産の有効活用(新造投資抑制)で減価償却費を抑制したことが示されている。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料内に中期経営計画の詳細記載なし → 進捗判断は不可(–)

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内経済は緩やかな回復だが、資源・エネルギー高止まりや物価上昇、円安などで先行き不透明。主要顧客の在庫削減がレンタル需要を抑制している点が直接的な逆風。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(修正なし、2024/4/1–2025/3/31)
    • 売上高:7,650百万円(前期比+0.9%)
    • 営業利益:1,050百万円(前期比+34.8%)
    • 経常利益:1,150百万円(前期比+31.5%)
    • 当期純利益:850百万円(前期比+61.1%)
    • 1株当たり当期純利益:505.11円
    • 会社はQ1実績を踏まえた上で通期予想を据え置き(5月公表の予想から修正無し)
  • 予想の信頼性:
    • 第1四半期の営業利益進捗が低い点は留意。同社は第2~4四半期での稼働回復やコスト抑制で通期目標達成を見込んでいる模様だが、達成可能性は主要顧客の生産動向に左右される。
  • リスク要因(資料及び一般的観点より)
    • 主要顧客の生産調整・在庫水準の変化(需要減少リスク)
    • 短期的なレンタル回収・回送費、デポ保管料等の上昇
    • エネルギー・物流コストの高止まり
    • 為替変動(円安)による間接的影響(資料で言及あり)

重要な注記

  • 会計方針:変更無し
  • 四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無し
  • 独立監査人レビュー:任意の期中レビューあり、レビューの結論で重要な否定は無し(監査法人報告あり)
  • その他重要事項:継続企業の前提に関する重要事象は無し

(注)

  • 数値は資料記載の千円単位を四捨五入せず百万円表記へ変換したものや、資料中の注記に基づく。
  • 不明な項目は「–」としてあります。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4690
企業名 日本パレットプール
URL http://www.npp-web.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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