2026年7月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に対する第1四半期の数値公表はないが、通期予想に対する進捗は売上高13.1%、営業利益10.8%、当期純利益5.8%で、通期計画に対してやや遅れ。四半期単体で会社公表予想からの「上振れ/下振れ」の明確な差異はなし(会社予想の修正無し)。
- 業績の方向性:前年同期比で減収減益(売上高△31.6%、営業利益△44.3%、親会社株主に帰属する四半期純利益△70.1%)。
- 注目すべき変化:不動産開発事業の引渡棟数減少により開発事業売上が大幅減(セグメント売上33.357億円、前年同四半期比△43.3%)。一方で建設事業は売上増(11.73億円、前年同期比+42.6%)で損益改善。賃貸事業は売上僅減だがセグメント利益は大幅増。
- 今後の見通し:通期の業績予想(売上37,600百万円、営業利益3,800百万円、当期純利益2,000百万円)に変更なし。現状の進捗は保守的に見えるが、下期での引渡強化が予定されていると推察され、通期達成は事業スケジュール次第。
- 投資家への示唆:短期的には開発事業の引渡スケジュール(受注→仕入→引渡)と金利・建設コスト動向が業績に直結するため、引渡状況・開発在庫の動きと借入状況(返済予定含む)を注視する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社明豊エンタープライズ
- 主要事業分野:不動産開発(投資用賃貸マンションの開発・販売)、不動産賃貸(PM等)、不動産仲介、建設(施工・リフォーム)、保険代理等
- 代表者名:矢吹 満(代表取締役会長)
- URL:https://meiho-est.com
- 報告概要:
- 提出日:2025年12月11日
- 対象会計期間:2026年7月期 第1四半期連結累計期間(2025年8月1日~2025年10月31日)
- 決算説明資料:作成有、決算説明会:無
- セグメント:
- 不動産開発事業:MIJAS・EL FARO等シリーズの開発・販売
- 不動産賃貸事業:プロパティマネジメント等
- 不動産仲介事業:仲介業務(第1Qは仲介報酬無し)
- 建設事業:施工、リフォーム・リノベーション
- その他:保険代理等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):31,584,600株(2026年7月期1Q末)
- 期中平均株式数(四半期累計):30,028,433株(2026年7月期1Q)
- 時価総額:–(資料に明記なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:通期予想の修正は無し(次回の定時発表等は別途)
- 株主総会:定時株主総会は毎期実施(直近は2025年10月23日開催)
- IRイベント:決算説明資料あり、説明会は実施無し
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社公表の通期予想に対する進捗)
- 売上高:実績4,921百万円、通期予想37,600百万円に対する達成率13.1%(第2四半期累計目標16,100百万円に対する進捗30.6%)
- 営業利益:実績411百万円、通期予想3,800百万円に対する達成率10.8%(第2四半期累計目標1,400百万円に対する進捗29.4%)
- 純利益:実績115百万円、通期予想2,000百万円に対する達成率5.8%(第2四半期累計目標600百万円に対する進捗19.2%)
- サプライズの要因:
- 主因は不動産開発事業の引渡戸数減少(前年同四半期:10棟→当期:5棟)に伴う売上・利益の下押し。
- 建設事業は施工量増で売上増・黒字化。賃貸事業は稼働維持と各種サービス導入で利益改善。
- 営業外費用(支払利息、手数料)の増加で経常利益を圧迫(支払利息159百万円、前年117百万円)。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。第1四半期の進捗はやや遅めだが、下期での開発物件引渡と販売計画次第で通期達成の可能性あり。引渡スケジュールの遅延や金利上昇・建設コストの更なる上昇がリスク。
財務指標
- 財務諸表の要点(第1四半期末、単位:百万円)
- 総資産:31,519(前期末29,099、↑2,420)
- 純資産:9,931(前期末9,526、↑405)
- 負債合計:21,589(前期末19,572、↑2,016)
- 自己資本比率:31.5%(前期末32.7%)
- 収益性(第1四半期累計、対前年同四半期)
- 売上高:4,921百万円(△31.6%、前年7,192百万円)
- 営業利益:411百万円(△44.3%、前年737百万円)、営業利益率 8.35%(411/4,921、目安:5~10%は良好領域)
- 経常利益:180百万円(△69.7%、前年594百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:115百万円(△70.1%、前年384百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):3.83円(前年13.04円)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:13.1%(通期目標に対してやや低め)
- 営業利益進捗率:10.8%(通期目標に対してやや低め)
- 純利益進捗率:5.8%(通期目標に対して遅れ)
- 過去同期間との比較:前年同期は第1四半期で高めの実績(売上7,192百万円)であり、今期は引渡数減で例年ペースより遅い。
- 財務の安全性
- 自己資本比率:31.5%(目安:40%以上で安定。31.5%はやや低めだが致命的ではない)
- 負債/純資産比(D/E相当):約2.17倍(21,589 / 9,931、負債依存度が高め)
- 流動比率:流動資産29,111 / 流動負債13,263 ≒ 219%(流動性は良好)
- 効率性
- 売上高営業利益率は約8.4%で堅調だが、前年同期比で低下。
- 総資産回転等の詳細は開示値からは算出困難だが、販売用不動産・仕掛販売用不動産の増加(在庫化)が総資産増加の主因。
- セグメント別(第1四半期)
- 不動産開発:売上33,357百万円(△43.3%)、セグメント利益4,039百万円(△47.2%)
- 不動産賃貸:売上389百万円(△7.4%)、セグメント利益12百万円(+234.8%)
- 不動産仲介:売上0百万円(前年33百万円)、セグメント利益0百万円(前年33百万円)
- 建設事業:売上1,173百万円(+42.6%)、セグメント利益7百万円(前年は66百万円の損失)
- その他:売上11百万円(+367.4%)、セグメント利益11百万円(+376.6%)
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年7月期(実績):年間12.00円(第2四半期末5.50円、期末6.50円)
- 2026年7月期(予想):年間13.00円(第2四半期末6.50円、期末6.50円)
- 直近の配当予想修正:無し
- 配当利回り:–(株価情報の提示無しのため算出不可)
- 配当性向:通期予想ベースの配当性向は資料に明示なし(推定不可)。直近期では配当継続方針を維持。
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買いの記載は無し。ただし、当期に新株予約権行使により資本金増加あり。
セグメント別情報(補足)
- 不動産開発事業:第1Q引渡が前年より減少(5棟→前年10棟)、仕入コスト低減・立地選定で耐性強化を図るが、売上・利益は大幅減。
- 不動産賃貸事業:高稼働率維持、AI査定や賃料戦略等で収益性改善(利益大幅増)。
- 建設事業:竣工・引渡しによる売上拡大で前年の損失から黒字転換。
- 仲介事業:当四半期は仲介収入発生無し(前年は小額)。
- 戦略:主要ブランド(EL FARO、MIJAS)の一貫提供(開発→管理)でリピートを狙う“ワンストップ”モデルを継続。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内に具体的数値目標の更新は無し。会社は中期の事業基盤は堅調と説明。
- KPI達成状況:開発物件の仕入・引渡の進捗が中期目標達成の鍵。資料上のKPI(稼働率等)は定性的に高水準維持を主張。
競合状況や市場動向
- 市場動向:住居系投資用不動産は海外投資家需要が堅調。ただし金利動向・建設費高止まり・土地価格上昇が価格形成に影響。
- 競合比較:同業他社との相対評価は本資料の範囲外(–)。ただし、ブランド力とワンストップ提供は競争優位性の要素。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想は unchanged:売上37,600百万円(前期比+26.2%)、営業利益3,800百万円(前期比+12.6%)、当期純利益2,000百万円(前期比+5.6%)。
- 第2四半期累計予想(会社公表):売上16,100百万円、営業利益1,400百万円、当期純利益600百万円。
- 会社の前提条件等詳細は添付資料(当四半期決算に関する定性的情報)を参照。
- 予想の信頼性:会社は通期見通しを据え置き。第1Qの進捗は遅れ感があるが、開発案件の引渡が下期に偏る場合は通期達成可能性あり。過去の達成傾向は資料から明確ではない(–)。
- リスク要因:
- 金利上昇と借入コストの増加(支払利息増加が経常を圧迫)
- 建設工事費・材料価格の高止まり
- 引渡スケジュールの遅延や販売市況の変化
- 海外投資家の動向や為替(円安等)が需給に影響
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 四半期レビュー:独立監査人による期中レビュー(報告書あり)で重要な問題は指摘されていない。
- 株主資本の変動:当期に新株予約権の行使で資本金及び資本剰余金が各236,676千円増加(資本金851,080千円等に増加)。
- キャッシュ・フロー計算書:第1四半期累計期間の連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない。
- 継続企業の前提:注記なし(該当事項無し)
(注)本まとめは開示資料に基づく情報整理であり、投資判断や個別銘柄の推奨を行うものではありません。不明・非公表の項目は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8927 |
| 企業名 | 明豊エンタープライズ |
| URL | http://www.meiho-est.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 不動産 – 不動産業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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