2025年6月期 決算説明会資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 連結ネットワーク拡大(M&A)と経営支援型プラットフォームで増収増益の好循環を回し、中期計画「メイホーサーティービリオンドライブ(2026–2028)」で連結売上300億円・EBITDA30億円を目指す(代表取締役社長 尾松豪紀)。
- 業績ハイライト: 売上高13,007百万円(前期比+2,659百万円、+25.7%)(良い)。営業利益472百万円(前期比+326百万円、+221.9%)(良い)。EBITDAは1,015百万円(前期比+426百万円、+72.1%)でLTMベースでも1,000百万円超え(良い)。親会社株主に帰属する当期純利益は168百万円(前期 △88→168)(良い)。
- 戦略の方向性: 「従業員承継型M&A」を軸に非連続成長を狙うとともに、各社のオーガニック成長を支える企業支援プラットフォームを強化。中期でM&Aによる規模拡大+オーガニック成長の両面で300億円を目指す。
- 注目材料: 今期は今田建設・レゾナゲート等の通年寄与、M&A関連費用の縮小が利益押し上げに寄与。長期借入の圧縮により自己資本比率が26.5%→33.1%、ネットDEレシオ0.90→0.45に改善(良い)。一方で現預金は1,352→754百万円と減少(懸念)。政策リスクとして「ガソリン税暫定税率廃止」による公共事業縮小リスクを開示(注目)。社名変更(子会社ブランディング)を10/1実施予定(運営面の一体化狙い)。
- 一言評価: グループ拡大の効果が利益面に表れ始め、財務健全化も進むが、公共投資依存やM&A初期費用・のれん償却の短期影響に注意が必要。
基本情報
- 企業概要: 株式会社メイホーホールディングス(証券コード:7369)
- 主要事業分野: 建設コンサルタント、補償コンサルタント、測量・地質調査、建設業、人材派遣、警備、介護等(子会社群の経営管理・支援)
- 代表者名: 代表取締役社長 尾松 豪紀(おまつ ひでとし)
- 説明者: 発表者 代表取締役社長 尾松豪紀(発言概要:業績報告、M&A・中期計画の説明、財務改善状況と今後の成長戦略提示)
- 報告期間: 対象会計期間 2025年6月期(通期)/2026年6月期は予想(通期)
- セグメント: 事業セグメントは以下(資料記載)
- 建設関連サービス(建設コンサル等)
- 人材関連サービス(人材派遣等)
- 建設(建設工事等)
- 介護(通所介護、住宅型有料老人ホーム等)
業績サマリー
- 主要指標(2025年6月期 実績、単位:百万円)
- 売上高: 13,007(前期比+2,659、+25.7%)(良い)
- 営業利益: 472(前期比+326、+221.9%)(良い)
- 営業利益率: 約3.63%(472/13,007)
- EBITDA: 1,015(前期比+426、+72.1%)(良い)
- 経常利益: 444(前期比+356、+401.4%)(良い)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 168(前期 △88→168)(良い)
- 1株当たり利益(EPS): –(未記載)
- 予想との比較:
- 会社予想に対する達成率: 期中の会社予想対比データは未記載(達成率 –)
- サプライズの有無: 特段のサプライズ記載なし(のれん償却減少やM&A関連費用減少が増益要因と説明)
- 進捗状況(対2026年6月期予想ベース):(単位:百万円/進捗率)
- 通期予想(2026年6月期): 売上高13,500、営業利益540、親会社株主純利益200
- 進捗率(2025実績÷2026予想): 売上 13,007/13,500 = 96.4%(良い)、営業利益 472/540 = 87.4%(良い)、純利益 168/200 = 84.0%(良い)
- 中期経営計画(2028年6月期:売上300億円、EBITDA30億円、EBITDAマージン10%)に対する進捗は現状規模から差は大きく、M&A中心の拡大が前提
- 過去同時期との進捗率比較: LTMで売上・EBITDAは増加トレンド(売上:7,371→13,007等、EBITDA:679→1,015 LTM推移)(良い)
- セグメント別状況(2025/6期 実績、単位:百万円)
- 建設関連サービス: 売上 4,172(前期比+242、+6.2%)、営業利益 567(前期比+112)(良い)
- 人材関連サービス: 売上 3,504(前期比+1,067、+43.8%)、営業利益 205(前期比+81)(良い)
- 建設: 売上 4,454(前期比+1,263、+39.6%)、営業利益 227(前期比+276)(良い)
- 介護: 売上 878(前期比+85、+10.7%)、営業利益 99(前期比△28、減益)(懸念)
- 全社調整: 営業費用負担等で差引影響あり(営業利益で△626百万円)
業績の背景分析
- 業績概要: グループネットワーク拡大(M&A)に伴う売上寄与が主因。今田建設・レゾナゲート等の通年寄与、M&A関連費用の減少が営業利益増に寄与。EBITDAは1,000百万円超へ到達。
- 増減要因:
- 増収の主因: グループ加入企業の通年寄与(建設・人材中心)、人材派遣の伸長(良い)。
- 増益の主因: 売上総利益の拡大、M&A関連の一時費用減(良い)。
- 減益要因(セグメント別): 介護は新規事業(住宅型有料老人ホーム)開設に伴う先行コストで営業減益(懸念)。建設ではのれん償却増加がマイナス要因だが、今田建設の通年寄与で補填。
- 競争環境: 地域密着型の中堅・中小企業ネットワークで公共・民間工事、人材派遣、介護サービスを多拠点で提供。競合との定量比較は未提示(–)。競争優位性は「地域ネットワーク」と「許認可を有する事業群」による参入障壁(良い)。
- リスク要因:
- 公共事業依存のリスク(ガソリン税暫定税率廃止で公共事業縮小の可能性):明示(高リスク)
- 受注タイミング・工期のズレによる単年度業績の変動(建設関連):資料でも注意喚起(不確実性)
- のれん償却やM&A初期費用の一時的な収益圧迫(短期)
- 現金の減少・流動資産減は流動性観点で留意(懸念)
戦略と施策
- 現在の戦略: 中期経営計画「メイホーサーティービリオンドライブ(2026–2028)」で連結売上300億円、EBITDA30億円(EBITDAマージン10%)を目標。戦略柱は(1)従業員承継型M&A推進(非連続成長)、(2)企業支援プラットフォーム提供によるオーガニック成長支援。
- 進行中の施策: M&Aによるグループ拡大(直近のナスキーキャリア取得等)、加入企業の経営支援(業務受注支援や管理機能強化)、長期借入金圧縮による財務改善。
- セグメント別施策:
- 建設関連サービス/建設: 受注拡大と低利益業務の改善、顧客関連資産の償却完了で償却費減(予想で利益率改善を見込む)。
- 人材関連: 新加入(ナスキーキャリア等)の通年寄与、派遣需要取り込み、警備の入札受注で拡大。
- 介護: 管理・人員体制強化(システム、人員投資)と事業区分変更に伴う介護報酬単価影響を織り込み、事業体制強化フェーズ。
- 新たな取り組み: 子会社の社名変更(第一防災→メイホーガーディア、ナスキーキャリア→メイホーアークス、10/1予定)によるグループブランディング強化。
将来予測と見通し
- 業績予想(2026年6月期 会社予想、単位:百万円): 売上高 13,500(前期比+493、+3.8%)、営業利益 540(+68、+14.4%)、経常利益 530(+86、+19.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益 200(+32、+18.9%)。(会社表明)
- 予想の前提条件: 新たなM&A効果は想定外(別途加味しない)、公共事業の縮小リスク(ガソリン税廃止)を踏まえオーガニック成長は約5億円程度を見込む旨を注記。
- 経営陣の自信度: 中期計画と整合した計画を提示。過去のM&A効果の寄与・財務改善実績を踏まえ一定の実現性を想定しているが、外部要因変動を注意喚起。
- 予想修正: 通期予想の修正有無は今回資料での発表なし(修正なし)。
- 中長期計画: 2028年目標(売上300億円、EBITDA30億円)。目標達成の主手段はM&Aによる非連続成長+オーガニック成長(進捗未達成だが方針は明確)。
- 予想の信頼性: 過去の実績ではM&A初期に仲介手数料・のれん償却等が一時的に利益を圧迫するが、のれん償却後は収益底上げへ繋がると説明(保守的要素あり)。
- マクロ経済の影響: 為替・金利影響の直接的記載なし。主要リスクとして公共投資動向(ガソリン税問題)を挙げている。
配当と株主還元
- 配当方針: 明確な配当方針の記載は資料中に無し(–)。
- 配当実績: 中間配当、期末配当、年間配当の記載なし(–)。
- 特別配当: なし(–)。
- その他株主還元: 自社株買い等の記載なし(–)。
製品やサービス
- 製品: 建設コンサル、測量、地盤調査、建設工事(国道維持・地下鉄関連等)、介護施設運営、人材派遣・警備サービス等。主要案件は地域の公共関連工事・人材派遣案件等。
- サービス: 地域密着型の建設・コンサル・介護・人材サービスを全国複数拠点で提供。顧客は地方自治体・元請企業・民間企業等。
- 協業・提携: 資本提携によるグループ加入(22社体制)で事業の相互補完。
- 成長ドライバー: M&Aによる規模拡大、既存グループ会社のオーガニック成長(受注拡大・派遣伸長)、企業支援プラットフォームの強化。
Q&Aハイライト
- 経営陣の姿勢: M&Aとグループ統合による成長重視、財務健全化を優先する姿勢が示されている(資本政策やリスク管理に前向き)。
- 未回答事項: EPS、配当方針、具体的なM&Aターゲットや買収スケジュール等は明示なし(–)。
- ポジティブ要因:
- 売上・営業利益・EBITDAの大幅改善(2025/6期 売上+25.7%、営業利益+221.9%、EBITDA+72.1%)(良い)
- EBITDAがLTMで1,000百万円を突破(良い)
- 財務改善(総資産減、長期借入金圧縮、自己資本比率26.5%→33.1%、ネットDEレシオ0.90→0.45)(良い)
- グループネットワーク(22社)による受注基盤・地域プレゼンス(良い)
- ネガティブ要因:
- 現預金減(1,352→754百万円、△598百万円)(懸念)
- 介護事業は投資先行で減益(懸念)
- 公共事業依存度(ガソリン税暫定税率廃止リスク)により受注環境が悪化する可能性(高リスク)
- のれん償却・M&A初期費用の収益圧迫(短期的な負担)
- 不確実性: M&Aの取得・統合の成否、受注タイミング(建設セグメントのばらつき)、マクロ政策(公共投資)動向。
- 注目すべきカタリスト: 今後のM&A発表、四半期ごとの受注残高変動、2026年6月期通期業績(達成度)、中期計画に関する具体的施策の公表。
重要な注記
- 会計方針: のれんは個社単体計上分を含む。のれん償却が収益に影響する旨の説明あり。
- リスク要因: 資料末尾に将来見通しの不確実性・前提条件に関する注意事項を明記(実際業績は変化する可能性がある旨)。
- その他: IR窓口(経営企画部)・問合せフォームが資料に記載。社名変更(子会社)等の組織・ブランディング動向あり。
(不明な項目は — と表記しました。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 7369 |
| 企業名 | メイホーホールディングス |
| URL | https://meihoholdings.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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