2025年8月期 第3四半期決算説明資料

エグゼクティブサマリー

  • 経営陣のメッセージ: 第3四半期で売上・利益とも過去最高を更新。4Qはプロダクト開発やマーケティングへ追加投資を行うが、通期業績予想は達成(むしろ超過見込み)であり、配当予想を一株当たり18円から19円に上方修正。
  • 業績ハイライト: 第3四半期(単四半期)は売上高1,418百万円(前年同期比+25.2%:良)、営業利益244百万円(前年同期比+19.6%:良)、四半期純利益179百万円(前年同期比+26.3%:良)。3Q累計では売上高4,228百万円(累計YoY+33.0%:良)、営業利益1,045百万円(累計YoY+40.4%:良)。
  • 戦略の方向性: ブランディング強化(認知広告・新チャネル)、法人向け(LMS等)強化、サブスク事業の拡大(SHADOTEN、SUPIFUL、DiaTalk)、単語アプリなどプロダクト投資、M&Aによる領域拡大。
  • 注目材料: ①第3Qで過去最高更新、②300百万円上限の自己株式取得実施、③配当予想を18円→19円に上方修正、④京都校開設・法人向けLMS開発・単語アプリ開発(COMING SOON)。
  • 一言評価: サブスクの高成長を背景に収益性も改善、成長投資と株主還元の両立を意図する経営(ポジティブだが採用・投資の実行が鍵)。

基本情報

  • 企業概要: 株式会社プログリット(PROGRIT Inc.)、主要事業は英語コーチングサービス(PROGRIT)及びサブスクリプション型英語学習サービス(SHADOTEN、SUPIFUL、DiaTalk)。代表取締役社長 岡田祥吾。
  • 説明会情報: 開示日 2025年7月9日、資料は「決算説明資料(2025年8月期 第3四半期)」。説明会形式・参加対象の明記は資料中に無し(–)。
  • 説明者: 主要経営陣(代表取締役社長 岡田祥吾、取締役副社長 山碕峻太郎、取締役CFO 谷内亮太等)。発言の概要は「第3Qで過去最高の業績」「4Qに追加投資を実施しつつ通期予想を上回る見込み」「配当を上方修正」等。
  • 報告期間: 対象会計期間 第9期:2024年9月1日~2025年8月31日(第3四半期は2025年3月~2025年5月想定)。報告書提出予定日・配当支払開始予定日は資料に明記なし(–)。
  • セグメント:
    • 英語コーチングサービス(PROGRIT): 専任コンサルタントが伴走する高単価コーチング(複数プラン)。
    • サブスクリプション型英語学習サービス: SHADOTEN(シャドーイング添削)、SUPIFUL(発話トレーニング)、DiaTalk(AI英会話)等の月額/年額サービス。

業績サマリー

  • 主要指標(単位:百万円。前年同期比は必ず%表記)
    • 売上高(第3四半期 単四半期): 1,418 百万円、前年同期比 +25.2%(良)
    • 売上総利益(第3四半期): 1,039 百万円、前年同期比 +28.7%(良)
    • 営業利益(第3四半期): 244 百万円、前年同期比 +19.6%(良)
    • 営業利益率(第3四半期): 17.3%(前年同期比 -0.8pt)
    • 経常利益(第3四半期): 245 百万円、前年同期比 +19.6%(良)
    • 四半期純利益(第3四半期): 179 百万円、前年同期比 +26.3%(良)
    • 1株当たり利益(EPS): 第3四半期の明示値なし(–)。通期予想EPS(期初)62.82円、修正レンジ64.38〜66.14円(参考)。
  • 予想との比較:
    • 会社予想に対する達成率(3Q累計ベース): 売上高3Q累計進捗率 74%(売上目標5,700百万円に対して3Q累計4,228百万円)、営業利益3Q累計進捗率 98%(営業利益目標1,070百万円に対して3Q累計1,045百万円)。
    • サプライズの有無: 会社は4Qに追加投資を行いつつ通期予想を超過する見込みと表明。配当上方修正(18→19円)はポジティブサプライズ。
  • 進捗状況:
    • 通期予想に対する進捗率(3Q累計): 売上 74%(順調/良)、営業利益 98%(ほぼ達成)。
    • 中期経営計画や年度目標に対する達成率: 明確な中期数値目標の対比は資料に無し(–)。
    • 過去同時期との進捗比較: 3Q累計売上は前年同期比 +33.0%(成長)、営業利益は累計 +40.4%(成長)。
  • セグメント別状況(第3四半期 単四半期)
    • 英語コーチングサービス: 売上 853 百万円、前年同期比 +12.8%(成長だが伸び鈍化)
    • 売上構成比(3Q累計ベース): 約63%(大部分を占める)
    • 増減要因: コンサルタント数の一時的減少により供給制約があり、3Qは前四半期比で減少(採用で供給回復見込み)。
    • サブスクリプション型サービス: 売上 564 百万円、前年同期比 +50.0%(高成長/良)
    • 3Q累計ベース構成比: 約37%(拡大中)
    • ドライバー: シャドテンの有料会員数増加(3Q有料会員数 YoY +29.9%)、Spiful寄与、プロダクト改善とマーケティング加速。

業績の背景分析

  • 業績概要: サブスク事業の高成長が総収益の底上げを牽引。英語コーチングは供給(コンサルタント)一時的な制約で伸びが限定されたが、総合で過去最高を更新。
  • 増減要因:
    • 増収の主因: サブスクリプション型サービスの伸長(+50.0% YoY、特にシャドテンが牽引)、認知拡大施策(マーケティング強化)。
    • 減収要因(コーチング側): 第3四半期は英語コンサルタント数の減少により供給制約が生じ、英語コーチングの伸びが抑制。
    • 増益の要因: 売上総利益率が高水準(73%)で推移し、売上増が利益に効率良く貢献。
    • コスト要因: S&M投資(認知広告・新チャネル等)増加により販管費増(S&Mの対売上比上昇)。G&Aは採用強化による一時増、R&Dはプロダクト投資で増加。
  • 競争環境: オンライン英会話や他サブスク系サービスとの競争。プログリットは「人(専任コンサルタント)×データ×テクノロジー」を強みとし、コーチング領域で差別化。法人研修市場への参入余地(取引先企業数326社、他社比で開拓余地あり)。
  • リスク要因: コンサルタントなど人材採用・定着の遅れ(供給制約)、マーケティング投資のROI、AI技術の進展が学習需要に与える影響(趣味向け需要の変動)、季節性(営業日差で四半期売上差が最大約8.8%)、規制・法改正、サプライチェーンは限定的だが外部経済変動。

戦略と施策

  • 現在の戦略:
    • ブランディング強化による認知拡大(電車広告、動画広告、指名検索増加を目指す)
    • 法人向けビジネス強化(LMS「PROGRIT Learning Studio」開発、法人研修の導入拡大)
    • サブスクプロダクト強化(シャドテンの供給体制強化、SUPIFULの機能拡充、DiaTalkの普及)
    • データドリブンでサービス品質向上、人材投資によるコンサルタント品質維持
    • M&Aによる事業領域拡大(数億〜数十億円規模を想定)
  • 進行中の施策:
    • 新校舎(京都)開設(2025年5月6日開校)による関西強化
    • 単語アプリ開発(COMING SOON)
    • 法人向けLMS開発(学習状況の可視化・定量評価機能)
    • シャドテンの添削者研修・独自添削システムで供給体制整備
    • 自己株式取得(上限300百万円、取得期限2025年6月30日)
  • セグメント別施策:
    • 英語コーチング: 価格改定(3ヶ月プラン3万円の改定)、コンサルタント職の純増(期末までに26〜31名の純増見込み)、校舎増設。
    • サブスク: プロダクト改善で解約率低減、マーケティング加速、プロダクトチームの増員(エンジニア10名程度を正社員化予定)。
  • 新たな取り組み: 新広告チャネル(アドトラック等)への挑戦、インフルエンサー連携、単語アプリ、LMS、海外展開準備(機能開発・プレマーケティング)。

将来予測と見通し

  • 業績予想(2025年8月期 通期予想)
    • 売上高: 5,700 百万円(前年比 +28.0%:良)
    • 売上総利益: 4,115 百万円(前年比 +28.6%:良)、売上総利益率 ~72.2%(高水準)
    • 営業利益: 1,070 百万円(前年比 +29.8%:良)、営業利益率 18.8%
    • 経常利益: 1,072 百万円(前年比 +31.2%)
    • 当期純利益: 784 百万円(前年比 +28.5%)
  • 予想の前提条件:
    • 英語コーチングは20~25%成長、サブスクは35~45%成長を想定。
    • S&M比率は概ね30~40%を想定(認知投資を含む)。
    • コンサルタント職は期末までに純増 26~31 名(採用含む)。
    • 為替等の外部前提は特記無し(–)。
  • 予想の根拠と経営陣の自信度: 第3Q累計で売上・利益の進捗が順調(売上74%、営業利益98%)であり、4Qに追加投資を行っても通期予想を上回る見込みと経営が表明。配当上方修正による自信の表明も含む。
  • 予想修正:
    • 通期業績予想自体は据え置きだが、配当予想を18円→19円に上方修正。会社は追加投資後も営業利益は業績予想を超過すると見込む旨を表明。
  • 中長期計画:
    • 市場拡大(成人向け語学市場→幼児・子供、留学関連、法人研修等へ展開)、M&Aによる領域拡大、法人向けサービス拡充を中長期の柱とする。具体的な数値目標は資料に明確な中期数値無し(–)。
  • 予想の信頼性: 直近の進捗(特に営業利益の進捗98%)は高い達成性を示すが、4Qの追加投資や採用動向が結果に影響。過去の予想達成傾向は資料で詳細示されていない(–)。
  • マクロ経済の影響: 為替や景況感、広告費相場の変動等が影響し得るが、資料上では具体的な想定値は提示なし(–)。

配当と株主還元

  • 配当方針: 配当性向は「30%を目安に安定的かつ継続的に配当を実施」。
  • 配当実績:
    • 2023/8期: 無配
    • 2024/8期(実績): 13.00 円
    • 2025/8期(期初予想): 18.00 円 →(修正予想) 19.00 円(上方修正:良)
    • 1株当たり当期純利益(参考): 2025期初予想 62.82円、修正レンジ 64.38~66.14円 → 配当性向は約28.7%〜29.6%(19円ベース、目安で30%近傍)。
  • 特別配当: なし(資料に記載なし)。
  • その他株主還元: 自己株式取得(上限300百万円、取得期限:2025年6月30日まで)を実施済み。

製品やサービス

  • 主要製品/サービス:
    • PROGRIT(英語コーチング): 専任コンサルタントによる伴走型コーチング、オーダーメイドカリキュラム、学習アプリでの自学促進。コース体系は複数(2ヶ月/3ヶ月/6ヶ月等)。
    • SHADOTEN(シャドテン): シャドーイング特化アプリ、毎日プロが添削、月額 21,780円(税込)。
    • SUPIFUL(スピフル): ビジネス特化の発話トレーニング、AI添削・瞬発力測定、月額 5,478円/月(年額プラン有)。
    • DiaTalk(ディアトーク): AI英会話サービス、月額 4,380円/月(年額プラン有)。
    • 単語アプリ: スキマ時間で学べるビジネス英単語アプリ(COMING SOON)。
    • 法人向けLMS「PROGRIT Learning Studio」: 学習状況の可視化、効果測定、ROI最大化を狙う。
  • 協業・提携: 資料に具体的協業先は限定的(法人導入事例としてパナソニックエナジー等の導入実績紹介あり)。
  • 成長ドライバー: サブスクの会員増(特にシャドテンの拡大)、法人研修市場の開拓(企業導入数326社)、プロダクト化(単語アプリ、LMS)、M&A。

Q&Aハイライト

  • 注目の質問と回答: 資料中のQ&Aセッションの逐次記載は無し(–)。ただし決算資料から読み取れる重要点は「4Qで追加投資をする一方で通期見通しを超過する見込み」「配当を上方修正」の経営判断。
  • 経営陣の姿勢: 成長投資と株主還元の両立を明確に志向。ブランド投資やプロダクト強化に積極的。
  • 未回答事項: M&Aの具体ターゲット、海外展開のスケジュール詳細、4Q投資のROIや定量的見込み、詳細な人材採用タイムライン等は明示されていない(–)。
  • ポジティブ要因:
    • サブスク事業の高成長(+50.0% YoY)により売上構成の拡大と高い売上総利益率(約73%)を確保。
    • 第3Q累計で通期目標に対する進捗が良好(売上74%、営業利益98%)。
    • 配当引上げ(18→19円)と自己株取得実施。法人向けLMSや新アプリ等のプロダクト投資で中長期のLTV向上を狙う。
  • ネガティブ要因:
    • コンサルタント(供給側)リソースの遅れが英語コーチングの成長抑制要因となり得る。
    • S&M費用の一時的増加(新チャネル・認知広告)で短期的に販管費負担が増加。
    • AI等技術進展が趣味目的の需要を変化させるリスク(影響はプラス・マイナス混在)。
  • 不確実性:
    • 4Qの追加投資が予定通り効果を出すか、採用計画が計画通り進むかで通期超過の可否が左右される。
    • M&Aの実行・統合リスクや海外展開の成否。
  • 注目すべきカタリスト:
    • 4Q決算(通期着地・投資の効果)、自己株式取得の消化状況、配当実施(期末配当の正式発表)、単語アプリ・LMSのローンチ進捗、採用(コンサルタント)状況、主要KPI(シャドテン有料会員数・解約率など)。

重要な注記

  • 会計方針: 資料における金額は小数点以下切捨て。過去の一部期(2017/8〜2019/8)は監査未実施の旨記載。その他会計方針の変更記載は資料に無し(–)。
  • リスク要因: 資料末尾の注意事項にある通り、将来予想には不確実性があり経済状況や需要変化等で差異が生じ得る旨を明記。
  • その他: 資料は情報提供目的であり有価証券の勧誘を目的とするものではない旨。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 9560
企業名 プログリット
URL https://www.progrit.co.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – サービス業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。