2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社が公表している通期予想に対する数値修正は無し。四半期・中間累計は会社予想からの修正なし(ほぼ予想通り)。市場予想との比較は資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:中間期は増収(対通期進捗で安定)・営業黒字(営業利益 10,863 千円)だが、通期では営業赤字見込み(通期営業損失 ▲60,000 千円)で、上半期の黒字を下半期で相殺する見込み。
- 注目すべき変化:開示方式を「連結」から「非連結」に変更しており、前年中間期との直接比較が不可(前年中間期は連結開示)。セグメントではDX事業が収益の大半(売上高の約98%)を占め、コンテンツ事業は赤字継続。
- 今後の見通し:通期予想は現時点で修正なし。中間期実績で通期売上の約52.9%を達成しており売上進捗は良好だが、通期損益見通しが赤字のため下期に大きな費用・投資や売上変動が見込まれる可能性あり。
- 投資家への示唆:・DX事業が業績の主力であり収益基盤は安定している点は評価できるが、通期で赤字予想となっている点は注視(下期に何が想定されているか、投資・案件獲得状況を説明会で確認が必要)。また報告方式変更により前年比較が難しいため、トレンド把握では今後の四半期開示を確認する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社アイフリークモバイル
- 主要事業分野:コンテンツ事業(子ども向け絵本等のコンテンツ制作・配信等)およびDX事業(生成AI、データサイエンス、クラウド等を用いたDX支援)
- 代表者名:代表取締役社長 吉田 邦臣
- 連絡先:管理部長 三宅 公崇、TEL 03-6274-8901
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)=2025年4月1日~2025年9月30日(非連結)
- 決算説明資料作成の有無:有(開示済み、TDnetおよび同社サイト)
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、2025年12月3日開催予定)
- セグメント:
- コンテンツ事業:自社チャンネル運営、コンテンツ制作、外注削減等で収益化模索(中間売上 14,310 千円、セグメント損失 △6,354 千円)
- DX事業:生成AI・データサイエンス・クラウド等の受託・サービス提供(中間売上 946,324 千円、セグメント利益 135,099 千円)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):22,239,641 株(2026年3月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期):21,528,165 株
- 時価総額:–(記載なし)
- 今後の予定:
- 決算発表:本中間決算は2025/11/14に開示済み
- IRイベント:機関投資家・アナリスト向け説明会 2025/12/03(予定)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較)
- 売上高:960,635 千円。通期予想 1,816 百万円(=1,816,000 千円)に対する進捗率 52.9%(売上は通期に対して順調な進捗)。
- 営業利益:10,863 千円。通期予想は営業損失 ▲60,000 千円(会社予想は赤字)。中間で黒字を確保しているが、通期予想との差は大きく、通期ベースでは下期に損失計上を見込む計画。
- 純利益:13,307 千円。通期予想は当期純損失 ▲63,000 千円。中間黒字と通期赤字見込みの乖離がある(下期で大幅な損失を見込んでいる可能性)。
- サプライズの要因:
- セグメントではDX事業が堅調で高利益を確保(セグメント利益 135,099 千円)。一方、コンテンツ事業は売上小幅かつ損失継続(セグメント損失 △6,354 千円)。
- 財務面では新株予約権の行使により株式発行による資金調達(69,300 千円)を実施し、長期借入金の返済(36,804 千円)で純負債改善に寄与。
- 通期への影響:
- 会社予想は未修正のまま。中間黒字であるが通期赤字予想が残るため、下期に大きな支出(投資費用、減損、案件変動など)が予定されている可能性がある。通期予想達成の可否は下期の収益動向と費用計上次第。
財務指標
- 要点(中間期:2025/9/30)
- 売上高:960,635 千円
- 売上原価:716,588 千円
- 売上総利益:244,047 千円(売上総利率 25.4%)
- 販管費:233,183 千円
- 営業利益:10,863 千円(営業利益率 1.13%)※低め
- 経常利益:13,572 千円
- 中間純利益:13,307 千円
- 1株当たり中間純利益(EPS):0.62 円(潜在株式調整後 0.61 円)
- 前期末(2025/3/31)との財政状態の差分
- 総資産:1,392,763 千円(前期末 1,392,185 千円、+577 千円、ほぼ横ばい)
- 純資産:942,390 千円(前期末 859,783 千円、+82,607 千円、+9.6%)
- 負債合計:450,372 千円(前期末 532,402 千円、−82,029 千円、−15.4%)→ 負債減少
- 自己資本比率:67.4%(前期末 61.4% → 安定水準、改善)
- キャッシュフロー
- 営業CF:+40,498 千円(プラス、回収等で改善)
- 投資CF:+827 千円(利息受取等が中心、設備投資は小幅)
- 財務CF:+30,388 千円(新株予約権行使による収入 69,300 千円、長期借入金返済 △36,804 千円)
- 現金及び現金同等物増減:+71,715 千円 → 期末 1,075,331 千円(潤沢)
- 財務安全性
- 自己資本比率 67.4%(安定水準、目安40%以上に対して良好)
- 長期借入金(期末)177,312 千円、1年内返済予定の長期借入金 73,608 千円(合計借入約 250,920 千円)
- 流動比率:流動資産 1,384,250 / 流動負債 271,626 ≒ 509%(高い安全性)
- 効率性
- 総資産回転率(中間期):売上 960,635 / 総資産 1,392,763 ≒ 0.69 回/年相当(中間期換算での概算)
- 売上高営業利益率:1.13%(現状低い)
- セグメント別(貢献度)
- 売上構成:DX事業 946,324 千円(98.5%)、コンテンツ事業 14,310 千円(1.5%)
- 利益構成:DX事業が主要な黒字(135,099 千円)→ 全社費用調整で最終営業利益 10,863 千円
配当
- 中間配当:0.00 円(支払無し)
- 期末配当(予想含む):通期予想 0.00 円(無配の見込み)
- 年間配当予想:0.00 円(修正無し)
- 配当利回り:–(株価依存、配当は0)
- 配当性向:–(通期見通しが赤字のため未適用)
- 特別配当・自社株買い:該当無し(開示なし)
- 株主還元方針:現時点で配当維持見込みは無し(直近発表の配当予想に変更無し)
セグメント別情報
- コンテンツ事業
- 売上高:14,310 千円(小規模)
- セグメント損失:△6,354 千円(赤字)
- 状況・戦略:外注加工費・広告削減で利益構造改善を継続。コンテンツのマネタイズ多角化(例:子ども向け「ライトアニメ®」の制作・Netflix国内独占配信決定〈2025年10月開始〉等)に注力。
- DX事業
- 売上高:946,324 千円(主要収益源)
- セグメント利益:135,099 千円(高収益)
- 状況・戦略:2025年4月からの新体制で生成AI・データサイエンス・クラウド等の専門人材育成と高単価案件獲得を推進。売上は安定的。
- セグメント戦略総括:DX事業が収益を支える一方、コンテンツ事業は将来の収益源拡大に向けた投資・事業開発段階。事業構造の偏り(DX依存)は引き続き留意点。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内に明確な数値目標は記載なし(–)
- KPI達成状況:公開KPIは特記無し。DX事業の収益性向上とコンテンツのマネタイズ拡大が中期の焦点と推察される。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業・類似企業との比較データは本資料に記載なし(–)。ただし、生成AI・DX支援領域は競争激化かつ高付加価値案件の獲得次第で収益性が大きく変動する業界特性あり。
- 市場動向:国内経済は緩やか回復だが消費マインド下振れ懸念。コンテンツ分野では配信プラットフォームとの連携(例:Netflix)がマネタイズ面でプラス材料。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上高 1,816 百万円(対前期 △9.4%)、営業損失 △60 百万円、経常損失 △63 百万円、当期純損失 △63 百万円、1株当たり当期純損失 △2.96 円
- 次期予想:–(記載なし)
- 会社予想の前提条件:添付資料P.2参照(詳細は説明会資料で公開予定)
- 予想の信頼性:現時点では中間黒字だが通期赤字予想のため、会社側は下期に何らかのコスト計上や投資を見込んでいる可能性が高い。過去の予想達成傾向については本資料での開示なし(–)。
- リスク要因:
- 収益依存度の高さ(DX事業集中)
- コンテンツ事業の黒字化不確実性
- 下期での大幅な費用計上(投資・案件での損失等)
- マクロリスク(為替・景気・規制等)
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 開示方式変更:2025年3月期第3四半期より非連結開示に変更 → 前中間期(2025年3月期中間)は連結開示のため前年同期間比較を行っていない点に留意。
- 株主資本の変動:2025年7月1日付で減資(資本金の減少と資本剰余金振替)および第18回新株予約権行使で資本金・資本剰余金が増加(当中間期末で資本金 45,073 千円、資本剰余金 758,496 千円)。
- 開示の補足:中間決算短信は公認会計士・監査法人のレビュー対象外。
- その他重要事象:該当無し(重要な後発事象なし)
(注)
- 不明な項目は “–” として記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3845 |
| 企業名 | アイフリークモバイル |
| URL | http://www.i-freek.co.jp |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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