2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の直近通期予想を上方修正(売上収益168,000百万円→前回比+2,000百万円、営業利益33,000百万円→+3,000百万円、親会社帰属当期利益26,300百万円→+2,300百万円)。市場予想との差異は資料上不明のため記載なし(–)。
  • 業績の方向性:中間(累計)では増収増益(売上収益79,647百万円:+0.4%/営業利益19,580百万円:+9.6%)。ただし親会社帰属中間利益は15,760百万円(△3.7%)で減少。
  • 注目すべき変化:販売面ではウプトラビやフィンテプラが伸長。研究開発費の減少により営業利益は増加した一方、法人所得税費用の増加で親会社帰属利益は減少。
  • 今後の見通し:通期予想はアーリーダの共同販促契約改定に伴う売上計上などを反映し上方修正。中間進捗は売上で47.4%、営業利益・当期利益で約60%と利益面は順調(下段「進捗率分析」参照)。
  • 投資家への示唆:売上はほぼ横ばいだが、販管費・研究開発費の低減により利益進捗が良く、通期達成に向けては利益面の余地がある。ただし税負担増や主要製品の米国販売動向、承認関連リスク(例:CAP-1002のFDA対応など)に留意。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:日本新薬株式会社
    • 主要事業分野:医薬品事業(泌尿器系、血液がん、希少疾患等の医薬品の研究・製造・販売)、機能食品事業(健康食品素材、サプリメント等)
    • 代表者名:代表取締役社長 中井 亨
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月14日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結累計(2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明会:有(2025年11月14日、機関投資家等向け)
    • 決算補足資料:有
  • セグメント:
    • 医薬品事業:主要医薬品の研究・製造・販売(例:ビルテプソ、ウプトラビ、フィンテプラ 等)
    • 機能食品事業:健康食品素材、サプリメント、プロテイン等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):70,251,484株
    • 期末自己株式数:2,850,535株
    • 期中平均株式数(中間期):67,354,740株
    • 時価総額:–(資料未記載)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月5日
    • 決算説明会資料は同日ウェブ掲載予定

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(中間期)
    • 会社予想(中間期の個別予想は不明のため中間期対会社予想は –)
    • 通期(修正後)との比較(進捗率、下段参照)
  • サプライズの要因
    • 上振れ要因:共同販促契約の改定により「アーリーダ」関連売上を当社計上へ(通期上方修正要因)。また販管費・研究開発費の減少が営業利益を押し上げ。
    • 下振れ要因:中間では税金費用の増加により親会社帰属利益が減少。
  • 通期への影響
    • 直近で通期予想を上方修正(売上+2,000百万円、営業利益+3,000百万円、親会社当期利益+2,300百万円)。
    • 中間の利益進捗(営業/当期)が約60%と高いため、通期予想の達成可能性は高まったと示唆。ただし下期の薬価改定影響、為替、承認リスク等変動要因あり。

財務指標

  • 財務諸表(要点、単位は百万円)
    • 売上収益(中間):79,647(前年中間 79,332、対前年+0.4%)
    • 営業利益(中間):19,580(前年中間 17,867、+9.6%)
    • 税引前中間利益:20,029(前年中間 18,198、+10.1%)
    • 親会社所有者に帰属する中間利益:15,760(前年中間 16,373、△3.7%)
    • 資産合計:297,037(前期末 283,637、+13,400)
    • 資本合計:260,211(前期末 247,340、+12,871)
    • 現金及び現金同等物:65,291(前期末 55,241、+10,050)
  • 収益性(中間)
    • 売上高:79,647百万円(+0.4%:+315百万円)
    • 営業利益:19,580百万円(+9.6%:+1,713百万円)、営業利益率=19,580/79,647=約24.6%(高水準)
    • 税引前利益:20,029百万円(+10.1%:+1,831百万円)
    • 親会社帰属純利益:15,760百万円(△3.7%:△613百万円)
    • EPS(中間):基本233.88円(前年中間243.09円、△3.8%)
  • 進捗率分析(中間→通期修正予想に対する進捗)
    • 通期(修正後)売上予想:168,000百万円 → 中間進捗率:79,647 / 168,000 = 47.4%(概ね半期ペース)
    • 通期営業利益予想:33,000百万円 → 中間進捗率:19,580 / 33,000 = 59.3%(進捗良)
    • 通期親会社当期利益予想:26,300百万円 → 中間進捗率:15,760 / 26,300 = 59.9%(進捗良)
    • 過去同期間(前期中間→前期通期)との比較:前年中間の売上進捗は79,332/160,232 = 49.5%であり、今回売上進捗はやや低下。一方利益は前年同時期より改善。
  • 財務の安全性
    • 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):87.5%(安定水準)
    • 負債合計:36,826百万円、負債/自己資本比率(負債÷資本)=36,826/259,897 ≒ 14.2%(低水準)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):165,153 / 31,027 ≒ 532%(非常に高い)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率は約24.6%と高い水準(研究開発費減少等で改善)。
  • セグメント別
    • 医薬品:売上68,561百万円(+0.1%)、セグメント利益18,728百万円
    • 機能食品:売上11,086百万円(+2.3%)、セグメント利益420百万円
  • キャッシュ・フロー
    • 営業CF:13,942百万円(前年同期間 17,732百万円の収入→減少)
    • 投資CF:+743百万円(前年同期は▲13,340百万円→改善、投資売却等による収入)
    • 財務CF:▲4,894百万円(配当等による支出)

配当

  • 中間配当:62.00円(前期同額)
  • 期末配当(予想):62.00円(前回予想から修正なし)
  • 年間配当予想:124.00円(配当予想の変更なし)
  • 配当利回り:–(株価未記載のため算出不可)
  • 配当性向(通期予想ベース):年間配当124円 ÷ 通期EPS予想390.20円 = 約31.8%(目安:中程度)
  • 特別配当:なし
  • 株主還元方針:自己株式取得は当中間期でほぼ無し。特段の変更記載なし。

セグメント別情報

  • 医薬品事業(中間):売上68,561百万円(+0.1%)、セグメント利益18,728百万円(セグメント利益率約27.3%)
    • 主力製品動向(中間、前年同期→当中間、増減率)
    • ビルテプソ:11,002 → 10,349(△5.9%、米国販売減少が寄与)
    • ウプトラビ:7,474 → 8,448(+13.0%)
    • フィンテプラ:680 → 1,765(+159.6%)
    • ビダーザ:2,757 → 1,818(△34.1%)
    • 工業所有権等収益:22,655 → 24,181(+6.7%)
    • 備考:アーリーダの共同販促契約改定に伴う当社計上化が通期上方修正要因
  • 機能食品事業(中間):売上11,086百万円(+2.3%)、セグメント利益420百万円
    • 健康食品素材やサプリメントの売上増加が主因
  • セグメント戦略:医薬品は希少疾患や血液がん等の高付加価値領域、機能食品は安定収益の補完

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料に明示的な中期数値はなし(詳細は別途中期計画資料参照を案内)
  • KPI達成状況:研究開発パイプラインの進捗(P III多数、グローバル展開)が継続しており、製品発売・導入によるロイヤリティ収入等が増加している点は中期成長シナリオと整合。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社との相対比較は資料に記載なし(–)。ただし薬価改定や後発品影響があることを注記。
  • 市場動向:薬価改定・ジェネリック化の進行が売上に影響する可能性。希少疾患・遺伝子治療分野での承認・商業化が中長期の成長ドライバー。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期業績予想(修正後、2025/4/1~2026/3/31):売上収益168,000百万円(前回+2,000)、営業利益33,000百万円(+3,000)、税引前利益33,700百万円(+3,100)、親会社帰属当期利益26,300百万円(+2,300)、基本EPS 390.20円
    • 修正理由:アーリーダ共同販促契約改定により売上を当社で計上、販管費・研究開発費の減少見込み
  • 予想の信頼性:当中間期の利益進捗が良好で通期上方修正が行われたことから短期的な達成可能性は高まった。ただし承認プロセス・海外規制対応(例:CAP-1002のFDA CRL)や薬価改定、為替等リスクが残存。
  • リスク要因:薬価・後発品の影響、主要製品の海外売上動向、承認審査(FDA等)結果、為替変動、原材料・製造リスク

重要な注記

  • 会計方針の変更:なし(IFRS上の変更なし)
  • 連結範囲の変更:なし
  • 第2四半期決算短信は公認会計士・監査法人によるレビュー対象外
  • その他:決算説明会資料は同日開示予定。将来予測は前提に基づくものであり実績と差異が生じる可能性あり(開示文言の通り)

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4516
企業名 日本新薬
URL http://www.nippon-shinyaku.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 医薬品 – 医薬品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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