2025年12月期 第2四半期 決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 売上・売上総利益は第2四半期累計で過去2Q最高を更新。DX事業中心にM&Aの連結効果で増収を確保する一方、DM事業で大口顧客離脱が発生し利益面で下押し。下期は回復見込み。IFRS移行(FY25適用目標)や株主還元(増配・自己株取得)を表明。
- 業績ハイライト: 2Q累計売上高7,794百万円(YonY +15.8%:良い)、EBITDA635百万円(YonY △15.1%:悪い)、営業利益321百万円(YonY △35.0%:悪い)、親会社帰属当期純利益101百万円(YonY △59.4%:悪い)。
- 戦略の方向性: DX・DMの「主要2事業のオーガニック成長」+M&Aで事業規模拡大、新規事業(IP・エンタメ等)の育成で中長期成長(5年でEBITDA50億円、10年で150億円を目指す)。
- 注目材料:
- FY25(同社記載)でのIFRS適用準備(のれん非償却採用想定、現行ののれん償却年換算約6.1億円)。
- 2025年3Qから「IP・エンタメ事業」セグメント新設(ゲーム・占い等、自社IP拡大)。
- 株主還元:普通配当を11円→12円へ増額予定、自己株取得上限2億円(400,000株)。
- 一言評価: M&Aで成長基盤を拡大する一方、DMの大口離脱で短期利益が圧迫されており、下期回復・IFRS移行・流通時価総額改善がポイント。
基本情報
- 企業概要: 企業名 ORCHESTRA HOLDINGS(プレゼン資料表記)。主要事業分野:デジタルマーケティング(DM)、デジタルトランスフォーメーション(DX)、その他(ゲーム・SaaS・人材等)—各事業はスライド内で詳細説明あり。
- 代表者名: –(資料内にグループ各社代表は記載。持株会社の代表等は明示なし)
- 説明者: 発表スライド主体で複数担当が想定されるが、個別発表者の氏名・役職は資料に明確記載なし → 発言概要: 上記エグゼクティブサマリ参照。
- 報告期間: 対象会計期間 2025年12月期 第2四半期累計(資料は2025年6月末時点の数値を含む)。報告書提出予定日: –、配当支払開始予定日: –(配当方針・予定額は記載)。
- セグメント:
- デジタルトランスフォーメーション(DX)事業:Salesforce等導入支援、クラウド・データ活用、ソフトウェアテスト等。
- デジタルマーケティング(DM)事業:運用型広告、SEO、制作、マーケティングDX等。
- その他事業:ゲーム開発、SaaS(スキルマネジメント等)、IT人材事業、プラットフォーム(占い「ウラーラ」等)。
- 2025年3Qより「IP・エンタメ事業」を新設。
業績サマリー
- 主要指標(第2四半期累計、単位:百万円)
- 売上高: 7,794(YonY +15.8%:増収=良い)
- 売上総利益: 3,390(YonY +5.0%:増益=良い)
- EBITDA: 635(YonY △15.1%:減益=悪い)/EBITDAマージン 8.2%(前期11.1% △3.0pt)
- 営業利益: 321(YonY △35.0%:減益=悪い)
- 経常利益: 342(YonY △29.2%:減益=悪い)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 101(YonY △59.4%:減益=悪い)
- 1株当たり利益(EPS): –(資料未記載)
- 予想との比較:
- 会社通期予想に対する進捗率(資料記載、通期予想は百万円)
- 売上高進捗率: 47.2%(7,794/16,500) → 高めの進捗(良い/第2Q時点)
- EBITDA進捗率: 41.0%(635/1,550) → おおむね想定内(資料コメント)
- 営業利益進捗率: 33.8%(321/950)
- 経常利益進捗率: 38.1%(342/900)
- 当期純利益進捗率: 25.3%(101/400) → 低め
- サプライズ: 特段の良好な上振れ/大幅下振れの開示なし。資料では「第2四半期は概ね想定通りの進捗」と表明。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する上記の進捗率を記載。会社見解は下期での回復を想定。
- 中期経営計画(EBITDA目標):5年後EBITDA50億円、10年後150億円。進捗率: 初期段階(達成可能性は施策次第)。
- 過去同時期との比較: 売上は2Q過去最高、EBITDAは前年同期比減(DMの大口離脱影響)。
- セグメント別状況(第2四半期累計/YonY)
- DX事業: 売上高 3,806(+16.5%:良い)、EBITDA 427(+24.9%:良い)、セグメント利益 247(+20.9%:良い)。コメント:ソフトウェアテスト事業成長、2025年に連結されたM&A(日本技研プロフェッショナルアーキテクト:2025/2〜、ケーウェイズ:2025/3〜)が寄与。
- DM事業: 売上高 2,756(△3.8%:悪い)、EBITDA 963(△14.7%:悪い)、セグメント利益 873(△15.8%:悪い)。コメント:大口顧客離脱で減収減益。新規営業で大手案件の商談進展、3Q以降回復見込み。
- その他事業: 売上高 1,313(+104.8%:良い)、EBITDA 38(前年は△16)、セグメント利益 3(前年△22)。コメント:前期M&Aで参画したランド・ホー等が寄与。
業績の背景分析
- 業績概要: DXのM&A連結効果とソフトウェアテスト事業成長が売上・売上総利益を押し上げる一方、DMの大口顧客離脱が利益を圧迫。販管費はM&A・人材投資で増加。
- 増減要因:
- 増収要因: DX(ソフトウェアテスト、Salesforce/クラウド案件)、当期M&Aの寄与(日本技研プロフェッショナルアーキテクト、ケーウェイズ等)。
- 減収/減益要因: DMでの大手顧客離脱(売上・利益に大きく影響)。販管費増(採用・M&A関連費用等)も利益圧迫。
- 会計変更要因: 将来のIFRS移行によるのれん非償却(現行のれん償却費 年換算約6.1億円)で将来の損益構造に影響。
- 競争環境: DX領域は大手と中堅の間で「価格とサポート範囲」に差があり、同社はフルファネル×ミッドマーケットでポジショニング。ソフトウェアテスト市場やクラウド市場は成長基調。
- リスク要因: 大口顧客集中の影響(既に一件で影響確認)、プライム市場の上場維持基準(流通株式時価総額100億円)未達による市場区分リスク、為替/景気・需要動向、サプライチェーンや人材確保リスク、IFRS移行に伴う会計上の影響。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 中期成長戦略:主要2事業の成長を軸に、M&Aと新規事業育成でEBITDA拡大(5年で50億円、10年で150億円)。
- 成長分野への集中(ソフトウェアテスト、クラウド、AIエージェント、インターネット広告等)。
- 進行中の施策:
- M&Aの継続(累計28社)で事業ライン・人材・顧客基盤を拡充。FY2025では日本技研プロフェッショナルアーキテクト、ケーウェイズ、Coznetのグループ参画でDX成長を加速。
- 人材投資:組織拡大により2025/6末で役職員数1,260名(DXの増員顕著)。
- 新サービス:TikTok Shop運用支援などDM領域の新サービス提供。
- セグメント別施策:
- DX: Salesforce/データ基盤/ソフトウェアテスト強化、資格保有者の育成、オフショア/ニアショア活用。
- DM: フルファネル提供能力を強化、営業体制強化で大手案件獲得を目指す。
- その他(IP・エンタメ): 3Qから新セグメント化し、自社IP・ゲーム・占いプラットフォームの拡大。
- 新たな取り組み: FY25でのIFRS適用に向けた準備(のれん非償却採用見込み)、AIエージェント領域への着手。
将来予測と見通し
- 通期(2025年12月期)業績予想(資料記載、単位:百万円)
- 売上高: 16,500
- EBITDA: 1,550
- 営業利益: 950
- 経常利益: 900
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 400
- 予想の前提条件: 資料上の明確な為替・需要前提は未記載。会社は「第2四半期は概ね想定通り」と表明し、下期回復を前提としている。
- 予想修正: 第2四半期決算発表時点で通期予想の修正は示されていない(通期数値は資料掲載の予想)。
- 中長期計画: 前述のEBITDA目標(5年50億円・10年150億円)を掲げ、M&A・新規事業育成・オーガニック成長で達成を目指す。
- 予想の信頼性: 会社は過去のM&Aによる効果を進めており、今回もM&A寄与を明示。ただしDMの大口離脱等短期の変動要因があり、実績は四半期毎に変動。
- マクロ経済の影響: IT投資動向、広告市場動向、為替および金利等が業績に影響。資料では国内クラウド市場やソフトウェアテスト市場の成長を追い風としている。
配当と株主還元
- 配当方針: 株主価値向上施策の一つとして重視。成長投資とのバランスを取りつつ実施。
- 配当実績:
- 2024年12月期:普通配当 11.0円/株
- 2025年12月期(予定):普通配当 12.0円/株(1円増配。業績予想・財政状態等を勘案)
- 特別配当: なし(資料記載なし)
- その他株主還元: 自己株式取得(市場買付)。取得総数上限 400,000株、取得総額上限 2億円、取得期間 2025/8/15〜2026/3/24。
製品やサービス
- 主要製品/サービス:
- DM事業: 運用型広告、SEOコンサル、サイト/コンテンツ制作、マーケティングDX支援、TikTok Shop運用支援等。
- DX事業: Salesforce導入、データプラットフォーム構築、ソフトウェア第三者検証(テスト)、クラウドインテグレーション、AIエージェント活用支援等。
- その他: ゲーム企画・開発・運営(Roblox等)、SaaS(スキルマネジメント)、占いプラットフォーム「ウラーラ」など。
- 協業・提携: SalesforceやTableau等のパートナー連携、オフショア(ベトナム)連携など。
- 成長ドライバー: ソフトウェアテスト市場の拡大、クラウド/AI活用(AIエージェント)、インターネット広告市場(運用型広告の成長)、自社IP活用。
Q&Aハイライト
- 説明会Q&Aの詳細は資料に記載なし → 注目の質問と回答、経営陣の姿勢、未回答事項はすべて「–」。
- ポジティブ要因:
- DX事業(特にソフトウェアテスト)での顕著な成長、M&Aによる連結効果。
- 売上は第2Qで過去最高更新。クラウド・AI等の成長市場にフォーカス。
- 配当増(+1円)と自己株取得の表明による株主還元強化。
- IFRS移行によりのれん非償却の影響で将来的に営業利益やEBITDAの改善が見込まれる(会計基準差分)。
- ネガティブ要因:
- DM事業の大口顧客離脱で短期業績(利益)が大きく毀損。
- 流通株式時価総額がプライム基準(100億円)に到達しておらず、上場区分維持リスク(改善計画/最悪で市場変更の可能性)。
- M&A・人員増で販管費が上昇。短期で利益回復が必要。
- 不確実性:
- 下期の回復が想定通りか、DMの新規大型案件獲得と継続性。
- IFRS適用の最終的な影響(会計政策決定、投資家の評価)。
- マクロ(広告投資・IT投資)や採用市場の動向。
- 注目すべきカタリスト:
- 3Q以降のDMの受注回復状況(大手案件の獲得・売上化)。
- IFRS適用の最終決定とのれん会計扱い(のれん非償却採用の影響試算の開示)。
- 連結効果が出るM&Aの追加発表(DX側の案件獲得等)。
- 流通株式時価総額の改善(プライム基準達成の可否)と自己株買付実行。
重要な注記
- 会計方針: FY25でのIFRS適用を目指し準備中。のれん非償却の採用を予定(現状ののれん償却費年換算約6.1億円)。
- 上場維持基準: 直近基準日(2024/12/31)で「流通株式時価総額」基準が未達(32.8億円)。改善計画(経過措置→改善期間)を提示、最悪シナリオで市場変更も想定。
- 財務健全性: 自己資本比率41.3%(2025/6末)、のれん対純資産倍率 約0.75倍。総資産 13,556百万円(2025/6末)。
- その他: 提示値は百万円単位、会社の見通しは不確実性を含む旨の免責記載あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6533 |
| 企業名 | Orchestra Holdings |
| URL | https://orchestra-hd.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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