令和6年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想・市場予想との比較データは提示されておらず不明(–)。ただし前年実績比では「営業利益は上振れ、売上高と当期純利益は下振れ」の結果。
- 業績の方向性:売上高は減収(6,720百万円、前期比-4.5%)、営業利益は増益(1,032百万円、前期比+5.8%)、経常利益は減少(1,541百万円、前期比-9.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益は大幅減(657百万円、前期比-21.3%)。増収増益ではなく「減収増益(営業)/減収減益(当期純利益)」のミックス。
- 注目すべき変化:持分法損益や投資有価証券売却益などの営業外・特別益が前年から減少し(持分法利益519→566→減少、投資有価証券売却益164,773千円に減少)、これが親会社株主に帰属する当期純利益の減少に寄与。製造供給事業が売上減・セグメント損失拡大(セグメント損失△180百万円)した点も重要。
- 今後の見通し:令和7年3月期予想は売上高7,000百万円(+4.2%)だが営業利益を900百万円(-12.8%)へ下方予想。通期予想は公表済みで修正はなし。達成可能性は「売上は回復見込みだが、営業利益は利息負担や投資負担等で圧迫される想定」であり、達成にはセグメント別の回復とコスト管理が必要。
- 投資家への示唆(助言ではなく示唆):営業利益率は高水準(約15%)を維持している一方で、投資収益の変動や有価証券売却益に業績が影響を受けやすい構造である点、設備投資(有形固定資産の増加)が大幅に拡大しているため(投資CF大幅支出)財務・キャッシュの動向を注視する必要がある。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:フリージア・マクロス株式会社(証券コード 6343)
- 主要事業分野:製造供給事業(プラスチック押出機、土木試験機、プリント基板等の製造販売)、住宅関連事業(ログハウス、マンション、住宅工事、不動産等)、投資・流通サービス事業(投資再生支援、パソコン周辺機器等)
- 代表者名:代表取締役社長 奥山 一寸法師
- 連結子会社等:連結子会社11社、非連結子会社6社、持分法適用関連会社4社
- 報告概要:
- 提出日:令和6年5月20日(決算短信日付)
- 対象会計期間:令和6年3月期(連結)(令和5年4月1日~令和6年3月31日)
- セグメント:
- 製造供給事業:押出機、土木試験機、ATM筐体、各種容器、プリント基板、地中掘削用ドリル等の製造販売
- 住宅関連事業:ログハウス設計・施工・販売、マンション・賃貸・住宅関連工事(防蟻、防水、断熱等)
- 投資・流通サービス事業:投資再生支援、周辺機器・部品・ソフト等の販売、流通サービス
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):45,099,320株(当期末)
- 期中平均株式数:45,003,422株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 定時株主総会開催予定日:令和6年6月26日
- 配当支払開始予定日:令和6年6月27日
- 有価証券報告書提出予定日:令和6年6月27日
- 決算説明会・補足資料の有無:記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績:
- 会社予想(当期)との比較:当期(令和6年3月期)について、決算短信内の直近期初予想等との対比データが提示されていないため比較は不可(–)。
- 市場予想との比較:資料に市場予想は記載なし(–)。
- サプライズの要因(当期実績の背景):
- 営業利益増(+56百万円)は売上原価改善や販管費の抑制による(売上総利益はほぼ横ばい、販売費及び一般管理費が減少)。
- 経常利益・当期純利益の減少は、持分法利益・投資有価証券売却益など営業外・特別益の減少、及び支払利息の増加が主因(持分法利益519,971千円、投資有価証券売却益164,773千円に減少、支払利息154,779千円)。
- 製造供給事業の売上減・セグメント損失拡大が営業面でのマイナス要因。
- 通期への影響:
- 令和7年3月期予想は売上回復(7,000百万円)だが営業利益は900百万円と減益見込み(会社発表)。投資・借入での支出増が継続しており、利益面での下押しリスクがあるため、予想達成には収益改善とコスト管理が必要。
- 予想修正は現時点で無し。
損益の主要数値(当期=令和6年3月期、前年=令和5年3月期)
- 売上高:6,720(-313、-4.5%)
- 売上総利益:3,413(前年3,418、ほぼ横ばい)
- 営業利益:1,032(+56、+5.8%)
- 経常利益:1,541(-165、-9.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:657(-177、-21.3%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):14.61円(前年18.56円、-21.3%)
- 営業利益率(売上高営業利益率):15.4%(良好:一般には10%超で高水準)
- 当期純利益率:概算で約9.8%(657/6,720)(良好)
※前年同期比は必ず%で表記済み
貸借対照表の要点(期末)
- 総資産:30,478(+3,467、+12.8%)
- 純資産:17,489(+2,587、+17.4%)
- 自己資本(注記ベース):11,115
- 自己資本比率:36.5%(目安40%以上が安定。36.5%はやや40%を下回るが許容範囲)
- 流動資産:8,301、流動負債:3,945 → 流動比率 ≒ 210%(流動性は良好)
- 有利子負債(概算):短期借入1,023 + 長期借入7,833 = 約8,856(借入依存度はやや高め)
- 負債比率(負債/純資産):12,989 / 17,489 ≒ 74.2%(中程度)
キャッシュ・フロー
- 営業CF:+190(前年は△263) → 回復したが金額は小さい
- 投資CF:△1,448(前年△257) → 大幅な投資支出(有形固定資産取得1,269百万円)
- 財務CF:+693(前年△662) → 借入増加で調達
- 現金及び現金同等物期末:1,501(前年2,066、△564)
解説:設備投資等による投資CF大幅支出を借入で賄っており、営業CFだけでは投資を賄えていない点は中長期で注視ポイント。
効率性
- 総資産経常利益率(ROA、報告値):5.4%(報告値)
- ROE(親会社株主利益/自己資本ベース概算):657 / 11,115 ≒ 5.9%(報告に類似の数値あり)
- 総資産回転率や詳細は資料に記載はあるが、売上高に対する資産規模は大型化している(固定資産増加)。
セグメント別(当期 vs 前期、単位:百万円)
- 製造供給事業:売上高 1,593(前期1,841、-13.5%)/セグメント損失 △180(前年△142 → 損失拡大)
- 住宅関連事業:売上高 5,087(前期5,098、-1.1%)/セグメント利益 1,111(前期1,007、+10.2%)
- 投資・流通サービス事業:売上高 324(前期323、+0.3%)/セグメント利益 97(前期105、-6.6%)
解説:住宅関連が収益の中心で、製造供給の回復が業績改善の鍵。
配当
- 当期(令和6年3月期)配当:年間合計 0.50円/株(配当金総額 22百万円、連結配当性向 3.4%)※決算短信記載ベース
- 次期(令和7年3月期)予想:1株あたり0.50円(維持目標)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向:3.4%(極めて低水準。参考:通常は20%程度を1つの目安)
- その他株主還元:自社株買い等の記載なし(–)
注:配当は「継続的配当を基本」との方針だが、当面は株主総会後に支払い。今後も少なくとも当期配当を維持する方針。
セグメント別情報(要点再掲)
- 製造供給事業:売上・受注減(押出機・試験機・プリント基板等)、セグメント赤字拡大。改善には受注回復が必要。
- 住宅関連事業:売上は横ばい〜微減だが利益改善(防蟻・断熱等の施工は減少したが収益性向上)。全社利益の主力。
- 投資・流通サービス事業:規模は小さく、利益は微減。投資回収や再生支援関連の動向に依存。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の具体数値は資料に記載なし(–)。
- KPI達成状況:資料内で明示された中期KPIはなし(–)。
- 備考:設備投資拡大(有形固定資産増加)があり、将来の収益基盤拡充が意図されている可能性あり。投資の効果が中長期で重要。
競合状況や市場動向
- 資料内に同業他社比較や市場シェアの明確な記載はなし(–)。
- 市場動向(会社コメント):世界情勢不安(ロシア・ウクライナ、中東等)に伴う資源・エネルギー価格上昇、物価上昇で先行きは不透明と表明。住宅関連や製造受注に影響の可能性あり。
今後の見通し(会社公表)
- 令和7年3月期(通期)業績予想(連結、単位:百万円)
- 売上高:7,000(+4.2%)
- 営業利益:900(-12.8%)
- 経常利益:1,500(-2.7%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:600(-8.8%)
- 1株当たり当期純利益予想:13.33円
- 予想の前提条件:詳細は添付資料「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」を参照するよう案内(資料内に為替・原油等の具体前提は簡潔に記載されているが、本短信抜粋では詳細記載なし)。
- 予想の信頼性:過去の投資有価証券売却益や持分法利益の変動により純利益が上下しやすい構造。業績予想は「投資収益変動の影響を受け得る」点に留意が必要。
- リスク要因(主なもの)
- 投資有価証券の評価・売却益の変動
- 為替・資源価格等の外部環境変化
- 借入依存度の増加と金利上昇(支払利息負担の増加)
- 製造供給事業の受注回復遅延
重要な注記
- 会計方針の変更、会計上の見積りの変更、重要な連結範囲の変更:該当事項なし(資料より)。
- 決算短信は監査(公認会計士/監査法人)対象外との注記あり。
- 重要な後発事象:該当事項なし。
(注記)
- 不明項目は「–」で示しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6343 |
| 企業名 | フリージア・マクロス |
| URL | http://www.freesiamacross-extruder.com/jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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