2025年12月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社の通期予想に対する変更は無し。四半期業績は会社公表の通期予想との整合性を保っているが、市場予想(未提示)との比較は不可(–)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上収益31,036百万円、前年同期比+26.3%/親会社帰属四半期利益1,661百万円、前年同期比+34.0%)。
  • 注目すべき変化:ARRが42,890百万円(2024年9月比+28.1%)とサブスクリプション基盤が拡大。M&A(AdCreative.ai 関連など)による子会社3社の新規連結でのれん・無形資産が増加(のれん等増加約6,404百万円)。一方、為替差損(外貨換算差額)が大きく、その他包括利益を圧迫(当第3四半期累計で△1,783百万円)。
  • 今後の見通し:通期予想(売上収益45,467百万円、親会社帰属当期利益3,576百万円)に対し、9か月進捗は売上68.3%、営業利益47.1%、純利益46.4%と、売上は順調だが利益は下期寄りの達成が必要(通期修正は無し)。
  • 投資家への示唆:ARR伸長と売上拡大が確認される一方、M&Aによる資産・負債増(借入増加含む)と為替影響が短期的な財務変動要因。通期で利益達成するには下期での利益率回復(M&A関連費用の一時性除去等)が鍵。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:Appier Group株式会社
    • 主要事業分野:AISaaS(AIを活用したマーケティング/広告/データ解析プラットフォーム等)の開発・提供(単一セグメント)
    • 代表者名:代表取締役CEO 游 直翰
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月14日
    • 対象会計期間:2025年1月1日〜2025年9月30日(2025年12月期 第3四半期累計)
    • 決算補足説明資料:作成あり、決算説明会:開催(機関投資家・証券アナリスト向け)
  • セグメント:
    • 単一セグメント:AISaaS事業(地域別に管理:北東アジア、米国/EMEA/その他、グレーターチャイナ、東南アジア)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):102,497,367株(2025年9月30日)
    • 期末自己株式数:653,563株
    • 期中平均株式数(四半期累計):101,732,084株
    • 時価総額:–(株価情報は提供無し)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表/株主総会/IRイベント:–(資料に具体日程の記載無し)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は通期のみ提示。四半期累計と通期予想の進捗として評価)
    • 売上高:31,036百万円。通期予想45,467百万円に対する進捗率 68.3%(良好な進捗)。前年同期比 +26.3%。
    • EBITDA:4,708百万円。通期予想7,786百万円に対する進捗率 60.5%(まずまず)。前年同期比 +41.0%。
    • 営業利益:1,908百万円。通期予想4,051百万円に対する進捗率 47.1%(やや下ぶれ感)。前年同期比 +58.5%。
    • 親会社帰属当期利益:1,661百万円。通期予想3,576百万円に対する進捗率 46.4%(利益の後半偏重が必要)。前年同期比 +34.0%。
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:既存顧客のアップセル/クロスセル、新規顧客開拓により売上とARRが拡大。売上総利益率改善(54.0%、前年同期比+1.6pp)。
    • 下振れ要因/抑制要因:M&Aに関連する一時的な取引費用が販売費・一般管理費を押し上げ(販管費+1.6pp、G&A+0.5pp)、営業利益・純利益の進捗を抑制。為替差損(外貨換算差額の悪化)が包括利益に影響。
  • 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。売上は既に68%達成と順調だが、営業利益・純利益は約47%前後の進捗に留まり、下期での利益率回復(M&A関連費用の減少、コスト効率化)が必要。現時点で通期修正は無し。

財務指標

  • 財務諸表の要点(百万円)
    • 総資産:55,435(前期末44,637、+10,798)
    • 負債合計:21,324(前期末10,322、+11,002)
    • 資本合計(親会社所有者帰属):34,111(前期末34,315、△204)
    • 現金及び現金同等物:10,984(前期末5,496、+5,488)
  • 収益性(第3四半期累計)
    • 売上高:31,036百万円(前年同期比 +26.3%、増加額 +6,462百万円)
    • 売上総利益:16,747百万円(前年同期比 +30.2%)。売上総利益率 54.0%(前年同期比 +1.6pp)
    • 営業利益:1,908百万円(前年同期比 +58.5%)。営業利益率 6.15%(1,908/31,036)
    • 経常(税引前)利益:1,684百万円(前年同期比 +29.5%)
    • 親会社帰属純利益:1,661百万円(前年同期比 +34.0%)。純利益率 5.35%
    • EPS(基本):16.33円(前年同期12.15円、+34.3%)
    • EBITDA:4,708百万円(前年同期比 +41.0%)。EBITDAマージン 15.2%
  • 進捗率分析(通期予想に対する9か月累計)
    • 売上高進捗率:68.3%(一般的に良好。年度後半に売上が集中しない限り達成可能)
    • 営業利益進捗率:47.1%(通期達成には下期での利益改善が必要)
    • 親会社帰属当期利益進捗率:46.4%(同上)
    • 過去同期間との比較:前年同期進捗との比較は年度構成に依存するが、売上・利益とも前年超え。
  • 財務安全性
    • 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):61.5%(安定水準、目安40%以上で安定)
    • 負債比率(負債/資本):21,324/34,111 = 62.6%(許容範囲だが増加)
    • 流動比率:流動資産32,919 / 流動負債13,173 = 2.50(250%)(流動性良好)
    • 有利子負債(借入金合計):短期3,068 + 長期6,031 = 9,099百万円。有利子負債/資本 ≒ 26.7%(低〜中程度)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率は6.15%で改善。研究開発費の対売上比は低下(効率化により対売上収益比で2.1pp低下)。
  • セグメント別(地域)
    • 第3四半期累計(百万円 / 構成比)
    • 北東アジア:20,880(67.3%)
    • 米国・EMEA等:6,178(19.9%)
    • グレーターチャイナ:3,375(10.9%)
    • 東南アジア:603(1.9%)
  • 財務の解説:M&Aによるのれん・無形資産増(+6,404百万円)と、条件付取得対価に係る債務計上、及び長期借入れ7,800百万円の実行により負債が増加。営業CFはプラス(2,333百万円)、投資CFはM&A中心でマイナス(△3,631百万円)、財務CFは借入でプラス(6,794百万円)となり、現金残高は増加。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 中間配当:0.00円(第2四半期末)
    • 期末配当(予想):2.25円
    • 年間配当予想:2.25円(修正無し)
    • 配当性向(予想):配当2.25円 / 1株当たり当期利益予想35.00円 = 約6.4%(低い水準)
    • 配当利回り:–(株価情報が無いため算出不可)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自社株買いは今回無し(期中自己株式保有は継続)。将来の還元は会社方針・業績に依存。

セグメント別情報

  • 単一セグメント(AISaaS)にて開示省略。地域別売上は上記の通り(北東アジアが主力)。
  • 前年同期比較:北東アジア中心に増収。米国・EMEAも伸長。東南アジアは規模小さいが増勢。
  • セグメント戦略:資料では「既存顧客のアップセル・クロスセル」「地域・業種拡大による新規顧客獲得」「ARR拡大」を重点としている。M&A(AdCreative.ai等)による製品/市場拡充を進めている。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:本文中に明確な中期数値目標の記載は無し(–)。
  • KPI達成状況:ARR 42,890百万円(前年同期比+28.1%)はサブスクリプション成長の主要KPIとして良好な進捗。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:本資料に同業比較は無し(–)。一般論としてAISaaSは競争激化かつ成長市場のため、製品差別化とデータ力が重要。
  • 市場動向:ARR伸長はSaaS型収益基盤の拡大を示す。為替や広告投下等のマクロ要因に依存する面あり。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正:無し(発表済の通期予想を据え置き)
    • 次期予想:–(提示無し)
    • 会社予想の前提条件:詳細は添付資料参照(為替、原材料等の前提は開示部分に明示なし)
  • 予想の信頼性:会社業績は売上寄与とARRの拡大で順調。ただしM&Aシナジーの実現、為替変動、借入増加など短期的変動要因があるため「達成可能だが下期での利益改善が前提」と評価される(あくまで記述)。
  • リスク要因:為替変動(外貨換算差額の影響が実績で確認)、M&A統合リスク、借入増加による財務負担、顧客の広告投資サイクルや景気変動。

重要な注記

  • 会計方針:IFRSに基づく会計方針変更なし、会計上の見積り変更なし。監査人による四半期レビューは実施無し(レビュー無し)。
  • 連結範囲の変更:有。新規連結3社(ADYOUNEED SAS、ADCREATIVE AI YAZILIM ANONIM SIRKETI、ADYOUNEED MOROCCO)。ADCREATIVE AI 関連はADYOUNEED SASの子会社。
  • その他:M&A関連ののれん・無形資産計上および条件付取得対価の債務計上あり。重要な後発事象無し。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4180
企業名 Appier Group
URL https://www.appier.com/ja/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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