2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正はなし。第1四半期の実績は会社発表の通期見通しに矛盾せず、特段の上振れ/下振れ修正は行われていない(=ほぼ予想どおり)。
- 業績の方向性:増収・減益(営業収益は前年同期比増、営業利益はわずかに増加したが経常利益・親会社株主帰属四半期純利益は減少)。
- 注目すべき変化:営業収益は217,409百万円(+8.3%)と堅調だが、為替差益の減少、支払利息増加、固定資産圧縮損などで経常利益は8,657百万円(△1.7%)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5,010百万円(△3.2%)に低下。
- 今後の見通し:通期業績予想(通期 営業収益910,000百万円、営業利益40,000百万円等)に変更はない。第1四半期の進捗は売上で約23.9%、営業利益で約21.7%とややペースが遅い(下半期偏重の可能性)。
- 投資家への示唆:M&A寄与と料金改定で売上伸長が確認される一方、為替・金利負担や固定資産処理が利益を圧迫。通期達成の鍵はコスト転嫁の定着、支払利息の増加抑制(借入・社債の影響)及びM&Aの利益貢献度維持。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:センコーグループホールディングス株式会社
- 主要事業分野:物流事業を中核に、商事・貿易、ライフサポート、ビジネスサポート、プロダクト事業等(総合的な物流・サプライチェーンソリューション及び関連事業)
- 代表者名:代表取締役社長 福田 泰久
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月8日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結(2025年4月1日~2025年6月30日)
- セグメント(名称と概要)
- 物流事業:輸配送・倉庫等のコア事業(第1四半期で最大セグメント)
- 商事・貿易事業:商材仕入・販売・輸出入等
- ライフサポート事業:小売・サービス等の生活関連事業
- ビジネスサポート事業:ホテル等含む法人向けサービス
- プロダクト事業:製品販売等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):175,692,457株
- 期末自己株式数:4,648,084株
- 四半期累計平均株式数:170,850,174株(当第1四半期)
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会資料は作成あり。決算説明会自体は無(当該四半期で開催無し)
- 株主総会・IRイベント等:–(該当資料に掲載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社発表の通期予想との関係)
- 売上高:217,409百万円、通期予想910,000百万円に対する進捗率約23.9%(通期に対する初期進捗としてはやや遅め)
- 営業利益:8,689百万円、通期予想40,000百万円に対する進捗率約21.7%
- 純利益(親会社株主に帰属):5,010百万円、通期予想21,600百万円に対する進捗率約23.2%
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:M&Aの収益寄与、料金・価格改定、拡販による売上増
- 下振れ要因:為替差益の減少、支払利息の増加、固定資産圧縮損の増加等が経常・当期利益を圧迫
- 通期への影響:現時点で業績予想の修正はなし。利益面は下振れリスク(為替・金利・固定資産関連)を抱えるが、M&A寄与と価格改定が通期でどう効くかが鍵。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:730,352百万円(前期末718,739百万円 → 増加 11,613百万円)
- 負債合計:488,228百万円(前期末475,523百万円 → 増加 12,705百万円)
- 純資産合計:242,123百万円(前期末243,216百万円 → 減少 1,092百万円)
- 自己資本比率:29.7%(前期末30.2%→0.5pt低下。目安:40%以上が安定水準、29.7%はやや低め)
- 現金及び預金:84,796百万円(増加)
- 収益性(対前年同期)
- 売上高:217,409百万円(+8.3%/増加額16,589百万円)
- 営業利益:8,689百万円(+1.1%/増加額90百万円)、営業利益率=約4.0%(前年同期約4.3% → わずかに低下)
- 経常利益:8,657百万円(△1.7%/△150百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:5,010百万円(△3.2%/△164百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):29.33円(前年同期34.61円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期の進捗)
- 売上高進捗率:約23.9%(通期910,000百万円基準)
- 営業利益進捗率:約21.7%
- 純利益進捗率:約23.2%
- コメント:四半期ベースの単純比較では通期が均等分布なら25%が目安。売上は若干遅れ、営業利益はさらに遅いペース。
- 財務安全性
- 自己資本比率:29.7%(やや低め、40%以上が安定目安)
- 流動比率(概算):流動資産237,008 / 流動負債177,779 ≒ 133%(短期支払能力は確保)
- 負債推移:長期借入金が増加(190,601百万円)、短期借入金も若干増(44,542百万円)。社債発行(後述)で有利子負債が増加。
- 効率性:総資産回転率・詳細指標は四半期データのみのため推移要分析。営業利益率は微減。
- セグメント別(第1四半期)
- 物流事業:営業収益140,368百万円(+9.5%)、セグメント利益7,966百万円(+0.0%)
- 商事・貿易事業:営業収益45,114百万円(+5.7%)、セグメント利益530百万円(△12.0%)
- ライフサポート事業:営業収益16,944百万円(+9.1%)、セグメント利益806百万円(+72.1%)
- ビジネスサポート事業:営業収益3,835百万円(+21.6%)、セグメント利益549百万円(ほぼ横ばい)
- プロダクト事業:営業収益11,044百万円(△0.9%)、セグメント損失△164百万円(損失縮小)
- 財務の解説:売上はM&A寄与や料金改定で増加。だが営業外(支払利息増)や為替差益縮小、固定資産圧縮損増加が経常・当期利益を圧迫。現金は増加しているが、有利子負債も増加傾向。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:年間46.00円(中間23.00円、期末23.00円)
- 2026年3月期(予想):年間50.00円(中間25.00円、期末25.00円)※修正無し
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向:予想EPS(通期)126.42円を用いると配当性向約39.5%(50/126.42)。(目安:30%台は中程度)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:特記事項なし(自社株買い等の記載なし)
セグメント別情報(詳細)
- 物流事業:売上・利益とも最大寄与。拡販と料金改定、前期M&Aの寄与で売上+9.5%。のれん増(株式会社オプラス取得でのれん2,399百万円計上)が発生。
- 商事・貿易事業:増収だが仕入価格・物流コスト上昇で利益減。
- ライフサポート事業:M&Aや新規出店の効果で利用者増、利益大幅増(+72.1%)。
- ビジネスサポート事業:M&A寄与やホテル事業改善で売上増、利益は前年並み。
- プロダクト事業:価格改定で損失縮小も販売数量減と原料高で売上微減。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料内での具体的中期目標の改定・評価記載なし。M&Aでの事業拡大は中期戦略と整合している旨の示唆あり。
- KPI達成状況:明確なKPI開示は四半期短信に限定的(セグメント別売上・利益等で進捗観察可能)。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との比較データは資料に無し(–)。
- 市場動向:物価・人件費の上昇、物流コスト上昇、為替変動が継続リスクとして挙げられている。M&Aや料金改定での収益確保が重要。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正:なし(2025年5月12日公表分から変わらず)
- 次期予想:–(四半期短信に次期予想の記載なし)
- 会社予想の前提条件:添付資料参照(為替等の具体数値は四半期短信本文に詳細記載なし)
- 予想の信頼性:第1四半期は売上は順調だが利益は為替・金利等で圧迫。過去の予想達成傾向の記載はなし。
- リスク要因:
- 為替差損益の変動(為替差益が減少)
- 原材料・物流・人件費の上昇
- 金利上昇に伴う支払利息増(実際に支払利息が増加)
- M&Aの統合リスク・のれん償却
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 特記事項(重要な後発事象):
- 社債発行(2025年7月25日)
- 第12回無担保社債:発行額25,000百万円、利率年1.307%、償還期限2028/7/25
- 第13回無担保社債:発行額10,000百万円、利率年1.929%、償還期限2032/7/23
- のれんの増加:物流事業で株式会社オプラス取得に伴いのれん2,399百万円増
- その他:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は当第1四半期累計期間では作成されていない
(注)本概要は開示資料に基づく事実の整理であり、投資助言や推奨は行っていません。不明項目は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9069 |
| 企業名 | センコーグループホールディングス |
| URL | http://www.senkogrouphd.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 運輸・物流 – 陸運業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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