2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社からの業績予想修正はなし。市場コンセンサスは本資料に記載なしのため比較不可。四半期ベースの明示的な会社予想が開示されておらず、予想修正も無いため「予想どおり(修正無し)」と記載。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+1.8%、営業利益+20.8%、経常利益+17.5%)。一方で親会社株主に帰属する四半期純利益は前期特別利益の反動で△55.6%と大幅減。
- 注目すべき変化:営業利益・経常利益は大幅増(営業利益は前年同期比+20.8%/営業利益率改善)、だが前年同期に計上した固定資産処分益等の特別利益が剥落したため当期純利益は大幅減。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上240,000百万円、営業利益6,000百万円、当期純利益4,800百万円)は変更なし。Q1の進捗は売上で24.7%(通期比、やや季節偏差あり)、営業利益は33.6%と通期ベースでは順調な進捗。
- 投資家への示唆:営業面では主力のハム・ソーセージの増販・価格改定やコスト削減で利益改善が確認できる。一方、当期純利益の減少は一時要因(前期の特別利益)によるため、通期ベースでは営業力と一時要因を分けて評価する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:丸大食品株式会社
- 主要事業分野:総合食品メーカー(ハム・ソーセージ、調理加工食品、食肉販売、その他)
- 代表者名:代表取締役社長 佐藤 勇二
- URL:https://www.marudai.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月6日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期(連結累計期間:2025年4月1日~2025年6月30日)
- セグメント:
- 加工食品事業:ハム・ソーセージ部門、調理加工食品部門(パッケージ変更に伴う部門集計の一部変更あり)
- 食肉事業:牛肉・豚肉等の卸売・小売
- その他:保険代行等の非報告セグメント
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):26,505,581株
- 期末自己株式数:2,025,463株
- 期中平均株式数(四半期累計):24,480,118株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:今回「無」
- IRイベント/株主総会等:–(本資料に具体日程記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 会社予想との比較:第1四半期単独の会社予想は開示なし。通期予想の修正は無し。
- 売上高:59,383百万円(前年同期比+1.8%/増収)。通期予想240,000百万円に対する進捗率 24.7%(59,383/240,000)。
- 営業利益:2,014百万円(前年同期比+20.8%/増益)。通期予想6,000百万円に対する進捗率 33.6%(2,014/6,000)。
- 純利益(親会社株主帰属):1,421百万円(前年同期比△55.6%/大幅減)。通期予想4,800百万円に対する進捗率 29.6%(1,421/4,800)。
- サプライズの要因:
- 営業利益増:ハム・ソーセージ部門の増収(販促・商品改良)、価格改定の効果、継続的なコスト削減が寄与。
- 当期純利益減:前期に固定資産処分益(2,000百万円)や投資有価証券売却益(276百万円)などの特別利益が計上されており、その反動で当期純利益は大幅減。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。営業ベースの進捗は良好(営業利益の進捗率が高い)が、為替や原材料価格、消費動向等の外部要因により変動の余地あり。現時点で予想修正はなし。
財務指標
- 財務諸表の要点(単位:百万円)
- 損益:売上高59,383、売上原価49,724、売上総利益9,659、販管費7,644、営業利益2,014、経常利益2,026、親会社株主に帰属する四半期純利益1,421。
- 貸借対照表(当第1四半期末):総資産125,989、負債58,237、純資産67,752、自己資本比率53.1%(前期末54.7%)。
- キャッシュ・フロー:営業CF +3,434(前年同期+138)、投資CF △1,514(前年同期+583)、財務CF △1,844(前年同期△2,251)、現金及び現金同等物期末9,059。
- 収益性(対前年同期)
- 売上高:59,383百万円、前年同期比 +1.8%(+1,053百万円)
- 営業利益:2,014百万円、前年同期比 +20.8%(+347百万円)、営業利益率 = 3.39%(2,014/59,383)※前年は約2.86%(1,667/58,330)
- 経常利益:2,026百万円、前年同期比 +17.5%(+301百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:1,421百万円、前年同期比 △55.6%(△1,783百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):58.06円、前年同期128.94円
- 進捗率分析(通期見通しに対する進捗)
- 通期売上高進捗率:24.7%(59,383/240,000) — 四半期で25%が均等進捗目安のためやや下回る
- 通期営業利益進捗率:33.6%(2,014/6,000) — 均等進捗を上回る(良好)
- 通期純利益進捗率:29.6%(1,421/4,800) — 均等進捗を上回るが前年同期の特別損益を考慮する必要あり
- 過去同期間との比較:営業面は改善、純利益は特別利益反動で大幅減
- 財務の安全性
- 自己資本比率:53.1%(安定水準、目安40%以上を上回る)
- 負債合計:58,237百万円(前期末比 +4,324百万円)
- 流動比率(流動資産58,840 / 流動負債44,734)= 約131.6%(流動性は確保)
- 効率性
- 売上高営業利益率の改善(約2.86% → 3.39%)はコスト削減・価格改定の効果を示唆
- 総資産回転率等の詳細指標は資料に直接の記載なし(計算は可能だがここでは省略)
- セグメント別(第1四半期、単位:百万円)
- 加工食品事業:売上39,956(+3.1%)、セグメント利益1,780(+18.0%)
- ハム・ソーセージ:18,413(+6.5%)
- 調理加工食品:21,543(+0.4%)
- 食肉事業:売上19,394(△0.8%)、セグメント利益223(+48.2%)
- その他:売上32(+12.5%)、セグメント利益9(+34.7%)
- 財務の解説
- 総資産は主に売掛金・棚卸資産・投資有価証券・有形固定資産の増加で増加。負債増は買掛金・未払金・賞与引当金等の増加による。
- 営業CFは税引前利益や減価償却、売上債権・棚卸資産の動きで大幅に改善(前年同期比増)。投資CFは設備投資で支出増。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:年間配当 50.00円(期末50.00円)
- 2026年3月期(予想):年間配当 55.00円(期末55.00円、中間0)
- 直近公表配当予想の修正:無
- 配当性向(予想):通期予想EPS 196.08円に対する配当55.00円 → 配当性向 約28.1%(参考:適度な還元水準)
- 配当利回り:–(株価情報未提示のため計算不可)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自己株式取得の記載なし、継続的な配当で還元
セグメント別情報
- 加工食品事業(主力)
- 売上39,956百万円(+3.1%)、セグメント利益1,780百万円(+18.0%)
- ハム・ソーセージ好調(販促、通年化商品、環境配慮パッケージ等)。調理加工食品は一部商品(レトルトカレー等)が伸び悩むがサラダチキン等が堅調。
- 戦略:販促、商品改良、外食向け業務用の拡販、価格改定・コスト削減の継続
- 食肉事業
- 売上19,394百万円(△0.8%)、セグメント利益223百万円(+48.2%)
- 牛肉は国産牛が堅調、輸入牛(米国産)が伸び悩む。豚肉は外食向けが伸長するも量販向けが弱含み。
- 戦略:仕入コスト管理、販路(量販・外食)での最適化
- その他:小規模(売上32百万円)だが利益率は改善
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:本資料に中期計画の詳細は記載なし → 進捗判断は限定的(–)
- KPI達成状況:主要KPI(売上、営業利益等)のうち営業利益は好転。中期目標との照合情報は無し。
競合状況や市場動向
- 市場動向:
- 原材料・資材、人件費、物流費の上昇が継続。消費者の節約志向が強まり市場構造の変化あり。
- 生活必需品中心に価格改定が実施されている影響。
- 競合比較:同業他社との相対的な指標(市場シェア、他社業績比較)は資料に記載なし → 比較は保留(–)。
- 競争優位性:主力製品(ハム・ソーセージ)のブランド力、業務用販路拡大、製品ラインアップによる対応力が強みと読み取れる。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(修正無し):売上240,000百万円(+2.1%)、営業利益6,000百万円(+9.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益4,800百万円(△12.5%)
- 第2四半期累計(会社予想):売上121,200百万円、営業利益3,000百万円、当期純利益2,300百万円
- 会社が想定する前提条件の詳細は添付資料に記載(為替等の前提は別途参照)。
- 予想の信頼性:通期予想は据え置き。第1四半期の営業利益進捗は良好だが、原料費や消費動向次第で変動の可能性あり。
- リスク要因:
- 原材料(飼料、畜産物、輸入肉)の価格上昇
- 人件費・物流費の上昇
- 消費者の節約志向による販売数量の下押し
- 為替・海外供給の変動、通商政策(米国の通商政策等)
- 一時的な特別損益の発生による純利益のブレ
重要な注記
- 会計方針:当四半期における会計方針の変更、見積りの変更等なし。
- 連結範囲の変更:無し
- セグメント区分:当第1四半期から「加工食品事業」のうち「調理加工食品部門」の一部を「ハム・ソーセージ部門」へ集計変更(前期数値は遡及再表示済み)。
- 監査レビュー:四半期財務諸表に対する監査法人のレビューは無し。
(注記)
- 不明な項目は「–」と表記しました。
- 数値は特記なき限り百万円単位で記載。自己資本比率53.1%は「安定水準」との目安に照らして注記しました。
- 本まとめは開示資料に基づく情報整理であり、投資助言ではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 2288 |
| 企業名 | 丸大食品 |
| URL | http://www.marudai.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 食品 – 食料品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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