2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:第1四半期の会社側予想(四半期ベース)は開示されておらず、通期予想の修正も無し。したがって「会社予想との乖離」は不明(通期予想は未修正)。市場予想の参照値も提示なし。
  • 業績の方向性:増収(前年同期比 +39.4%)だが損益は赤字(四半期純損失 △92.77百万円)。増収減損益(ただし損失幅は縮小)。
  • 注目すべき変化:レーザデバイス事業が牽引しセグメント利益が大幅改善(レーザデバイス事業のセグメント利益62.48百万円、前年同期比 +484.7%)。視覚情報デバイス事業は売上増ながら依然赤字だが、損失幅は縮小。眼セルフチェックツール「MEOCHECK」の自主回収が当該事業の売上構成に影響。
  • 今後の見通し:通期予想(売上 1,387百万円、当期純損失 △445百万円)は未修正。第1四半期の進捗は売上で22.7%(通期線形比ではやや未達)で、通期達成可否は製品の販路回復・MEOCHECK対応・開発受注の継続等に依存。
  • 投資家への示唆:レーザデバイス事業の回復・拡大が利益改善の主因。視覚情報デバイスの製品品質問題(自主回収)と販路構築の進捗が業績回復の鍵。財務は自己資本比率が高く流動性は良好だが、製品リスクと販路リスクに注意。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社QDレーザ
    • 主要事業分野: レーザデバイス(DFBレーザ、小型可視レーザ、高出力レーザ、量子ドットレーザ等)および視覚情報デバイス(網膜投影等、開発受託)
    • 代表者名: 代表取締役社長 大久保 潔
    • URL: https://www.qdlaser.com/
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年8月8日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日、非連結)
    • 決算説明資料作成: 有、決算説明会(機関投資家・アナリスト向け): 有
  • セグメント:
    • レーザデバイス事業: DFBレーザ、小型可視レーザ、高出力レーザ、量子ドットレーザ等の製造・販売
    • 視覚情報デバイス事業: 網膜投影機器、アイトラッキング駆動システム等の開発・受託
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数: 41,761,392株(自己株式含む)
    • 期中平均株式数(四半期累計): 41,760,965株
    • 時価総額: –(開示資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 通期決算発表等: –(四半期短信以外の予定は資料参照)
    • 株主総会、IRイベント等: –(資料に特定日付の記載無し)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績:
    • 会社予想との比較(第1四半期): 第1四半期の会社発表予想は提示無しのため比較不可。
    • 通期予想との進捗(下記参照)は開示数値に対して概算で算出。
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因: レーザデバイス事業がDFBレーザ、高出力レーザ、量子ドットレーザで増収。開発受託の増加も寄与。
    • 下振れ要因: 視覚情報デバイス(網膜投影製品)ではセルフチェックサービスの自主回収により関連売上が計上されず大幅減収。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想(売上1,387百万円、営業損失 △445百万円、当期純損失 △445百万円)を修正していない。第1四半期の進捗だけを見ると売上進捗約22.7%とやや線形(25%)を下回るが、季節要因・開発受注の時期性等を勘案する必要あり。MEOCHECK対応の帰趨が通期回復に影響。

財務指標

  • 財務諸表 要点(単位:百万円表記は資料ベース)
    • 売上高(第1四半期): 315 百万円(315,460千円)、前年同期 226 百万円(+39.4% / +89.19百万円)
    • 売上原価: 174 百万円、売上総利益: 141 百万円
    • 販管費: 232 百万円
    • 営業損失: △91.4 百万円(前年同期 △167.4 百万円、改善 75.9 百万円)
    • 経常損失: △92.2 百万円(前年同期 △158.7 百万円)
    • 四半期純損失: △92.8 百万円(前年同期 △159.3 百万円、改善 66.5 百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): △2.22円(前年同期 △3.82円、改善 +1.60円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期累計の達成率)
    • 売上高進捗率: 315 / 1,387 = 22.7%(線形25%に対しやや不足)
    • 営業利益進捗率: △91.4 / △445 = 20.6%(赤字比率の観点での進捗)
    • 純利益進捗率: △92.8 / △445 = 20.9%
    • 備考: 第1四半期のみでの比較は季節性や受注タイミングの影響があるため注意。
  • 財政状態(貸借対照表):
    • 総資産: 5,383 百万円(5,382,950千円、前期末比 △122.9百万円)
    • 流動資産: 4,448 百万円(現金及び預金 3,649 百万円、現金は前期比 △105.3百万円)
    • 負債合計: 255 百万円(前期末比 △31.4百万円)
    • 純資産: 5,128 百万円(前期末比 △91.5百万円)
    • 自己資本比率: 95.3%(非常に高く安定水準)
    • 流動比率: 4,447.6 / 253.1 ≒ 17.6 倍(非常に高く高流動性)
    • 負債比率(負債/純資産): 255 / 5,128 ≒ 5.0%(低い負債水準)
  • 効率性:
    • 売上高営業利益率(第1四半期): 営業損失ベースのため算出不能(マイナス)
    • 総資産回転率: 第1四半期売上315 / 総資産5,383 ≒ 0.058(年換算時の参考値)
  • セグメント別(第1四半期)
    • レーザデバイス事業: 売上 297.6 百万円(+36.3%)、セグメント利益 62.48 百万円(+484.7%)
    • 製品別: DFBレーザ 127.365 百万円、小型可視レーザ 56.899 百万円、高出力レーザ 71.442 百万円、量子ドットレーザ 41.906 百万円
    • 地域別: 日本 97.239 百万円、北米 72.334 百万円、中国 51.876 百万円、欧州 38.183 百万円
    • 視覚情報デバイス事業: 売上 17.85 百万円(+124.0%)、セグメント損失 △57.97 百万円(損失幅縮小)
    • 開発受託が増加(17.639 百万円)、一方で網膜投影製品は自主回収等で大幅減収
  • 財務の解説:
    • バランスシートは自己資本の厚みと高い現金保有が特徴で、短期的な資金余裕は良好。営業活動でのキャッシュ・フロー計算書は未作成だが減価償却は24.65百万円(第1四半期累計)。

配当

  • 中間配当: 0.00 円(実績・予想ともに0.00円)
  • 期末配当(予想): 0.00 円
  • 年間配当予想: 0.00 円(直近公表予想から修正無し)
  • 配当利回り: –(株価参照不可のため算出不可)
  • 配当性向: –(純利益が赤字のため算出不能/該当なし)
  • 特別配当: 無し
  • 株主還元方針: 自社株買い等の記載なし

セグメント別情報

  • レーザデバイス事業
    • 状況: 全体の売上の大半を占め、DFB・高出力・量子ドットが増収。小型可視レーザは顕微鏡用光源需要減少で減少。
    • 成果: セグメント利益大幅改善(62.48百万円)。収益貢献の主力。
    • 見通し: 継続した製品拡販と新製品(Lantana 等)受注の継続が鍵。
  • 視覚情報デバイス事業
    • 状況: 網膜投影製品の売上が自主回収等で大幅減、開発受託が拡大。
    • 成果: 売上は増加もセグメントは依然赤字(損失幅は縮小)。
    • 見通し: MEOCHECK対応と販路再構築、次世代アイウェア関連技術の受託拡大が重要。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 2024年11月公表の中期計画に沿って、2027年3月期での黒字化を目指す。中長期目標「10 by 10 to 100(10年で売上100億円超)」を掲げる。
  • KPI達成状況: 具体KPIの数値記載は無いが、レーザデバイスでの売上拡大は中期計画の成長軸と整合。視覚情報分野は品質対応と販路構築が課題。

競合状況や市場動向

  • 競合他社比較: 同業他社との直接比較データは資料に無し(–)。レーザデバイス市場では用途別需要(センサ、照明、研究用途等)が回復・拡大している様子。
  • 市場動向: マクロ環境(米国の通商政策、中東・ウクライナ情勢、為替・物価変動)が不透明。顧客側の慎重姿勢が継続している。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正: 無(2025年5月14日公表数値から変更無し)
    • 次期予想: –(資料に未記載)
    • 会社予想の前提条件: 添付資料P.3参照(為替・市場前提等の詳細は資料に記載あり)
  • 予想の信頼性: 第1四半期は増収だが赤字継続。過去の予想達成傾向は資料に明確記載無し(–)。通期見通しは、製品品質対応・販路回復・新製品受注の成否に依存。
  • リスク要因:
    • 製品品質・安全性(MEOCHECK自主回収の影響)
    • 主要市場の需要変動(特に顕微鏡用光源等の需要)
    • 地政学・為替変動・原材料調達
    • 販路構築の遅れ(視覚情報デバイス)

重要な注記

  • 会計方針: 変更無し(会計基準等の改正による変更も無)。
  • 四半期財務諸表に特有の会計処理の適用あり(開示あり)。
  • 監査・レビュー: 添付の四半期財務諸表に対する公認会計士等によるレビューは無し。
  • その他重要事項: 代表取締役交代(2025年6月24日付)、MEOCHECKの自主回収と対応を公表済み。

(注)資料に基づき整理。数値は会社資料(千円または百万円表示)を基に記載。投資助言や推奨は行っていません。未記載項目は — としています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6613
企業名 QDレーザ
URL https://www.qdlaser.com/
市場区分 グロース市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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