2024年11月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社は通期予想の修正を行っておらず、本第1四半期の発表でも通期予想との整合性を維持(会社予想との乖離は特に示されていない)。市場予想は提示なし(市場予想との差異:–)。
- 業績の方向性:増収(売上高 +10.7%)だが赤字幅は縮小(営業損失縮小)。要約:増収減損縮小。
- 注目すべき変化:前年同期に比べ売上高は4,064百万円(+10.7%)に拡大。営業損失は△61百万円→△18百万円に縮小(改善)。親会社株主に帰属する四半期純損失は△86.9百万円→△42.9百万円に縮小。
- 今後の見通し:通期(売上 21,000百万円、営業利益 350百万円、当期純利益 550百万円)の予想に変更なし。第1四半期の売上進捗は約19.4%(通期比)で、四半期ベースの均等配分(25%)と比較するとやや未達。会社は通期達成可能と見ているが、プリフォーム事業のコスト上振れ(エネルギー高止まり等)がリスク要因。
- 投資家への示唆:商社事業が収益改善のドライバーとなっており、プリフォーム事業の原材料・エネルギー費上昇と新規事業の収益化遅延が全体業績の不確実性要因。通期予想は維持されているが、第2四半期以降のプリフォーム事業の費用動向が注目点。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:アルテック株式会社
- 主要事業分野:商社事業(大型印刷機・水処理関連装置などの商社)およびプリフォーム事業(飲料用プリフォーム等の製造)
- 代表者名:代表取締役社長 池谷 壽繁
- URL:https://www.altech.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2024年4月11日
- 対象会計期間:2024年11月期 第1四半期連結累計期間(2023年12月1日~2024年2月29日)
- 四半期決算説明会:無
- セグメント:
- 商社事業:大型機械や関連機器の販売・サービス(今回、販売好調で増益)
- プリフォーム事業:飲料用プリフォーム等の製造(販売数量は増加するもコスト増で赤字拡大)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式を含む):15,153,000株
- 期末自己株式数:1,383,361株
- 四半期累計平均株式数:13,769,639株
- 時価総額:–(株価情報の提示なし)
- 今後の予定:
- IRイベント:第1四半期決算説明会は無
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想は通期のみ、当期は四半期単独予想なし)
- 売上高:実績 4,064百万円。通期予想 21,000百万円に対する進捗率 19.35%(達成率としては四半期均等配分の25%に対してやや遅れ)。
- 営業利益:実績 △18百万円(営業損失)。通期予想 営業利益 350百万円に対する進捗はマイナス(達成率:実質的に未達/比較不能)。
- 純利益(親会社株主帰属):実績 △42.9百万円。通期予想 550百万円に対する進捗はマイナス(比較不能)。
- サプライズの要因:
- 上振れ要因:商社事業で大型機械の検収完了や次世代ハイブリッド会議ソリューション等の販売好調により売上・利益を押上げ。
- 下振れ要因:プリフォーム事業はエネルギー高騰等による原材料・水道光熱費の上昇、一部工場でのオーバーホール費用、新規再生ペレット事業が未だ収益寄与に至らない点により赤字が拡大。
- 通期への影響:会社は通期予想の修正を行っていない(変更なし)。ただしプリフォーム事業のコスト動向が通期見通し達成のリスク要因となるため、今後もモニタリングが必要。
財務指標
- 財務諸表の要点(第1四半期末、千円単位から百万円換算で記載)
- 総資産:22,127百万円(前期末 21,546百万円、+581百万円)
- 純資産:11,474百万円(前期末 11,821百万円、△346百万円)
- 流動資産:13,446百万円(現金及び預金 3,973百万円)
- 流動負債:9,146百万円(前受金の増加が主因)
- 債務合計:10,654百万円
- 収益性(第1四半期累計)
- 売上高:4,064百万円(前年同期比 +10.7% / 増加)
- 売上総利益:798百万円(前年同期比 +11.6% → 売上総利益率 19.7%(798/4,064) ※改善)
- 販管費:816.9百万円(前年同期比 +5.1%)
- 営業利益:△18.8百万円(前年同期 △61.2百万円 → 赤字縮小)。営業利益率 約△0.46%(前年同期 約△1.67%)
- 経常利益:△19.3百万円(前年同期 △53.4百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:△42.9百万円(前年同期 △86.9百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):△3.12円(前年同期 △6.33円)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率:4,064 / 21,000 = 19.35%(四半期均等配分25%よりやや遅れ)
- 営業利益進捗率:実績が赤字のため数値的進捗は不適切(通期350百万円に対し現状△18百万円)
- 純利益進捗率:同上(通期550百万円に対し現状△42.9百万円)
- 過去同期間との比較:売上・各段階損失とも改善傾向(売上増、損失縮小)
- 財務の安全性
- 自己資本比率:51.4%(前連結会計年度末 54.2% → やや低下だが安定。目安 40%以上で安定)
- 流動比率:流動資産 13,445.8 / 流動負債 9,146.2 = 約1.47(147%)(流動性は良好)
- 有利子負債(短期借入金+長期借入金):約4,372百万円。負債/純資産比(負債合計10,654 / 純資産11,474)= 約92.9%(50〜100%程度は業種依存、現状は過度ではない)
- 効率性:
- 売上高営業利益率の改善が見られる(赤字幅縮小)。総資産回転率等は詳細な期間費用除外で算出不可(総資産 22,127 百万円に対する売上年間化必要のため:–)。
- セグメント別:
- 商社事業:増収増益(大型機械検収、新規ソリューション販売が寄与)
- プリフォーム事業:増収だがコスト増で赤字拡大(材料・エネルギー費、設備オーバーホール、新規再生ペレット事業の未寄与)
配当
- 配当実績と予想:
- 2024年11月期(予想):第1四半期末 0.00円 / 第2四半期末 0.00円 / 期末 7.00円 / 年間合計 7.00円(修正なし)
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 配当性向(通期予想ベース):配当7.00円 / 1株当たり当期純利益予想39.94円 = 約17.5%(目安:中立〜低め)
- 特別配当:なし
- 株主還元方針:自己株式数の記載あり(自己株式保有)だが、今回の発表に自社株買い等の追加は無し。
セグメント別情報
- 商社事業:売上・利益ともに回復。大型装置の検収完了、新規ソリューション販売が増益の主因。今後も提案力強化で収益拡大を目指す方針。
- プリフォーム事業:販売数量は増加するも、エネルギー・原材料費の高止まり、工場オーバーホール費用の発生、新規再生ペレット事業の収益化が遅れている点で収益性改善は限定的。コスト管理・稼働率向上が課題。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:2021年策定の中期計画に沿い、商社事業で安定収益確保→周辺機器拡大、プリフォーム事業で生産効率改善・環境負荷低減に取り組み中。進捗は「商社は順調、プリフォームは課題あり」で概ね中期方針に整合。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:同業他社データは資料に無し(比較不可:–)。
- 市場動向:為替・原油・エネルギー価格、世界経済の下振れリスク(ロシア・ウクライナ、中東情勢、中国成長鈍化等)が影響。プリフォーム事業は原材料・エネルギー動向に敏感。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期業績予想(変更なし):売上 21,000百万円(+17.8%)、営業利益 350百万円、経常利益 450百万円、親会社株主に帰属する当期純利益 550百万円(1株当たり当期純利益 39.94円)
- 次期予想:–(未提示)
- 会社予想の前提条件:添付資料P.2に記載の前提を参照(為替・市場前提あり、詳細は資料参照)
- 予想の信頼性:第1四半期は売上増かつ赤字縮小で通期達成の可能性はあるが、プリフォーム事業のコスト化状況次第で不確実性あり。会社は予想を維持している。
- リスク要因:為替変動、原材料/エネルギー価格、設備投資・オーバーホール費用、新規事業(再生ペレット)収益化の遅延、世界的な需要減速等。
重要な注記
- 会計方針の変更:なし
- 四半期レビュー:本四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外
- その他:連結範囲の変更なし、重要な子会社異動なし
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9972 |
| 企業名 | アルテック |
| URL | http://www.altech.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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