令和8年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に変更はなく、当中間期実績は「ほぼ予想通り」だが、利益進捗は通期想定を上回る(上振れ寄り)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高3,532百万円、+3.5%/営業利益784.7百万円、+29.8%)。
- 注目すべき変化:持分法による投資利益の増加(397.5百万円→出所増加)および投資有価証券の評価益拡大により包括利益が大幅増(1,969百万円、+88.7%)。セグメントでは住宅関連が利益の大黒柱(セグメント利益630.1百万円)。
- 今後の見通し:通期予想(売上6,900百万円、営業利益1,200百万円、親会社株主帰属当期純利益800百万円)に変更なし。中間実績の進捗率は営業利益約65%、経常利益約71%、親会社純利益約81%と高水準であり、通期達成の可能性は高いが下期需給や金利負担に留意。
- 投資家への示唆:利益進捗が良好で、投資損益(持分法利益・評価益)による寄与が大きい点を確認。逆に有利子負債は大きく、金利上昇や投資先の業績変化が財務に与える影響を注視する必要あり。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:フリージア・マクロス株式会社
- 主要事業分野:製造供給事業(押出機等の製造販売)、住宅関連事業(防蟻・防水・断熱工事等)、投資・流通サービス事業(投資・流通関連サービス)
- 代表者名:代表取締役社長 奥山 一寸法師
- 報告概要:
- 提出日:令和7年11月14日
- 対象会計期間:令和8年3月期 第2四半期(中間期)連結 令和7年4月1日~令和7年9月30日
- セグメント:
- 製造供給事業:押出機等の商品・設備販売
- 住宅関連事業:防蟻・防水・断熱等の住宅工事
- 投資・流通サービス事業:投資関連・流通サービス
- 発行済株式:
- 発行済株式数(期末、普通株式):45,099,320株
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:令和7年11月14日
- 株主総会、IR説明会等:–(決算説明会の有無は明記なし。資料作成の有無も明記なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期のみ公表。中間期は進捗比較で評価)
- 売上高:3,532百万円(通期予想6,900百万円に対する進捗率 51.2%)→ 半年で50%を超え、概ね計画どおり
- 営業利益:784.7百万円(通期予想1,200百万円に対する進捗率 65.4%)→ 進捗は良好(上振れ寄り)
- 純利益(親会社株主帰属):647.6百万円(通期予想800百万円に対する進捗率 81.0%)→ 非常に高い進捗
- サプライズの要因:
- 押出機(製造供給)やプリント基板向け受注増で製造供給事業が伸長
- 住宅関連で工事売上の増加と利益率改善
- 関連会社の業績向上に伴う持分法損益の増加(持分法による投資利益397.5百万円)と投資有価証券の評価益が包括利益を押し上げ
- ただし支払利息が増加(113.7百万円)しており金利負担は悪影響要因
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。現状の進捗を見ると営業・純利益は達成可能性が高いが、下期の事業採算と金融コスト次第で変動するリスクあり(為替や市況、投資先の業績に依存)。
財務指標
- 損益ハイライト(中間:令和7年4月1日~9月30日、単位:百万円)
- 売上高:3,532(前年同期比 +3.5%/増加額 +120)
- 売上総利益:1,944(前年同期比 +8.8%)
- 営業利益:784.7(前年同期比 +29.8%/増加額 +180.2)
- 経常利益:1,276.2(前年同期比 +27.5%/増加額 +275.6)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:647.6(前年同期比 +23.6%/増加額 +123.6)
- 1株当たり中間純利益(EPS):14.39円(前年 11.64円)
- 財政状態(中間末、単位:百万円)
- 総資産:35,353(前期末 33,055、増加 +2,297)
- 純資産合計:21,473(前期末 19,530、増加 +1,943)
- 自己資本(注記ベース):14,131百万円
- 自己資本比率:40.0%(安定水準。前期 37.8% → 改善)
- キャッシュ・フロー(中間、単位:百万円)
- 営業CF:+445(前年 400)→ 収入増加だが法人税支払増等の影響あり
- 投資CF:△262(前年 △619)→ 有形固定資産取得の減少等で支出縮小
- 財務CF:△91(前年 △165)→ 長期借入金の借入がありつつも返済等で純減少
- 現金及び現金同等物期末:1,201(前期末 1,110、増加 +91)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間進捗率)
- 売上高進捗率:51.2%(通期配分から見ると標準~やや前倒し)
- 営業利益進捗率:65.4%(高い。上振れ傾向)
- 純利益進捗率:81.0%(非常に高い。要因は投資利益の寄与)
- 過去同期間との比較:利益面で伸長が顕著(営業利益率改善)
- 財務安全性
- 自己資本比率:40.0%(安定水準)
- 負債合計:13,879.9百万円
- 有利子負債(概算:短期借入金951.8 + 当期中の1年内返済予定長期959.3 + 長期借入金8,262.7 ≒ 10,173.7百万円)
- ネット有利子負債(概算):10,173.7 – 現金1,201.5 ≒ 8,972.2百万円 → 自己資本14,131に対するネット負債比率約63%(注意:金利リスク要因)
- 効率性
- 売上高営業利益率(中間):784.7 / 3,532 ≒ 22.2%(高水準)
- 総資産回転率:売上高 / 総資産 ≒ 3,532 / 35,353 ≒ 0.10回(低め。事業特性と投資有価証券保有が影響)
- セグメント別(当中間期:単位は千円→百万円換算おおよそ)
- 製造供給事業:売上990.0百万円(前年 928.3百万円、+6.6%)、セグメント利益76.2百万円(前年14.2百万円、大幅増)
- 住宅関連事業:売上2,462.2百万円(前年2,446.7百万円、+0.6%)、セグメント利益630.1百万円(前年542.6百万円、+16.1%) → 主力で高収益
- 投資・流通サービス事業:売上80.7百万円(前年37.3百万円、+116%)、セグメント利益76.0百万円(前年45.8百万円、+65.9%)
- 財務の解説:
- 投資有価証券と関係会社株式の保有が資産を押し上げ、持分法利益と評価益がPL・包括利益を大きく改善。借入は大きいが自己資本も増加し自己資本比率は改善。
配当
- 配当実績と予想:
- 年間配当予想(通期):0.60円(直近の配当予想から修正なし)
- 中間配当:–(資料上の明示なし)
- 期末配当:通期0.60円に含む(詳細配当配分は–)
- 配当利回り:–(株価に依存のため資料に記載なし)
- 配当性向:通期予想ベースで計算すると 0.60 / EPS(通期17.78) ≒ 3.4%(非常に低い還元水準)※EPSは会社予想
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:自社株買い等の開示はなし
セグメント別情報
- 製造供給事業:押出機等の販売増で売上・利益とも増加。セグメント利益は大幅改善(製造供給の採算改善が寄与)。
- 住宅関連事業:売上は微増だが利益率改善でセグメント利益が拡大。安定したキャッシュ創出源。
- 投資・流通サービス事業:売上・利益とも前年から増加。投資関連収益(持分法利益含む)が全体利益を押上げ。
- 戦略・見通し:各セグメントとも当面の計画に沿った推移。投資関連の収益は変動しやすく、安定化が課題。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に具体的中期数値目標の記載はなし(–)。当期通期予想は据え置きで中期方針とも整合している旨の記載はあるが詳細は不明。
- KPI達成状況:営業利益や純利益の進捗は良好で、収益性改善が確認できる。具体KPIは開示なし。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは資料になし(–)。ただし当社は住宅関連の施工・サービスと製造機械販売、投資保有を組み合わせた事業構成で、投資収益が業績に与える影響が大きい点が特徴。
- 市場動向:国内景気は回復基調だが国際情勢や米国の関税政策等で先行き不透明。住宅関連の個人消費回復や円安インバウンドはプラス要因。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正有無:なし(令和7年5月20日公表の通期予想から変更なし)
- 通期会社予想(令和8年3月期):売上高6,900百万円(+0.1%)、営業利益1,200百万円(+11.0%)、経常利益1,800百万円(+9.3%)、親会社株主帰属当期純利益800百万円(+11.8%)、EPS 17.78円
- 会社予想の前提条件:詳細は添付資料参照のこと(為替・原燃料等の前提は資料中の該当箇所へ)
- 予想の信頼性:中間の利益進捗は良く達成可能性は高いが、投資収益や評価益、金利負担の変動が結果に大きく影響する点に留意(過去の予想達成傾向は資料上限定的)。
- リスク要因:
- 有利子負債が大きく金利上昇リスクがある
- 関連会社・投資有価証券の業績や市場評価の変動
- 国内外の景気変動・関税・原材料価格変動等
重要な注記
- 会計方針の変更:該当事項なし
- 連結範囲の変更:当中間期における連結範囲の重要な変更はなし(新規・除外の記載なし)
- その他:第2四半期(中間期)決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外
(注)
- 不明な項目は「–」と記載しています。
- 数値は会社資料(単位:百万円)に基づきます。自己資本比率40.0%(安定水準)等、目安を併記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6343 |
| 企業名 | フリージア・マクロス |
| URL | http://www.freesiamacross-extruder.com/jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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