令和6年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:通期予想の修正は無し。第3四半期累計の通期進捗では営業利益が高め(進捗約90%)で良好だが、経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比で減少(持分法利益の悪化が主因)。市場予想との比較は資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:増収ではなく減収減益(売上高は前年同四半期比 ▲5.1%、営業利益 ▲2.5%、親会社株主帰属四半期純利益 ▲19.4%)。
- 注目すべき変化:持分法による投資利益が前年から大きく減少(367,778千円 → 288,199千円)、これが経常利益・当期純利益の減少主因。製造供給事業は売上減とセグメント損失拡大(△128百万円)で悪化。
- 今後の見通し:会社は通期予想(売上7,000百万円、営業利益900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益600百万円)を据え置き。第3四半期累計の進捗は売上72.6%、営業利益90.1%、当期純利益70.1%で、営業利益は通期達成に向け順調だが、持分法利益の回復が鍵。
- 投資家への示唆:営業収益力は比較的堅調(営業利益進捗高い)が、関連会社業績(持分法)と借入金負担(利息費用)に注意。配当は据え置き予想であるため配当面の方針は安定傾向。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:フリージア・マクロス株式会社
- 主要事業分野:製造供給事業(押出機・試験機等の製造販売)、住宅関連事業(防蟻・防水・断熱工事等の建設工事)、投資・流通サービス事業
- 代表者名:代表取締役社長 奥山 一寸法師
- URL:http://www.freesiamacross-extruder.com/jp/
- 報告概要:
- 提出日:令和6年2月14日
- 対象会計期間:令和6年3月期 第3四半期累計(令和5年4月1日〜令和5年12月31日)
- セグメント:
- 製造供給事業:押出機・試験機等の製造販売
- 住宅関連事業:防蟻、防水、断熱工事等の建設工事
- 投資・流通サービス事業:投資関連収益・流通サービス等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:45,099,320株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:96,085株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 四半期報告書提出予定日:令和6年2月14日
- IRイベント:四半期決算補足資料/決算説明会の開催有無:記載なし(四半期決算説明会開催の有無 記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想は通期、単位=百万円。達成率は第3四半期累計実績÷通期予想)
- 売上高:実績5,080 百万円、通期予想7,000 百万円、進捗率72.6%(比較的順調)
- 営業利益:実績811 百万円、通期予想900 百万円、進捗率90.1%(高進捗=通期達成に近い)
- 純利益(親会社株主帰属):実績420 百万円、通期予想600 百万円、進捗率70.0%
- サプライズの要因:
- 経常利益・当期純利益の減少は「持分法による投資利益」の減少(関係会社の業績悪化)に起因。
- 製造供給事業の受注減・売上減がセグメント損失拡大。営業利益自体はコスト管理等で大きく毀損せず堅持。
- 通期への影響:
- 会社は通期見通しを据え置き。営業面では通期達成の可能性は高い(営業利益進捗90%)。一方で持分法利益の回復がなければ経常・純利益計画の達成はやや不確定。
財務指標
- 要点(単位:千円/百万円表記併記)
- 総資産:29,206,800 千円(29,206 百万円) 前期末27,011,922 千円 → +2,194,878 千円(増加)
- 純資産:16,593,604 千円(16,594 百万円) 前期末14,902,703 千円 → +1,690,901 千円
- 自己資本比率:35.4%(前期33.7%) — 35.4%(やや低め、40%超が安定目安)
- 現金及び預金:1,626,848 千円(1,627 百万円) 前期2,066,386 千円(減少)
- 投資有価証券:4,836,085 千円(4,836 百万円) 前期3,786,651 千円(増加)
- 長期借入金:7,816,708 千円(7,817 百万円) 前期7,572,520 千円(増加)
- 収益性(第3四半期累計:単位=百万円)
- 売上高:5,080 百万円(前年同四半期 5,352 百万円、前年比 ▲5.1% / ▲271 百万円)
- 営業利益:811 百万円(前年 832 百万円、前年比 ▲2.5% / ▲20 百万円) 営業利益率=811/5,080 = 16.0%(前年約15.5%)
- 経常利益:1,111 百万円(前年 1,323 百万円、前年比 ▲16.0% / ▲211 百万円)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:420 百万円(前年 522 百万円、前年比 ▲19.4% / ▲101 百万円)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):9.34円(前年 11.59円、前年比 ▲19.4%)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:72.6%(過去同期間と比べて概ね通常ペース)
- 営業利益進捗率:90.1%(高進捗、好ましい)
- 純利益進捗率:70.0%(やや低め、持分法利益の回復が必要)
- 財務安全性
- 自己資本比率:35.4%(前期33.7% → 改善。ただし40%以上が安定の目安)
- 負債合計:12,613 百万円(前期12,109 百万円、増加)
- 流動比率:流動資産8,485 百万円 / 流動負債3,734 百万円 ≒ 227%(流動性は確保)
- 効率性
- 売上高営業利益率は約16.0%(前年と同程度から若干改善)。
- セグメント別(第3四半期累計)
- 製造供給事業:売上1,195.8 百万円(▲12.8%)、セグメント損失 △128.6 百万円(前年 △86.6 百万円)→ 収益性悪化
- 住宅関連事業:売上3,817.2 百万円(▲2.4%)、セグメント利益 856.9 百万円(+2.6%)→ 主力で利益貢献
- 投資・流通サービス事業:売上67.9 百万円(+1.7%)、セグメント利益 79.8 百万円(微減)
- 財務の解説:投資有価証券の増加と関係会社株式の増加により総資産が増加。長短借入金の増加で利息負担も増えている(支払利息116 百万円)。
配当
- 配当実績と予想:
- 会社予想(令和6年3月期):中間(第2四半期末)0.50円、期末0.50円、年間合計1.00円(前期と同額)
- 配当利回り:–(株価不明のため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース):年間配当1.00円 ÷ 予想EPS13.33円 ≒ 7.5%(低い水準)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の記載はなし
セグメント別情報
- 製造供給事業:売上減(1,195.8 百万円、前年比▲12.8%)、セグメント損失拡大(△128.6 百万円)。押出機・試験機販売やプリント基板等の受注減が要因。短期回復は未確実。
- 住宅関連事業:主力セグメント。売上3,817.2 百万円(前年比▲2.4%)だが利益は増加(856.9 百万円)。防蟻・防水・断熱工事の売上減があったものの利益率は維持・改善。
- 投資・流通サービス事業:規模小さいが安定的。売上67.9 百万円、利益79.8 百万円(ほぼ横ばい)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に中期計画の数値目標は明記なし(–)。
- KPI達成状況:特定KPIの記載なし(–)。ただし営業利益は通期目標に対して高い進捗を見せている点はポジティブ。
競合状況や市場動向
- 競合他社比較:同業他社の業績は資料に記載なし(–)。
- 市場動向:国内は経済活動正常化で持ち直しつつあるが、国際情勢(ロシア・ウクライナ、中東の緊張)や資源・エネルギー価格高騰等の不確実性が継続しているとコメント。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想の修正:無(令和5年5月19日公表の通期予想から変更なし)
- 次期予想:記載なし(–)
- 会社予想の前提条件:詳細は添付資料参照(為替・原油等の前提は資料に明記なしここでは –)
- 予想の信頼性:営業利益は高い進捗率で比較的信頼できるが、持分法投資利益や関連会社の業績次第で経常利益・純利益は変動しやすい。
- リスク要因:関係会社業績悪化(持分法利益低下)、長期借入金増加に伴う金利負担、受注動向の悪化、国際的な資源価格・地政学リスク。
重要な注記
- 会計方針の変更等:会計基準改正に伴う変更は特記事項として記載ありが主要な影響は特に示されていない。
- その他:当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動なし。四半期決算短信は公認会計士・監査法人の四半期レビューの対象外。
(注)本まとめは提示資料に基づく事実の整理であり、投資助言を目的とするものではありません。不明な項目は「–」としています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 6343 |
| 企業名 | フリージア・マクロス |
| URL | http://www.freesiamacross-extruder.com/jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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