2026年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は通期予想を未定としており、四半期段階での業績は「ほぼ予想どおり/サプライズなし(通期予想未提示)」。市場予想との比較は未提示ため不明。
  • 業績の方向性:売上は増収(1,157百万円、前年同期比+2.3%)だが、営業利益は大幅減(5百万円、前年同期比△93.5%)で増収減益。
  • 注目すべき変化:売上総利益が前年同期比で約△16.0%減少(267.6→224.9百万円)し、販売費及び一般管理費が約+18.0%増加。為替換算差額の大幅悪化により包括利益が大幅マイナス(△90百万円)。
  • 今後の見通し:連結業績予想は「未定」。連結子会社サハキット社の連結除外(譲渡交渉中)が予定されており、これにより今後の業績予想や業績構成に影響が出る可能性。
  • 投資家への示唆:売上は堅調だが利益率が急低下している点が最大の注目点。コスト増(人件費・光熱費等)、原材料高、為替変動および短期借入の増加が収益性に影響しているため、通期見通し開示まで進捗と子会社譲渡の行方を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 日本製麻株式会社
    • 主要事業分野: 食品事業(パスタ・レトルト等)、産業資材事業(黄麻製品・紙袋等)、マット事業(自動車用フロアマット等)、その他(不動産賃貸等)
    • 代表者名: 代表取締役社長 植杉 泰久
    • コード/上場取引所: 3306 / 東証
    • URL: https://www.nihonseima.co.jp/
    • 問合せ先: 管理本部長 山中 寛志(TEL: 078-332-8251)
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年8月13日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
    • 決算説明会資料: 作成無し、決算説明会: 無
  • セグメント:
    • 食品事業: 市販・業務用パスタ、レトルト等
    • 産業資材事業: 黄麻製品、紙袋、フレコン等
    • マット事業: 自動車用フロアマット、海外生産販売
    • その他: 不動産賃貸等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数: 4,413,320株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数: 7,462株
    • 期中平均株式数(四半期累計): 4,405,858株(前年同期 3,665,986株)
    • 時価総額: –(未記載)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表等: 通期業績予想は現時点で未定(合理的に算定困難のため未公表)。サハキット社譲渡契約がまとまり次第、業績予想の見直しと併せて開示する旨。

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績:
    • 会社予想: 通期は未定のため比較不可
    • 売上高: 1,157百万円(前年同期比 +2.3%)
    • 営業利益: 5百万円(前年同期比 △93.5%)
    • 純利益(親会社株主帰属): 18百万円(前年同期比 △56.4%)
    • 達成率: –(通期予想未提示のため進捗率算出不可)
  • サプライズの要因:
    • 売上は横ばい〜微増だが、売上原価が増加(売上原価 932.4百万円、前年864.1百万円)し、売上総利益が減少。
    • 販売費及び一般管理費が増加(219.5百万円、前年186.1百万円)し利益を圧迫。
    • 為替換算差額が大幅マイナス(その他の包括利益で△122.2百万円)となり包括利益を大幅悪化。
    • 海外子会社での人件費・光熱費上昇や、短期借入の増加等がコスト増要因。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を未定としており、子会社譲渡の結果次第で通期見通しが変動する可能性が高い。

財務指標

  • 財務諸表(要点、単位:百万円)
    • 売上高: 1,157(+2.3%)
    • 売上原価: 932.4(前年 864.1)
    • 売上総利益: 224.9(△15.97%)
    • 販管費: 219.5(+17.95%)
    • 営業利益: 5.3(△93.5%)
    • 経常利益: 17.1(△81.5%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 18.3(△56.4%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): 4.15円(前年同期 11.46円)
  • 貸借対照表(主要項目、当第1Q末、単位:百万円)
    • 総資産: 5,739(前期末 5,685、+54)
    • 流動資産: 3,673(主な内訳:現金預金1,941、受取手形・売掛金724、商品・製品367)
    • 負債合計: 2,148(前期末 1,975、+173)
    • 短期借入金: 800(前期末 650、+150)→ 短期借入増加
    • 支払手形・買掛金: 359(前期末 230、+129)
    • 純資産: 3,592(前期末 3,710、△118)
    • 自己資本比率: 42.2%(安定水準:目安40%以上)(前年同期 43.6%)
  • キャッシュ・フロー:
    • 四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていない(注記)。
    • 減価償却費: 19.482百万円(前年同期 13.322百万円、増加)
  • 収益性指標:
    • 営業利益率: 約0.46%(5.319/1,157)(低水準。前年同期約7.2%)
    • 売上総利益率: 19.4%(224.9/1,157)→ 前年は約23.7%(268/1,131)
  • 財務安全性:
    • 自己資本比率 42.2%(安定水準)
    • 流動比率(概算): 流動資産3,673 / 流動負債1,622 ≒ 2.27(227%)(良好)
    • 負債構成: 短期借入増加で短期流動性への依存が上昇
  • 効率性:
    • 総資産回転率(簡易): 売上1,157 / 総資産5,739 ≒ 0.20回転(季節性等で一概評価不可)
  • セグメント別(売上高・セグメント利益、単位:百万円)
    • 食品事業: 売上 328(前年354、△7.1%)、セグメント利益 10(前年24、△57.7%)
    • 産業資材事業: 売上 140(前年112、+25.2%)、セグメント利益 1(前年△11 → 損失から回復)
    • マット事業: 売上 687(前年665、+3.4%)、セグメント利益 1(前年68 → 大幅減益)
    • その他: セグメント調整等で△77(営業合計 5)
  • 財務の解説:
    • 売上は横ばい増だが、原価上昇と販管費増で営業利益が大幅に悪化。為替差の影響で包括利益は大幅マイナス。短期借入増と支払手形増で流動負債が増加しているが流動比率は依然良好。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期(実績): 期末配当 4.00円、年間合計 4.00円
    • 2026年3月期(会社予想): 当面は中間配当無し、期末配当 4.00円(予想、修正なし)
  • 配当利回り: –(株価未提示のため算出不可)
  • 配当性向: –(通期純利益予想未提示のため算出不可)
  • 特別配当: 無
  • 株主還元方針: 特記なし(自社株買い等の発表なし)

セグメント別情報

  • 食品事業:
    • 売上 328百万円(前年354、△7.1%)、営業利益 10百万円(前年24、△57.7%)
    • 主因: パスタは一部製品で伸長するも既存製品の減少、レトルト(主力カレー)はコメ不足の影響で一時販売減少。レトルト工場の新建屋は今秋稼働予定。
  • 産業資材事業:
    • 売上 140百万円(前年112、+25.2%)、営業利益 1百万円(前年△10 → 改善)
    • 主因: 黄麻製品の輸入販売拡大で粗利改善、紙袋・フレコンはコメ不足で減少。人員体制見直しでコスト削減効果。
  • マット事業:
    • 売上 687百万円(前年665、+3.4%)、営業利益 1百万円(前年68、△97.5%)
    • 主因: 自動車用フロアマットで得意先の車種販売減(中国のレアアース規制影響)、海外(タイ)での人件費・光熱費高騰が利益を圧迫。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 公表済の中期計画に関する進捗は資料に明確記載なし(–)。
  • KPI達成状況: 明示的KPIの進捗記載なし(–)。
  • 備考: サハキット社の連結除外(譲渡交渉中)が進展すれば中長期の収益構造に影響。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
    • 食品分野は「簡便・時短」需要の拡大、中食・インバウンド回復等が追い風。ただし原材料高・人件費高で価格競争が厳しい。
    • 産業資材、マット分野は原材料・エネルギー・人件費の上昇や地政学的要因(例:レアアース輸出規制)が影響。
  • 競合比較: 同業他社との定量比較データは提示なし(–)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正有無: 会社は現時点で通期の連結業績予想を未定と表明(合理的な算定が困難のため)。
    • 次期予想: 未提示
    • 前提条件: 為替や原材料価格、人件費動向等が業績に影響するとしている(詳細前提は未提示)。
  • 予想の信頼性: 直近で四半期・通期とも予想提示が無く、サハキット社譲渡等の不確定要素があるため現時点での数値予測は困難。
  • リスク要因:
    • 原材料・エネルギー価格の高止まり、労働コスト上昇
    • 海外子会社でのコスト増(人件費・光熱費等)
    • 為替変動(為替換算差額で包括利益に大きな影響)
    • 主要得意先の販売減・規制(例:レアアース規制の波及)
    • 子会社譲渡の成否とタイミング(業績・連結範囲に影響)

重要な注記

  • 会計方針の変更: 無
  • 連結範囲の変更: 当四半期における重要な変更は無し。ただしサハキット社について譲渡交渉中で、連結除外の見通しがある旨を開示(譲渡先との交渉継続中)。
  • キャッシュ・フロー計算書: 第1四半期連結累計期間のCF計算書は作成していない旨の注記あり。
  • 監査: 四半期レビューは監査法人アリアによる期中レビュー済(限定付等の指摘無し)。

(注)不明項目や会社未提示の数値は「–」で記載しています。本要約は開示資料に基づく事実整理であり、投資助言や推奨を目的とするものではありません。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3306
企業名 日本製麻
URL http://www.nihonseima.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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