ヤマウホールディングス (5284) 企業分析レポート

東京証券取引所スタンダード市場に上場するヤマウホールディングスについて、個人投資家向けに企業分析レポートを作成します。

1. 企業情報

  • 事業内容などのわかりやすい説明
    ヤマウホールディングスは、主に土木工事で使用されるコンクリート二次製品(インフラ製品、景観製品など)の製造・販売を主力とするメーカーです。九州を地盤としていますが、M&Aを通じて本州にも事業を再展開しています。公共事業を受注する官公需が売上の約7割を占めているのが特徴です。その他、水門・堰の製造施工、地質調査、道路用伸縮装置の製造販売・設置工事、コンクリート構造物の点検・補修なども手掛けています。
  • 主力製品・サービスの特徴
    中核は「コンクリート製品製造・販売事業」で、これが全体の売上高の55%を占め、利益貢献も大きいです(2025年3月期予想)。耐久性が求められる土木インフラや防災・減災関連の需要に支えられており、近年では景観に配慮した製品にも力を入れています。公共投資の動向が業績に直結しやすい事業構造と言えます。

2. 業界のポジションと市場シェア

  • 業界内での競争優位性や課題について
    ヤマウホールディングスは、九州を拠点とするコンクリート二次製品メーカーとして確固たる地位を築いています。官公需主体の事業構造は、景気変動の影響を受けにくい安定した収益基盤を提供します。また、M&Aによる本州への事業展開は、市場拡大の機会となり得ます。一方で、建設業界全体の課題として、原材料価格や物流コストの高騰、人手不足などが挙げられます。特にセグメントによっては受注減や不採算事業の発生が利益を圧迫する課題が見られます。
  • 市場動向と企業の対応状況
    国土強靭化計画や防災・減災対策を背景とした公共投資は底堅く推移しており、同社の主力事業にとっては追い風です。老朽化した社会インフラの維持・補修需要も将来的に高まることが予想されます。同社は中期経営計画において、これらの需要を取り込むための構造改革と成長戦略に注力しており、特にコンクリート製品事業は堅調に推移しています。しかし、橋梁・伸縮装置事業や水門・堰事業の不振は、市場環境の変化や競争激化への対応が急務であることを示唆しています。

3. 経営戦略と重点分野

  • 経営陣が掲げるビジョンや戦略
    経営陣は「VISION2035」として長期ビジョンを掲げ、2024年4月~2027年3月の3年間を中期経営計画「Plan C³(変革と創造への挑戦)」と位置付けています。この計画では、持続的な成長に向けた構造改革と成長戦略に注力することを明言しています。
  • 中期経営計画の具体的な施策や重点分野
    決算短信からは、具体的なKPI(重要業績評価指標)の数値は読み取れませんが、セグメント別の状況から、コンクリート製品事業の持続的成長と、橋梁・伸縮装置事業や水門・堰事業といった不採算セグメントの立て直しが重点分野であると考えられます。特に主力事業であるコンクリート製品においては、建設・インフラ関連の公共投資需要を確実に捕捉し、収益を最大化する戦略が取られていると見られます。
  • 新製品・新サービスの展開状況(決算短信参照)
    データなし

4. 事業モデルの持続可能性

  • 収益モデルや市場ニーズの変化への適応力
    ヤマウホールディングスの収益モデルは、公共投資に強く依存しており、これは一定の安定性をもたらす一方で、国の財政状況や政策変更による影響を受けやすい特性があります。資材価格高騰や人件費上昇といった外部環境の変化に対しては、価格転嫁や生産効率改善による適応が求められます。主力であるコンクリート製品事業は堅調ですが、事業ポートフォリオ全体として市場ニーズや競争環境の変化に合わせた柔軟な対応が、持続可能性を高める上で重要です。
  • 売上計上時期の偏りとその影響
    2026年3月期中間期の通期予想に対する進捗率は、売上高38.9%、営業利益27.2%、純利益29.4%と、一般的な年間50%の目安を下回っています。これは公共事業の特性として、年度末に向けて工事が集中し、売上・利益が下期に偏重する傾向があるためと考えられます。この偏りは、下期の受注獲得や工事進捗が通期目標達成の鍵となることを意味します。

5. 技術革新と主力製品

  • 技術開発の動向や独自性
    データなし
  • 収益を牽引している製品やサービス
    現在の収益を最も牽引しているのは「コンクリート製品製造・販売事業」です。2026年3月期中間期のセグメント売上高は5,349.8百万円(前中間期比+7.9%)、セグメント利益は1,036.8百万円(同+24.1%)と、売上・利益ともに増加しており、グループ全体の業績を支える柱となっています。

6. 株価の評価

  • EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較
    • 現在の株価: 2,318.0円
    • 1株当たり当期純利益(EPS、会社予想): 343.62円
    • 株価/EPS = 2,318.0円 / 343.62円 = 6.75倍
    • 1株当たり純資産(BPS、実績): 2,005.01円
    • 株価/BPS = 2,318.0円 / 2,005.01円 = 1.16倍
      現在の株価は、会社予想EPSの約6.75倍、実績BPSの約1.16倍で取引されています。これは提供されているPER(会社予想)とPBR(実績)の数値と一致します。
  • 業界平均PER/PBRとの比較
    • 業界平均PER: 7.3倍
    • 業界平均PBR: 0.7倍
      同社のPER(6.75倍)は業界平均PER(7.3倍)と比較すると割安感があります。一方、PBR(1.16倍)は業界平均PBR(0.7倍)と比較すると割高感があります。

7. テクニカル分析

  • 直近の株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か
    直近10日間の株価は、2,312円から2,338円の比較的狭いレンジで推移しており、大きな方向感は見られません。
  • 年初来高値・安値との位置関係
    • 年初来高値: 2,618円
    • 年初来安値: 1,520円
    • 現在の株価: 2,318.0円
      現在の株価は、年初来高値から約11.4%下落、年初来安値からは約52.5%上昇した水準にあり、年初来のレンジで見ると高値圏に位置していると言えます。
  • 出来高・売買代金から見る市場関心度
    本日の出来高は8,700株、売買代金は20,200千円です。3ヶ月平均出来高10.59k株、10日平均出来高4.67k株と比較すると、本日は3ヶ月平均を下回りますが、10日平均を上回っています。しかし、売買代金が2千万円程度と小規模であり、市場の関心度は依然として低い状態にあると判断できます。

8. 財務諸表分析

  • 売上、利益、ROE、ROAなどの指標を評価
    • 売上高は2023年3月期から増加傾向にあり、過去12ヶ月の実績は22,689百万円です。しかし、2025年3月期予想では22,837百万円と横ばい、2026年3月期予想では22,400百万円と減収を見込んでいます。
    • 営業利益は2023年3月期の1,997百万円を底に、過去12ヶ月で3,487百万円まで回復しています。2025年3月期予想は3,565百万円、2026年3月期予想は3,350百万円となっており、減益予想です。
    • 純利益も同様の傾向で、過去12ヶ月の純利益は2,365百万円。2026年3月期予想では2,100百万円と減益見込みです。
    • ROE(実績)は21.00%、ROA(過去12ヶ月)は10.22%と非常に高い水準を維持しており、資本と資産を効率的に活用して収益を上げていると言えます。
  • 過去数年分の傾向を比較
    過去数年間は売上・利益ともに成長の後、直近では減収減益予想となっています。特に2022年から2023年にかけて一時的に利益が落ち込んだ後、回復基調にありましたが、2026年3月期はやや勢いが衰える見通しです。
  • 四半期決算の進捗状況(通期予想との比較)
    2026年3月期第2四半期(中間期)の通期予想に対する進捗率は、売上高38.9%、営業利益27.2%、純利益29.4%でした。これは通期予想達成には下期での大幅な巻き返しが必要となる水準であり、進捗はやや遅れています。

9. 財務健全性分析

  • 自己資本比率、流動比率、負債比率の評価
    • 自己資本比率(実績): 51.8% (2025年9月30日中間期末では58.9%) → 一般的に40%以上で健全とされるため、非常に良好な水準です。
    • 流動比率(直近四半期): 1.78倍 (178%) → 一般的に100%以上で健全とされるため、問題なく、流動性も高いです。
    • 負債比率(Total Debt/Equity、直近四半期): 26.02% → 負債が純資産に対して低く、財務健全性は極めて高いと言えます。
  • 財務安全性と資金繰りの状況
    自己資本比率の高さ、流動比率の良好さ、負債比率の低さから、同社の財務安全性は非常に高いと評価できます。手元現金も直近四半期で4.75B億円(47.5億円)あり、資金繰りにも余裕があると見られます。
  • 借入金の動向と金利負担
    総負債3.16B億円(31.6億円)に対し、インタレスト・カバレッジ・レシオの情報は提供されていませんが、Net Non Operating Interest Income Expenseが-36百万円程度と低いことから、金利負担は経営を圧迫する水準にはないと推測されます。

10. 収益性分析

  • ROE、ROA、各種利益率の評価
    • ROE(実績): 21.00%
    • ROA(過去12ヶ月): 10.22%
    • 営業利益率(過去12ヶ月): 10.07%
    • Profit Margin(過去12ヶ月): 10.42%
      すべての指標が高水準であり、同社の収益性は非常に高いと評価できます。
  • 一般的なベンチマーク(ROE 10%、ROA 5%等)との比較
    ROE 21.00%はベンチマークの10%を大きく上回り、ROA 10.22%もベンチマークの5%を大きく上回っています。これは、効率的な経営と高い利益創出能力を示唆しています。
  • 収益性の推移と改善余地
    前中間期比で中間期の営業利益率がわずかに低下(11.1%から10.4%)しているものの、依然として高い水準です。セグメント別では、橋梁・伸縮装置事業や水門・堰事業が営業損失を計上しており、これらの事業の採算改善が全体の収益性向上に向けた主要な改善余地となります。

11. 市場リスク評価

  • ベータ値による市場感応度の評価
    Beta (5Y Monthly): 0.43 → ベータ値が1を下回るため、市場全体の変動と比較して株価の変動が小さい、比較的ディフェンシブな特性を持つ銘柄と言えます。
  • 52週高値・安値のレンジと現在位置
    • 52週高値: 2,618.00円
    • 52週安値: 1,520.00円
    • 現在株価: 2,318.0円
      現在の株価は52週高値からは約11%低い水準にあるものの、52週安値からは大幅に上昇しており、高値圏に位置しています。
  • 決算短信に記載のリスク要因(外部環境、為替、地政学等)
    決算短信に明記されている主なリスク要因は以下の通りです。
    • 資材価格や原材料、物流費の高騰
    • 受注活動における季節変動や大型案件の採否
    • 自然災害や気候変動、政策変更による需要変動
    • 為替レートやエネルギー価格の急変
    • セグメント事業ごとの採算悪化

12. バリュエーション分析

  • 業種平均PER/PBRとの比較
    • PER(会社予想): 6.75倍
    • 業界平均PER: 7.3倍
    • PBR(実績): 1.16倍
    • 業界平均PBR: 0.7倍
      PERは業界平均よりも割安ですが、PBRは業界平均よりも割高です。
  • 目標株価レンジの算出(業界平均倍率適用)
    • EPS(会社予想): 343.62円
    • BPS(実績): 2,005.01円
    • 業界平均PER適用目標株価: 343.62円 × 7.3倍 = 2,508.4円
    • 業界平均PBR適用目標株価: 2,005.01円 × 0.7倍 = 1,403.5円
  • 割安・割高の総合判断
    PERベースでは現在の株価(2,318円)は業界平均目標株価(2,508.4円)に対して割安感があります。しかし、PBRベースでは現在の株価は業界平均目標株価(1,403.5円)に対して割高感があります。収益性は高いものの、資産価値に対する評価は業界平均より高いため、総合的な割安・割高の判断は難しい状況です。

13. 市場センチメント分析

  • 信用取引の状況(信用買残、信用倍率、需給バランス)
    • 信用買残: 77,000株
    • 信用売残: 0株
    • 信用倍率: 0.00倍
      信用売残がないため信用倍率は0.00倍となっています。信用買残が77,000株ある一方で売りがないため、短期的な需給は買いに傾いています。しかし、将来的な信用買い残の解消(売り)が株価の重石となる可能性も考慮する必要があります。
  • 株主構成(経営陣持株比率、安定株主の状況)
    • 経営陣持株比率: 31.89%
    • 主要株主には福岡商事、麻生、トクヤマ、明治安田生命保険、福岡銀行、鹿児島銀行、西日本シティ銀行などの事業会社や金融機関が名を連ねており、安定株主が多い構造であると推測されます。
  • 大株主の動向
    データなし

14. 株主還元と配当方針

  • 配当利回りや配当性向の分析
    • 配当利回り(会社予想): 4.44%
    • 1株配当(会社予想): 103.00円
    • 配当性向(会社予想): 30.77% (決算短信の予想ベースで約30.0%)
      4%を超える配当利回りは高水準であり、株主にとって魅力的な水準と言えます。配当性向も約30%と、利益の一部を適切に株主に還元する方針が伺えます。
  • 自社株買いなどの株主還元策
    2026年3月期中間期決算短信において、自己株式の取得支出が152.975百万円あったことが記載されており、配当だけでなく自社株買いも株主還元策として実施していることが確認できます。
  • 株式報酬型ストックオプション等のインセンティブ施策
    データなし

15. 最近のトピックスと材料

  • 適時開示情報の分析(大型受注、新製品、拠点展開等)
    2026年3月期第2四半期決算短信では、以下の点が注目されます。
    • 主力であるコンクリート製品事業は、公共投資需要の継続により売上・利益ともに堅調に推移しています。
    • 一方で、橋梁・伸縮装置事業は受注・売上が大幅に減少し営業損失に転落、水門・堰事業も減収・営業損失を計上しています。これらの不振事業の改善が今後の業績を左右する重要な要素となります。
    • 地質調査・土木事業や情報機器事業、コンクリート構造物の点検・補修事業は売上を伸ばし、改善傾向が見られます。
  • これらが業績に与える影響の評価
    主力であるコンクリート製品事業の好調は、引き続き業績を支える基盤となります。しかし、不振セグメントの立て直しが果たせなければ、全体の利益成長を阻害する可能性があります。特に下期に偏重する事業特性から、今後の大型受注の動向や工事の進捗が通期目標達成の鍵となるでしょう。

16. 総評

  • 各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理
    ヤマウホールディングスは、官公需主体のコンクリート二次製品を中心とした建設関連企業であり、堅固な事業基盤と高い財務健全性が特徴です。ROE・ROAともに高水準で収益性も優れています。現在の株価はPERで見れば割安感があるものの、PBRで見ると割高感があり、評価は分かれます。配当利回りは高く、株主還元にも積極的です。しかし、2026年3月期は減収減益予想で、特に一部セグメントの事業不振が課題となっています。
    • 強み: 安定した官公需基盤、九州での事業優位性、高い財務健全性、高水準な収益性、積極的な株主還元(高配当・自社株買い)。
    • 弱み: 一部セグメントの事業不振(橋梁・伸縮装置、水門・堰)、原材料価格高騰リスク、下期偏重の収益構造、市場関心度の低さ。
  • 強み・弱み・機会・脅威の整理
    • 強み (Strengths):
    • 官公需主体の安定した収益基盤
    • 高い自己資本比率と流動性を持つ健全な財務体質
    • ROE21.0%、ROA10.22%と非常に高い収益性
    • 高い配当利回り(4.44%)と自社株買いを含む株主還元策
    • 市場変動に比較的影響を受けにくいディフェンシブな特性(β値0.43)
    • 弱み (Weaknesses):
    • 橋梁・伸縮装置事業や水門・堰事業など一部セグメントでの大幅な減収および営業損失
    • 通期予想に対する中間期の進捗率が低く、下期偏重のリスク
    • 売買代金・出来高が少なく、市場の注目度が低い
    • 機会 (Opportunities):
    • 国土強靭化計画や防災・減災対策による公共投資の継続的な需要
    • 老朽化インフラの維持・補修需要の増加
    • M&Aによる本州市場への再展開と事業規模拡大
    • 脅威 (Threats):
    • 原材料価格、物流費、人件費の高騰による収益圧迫
    • 自然災害や政策変更による事業環境の変化
    • 特定セグメントの競争激化や受注環境悪化
    • 長期的な国内建設市場の縮小リスク

17. 企業スコア

  • 成長性: B(売上高は過去数年で伸長したものの、2026年3月期は減収減益予想。中間進捗も遅れ気味だが、主力事業は堅調。)
  • 収益性: A(ROE 21.00%、ROA 10.22%、営業利益率10.07%と極めて高水準。ただし中間期では利益率がやや低下した点が課題。)
  • 財務健全性: S(自己資本比率51.8%(中間期末58.9%)、流動比率1.78倍、負債比率26.02%と非常に優良な水準。)
  • 株価バリュエーション: B(PERは業界平均より割安、PBRは業界平均より割高。高水準の収益性と安定した財務は評価されるが、株価の割安・割高判断は分かれ得る。)

企業情報

銘柄コード 5284
企業名 ヤマウホールディングス
URL https://www.yamau-holdings.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 建設・資材 – ガラス・土石製品

バリュー投資分析(5年予測・3シナリオ参考情報)

将来のEPS成長と配当を3つのシナリオ(楽観・標準・悲観)で予測し、現在の株価が割安かどうかを試算した参考情報です。

現在の指標

株価 2,318円
EPS(1株利益) 343.62円
年間配当 4.44円

シナリオ別5年後予測

各シナリオの成長率・PER前提と、それに基づく5年後の予測株価・期待リターンです。

シナリオ 成長率 将来PER 5年後株価 期待CAGR
楽観 13.5% 7.8倍 5,031円 16.9%
標準 10.4% 6.8倍 3,805円 10.6%
悲観 6.2% 5.7倍 2,669円 3.1%

目標年率別の理論株価(標準シナリオ)

標準シナリオに基づく参考値です。「理論株価」は、この価格以下で購入すれば目標年率リターンを達成できる可能性がある株価上限です。

現在株価: 2,318円

目標年率 理論株価 現在株価との乖離 判定
15% 1,907円 +411円 (+22%) △ 割高
10% 2,382円 -64円 (-3%) ○ 割安
5% 3,005円 -687円 (-23%) ○ 割安

【判定基準】○割安:現在株価≦理論株価 / △割高:現在株価>理論株価

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.5)」によって自動生成されました。

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By ジニー

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