2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期業績予想に修正は無し(発表内に中間期予想の提示なし)。中間期実績は通期予想に対して「売上高・営業利益は概ね順調だが、当期純利益の進捗が低い(税金・特別損失の影響)」という状況。
- 業績の方向性:増収(+1.1%)・増益(営業利益 +110.9%、経常利益 +115.9%)だが、当期純利益は減少(△65.9%)
- 注目すべき変化:コンクリート関連事業の拡大が牽引(売上高+16.4%、セグメント利益 +745.7%)一方、建築設備機器関連は工事計上のタイミングで売上・利益が減少(売上高△24.6%)。
- 今後の見通し:通期予想は修正なし。中間期末時点の進捗率は売上高43.8%、営業利益47.5%と概ね順調だが、当期純利益は23.8%に留まる。第3四半期に土地譲渡益約125.5百万円の特別利益計上予定で、通期純利益達成に寄与する見込み。
- 投資家への示唆:主力のコンクリート製品が堅調で、無電柱化や環境製品の追い風もある。ただし純利益は特別損失・税負担の影響が大きく、通期純利益の回復は第3四半期以降の特別益計上に依存する点に注意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社イトーヨーギョー
- 主要事業分野:コンクリート関連製品(ライン導水ブロック等)、建築設備機器、施設関連の不動産事業等
- 代表者名:代表取締役社長 畑中 雄介
- URL:https://itoyogyo.co.jp
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期:2025年4月1日~2025年9月30日)/非連結
- 決算説明会:無
- セグメント:
- コンクリート関連事業:道路関連製品、環境対策製品(ヒュームセプター等)
- 建築設備機器関連事業:建築設備・工事関連
- 不動産関連事業:遊休不動産の有効活用等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):3,568,000株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間期):2,943,883株
- 期末自己株式数:618,809株
- 時価総額:–(提示なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
- IRイベント:決算説明会は無し(補足資料も作成無し)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較)
- 会社の中間期予想は開示なし。通期(2026年3月期)予想との進捗で比較。
- 売上高:中間実績 1,575百万円。通期予想 3,600百万円 に対する進捗 43.8%(目安:上期で50%近ければ順調 → 43.8%はやや保守的な進捗だが許容範囲)
- 営業利益:中間実績 104.6百万円。通期予想 220百万円 に対する進捗 47.5%(良好)
- 純利益(当期純利益):中間実績 55.1百万円。通期予想 231百万円 に対する進捗 23.8%(進捗低い)
- サプライズの要因:
- 営業利益・経常利益の増加は、主にコンクリート関連事業の売上増と粗利改善による(ライン導水ブロック等の好調)。
- 当期純利益が大幅減少した要因は、前期とは異なる特別損失(保険解約損6.83百万円、役員退職慰労金7.80百万円、特別クレーム関連損失等 合計特別損失約22.95百万円)と税金負担・期間の特殊要因による。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。第3四半期に土地譲渡益(約125.5百万円)の特別利益計上を予定しており、これを含めれば通期純利益の達成可能性は高まる。ただし特別利益頼みの面がある点は留意。
財務指標
- 財務諸表(要点)
- 総資産:5,411,304千円(前期末 5,859,705千円 → △448,401千円 減少)
- 純資産:3,710,602千円(前期末 3,696,307千円 → +14,295千円 増加)
- 負債合計:1,700,701千円(前期末 2,163,397千円 → △462,696千円 減少)
- 収益性(中間期実績:金額は百万円単位で表示)
- 売上高:1,575 百万円(前年同期 1,559 百万円、+1.1%/+17 百万円)
- 営業利益:105 百万円(前年同期 50 百万円、+110.9%/+55 百万円)
- 営業利益率:104.6/1575 = 6.64%(改善。目安:高いほど良い)
- 経常利益:104 百万円(前年同期 48 百万円、+115.9%)
- 中間純利益:55 百万円(前年同期 162 百万円、△65.9%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):18.72円(前年同期 54.94円、△65.9%)
- 進捗率分析(通期予想に対する中間実績)
- 売上高進捗率:43.8%(通期3,600百万円に対して、やや控えめ)
- 営業利益進捗率:47.5%(通期220百万円に対して良好)
- 純利益進捗率:23.8%(通期231百万円に対して低い)
- 過去同期間比:営業利益・経常利益は大幅改善、純利益は要因差で悪化
- 財務安全性
- 自己資本比率:68.6%(安定水準:高い、安全)
- 流動比率(流動資産/流動負債):2,132,484 / 1,133,418 = 約188%(良好、短期安全性高い)
- 負債比率(負債合計/総資産):1,700,701 / 5,411,304 = 約31.4%(低めで安全)
- 有利子負債:短期借入金650百万円、長期借入金255.3百万円(合計約905.3百万円)※現金預金703百万円で差引は約202.3百万円の純有利子負債
- 効率性
- 売上高営業利益率は改善(約6.6%)。総資産回転率や詳細の推移は資料上で限定的だが、セグメント改善で収益性向上。
- セグメント別(中間期)
- コンクリート関連:売上 1,098 百万円(+16.4%)、セグメント利益 108 百万円(+745.7%) — 主力製品が牽引(良い)
- 建築設備機器関連:売上 418 百万円(△24.6%)、セグメント損失 6 百万円(損失拡大:前年は黒字) — 工事計上タイミングの影響
- 不動産関連:売上 58 百万円(△1.4%)、セグメント利益 20 百万円(△0.7%) — 概ね計画通り
- 財務の解説:流動資産・負債ともに減少し、特に完成工事未収入金の減少が流動資産減少の主因。負債合計の大幅減少で自己資本比率が上昇。特別損失の発生が中間純利益を押し下げたが、土地譲渡の特別益が第3Qに計上予定。
配当
- 中間配当:0.00円(2026年3月期 中間)
- 期末配当(予想):18.00円
- 年間配当予想:18.00円(前年実績:20.00円)
- 配当利回り:–(株価未提示)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自己株式の取得は継続的に保有(自己株式数は減少傾向)、だが本決算での自社株買いの開示は無し
セグメント別情報
- コンクリート関連事業
- 売上高:1,098 百万円(+16.4%)/セグメント利益:108 百万円(+745.7%)
- 背景:ライン導水ブロック等の道路製品好調、ヒュームセプター等環境製品の採用増
- 見通し:国土交通省の関連予算や無電柱化推進により中期的な需要追い風
- 建築設備機器関連事業
- 売上高:418 百万円(△24.6%)/セグメント損失:6 百万円(前年同期比悪化)
- 背景:工事の計上タイミング(前年同期計上分が当期に計上されず)
- 見通し:民間工事の営業強化やESCO事業の取組が継続
- 不動産関連事業
- 売上高:58 百万円(△1.4%)/セグメント利益:20 百万円(△0.7%)
- 背景:遊休不動産の処理等で計画通り推移
- 見通し:土地譲渡等で財務改善効果あり(第3Qに譲渡益計上予定)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:社内スローガン「Beyond innovation -革新のその先へ-」の下、「自ら需要をつくれる企業」を標榜。無電柱化・環境製品等で成長分野を狙う。
- KPI達成状況:特にコンクリート関連の収益性改善は中期方針と整合。ただし純利益は一過性損失でブレが出ている点は留意。
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との直接比較データは開示なし(–)。ただし、国土交通省の道路整備・無電柱化など公共需要の追い風があり、同社の製品はニッチな優位性(省スペース施工、CO2削減等)を持つと説明。
- 市場動向:インフラ整備の国の方針(防災・脱炭素・無電柱化拡大)が追い風。物価上昇や海外景気リスクは下振れ要因。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上高 3,600 百万円(+5.8%)、営業利益 220 百万円(+9.1%)、経常利益 210 百万円(+6.0%)、当期純利益 231 百万円(△33.8%)
- 次期予想:–(開示無し)
- 会社予想の前提条件:資料P.3に詳細(為替等の前提は明示なし/事業別前提あり)
- 予想の信頼性:通期営業利益・売上高は中間進捗で概ね見通しどおり。純利益は特別損益の影響が大きく、第3四半期の土地売却益に依存する部分あり。
- リスク要因:公共投資の前提変更、工事計上タイミングの変動、原材料(セメント等)価格、保険・退職関連の特別費用発生、金融市場の変動。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 中間財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有(詳細は添付資料P.7参照)
- 重要な後発事象:保有土地の譲渡が完了(譲渡益125,493千円を第3四半期に特別利益計上予定)→通期純利益に寄与予定
- 監査等:第2四半期決算短信は監査(レビュー)の対象外
(注記)
- 不明な項目は「–」で記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5287 |
| 企業名 | イトーヨーギョー |
| URL | http://www.itoyogyo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – ガラス・土石製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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