2025年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社予想・市場予想との比較情報は開示資料に記載無しのため不明(会社予想との比較:–、市場予想:–)。ただし 実績は売上・利益ともに大幅増(下記参照)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高26,938百万円:前年同期比+22.3%、営業利益2,218百万円:同+32.8%、親会社株主に帰属する当期純利益1,457百万円:同+19.0%)。
  • 注目すべき変化:クラウドインテグレーション事業が売上9,717百万円(+34.6%)と高成長。のれん(無形固定資産)が141,322千円→422,564千円に増加(M&A・グループ再編の影響)。自己資本比率は50.9%→44.1%に低下(財務構成の変化)。
  • 今後の見通し:2026年6月期予想は売上32,000百万円(+18.8%)、営業利益2,686百万円(+21.1%)、当期純利益1,737百万円(+19.2%)を見込む。通期予想達成はクラウド需要継続が前提。為替・地政学リスク等で変動の可能性あり。
  • 投資家への示唆:中期経営計画で掲げるクラウドインテグレーションの成長が業績を牽引。M&Aや子会社化による事業拡大が進む一方、のれん・借入金増で財務構成が変化している点(自己資本比率低下・長期借入金増加)に留意が必要。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社システムサポートホールディングス(旧:株式会社システムサポート)
    • 主要事業分野:クラウドインテグレーション(AWS、ServiceNow等の移行・技術支援、ライセンス再販)、システムインテグレーション(ERP導入支援、インフラ構築、開発・保守)、アウトソーシング(データセンター、運用保守等)、プロダクト(勤怠・シフト等ソフト開発・販売)、海外事業
    • 代表者名:代表取締役社長 小清水 良次
    • 上場取引所・コード:東証(コード 4396)
    • URL:https://www.sts-hd.co.jp/
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月6日(決算短信)
    • 対象会計期間:2025年6月期(連結、2024年7月1日~2025年6月30日)
    • 決算補足説明資料:作成有、決算説明会:開催有(機関投資家・アナリスト向け、動画を後日掲載)
  • セグメント:
    • クラウドインテグレーション事業:クラウド移行支援・ライセンス再販(AWS、Azure、ServiceNow等)
    • システムインテグレーション事業:ERP導入支援、インフラ構築、システム設計・開発・保守
    • アウトソーシング事業:プライベートクラウド等データセンター、データ処理、ニアショア運用保守
    • プロダクト事業:勤怠・シフトなどソフトウェア開発・販売、カスタマイズ
    • 海外事業:海外でのSI、給与・会計アウトソーシング、人材紹介、メディア運営
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):10,400,000株(2025年6月期)
    • 期末自己株式数:41,428株
    • 期中平均株式数:10,305,749株
    • 時価総額:–(資料記載なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会:2025年9月25日
    • 配当支払開始予定日:2025年9月26日
    • 有価証券報告書提出予定日:2025年9月19日
    • 決算説明会:2025年8月6日(機関投資家・アナリスト向け)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績:
    • 会社予想との比較(達成率):会社側の期中の目標(2025年6月期当初予想)は決算短信に明示されておらず比較不可(達成率:–)。
    • 市場予想との比較:資料に市場コンセンサスは記載なし(–)。
  • サプライズの要因(実績好転の主な理由):
    • クラウドインテグレーション事業の受注好調(AWS、ServiceNowの移行支援や移行後のライセンス再販拡大)。
    • システムインテグレーション事業でERP支援が堅調。海外事業やプロダクトも寄与。
  • 通期への影響:
    • 2026年6月期の会社予想は増収増益見込み(売上32,000百万円、営業利益2,686百万円)。達成可能性はクラウド領域の受注継続が前提。M&Aやのれん償却、金利変動、地政学リスクにより変動の可能性あり。
    • 決算短信時点で予想修正は無し。

財務指標

  • 損益(連結、単位:百万円)
    • 売上高:26,938(+22.3%/前期22,029)
    • 営業利益:2,218(+32.8%/前期1,670)
    • 経常利益:2,244(+28.7%/前期1,743)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:1,457(+19.0%/前期1,224)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):141.44円(前期118.24円、+19.7%)
    • 営業利益率:8.2%(前期7.6%) —(改善:良い)
    • 純利益率:約5.41%(1,457/26,938、改善:良い)
  • 貸借対照表(連結、単位:百万円)
    • 総資産:13,628(+3,699)
    • 純資産:6,012(+956)
    • 自己資本比率:44.1%(前期50.9%) —(目安40%以上で安定、44.1%は許容範囲だが前期から低下:やや注意)
    • 1株当たり純資産(BPS):580.39円(前期488.26円、改善:良い)
  • キャッシュ・フロー(連結、単位:百万円)
    • 営業CF:2,376(前年1,468、+61.9%) —(改善:良い)
    • 投資CF:△792(前年△419、投資増加)
    • 財務CF:△4(前年△513、大幅改善:前年は借入返済等で支出が多かった)
    • 現金及び現金同等物 期末:5,119(+1,587) —(流動性良好)
  • 進捗率分析(四半期決算に対する進捗):当該は通期決算の提示。期中計画との比較データがないため進捗率は算出不可(–)。
  • 財務安全性
    • 流動比率(流動資産10,735 / 流動負債6,081)=約177%(100%以上で安全、良好)
    • 負債合計 7,616、純資産6,012 → 負債/純資産比 ≈ 1.27(127%):有利子負債増加でややレバレッジ上昇
    • 長期借入金は167→780百万円へ増加(長期借入金の増加はM&Aや設備投資が要因)
  • 効率性
    • 総資産回転率(売上/総資産)=26,938 / 13,628 ≈ 1.98回(前年:約2.22回) — やや低下
    • 売上高営業利益率は8.2%(前年7.6%)で改善
  • セグメント別(主要項目、百万円/前年同期比)
    • クラウドインテグレーション:売上9,717(+34.6%)、セグメント利益1,543(+32.1%) — 成長の主力
    • システムインテグレーション:売上13,362(+13.5%)、利益126.9(+830.5%) — 利益率改善が顕著
    • アウトソーシング:売上2,393(+17.1%)、利益233(△18.9%) — 売上増だが費用配賦で利益減
    • プロダクト:売上923(+19.9%)、利益249(+31.0%)
    • 海外:売上542(+144.9%)、利益114(+96.2%) — 大幅増
  • 財務の解説(要点)
    • 売上・利益ともに堅調。クラウド関連とSIが主因。
    • M&A・連結範囲変更によりのれんが増加、固定負債・長期借入金が増加。自己資本比率は低下したが流動性(現金5,119百万円、営業CF増加)は確保。

配当

  • 2025年6月期(実績)
    • 中間配当:25.00円
    • 期末配当:25.00円
    • 年間配当:50.00円、配当総額514百万円(連結)
    • 配当性向(連結):35.4%(目安:安定的な配当政策)
    • 純資産配当(DOE):9.4%(資料記載)
  • 2026年6月期(予想)
    • 中間配当:30.00円
    • 期末配当:30.00円
    • 年間配当予想:60.00円(対前期+10円)
  • 特別配当:無し
  • 株主還元方針:自己株式の取得(当期に自己株式の取得あり:取得額268,204千円)、今後の方針は中期計画に基づくが明確な数値目標は資料上に明示無し。

セグメント別情報(詳細)

  • 各セグメントの状況(連結、百万円、前年同期比)
    • クラウドインテグレーション:売上9,717(+34.6%)、セグメント利益1,542(+32.1%) — 受注好調、ライセンス再販増
    • システムインテグレーション:売上13,362(+13.5%)、セグメント利益126.9(+830.5%) — ERP支援堅調、利益改善
    • アウトソーシング:売上2,392(+17.1%)、セグメント利益233(△18.9%) — ストック収入増だがSGA配賦で利益減
    • プロダクト:売上923(+19.9%)、セグメント利益249(+31.0%) — パッケージ・クラウドプロダクト好調
    • 海外:売上542(+144.9%)、セグメント利益114(+96.2%) — 事業譲受等で増加
  • セグメント戦略:中期計画でクラウドインテグレーション重視。各地域・事業で顧客基盤拡大と技術力投入を継続。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「ローリングプラン(2025年6月期~2027年6月期)」を公表(2024年8月)。テーマは「成長と更なるイノベーションの創出」、方針はクラウドサービス拡充、人材育成、サステナビリティ強化。
  • 今回の決算状況:クラウド事業の高成長とM&Aによる事業拡大は中期計画の方針と整合(進捗良好)。一方、のれんと借入増加で財務面のモニタリングが必要。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:国内ではDX、クラウド、生成AI等の技術導入需要が継続。IT投資は堅調に推移。
  • 競合比較:同業他社との詳細比較データは資料にないため記載不可(–)。ただしクラウド/ERP支援領域での受注増は競争力の強化を示唆。

今後の見通し

  • 業績予想(2026年6月期会社予想)
    • 売上高:32,000百万円(+18.8%)
    • 営業利益:2,686百万円(+21.1%)
    • 経常利益:2,700百万円(+20.3%)
    • 親会社株主帰属当期純利益:1,737百万円(+19.2%)
  • 予想の前提条件:資料では「今後の経済環境は不透明だが、IT投資は拡大すると判断」。為替・原材料等具体前提は添付資料参照(決算補足説明資料P3)。
  • 予想の信頼性:積極的なM&Aとクラウド需要に依存。過去の達成傾向や保守性についての明確記載は限定的(–)。
  • リスク要因:地政学的リスク(米中関係、中東等)、米国の関税政策、為替変動、原価上昇、人材確保・競争、M&A統合リスク、のれんの償却や借入金負担増。

重要な注記

  • 会計方針:2022年改正「法人税等に関する会計基準」を期首より適用。連結財務諸表への影響は無し。
  • 連結範囲の変更:当期に連結範囲の重要な変更あり(新規2社の連結:株式会社システムサポート、株式会社コミュニケーション・プランニング)。2025年1月1日付で持株会社体制へ移行(会社分割)。
  • のれん:無形固定資産(のれん)が増加(141,322千円→422,564千円)。M&A関連費用や今後の償却に注意。
  • 企業結合の後発事象:2025年7月1日付で株式会社エコー・システムを子会社化(取得対価520,000千円、アドバイザリー費用等54,392千円)。当該取得に関するのれん等は決算短信作成時点で確定していない。
  • 監査:決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外である点に留意。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4396
企業名 システムサポートホールディングス
URL https://www.sts-hd.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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