2025年12月期第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期業績予想に対する修正は無し。市場予想との比較データは開示資料になく記載不可。従って会社予想との整合性は維持(差異報告なし)。
- 業績の方向性:増収増益(第2四半期累計で売上高+14.3%、営業利益+478.2%)。
- 注目すべき変化:前年同期に比べ営業利益・経常利益・当期中間純利益が大幅増。特に営業利益は265百万円(前年45百万円)、中間純利益は195百万円(前年11.5百万円)と大幅改善。
- 今後の見通し:通期予想(売上8,610百万円、営業利益496百万円、当期純利益331百万円)に変更なし。中間進捗は売上約50.0%、営業利益約53.6%、純利益約59.0%で、通期見通しとの整合性は良好。
- 投資家への示唆:DX関連案件や既存顧客の増員で売上・利益が伸長。キャッシュ・フローでは投資有価証券取得(213百万円)があり投資CFが大きくマイナス。財務は自己資本比率が高く安全性は良好だが、配当方針は前年から期末のみで年間25円予想に引下げ(前期30円)されており還元政策の変化に留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ロココ
- 主要事業分野:ITO&BPO事業、クラウドソリューション事業(ServiceNow、HRソリューション等)、海外事業(その他)
- 代表者名:代表取締役社長 長谷川 一彦
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月14日
- 対象会計期間:2025年1月1日~2025年6月30日(第2四半期/中間期、連結)
- 決算補足説明資料:作成あり(同社Web掲載)
- セグメント:
- ITO&BPO事業:ITサービスマネジメント、カスタマーコミュニケーション、イベントサービス等
- クラウドソリューション事業:ServiceNow、HRソリューション、システムソリューション等
- その他:海外事業(ソフトウェア開発、運用保守等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:3,725,100株(2025/6/30)
- 期中平均株式数(中間期):3,724,833株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 決算説明会:今回の決算説明会は無(補足資料あり)
- 株主総会/IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較/達成率):
- 売上高:第2四半期累計 4,303百万円。通期見通し8,610百万円に対する進捗率 50.0%(概ね半期想定どおり)。
- 営業利益:第2四半期累計 265.6百万円。通期見通し496百万円に対する進捗率 53.6%。
- 親会社株主に帰属する当期純利益:第2四半期累計 195.2百万円。通期見通し331百万円に対する進捗率 59.0%。
- サプライズの要因:
- 主因は売上増(新規案件獲得、既存取引先の増員、年度末スポット受注)に伴う売上総利益増加と、販管費の抑制による営業利益率の改善。セグメント別ではITO&BPOとクラウド両セグメントで収益改善が顕著。
- 通期への影響:
- 現時点で会社は通期予想を据え置き。中間の進捗率は概ね50%台で通期見通しと整合。投資(投資有価証券取得等)によるキャッシュ減があるため資金動向は注視必要。
財務指標
- 財務諸表(要点、単位:百万円表記で概算)
- 総資産:4,285百万円(2025/6/30)
- 純資産:2,820百万円(2025/6/30)
- 自己資本比率:65.8%(安定水準、目安40%以上で安定)
- 収益性(中間累計、対前年同期比)
- 売上高:4,303百万円(+14.3%、前年3,766百万円)
- 売上総利益:1,553百万円(前年1,293百万円)
- 営業利益:265.6百万円(+478.2%、前年45.9百万円)、営業利益率 約6.17%(265.6/4,303)
- 経常利益:284.0百万円(+558.5%、前年43.1百万円)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:195.2百万円(+1,590.1%、前年11.5百万円)
- 1株当たり中間純利益(EPS):52.40円(前年3.13円)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:50.0%
- 営業利益進捗率:53.6%
- 純利益進捗率:59.0%
- 過去同期間進捗との比較:前年同期間は中間赤字に近く比較困難だが、今回の数値は通期予想に対しておおむね順調。
- 財務安全性
- 自己資本比率:65.8%(安定水準)
- 負債合計:1,465百万円、純資産2,820百万円に対する負債比率(負債/純資産)約52%(過度な借入依存ではない)
- 流動比率:流動資産3,140百万円 / 流動負債1,093百万円 ≒ 287%(良好)
- キャッシュ・フロー
- 営業CF:+214.6百万円(プラス)
- 投資CF:△261.3百万円(主に投資有価証券取得213.0百万円)
- 財務CF:△255.7百万円(長期借入金の返済、配当支払111.4百万円等)
- 現金及び現金同等物の期末残高:1,285百万円(前期中間1,601百万円、△316百万円)
- 自由CF(営業CF+投資CF):約△46.7百万円(中間期間では小幅マイナス)
- 効率性
- 売上高営業利益率:約6.2%(改善)
- 総資産回転率等の詳細数値は資料に限定情報のみのため算出困難(総資産4,285百万円に対する売上4,303百万円で資産回転率≈1.00)。
- セグメント別(中間累計)
- ITO&BPO事業:売上2,823百万円(+12.2%)、セグメント利益172.8百万円(+492.3%)
- クラウドソリューション事業:売上1,416百万円(+20.2%)、セグメント利益93.7百万円(+335.9%)
- その他(海外等):売上212.2百万円(+5.9%)、セグメント損失0.9百万円(前年は4.7百万円の損失)
- 財務の解説:
- 収益力は主力2セグメントで拡大し、販管費の増加を抑制したことで営業利益率が大幅改善。投資面では投資有価証券取得が大きく、短期的に投資CFを圧迫。借入金は期中に返済が進み長期借入金が減少している。
配当
- 配当実績と予想:
- 中間配当(2025年12月期):0.00円(無配)
- 期末予想(2025年12月期):25.00円
- 年間配当予想:25.00円(前期は年間30.00円)
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 配当性向(予想):年間配当25円 ÷ 予想EPS86.33円 ≒ 29.0%(目安:中程度)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:直近公表の配当予想に修正なし。自社株買い等の記載無し。
セグメント別情報
- セグメント別状況(中間累計)
- ITO&BPO:売上2,822.7百万円(+12.2%)、利益172.8百万円(+492.3%)— 新規案件獲得、既存顧客増員、機器販売などで好調。ソリューションの前年の大型案件不在で一部減少も他が補填。
- クラウドソリューション:売上1,415.8百万円(+20.2%)、利益93.7百万円(+335.9%)— ServiceNow事業の新規契約好調。HRソリューションの大型改修案件は前年寄与があり前年割れの部分あり。システムソリューションは譲受による売上増。
- その他(海外):売上212.2百万円(+5.9%)、損失0.9百万円(損失幅縮小)— グループ向け案件増加、人件費上昇でコスト増の面もあるが損失は縮小。
- 前年同期比較:全セグメントで売上増、利益大幅改善が特徴。特にITO&BPOとクラウドで利益率が大きく改善。
- セグメント戦略:資料ではDX需要を背景にServiceNow等のクラウド領域拡大とITO系の受注拡大を強調。今後もDX投資の高水準継続を前提に成長を見込む。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料上は特定の中期数値目標の再掲無し(詳細は別資料参照)。通期予想は据え置き。
- KPI達成状況:明示されたKPI無し(売上・利益の進捗で評価可能)。進捗は半期で概ね50%台。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内ではDX投資が高水準で推移。外部環境として為替・資源価格・米国政策等の不確実性あり(決算短信に記載)。
- 競合他社との比較:同業他社データは本資料に無しため比較不可。だがDX需要の取り込みで売上・利益が伸長しており、成長セグメントでの受注獲得が進んでいる点は指摘可能。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上高8,610百万円(+10.4%)、営業利益496百万円(+16.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益331百万円(+19.1%)、1株当たり当期純利益86.33円。
- 次期予想:–(資料に記載なし)
- 前提条件:資料中「当四半期の業績予想の前提条件」は補足資料参照(決算短信本文では具体値の記載なし)。
- 予想の信頼性:会社は通期予想を据え置き。中間の進捗は概ね通常の半期比率(約50%)であるため現時点では実現可能性は高いと判断。
- リスク要因:
- 為替変動、原材料・外部要因(資源価格)や海外情勢の不確実性
- 大口案件の有無による業績のブレ(ソリューション系で前年に大型案件の影響あり)
- 人件費上昇や子会社の賃率上昇による利益圧迫(海外等)
重要な注記
- 会計方針の変更:当中間期に重要な会計方針変更なし。ただし「中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理」の適用あり(税金費用の計算で見積実効税率適用等)。
- セグメント区分:2024年7月1日付で管理区分見直し(ソリューション事業をITO&BPO事業へ編成変更)。前期比較は変更後区分に組替え済み。
- 監査等:第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外。
- その他:投資有価証券取得(213百万円)等、投資活動の動きが中間で確認される。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5868 |
| 企業名 | ロココ |
| URL | https://www.rococo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。