2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正はなし(業績予想の修正:無)。市場予想との差異は不明のため記載なし(–)。第1四半期の実績は「売上高は上振れ、営業利益はほぼ予想通りだが、税引前・純利益は大幅下振れ」に見える。
- 業績の方向性:増収減益(売上収益は前年同期比+14.4%の増収、親会社帰属四半期利益は△38.6%の減少)。
- 注目すべき変化:金融収益の大幅減少(37,901→18,678百万円)と金融費用の増加(2,822→13,295百万円)により、税引前利益が△45.9%と大幅悪化。営業面はストック収入増で増収・営業利益はほぼ横ばい。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上760,000百万円、営業利益115,000百万円、親会社帰属当期利益100,000百万円)に修正は無し。第1四半期の進捗は売上22.0%、営業利益23.9%、親会社当期利益28.2%で、現時点で通期達成見通しは変更無しと判断(ただし金融収支は変動要因)。
- 投資家への示唆:事業の成長はストック型収益(電気・ガス、飲料、通信など)が牽引している一方、為替・金利等の金融面(金融収益/費用)が業績変動を大きく左右している。財務(現金・有利子負債)や投資有価証券の動きも注視が必要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社光通信
- 主要事業分野:情報通信分野を中心に、電気・ガス、通信回線、宅配水(飲料)、保険、金融(マイクロファイナンス等)、ソリューション、取次販売など複数セグメントで事業展開(ストック収益を重視)
- 代表者名:代表取締役社長 和田 英明
- 上場取引所・コード:東証(9435)
- URL:http://www.hikari.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月13日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 決算説明資料作成:有
- 決算説明会:有
- セグメント(報告セグメント7区分):
- 電気・ガス:電気・ガスの販売・供給
- 通信:通信回線・付帯サービス
- 飲料:ミネラルウォーターの製造・宅配販売
- 保険:損害保険・生命保険・保証サービス等
- 金融:マイクロファイナンス等
- ソリューション:顧客管理・決済等プラットフォーム提供
- 取次販売:通信キャリア等の取次販売
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式):44,269,642株(自己株式含む)
- 期末自己株式数:381,242株
- 期中平均株式数(四半期累計):43,877,438株
- 時価総額:–(資料に記載なし)
- 今後の予定:
- 配当支払開始予定日:2025年9月12日
- 決算発表・株主総会・IRイベント等:決算説明会は開催予定(詳細日程は資料参照または未記載のため–)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社が公表する通期予想との進捗)
- 売上収益:167,172百万円(通期予想760,000百万円に対する進捗率22.0%)
- 営業利益:27,503百万円(通期予想115,000百万円に対する進捗率23.9%)
- 親会社の所有者に帰属する当期利益:28,168百万円(通期予想100,000百万円に対する進捗率28.2%)
- サプライズの要因:
- 売上はストック性収益(顧客契約増)で増加。営業利益は僅かな増加に留まるがほぼ計画通り。
- ただし金融収益が大幅に減少(前年同期37,901→当期18,678百万円)と金融費用の増加(2,822→13,295百万円)で税引前利益・純利益が大幅減少。会社は「円高に伴う金融費用の増加等」を主因と説明。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き(修正無し)。第1四半期の進捗は概ね許容範囲だが、金融収支が通期業績に与える影響は大きく、今後の為替・金利動向および投資有価証券の評価や配当受取の変動等を注視する必要あり。
財務指標(要点)
- 損益(第1四半期累計:2025/4/1–2025/6/30)
- 売上収益:167,172百万円(前年同期146,154百万円、+14.4% / +21,017百万円)
- 売上総利益:87,149百万円(前年80,339)
- 営業利益:27,503百万円(前年27,216百万円、+1.1% / +287百万円)
- 営業利益率 = 27,503 / 167,172 = 16.45%(前年は18.62% → 若干低下)
- 税引前四半期利益:35,548百万円(前年65,768百万円、△45.9% / △30,219百万円)
- 四半期利益(親会社帰属):28,168百万円(前年45,899百万円、△38.6% / △17,730百万円)
- 1株当たり四半期利益(EPS):基本641.83円(前年1,039.66円、△38.2%)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:22.0%(四半期で見た場合、単純ラインの25%をやや下回る)
- 営業利益進捗率:23.9%(ほぼ線形ペースだが若干下振れ)
- 純利益進捗率:28.2%(四半期としては高めの進捗)
- 過去同期間の進捗との明確比較データは限定的だが、売上はやや季節性で下振れ感、純利益は金融収支の影響で変動
- 財政状態(2025/6/30)
- 資産合計:2,346,418百万円(前期末2,371,026、△24,607百万円)
- 負債合計:1,356,845百万円(前期末1,427,456、△70,611百万円)
- 資本合計:989,572百万円(前期末943,569、+46,003百万円)
- 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率相当):40.9%(前期末38.6%)→ 40%超(安定水準)
- 負債・流動性
- 有利子負債合計(短期+長期):140,140 + 746,832 = 886,972百万円(前期末934,320百万円、減少)
- 流動資産合計:737,034百万円、流動負債合計:436,002百万円 → 流動比率 ≈ 169%(流動性は良好)
- キャッシュ・フロー(第1四半期)
- 営業CF:+14,431百万円(前年16,063)
- 投資CF:△94,667百万円(投資有価証券取得等に伴う大幅支出)
- 財務CF:△58,693百万円(有利子負債返済等)
- 現金及び現金同等物期末:325,345百万円(前期末470,273百万円、△144,928百万円)
- その他の注目点
- 持分法適用投資の帳簿価額が205,485→252,477百万円へ増加(関連会社の寄与増、持分法損益も増加)
配当
- 配当実績と予想:
- 2026年3月期(予想)年間配当:181円(中間)+181円(期末)=年間724円(総額)
- 直近配当予想からの修正:有(増額)
- 配当性向:
- 会社の通期EPS予想:2,278.51円(資料)
- 配当(年間724円)÷EPS(2,278.51円)=配当性向 約31.8%(目安:中程度の配当還元)
- 配当利回り:株価情報が資料にないため算出不可(→ –)
- 特別配当・自社株買い:今回特別配当の記載なし。自社株取得は四半期中微小(1株取得等)で大きな施策は無し。
セグメント別情報(第1四半期)
- 全体:売上収益167,172百万円、セグメント合計営業利益28,893百万円(調整後営業利益27,503百万円)
- 主なセグメント(売上 / 営業利益 / 前年同期比)
- 電気・ガス:売上64,317百万円(+25.4%)、営業利益7,818百万円(+7.7%) — ストック契約増で成長主力
- 通信:売上31,955百万円(+7.6%)、営業利益7,707百万円(+22.3%) — 連結範囲の変更(子会社寄与)も影響
- 飲料:売上20,710百万円(+13.0%)、営業利益2,610百万円(+10.1%) — 契約増で安定的成長
- 保険:売上8,121百万円(+30.5%)、営業利益2,002百万円(△0.8%) — 売上は拡大も販売費増で利益横ばい
- 金融:売上9,325百万円(+23.1%)、営業利益4,614百万円(△2.1%)
- ソリューション:売上6,780百万円(△3.5%)、営業利益1,342百万円(△19.6%)
- 取次販売:売上25,962百万円(△0.2%)、営業利益2,797百万円(△32.7%) — 一部子会社株式譲渡の影響
- セグメント戦略の要点:自社商材・ストック契約の拡大が成長の柱。利益率改善はセグメントにより差あり。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の明確な数値進捗表等は本短信に詳細記載なし(→ –)。ただし、当社はストック型事業拡大とESG対応(環境配慮型電力サービス等)を継続的に掲げている。
- KPI(契約数増等):資料中で「顧客契約数の伸び」を成長要因としているが、具体数値は四半期短信では非開示(→ 増加を定性表記)。
競合状況や市場動向
- 競合比較:本短信は同業他社との定量比較を含まないため記載なし(→ –)。
- 市場動向:国内は雇用・所得改善で緩やかな回復。ただし物価高・海外経済減速・金融資本市場変動など不確実性あり。光通信はストック型サービスで安定収益確保を志向。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(据え置き):売上760,000百万円(+10.7%)、営業利益115,000百万円(+9.5%)、親会社帰属当期利益100,000百万円(△14.9%)
- 会社が示す前提やリスク要因:資料4ページ参照(為替、金利、投資有価証券評価、経済環境等)。通期予想の前提は公表資料参照。
- 予想の信頼性:会社は通期予想を修正していないが、第1四半期で確認された金融収益/費用の大きな変動は通期見通しに影響を与える可能性があるため注意が必要(過去の予想達成傾向は四半期短信単独では評価困難)。
- リスク要因:
- 為替変動(円高進行による金融費用増等)
- 投資有価証券の取得・評価損益(投資CFが大幅なマイナス)
- 金利動向(借入負担・運用収益への影響)
- 顧客獲得コストや販売費の増大(保険やその他で見られる)
重要な注記
- 会計方針:当四半期における重要な会計方針の変更なし。IFRSベースで作成。
- 監査:四半期財務諸表について有限責任あずさ監査法人による期中レビューを実施、重要な点で問題ない旨の結論あり。
- 継続企業の前提に関する注記:該当事項なし。
- その他:持分法適用関連会社の新規適用に伴う割安購入益(929百万円)が持分法損益に含まれる旨の注記あり。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9435 |
| 企業名 | 光通信 |
| URL | http://www.hikari.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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