決算短信：太平洋興発（8835）

2026年３月期 第１四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 業績の方向性：増収増益（増収：10,305百万円、増益：営業利益204百万円）。
• 注目すべき変化：商事セグメント（輸入炭）の売上が前年同期比＋42.0％、営業利益＋42.8％と業績牽引。一方、建設工事セグメントは受注減で売上▲50.2％、営業損失（24百万円）へ悪化。
• 今後の見通し：会社は通期予想（売上36,800百万円、営業利益1,160百万円、親会社株主に帰属する当期純利益520百万円）を据え置き。Q1の進捗は売上で約28.0%とやや順調、営業利益進捗は約17.6%でやや出遅れ。現時点で予想修正は無し。
• 投資家への示唆：輸入炭販売の堅調さが短期的な収益押上げ要因。建設工事や受注変動により四半期ごとの業績変動が大きいため、通期達成可否は後続四半期の受注動向に依存。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：太平洋興発株式会社
  • 主要事業分野：不動産賃貸・管理、商事（輸入炭等）、介護・有料老人ホーム等サービス、建設工事、肥料販売等の多角事業
  • 代表者名：代表取締役社長 板垣 好紀
  • URL：https://www.taiheiyo.net/
• 報告概要:
  • 提出日：2025年8月12日
  • 対象会計期間：2026年3月期 第１四半期累計（2025年4月1日～2025年6月30日、連結）
  • 決算説明資料作成：無、決算説明会：無
• セグメント:
  • 不動産：賃貸ビル等の賃貸・管理
  • 商事：輸入炭等の販売（輸入炭が主力牽引）
  • サービス：有料老人ホーム等
  • 建設工事：建築・改修工事の受注・施工
  • 肥料：農業用肥料等の販売
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（普通株式）：7,783,448株（自己株式含む）
  • 期中平均株式数（四半期累計）：7,779,280株
  • 時価総額：–（株価情報は資料に無し）
• 今後の予定:
  • 通期・四半期の見通しは公表済み（変更無し）
  • 株主総会・IRイベント：該当資料では記載無し（–）

決算サプライズ分析

• 予想vs実績（会社予想との直接比較は通期予想のみ。Q1個別予想は無し）
  • 売上高：Q1実績 10,305百万円。通期予想36,800百万円に対する進捗率 28.0%（目安の25%を上回る、前年度同四半期は8,456百万円）。達成状況：現時点で良好な進捗（ただし第2四半期以降の業種別変動に依存）。
  • 営業利益：Q1実績 204百万円。通期予想1,160百万円に対する進捗率 17.6%（25%目安を下回る）。達成状況：やや出遅れ。
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益：Q1実績 149百万円。通期予想520百万円に対する進捗率 28.7%（25%目安を上回る）。
• サプライズの要因:
  • 上振れ要因：商事セグメントの輸入炭販売数量増加が売上・利益を押上げ。肥料・サービスも増収着地。商品在庫減少・現金増加が財務面での改善を示唆。
  • 下振れリスク：建設工事の受注減によりセグメントで赤字化。支払利息の増加（68→92百万円）で営業外費用が増加。
• 通期への影響：
  • 会社は通期予想を据え置き。Q1の売上・純利益進捗は良好だが、営業利益進捗が低いため通期達成は商事の継続的好調と建設・その他の回復に依存。現時点で予想修正は無し。

財務指標

• 財務諸表（要点）
  • 総資産：47,057百万円（前期末47,742百万円、△685百万円）
  • 負債合計：31,147百万円（前期末31,647百万円、△500百万円）
  • 純資産：15,910百万円（前期末16,095百万円、△185百万円）
  • 現金及び預金：6,324百万円（前期末5,318百万円、＋1,006百万円）
  • 商品及び製品：7,640百万円（前期末8,377百万円、△737百万円）
• 収益性（当第1四半期：2025/4/1～2025/6/30）
  • 売上高：10,305百万円（前年同期比＋21.9％、増加額＋1,849百万円）
  • 営業利益：204百万円（前年同期比＋56.6％、増加額＋74百万円）、営業利益率 1.98%（204/10,305）（低いが改善）
  • 経常利益：166百万円（前年同期比＋40.8％、増加額＋48百万円）
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益：149百万円（前年同期比＋95.4％、増加額＋73百万円）
  • 1株当たり四半期純利益（EPS）：19.15円（前年同期 9.80円）
• 進捗率分析（通期予想に対するQ1進捗）
  • 売上高進捗率：28.0%（10,305/36,800、やや良好）
  • 営業利益進捗率：17.6%（204/1,160、出遅れ）
  • 純利益進捗率：28.7%（149/520、良好）
  • 過去同期間との比較：前年Q1比で売上・利益とも改善しており、商事が牽引しているため季節性／事業ミックスで変動あり。
• 財務安全性
  • 自己資本比率：32.9%（前期末32.8%）（目安40%以上には届かず、やや低め）
  • 負債比率（負債/純資産）：約195.7%（31,147/15,910）（高め）
  • 流動比率（流動資産/流動負債）：18,837/18,273 ≒ 103.1%（概ねギリギリの水準）
• 効率性
  • 減価償却費：216百万円（当期） vs 202百万円（前年同期）
  • 総資産回転率等の詳細は四半期分のみで判断困難だが、売上増で短期的には改善傾向。
• セグメント別（当第1四半期）
  • 不動産：売上808百万円（+8.6%）、セグメント利益202百万円（ほぼ横ばい）
  • 商事：売上7,054百万円（+42.0%）、セグメント利益165百万円（+42.8%）＝主力で好調
  • サービス：売上1,311百万円（+3.7%）、セグメント利益89百万円（+25.6%）
  • 建設工事：売上403百万円（▲50.2%）、セグメント損失▲24百万円（前年は23百万円の利益）
  • 肥料：売上727百万円（+8.4%）、セグメント利益4百万円（前年は60百万円の損失→改善）
• 財務の解説：
  • 在庫（商品及び製品）減少と現金増加により流動性はやや改善。ただし総じて自己資本比率は低めで負債依存度が高い点は注意。支払利息増加が継続すると純益への圧迫要因。

配当

• 配当実績と予想：
  • 2025年3月期：期末配当 39.00円、年間合計 39.00円
  • 2026年3月期（予想）：期末配当 40.00円、年間合計 40.00円（中間配当なし）
  • 直近公表からの配当予想修正：無
• 配当性向（会社予想ベース）：年間配当40.00円 / 予想EPS66.84円 ≒ 59.8%（やや高めの配当性向）
• 配当利回り：–（株価情報無し）
• 特別配当の有無：無
• 株主還元方針：自社株買い等の記載は無し（–）

セグメント別情報

• 売上高・利益（当第1四半期）
  • 商事が売上・利益の最大寄与（売上7,054百万円、利益165百万円）
  • 不動産・サービスは安定増収。建設は大幅減収で赤字化、肥料は販売増で黒字転換。
• 前年同期比較：
  • 商事：売上＋42.0%、利益＋42.8%（最大の改善要因）
  • 建設：売上▲50.2%、営業利益から営業損失へ悪化（リスク要因）
• セグメント戦略：資料中に中長期戦略の詳細記載無し。短期では商事の販売数量拡大が業績を牽引。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：資料に明示的な中期計画の進捗記載無し（–）
• KPI達成状況：開示無し（–）

競合状況や市場動向

• 競合他社との比較：資料では直接比較無し（–）
• 市場動向：輸入炭等資源商材の販売数量増が業績プラス。外部要因として需給・国際価格・為替が業績に影響し得る点を注記。

今後の見通し

• 業績予想：
  • 通期予想の修正：無し（公表済み予想を据え置き）
  • 次期予想：資料上は開示無し（–）
  • 会社予想の前提条件：添付資料P.2参照（詳細は同社注記参照）
• 予想の信頼性：過去の予想達成傾向は資料に詳細記載無し（–）。Q1の進捗は売上・純利益で好調だが、営業利益の進捗不足とセグメント間のばらつきがあるため慎重な見極めが必要。
• リスク要因：
  • 輸入炭等商材価格・需給および為替変動
  • 建設受注動向の悪化
  • 金利上昇による支払利息負担増
  • マクロ経済の下振れリスク（消費や投資の減速）

重要な注記

• 会計方針の変更：無し
• 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用：有（詳細は添付資料P.7参照）
• 四半期連結キャッシュ・フロー計算書：第1四半期分のキャッシュ・フロー計算書は作成していない（注記あり）
• 監査：四半期財務諸表に対する公認会計士・監査法人によるレビューは無し
• その他重要事項：業績予想は現時点で入手可能な情報に基づく見積りであり、将来の不確実性により実績が大きく異なる可能性あり（注記あり）

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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