2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:連結売上高15,831百万円(前期比+8.8%)、営業利益1,411百万円(+22.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,557百万円(前期123百万円→大幅上振れ)。市場予想との比較:–(市場予想は提供情報にありません)。会社予想との比較:当期(2025年9月期)について会社の通期予想は提示資料に無く、比較不可(–)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上・各利益とも過去最高水準を更新。特に当期純利益は特別利益計上等で大幅増)。
  • 注目すべき変化:親会社株式売却益(関係会社株式売却益873百万円)や、前期計上の大きな特別損失(のれん償却等)が無くなったことによる特別要因で当期純利益が急増。電子カルテ等の主力事業が堅調で受注高も過去最高(受注高16,142百万円、+14.7%)。
  • 今後の見通し:2026年9月期会社予想は売上高15,000百万円(-5.3%)、営業利益1,500百万円(+6.3%)と売上は減少見込みも営業利益は増益見込み。親会社株主に帰属する当期純利益は870百万円(-44.2%)と落ちる見通し(前期の特別利益が剥落するため)。
  • 投資家への示唆:コアのヘルスケア(電子カルテ)事業は堅調で収益性向上が継続。今回の純利益急増は一過性の特別利益が寄与している点に留意(来期は純利益が落ちる前提)。財務は現金増・自己資本比率改善で余力あり。配当は普通配当増配+特別配当実施(合計52円)で株主還元を強化。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社CEホールディングス
    • 主要事業分野:ヘルスケアソリューション事業(電子カルテシステムの開発・販売・保守、受託開発、スマートフォンサービス「ドクターコネクト」等)、マーケティングソリューション事業(デジタルマーケティング支援、デジタルサイネージ等)
    • 代表者名:代表取締役社長COO 新里 雅則
    • 問合せ先:取締役管理担当CFO 田口 常仁(TEL 011-861-1600)
    • URL:https://www.ce-hd.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月7日
    • 対象会計期間:2025年9月期(連結、2024年10月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明会:有(アナリスト向け、2025/11/28開催予定)
  • セグメント:
    • ヘルスケアソリューション事業:電子カルテ「MI・RA・Isシリーズ」販売・保守、受託開発、医療機関向けサービス、新規スマホサービス等
    • マーケティングソリューション事業:デジタルマーケティング支援、デジタルサイネージ等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):17,039,400株(2025/9/30)
    • 期末自己株式数:398,163株
    • 期中平均株式数(当期):15,759,366株
    • 時価総額:–(株価情報が未提供のため)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会:2025年12月18日
    • 配当支払開始予定日:2025年12月19日
    • 有価証券報告書提出予定日:2025年12月18日
    • 決算説明会(動画等の掲載):開催後に同社ウェブサイトへ掲載予定

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想との比較)
    • 売上高:15,831百万円(対会社予想:–、達成率:–)
    • 営業利益:1,411百万円(対会社予想:–、達成率:–)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:1,557百万円(対会社予想:–、達成率:–)
    • (注)当期は会社側が提示している「当期(2025)」の通期予想は資料に明示されておらず、比較不可のため“–”で表記。
  • サプライズの要因:
    • 主因:関係会社株式売却益873百万円の特別利益計上(マイクロン株式の一部譲渡)により当期純利益が大きく上振れ。
    • 構造要因:前期に計上した大きな特別損失(のれん償却や減損)が縮小したこと、主力の電子カルテ販売・保守の売上増加および受注の大型案件の獲得により営業利益率も改善。
    • 影響:マイクロンが第4四半期から持分法適用関連会社となったため、医薬品・医療機器等の臨床開発支援売上は減少(だが主力製品の伸長で相殺)。
  • 通期への影響:
    • 会社は2026年9月期予想で売上を15,000百万円(-5.3%)、営業利益1,500百万円(+6.3%)と見込む。2025年の特別利益は一過性であり、2026年の純利益は減少見込み(870百万円、-44.2%)。したがって当期の純利益水準は持続性に乏しい点に注意。

財務指標

  • 損益(主要項目、百万円)
    • 売上高:15,831(+8.8%、+1,277)
    • 売上総利益:3,581(+6.4%)
    • 営業利益:1,411(+22.9%、+263)
    • 経常利益:1,426(+23.6%、+273)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:1,557(前期123、+1,434)
    • 1株当たり当期純利益(EPS):98.85円(前期8.19円)
    • 営業利益率:8.9%(前期7.9%、改善=良い)
    • 経常利益率(総資産経常利益率表記あり):11.9%(数値は資料記載)
  • 貸借対照表(主要項目、百万円)
    • 総資産:12,746(前期11,251、+1,494)
    • 流動資産:9,076(+1,608)(現金預金増加+受取手形・売掛金増)
    • 固定資産:3,670(-113)
    • 負債合計:3,904(前期4,652、-747)
    • 純資産合計:8,842(前期6,599、+2,242)
    • 自己資本比率:65.2%(前期54.2%)(65.2%:安定水準)
    • 流動比率:流動資産9,076 / 流動負債2,855 ≒ 318%(良好)
    • 負債比率(負債/資産):3,904 / 12,746 ≒ 30.6%(低め=良好)
  • キャッシュ・フロー(百万円)
    • 営業CF:986(前期752、改善)
    • 投資CF:+393(前期-630;連結範囲変更に伴う子会社株式売却収入175・貸付金回収705等が寄与)
    • 財務CF:-146(前期+566;長期借入金返済など)
    • 現金及び現金同等物期末残高:5,032(前期3,826、+1,206)
  • 収益性・効率性
    • 総資産回転率(売上/総資産):15,831 / 12,746 ≒ 1.24(回転は良好)
    • 営業利益率:8.9%(前期7.9% → 収益性改善)
  • セグメント別(主要)
    • ヘルスケアソリューション事業:売上 15,328.8百万円(+8.4%)、セグメント利益 1,454.5百万円(+16.6%)
    • マーケティングソリューション事業:売上 502.4百万円(+22.4%)、セグメント損失 -8.1百万円(前期 -54.9 → 損失縮小)
    • 貢献度:ヘルスケアが売上の約96.8%を占める(主力事業)
  • 財務の解説:
    • 自己資本の増加は新株発行(新株予約権の行使等)と当期純利益の積み上げが要因。負債は長期借入金の返済により減少。現金は関係会社株式売却代金や貸付金回収等で増加し、手元流動性が強化された。

配当

  • 配当実績(2025年9月期)
    • 中間配当:0.00円
    • 期末配当:普通配当22.00円 + 特別配当30.00円 = 合計52.00円
    • 配当金総額:865百万円
    • 連結配当性向:52.6%(注:当期は一時特別利益が大きいため比率は上昇)
    • 純資産配当率(DOE):11.5%
  • 次期(2026年9月期)予想:
    • 普通配当(予定):24.00円(当期比+2円、特別配当は見送りの想定)
    • 年間配当(予想):24.00円(合計)
    • 配当利回り:–(株価情報が未提供)
  • 株主還元方針:
    • 累進配当方針(普通配当の増配または維持)を基本に、連結配当性向や配当利回り、DOE、総還元性向等を勘案して機動的に配当・自己株買い等を検討。
  • 特別配当:当期に30円の特別配当を実施(資金源に関係会社株式売却益等を活用)。

セグメント別情報

  • ヘルスケアソリューション事業
    • 売上高:15,328.8百万円(+8.4%)
    • セグメント利益:1,454.5百万円(+16.6%)
    • 受注高:15,663.0百万円(+14.8%)、受注残高:5,366.6百万円(前期末比95.6%)
    • コメント:電子カルテの「MI・RA・Is V」既存ユーザ更新や大型案件の受注が寄与。スマホサービス「ドクターコネクト」など新規事業の拡大も継続。
  • マーケティングソリューション事業
    • 売上高:502.4百万円(+22.4%)
    • セグメント損失:-8.1百万円(損失幅縮小)
    • 受注高:479.2百万円(+12.2%)、受注残高:93.2百万円(前期末比91.5%)
    • コメント:デジタルマーケティング支援の受注増が寄与。のれん償却等の特別負担が減少したことで損失縮小。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画との整合性:
    • 医療DXの進展(電子カルテ導入促進、国の施策)を追い風に主力の電子カルテシステム拡販を継続。資料は中期目標の細目を示さないが、現状は「既存事業の収益力向上」と「医療DX対応のサービス拡大(共有サービス、AI機能等)」の方針に沿っていると記載。
  • KPI達成状況:
    • 受注高・受注残は増加(受注高16,142百万円、+14.7%)。売上・営業利益とも増加で中期の成長方向性に整合。ただし当期純利益の増は一過性要素が大きく、持続的なKPIは営業利益・受注動向を重視する必要あり。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:
    • 国の医療DX推進(全国医療情報プラットフォーム、電子カルテ導入推進等)により電子カルテ・医療情報システムの普及が加速する見込み。高齢化・医療現場の効率化ニーズも追い風。
  • 競合状況:
    • 同業他社との比較データは資料に示されておらず記載省略(競合別の相対評価:–)。
  • 注目点:
    • 電子カルテ分野でのパートナー連携やAI機能提供、PHR連携等が競争優位性の鍵。

今後の見通し

  • 会社が示す2026年9月期(2025/10/1~2026/9/30)業績予想(連結)
    • 売上高:15,000百万円(前期比-5.3%)
    • 営業利益:1,500百万円(前期比+6.3%)
    • 経常利益:1,500百万円(前期比+5.1%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:870百万円(前期比-44.2%)
  • 予想の主な理由:
    • マイクロンの持分法適用関連会社化により連結売上高が減少見込み。一方、コア事業の採算改善や費用構造改善で営業利益は増加見込み。前期の特別利益が剥落するため当期純利益は大幅減少見込み。
  • 予想の信頼性:
    • 会社は前提情報に基づき保守的に作成している旨記載。過去の特別要因(株式譲渡益など)により変動が大きいため、純利益の年間比較は一過性要素の影響を受けやすい。
  • リスク要因:
    • 政策リスク(医療制度改定)、国の補助・加算の変化、医療現場の導入ペース、原価上昇や為替等の影響、主要案件の受注変動、子会社・関連会社の業績変化。

重要な注記

  • 連結範囲の変更:当期第4四半期において、連結子会社であった株式会社マイクロンの株式の一部(1,060株)を譲渡。マイクロン及びその完全子会社エムフロンティアは同四半期より持分法適用関連会社へ変更(これが営業・受注数等の比較に影響)。
  • 特別利益:関係会社株式売却益873,159千円計上(これが当期純利益を大きく押し上げた主因)。
  • 会計方針の変更:法人税等に関する会計基準改正を期首から適用(連結財務諸表への影響は無し)。
  • のれん・減損:過去期に計上したのれん償却・減損は前期に比べ縮小。マイクロン関連資産の減損は当期も計上(36,970千円)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4320
企業名 CEホールディングス
URL https://www.ce-hd.co.jp
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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