2025年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期業績予想の修正あり(有)。第3四半期累計は過去最高の着地。会社側は同日に子会社(株式会社マイクロン)株式の一部譲渡を公表し、譲渡益(特別利益:約873,159千円見込み)を通期で計上予定。これに伴いマイクロンは第4四半期から連結子会社→持分法適用関連会社へ変更。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+12.8%、営業利益+68.9%、経常利益+68.7%、親会社株主帰属四半期純利益は▲168百万円(前年同期)→655百万円(当期)へ大幅改善)。いずれも過去最高。
  • 注目すべき変化:前年同期に計上した大規模な特別損失(のれん償却・減損等)が大幅に縮小したこと、のれん償却額が大幅減(216,858千円→5,172千円)したことが利益改善の主因。また子会社売却により第4Q以降の連結範囲が変わる点。
  • 今後の見通し:通期予想(修正後)— 売上高15,200百万円(前年同期比+4.4%)、営業利益1,400百万円(+21.9%)、親会社株主に帰属する当期純利益1,550百万円。第3四半期累計の進捗(売上進捗約81%、営業利益進捗約85%)を見ると、営業利益ベースでは達成可能性は高いが、持分法移行や特別利益の扱いにより純利益は変動要因が大きい。
  • 投資家への示唆:事業基盤(電子カルテ等ヘルスケア)が堅調でストック型(保守等)収益が拡大。今期は子会社譲渡に伴う特別利益が純利益を押し上げるため、一過性要因を除く実力値(営業利益率やセグメント収益)を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社CEホールディングス
    • 主要事業分野:ヘルスケアソリューション事業(電子カルテシステムの販売・保守、受託開発、医療向けサービス等)/マーケティングソリューション事業(デジタルマーケティング支援、デジタルサイネージ等)
    • 代表者名:代表取締役社長COO 新里 雅則
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月8日
    • 対象会計期間:2025年9月期 第3四半期累計(2024年10月1日~2025年6月30日)
    • 決算説明会:決算補足説明資料作成あり、決算説明会は無
  • セグメント:
    • ヘルスケアソリューション事業:電子カルテ「MI・RA・Isシリーズ」等のシステム販売・保守、受託開発、スマホサービス「ドクターコネクト」等
    • マーケティングソリューション事業:Webリニューアル、Web広告・SNS運用、デジタルサイネージ等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式):16,839,400株(2025年9月期3Q)
    • 期末自己株式数:398,163株
    • 時価総額:–(開示なし)
  • 今後の予定:
    • 通期見通し修正に関するリリース/補足資料(当日公表済)
    • 株主総会・IRイベント:–(本資料に記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社予想は通期予想と比較。Q3単体に対する会社予想は公表値なし)
    • 売上高:第3四半期累計 12,320百万円(前年同期比+12.8%)。通期予想15,200百万円に対する進捗率:約81.1%(高進捗)
    • 営業利益:第3四半期累計 1,195百万円(前年同期比+68.9%)。通期予想1,400百万円に対する進捗率:約85.4%(高進捗)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:第3四半期累計 655百万円。通期予想1,550百万円に対する進捗率:約42.3%(ただし譲渡益873百万円が通期で計上される見込みのため、進捗率解釈に注意)
  • サプライズの要因:
    • 主因は「既存の電子カルテ更新・販売の順調な推移」と「前年同期に計上した特別損失(減損・のれん償却等)が今年度は縮小)」により営業利益が大幅改善。
    • 第4Q以降の純利益には子会社譲渡による関係会社株式売却益(約873百万円の特別利益見込み)が反映されるため、純利益は一時的に上振れする見込み。
  • 通期への影響:
    • 通期見通しは修正あり(子会社持分法適用への変更と特別利益計上反映)。営業利益目標は第3Q進捗から見ると到達可能性が高いものの、持分法移行により来期以降の連結利益構成が変わる点に注意。

財務指標

  • 財務諸表要点(第3四半期末:2025年6月30日、単位:百万円)
    • 総資産:12,285(前年同期 11,251、+1,033)
    • 純資産:7,775(前年同期 6,599、+1,175)
    • 負債合計:4,510(前年同期 4,652、△141)
    • 自己資本比率:59.2%(前期末 54.2%)(安定水準:高め)
  • 収益性(第3四半期累計=2024/10/1–2025/6/30)
    • 売上高:12,320百万円(前年同期比+12.8%、+1,402百万円)
    • 売上総利益:2,796百万円(前年同期比+16.7%)
    • 営業利益:1,196百万円(前年同期比+68.9%)
    • 経常利益:1,206百万円(前年同期比+68.7%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:655百万円(前年同期は四半期純損失▲168百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):42.37円(前年同期 ▲11.17円)
    • 営業利益率:約9.7%(1,195/12,320)(改善傾向:前年は約6.5%)
    • 粗利率:約22.7%(2,796/12,320)
  • 進捗率分析(通期予想:売上15,200 / 営業利益1,400 / 親会社当期純利益1,550)
    • 売上高進捗率:約81.1%(第3Q時点)
    • 営業利益進捗率:約85.4%
    • 純利益進捗率:約42.3%(ただし一時的な特別利益計上見込みにより数値の比較は注意)
    • 過去同期間との比較:前年は売上10,918・営業利益707(進捗は当然低かったため、今年は順調)
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:59.2%(安定水準)
    • 有利子負債:長期借入金 1,027百万円、1年内返済予定の長期借入金 571百万円 → 合計借入金概算 約1,598百万円(流動負債含む)※正確な有利子負債は注記参照
    • 流動比率(概算):流動資産8,553 / 流動負債3,153 ≒ 271%(良好)
  • 効率性
    • 減価償却費:421,193千円(前年同期比増)
    • のれん償却額:5,172千円(前年同期216,858千円→大幅減。前年はのれん償却が利益を圧迫)
  • セグメント別貢献(第3四半期累計)
    • ヘルスケアソリューション事業:売上 11,922.8百万円(+12.4%)、セグメント利益 1,191.97百万円(+53.7%)
    • マーケティングソリューション事業:売上 398.0百万円(+27.4%)、セグメント利益 3.78百万円(前年は▲31.98百万円の損失→黒字化)
    • 受注高合計:11,072.4百万円(+13.7%)、受注残高:5,152.5百万円(前年比+7.3%)

配当

  • 配当実績と予想:
    • 第2四半期中間配当:0.00円(2025年)
    • 期末配当(会社予想):22.00円(2025年9月期予想)
    • 年間配当予想:22.00円(前期は合計18.00円→増配予定)
    • 配当利回り:–(株価情報が必要)
    • 配当性向(通期予想ベース):配当総額(推定)÷当期純利益 → 明示的数値なし(配当性向の開示なし)
  • 特別配当の有無:無
  • 株主還元方針:自社株買い等の記載なし(ただし第3Qに新株予約権の行使等で資本増加あり)

セグメント別情報

  • ヘルスケアソリューション事業
    • 売上:11,922.8百万円(前年同期比+12.4%)
    • 利益:1,191.97百万円(前年同期比+53.7%)
    • キードライバー:電子カルテ「MI・RA・Is V」への更新需要、保守・ストック収益の拡大。新規サービス「ドクターコネクト」の拡販推進。
    • 受注高/受注残:10,685.1百万円(+13.4%)/5,048.5百万円(+7.3%)
  • マーケティングソリューション事業
    • 売上:398.0百万円(+27.4%)
    • 利益:3.78百万円(前年は▲31.98百万円)— のれん償却等の費用負担減で改善
    • 受注高/受注残:387.3百万円(+22.0%)/104.0百万円(+5.0%)
  • セグメント戦略:ヘルスケアでの時間軸・空間軸拡大(来院前後、患者自宅や薬局までのサービス連携)を掲げる。マーケは営業強化により広告売上回復。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:資料内では医療DX需要の追い風を背景に電子カルテ等の普及拡大を前提に成長を目指す旨を明記(具体KPIは別資料参照)。
  • KPI達成状況:受注高・受注残とも増加、主力事業の利益率改善で中期目標への進捗は良好。ただし子会社売却によりグループ構成が変わるため、今後のKPI(グループ売上・利益)の比較時には調整が必要。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:政府の医療DX政策(全国医療情報プラットフォーム、電子カルテ導入促進等)により電子カルテ・医療情報システム需要は中長期で追い風。
  • 競合状況:同業他社比較は本資料に記載なし。電子カルテ分野は国内の政策追い風を受けるが競争激化の可能性あり(製品差別化・導入支援力が鍵)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(修正後)売上高:15,200百万円(+4.4%)
    • 営業利益:1,400百万円(+21.9%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:1,550百万円(+)
    • 予想修正有無:有(子会社株式譲渡・特別利益反映等のため修正)
    • 会社の前提:譲渡完了に伴う持分法移行と譲渡対価の反映等
  • 予想の信頼性:第3Qまでの進捗は良好だが、特別利益や連結範囲変更が純利益に大きく影響するため、「営業収益力(継続的な力)」と「一時的要因」を切り分けて評価する必要あり。
  • リスク要因:
    • マクロリスク(米国通商政策等の不透明感、消費者マインド低下)
    • 政策リスク(医療制度の改定、補助金・加算の変化)
    • 競争・技術リスク(他社電子カルテの競争、技術進化)
    • M&A・子会社売却に伴う連結影響とシナジー実現リスク

重要な注記

  • 会計方針:法人税等に関する会計基準の改正を適用(第1四半期から)。当該変更による四半期連結財務諸表への影響はないと記載。
  • 連結範囲の重要変更:2025年7月29日に株式会社マイクロンの株式一部を譲渡(譲渡価額398,806千円、譲渡後持分比率33.37%)。この結果、マイクロン及びその子会社は第4四半期より連結子会社→持分法適用関連会社へ変更。譲渡損益(関係会社株式売却益)873,159千円を通期で特別利益として見込む。
  • 監査:四半期連結財務諸表に対する任意の期中レビューを受けており、監査法人の結論に問題なし。強調事項として子会社譲渡を注記。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4320
企業名 CEホールディングス
URL https://www.ce-hd.co.jp
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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