2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)に対する修正は無し。中間期業績は会社側の通期見通しに変更なし(サプライズなし)。市場予想との比較は資料に記載無しのため省略。
- 業績の方向性:売上高は減少、営業利益・純利益も減少(減収減益)。売上高8,718百万円(前中間比△1.7%)、営業利益909百万円(△7.9%)、親会社株主に帰属する中間純利益617百万円(△6.5%)。
- 注目すべき変化:セグメントでの差が大きい。コンクリート製品製造・販売は売上増(+7.9%)かつ営業増益(+24.1%)と好調。一方、橋梁・伸縮装置事業は売上大幅減(△37.5%)でのれん償却後に営業損失(△169百万円)に転落。水門・堰事業も売上減(△16.3%)・営業損失。
- 今後の見通し:通期会社予想(売上22,400百万円、営業利益3,350百万円、当期純利益2,100百万円)に対し中間進捗は売上38.9%、営業利益27.2%、純利益29.4%で、通期達成の可否は下期の受注・工事進捗次第。現時点で予想修正は無し。
- 投資家への示唆:全体では減収減益だが、コンクリート製品部門の寄与が大きく、弱いセグメント(橋梁・水門)での採算改善が通期達成の鍵。資金面は自己資本比率が高く安定しているが、購買価格高騰や受注変動リスクに注意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ヤマウホールディングス株式会社
- 主要事業分野:コンクリート製品の製造・販売、橋梁・伸縮装置の製造販売・設置工事、水門・堰の製造施工・保守、地質調査・コンサルタント、コンクリート構造物点検・補修、情報機器販売・保守、不動産賃貸 等
- 代表者名:代表取締役社長 有田 徹也
- 問合せ先:取締役経営管理部長 倉智 清敬(TEL 092-872-3301)
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月5日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期間) 2025年4月1日~2025年9月30日(連結)
- 半期報告書提出予定日:2025年11月13日
- 決算説明資料・説明会:作成無、開催無
- セグメント(報告セグメント):
- コンクリート製品製造・販売事業:土木製品、景観製品、レジンコンクリート等の製造販売
- 水門・堰の製造及び施工並びに保守事業:水門、除塵機、水管橋等の鋼構造物の製造・施工・保守
- 地質調査・コンサルタント業務及び土木工事事業:地質調査、地すべり対策、測量・設計等
- 橋梁・高架道路用伸縮装置の製造・販売・設置工事事業
- コンクリート構造物の点検・調査、補修工事事業
- 情報機器の販売及び保守事業(主に金融機関向け)
- 不動産事業(賃貸等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):6,306,000株(2026年3月期中間期)
- 期末自己株式数:247,174株(2026年3月期中間期)
- 期中平均株式数(中間期):6,111,335株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定:2025年11月13日
- IRイベント等:決算説明会無し(その他イベントは未記載)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社予想との比較は「通期のみ」・中間予想の記載無し)
- 売上高:中間実績 8,718百万円(前年中間 8,866百万円、△1.7%)/通期予想に対する進捗率 38.9%(8,718/22,400)
- 営業利益:中間実績 909.6百万円(△7.9%)/通期予想に対する進捗率 27.2%(909.6/3,350)
- 純利益:親会社株主に帰属する中間純利益 617.3百万円(△6.5%)/通期予想に対する進捗率 29.4%(617.3/2,100)
- サプライズの要因:
- コンクリート製品事業の受注・販売が堅調で収益改善(売上+7.9%、セグメント利益+24.1%)。
- 一方で橋梁・伸縮装置事業の受注・売上が大幅減(△37.5%)し、のれん償却後に営業損失に転じたことが利益減の主因。また水門・堰事業も売上減・赤字。
- 売上構成のセグメント間格差が利益変動に直結している。
- 通期への影響:
- 進捗率(特に営業利益の27.2%)が必ずしも高くないため、下期の受注・工事進捗次第で通期予想の達成可能性が左右される。現時点で会社は予想修正を行っていない。
財務指標
- 財務諸表の要点(中間末 2025/9/30、単位は百万円換算)
- 総資産:2,063.9億円(20,639百万円) → 前期末 2,385.8億円(23,858百万円)から△13.5%
- 純資産:1,215.8億円(12,158百万円) → 前期末 1,237.3億円(12,372百万円)から△1.7%
- 負債合計:848.1億円(8,480.8百万円) → 前期末 1,148.5億円(11,485.3百万円)から△26.2%
- 収益性(中間実績)
- 売上高:8,718百万円(前中間比 △1.7% / △148百万円)
- 営業利益:909.6百万円(前中間比 △7.9% / △77.9百万円)
- 営業利益率:10.4%(909.6 / 8,718) → 前中間は約11.1%(987.5/8,866) ⇒ 利益率低下(やや悪化)
- 経常利益:996.8百万円(前中間比 △6.9%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:617.3百万円(前中間比 △6.5%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):101.01円(前中間 107.88円、△6.4%)
- 進捗率分析(通期予想に対する)
- 売上高進捗率:38.9%(一般的には半期50%が目安 → 今期はやや遅れ)
- 営業利益進捗率:27.2%(やや遅れ)
- 純利益進捗率:29.4%(やや遅れ)
- 過去同期間との比較:前年同中間は売上高8,866百万円、今年の売上はやや下振れ。進捗は昨年度と同等かやや低下。
- 財務の安全性
- 自己資本比率:58.9%(安定水準、40%以上は一般に安定)→ 良好
- 負債比率(負債合計/純資産):約69.8%(8,480.8 / 12,158)→ 実務上は許容範囲
- 流動比率(流動資産/流動負債):約178%(13,696.8 / 7,691.8)→ 健全(100%以上が目安)
- 効率性
- 総資産回転率やROAは中間ベースで低下傾向(売上や利益が前年同期を下回ったため)。詳細数値は年率換算含め個別計算が必要。
- セグメント別(中間)
- コンクリート製品:売上 5,349.8百万円(+7.9%)、セグメント利益 1,036.8百万円(+24.1%)→ 主力・好調
- 水門・堰:売上 1,244.4百万円(△16.3%)、セグメント損失 △106.2百万円(前期は黒字54.6百万円)→ 採算悪化
- 地質調査・土木:売上 869.9百万円(+12.9%)、セグメント利益 73.9百万円(+274.9%)→ 改善
- 橋梁・伸縮装置:売上 870.3百万円(△37.5%)、セグメント損失 △169.8百万円(前期は利益74.1百万円)→ 大幅悪化
- 点検・補修:売上 242.6百万円(+67.3%)、セグメント損失 △29.0百万円(赤字幅縮小)
- 情報機器:売上 113.8百万円(+52.6%)、利益 29.7百万円(+65.1%)→ 回復
- 不動産:売上 36.1百万円(+0.2%)、利益 82.6百万円(+3.6%)
- キャッシュ・フロー
- 営業CF:829.2百万円(前年同期 1,873.9百万円 → 大幅減少)
- 投資CF:△447.4百万円(前年 △200.0百万円 → 投資支出増)
- 財務CF:△1,161.4百万円(前年 △848.7百万円 → 配当支払等で大幅流出)
- 結果、現金及び現金同等物は中間末で4,458.9百万円(前年中間 5,626.7百万円、減少)
- 財務の解説:
- 流動資産、特に売上債権が減少した一方で現金も減少。配当支払い(中間は0だが期中配当支払額等で財務CFは大幅流出)や自己株買い(自己株取得支出 152.975百万円)で財務CF悪化。
配当
- 配当実績・予想:
- 中間配当(第2四半期末):0.00円(2026年3月期 中間実績)
- 期末予想(2026年3月期予想):103.00円(年間予想合計 103.00円)
- 直近公表の配当予想から修正無し
- 配当利回り:–(株価情報未提供のため算出不可)
- 配当性向(予想):年間配当103.00円 / 1株当たり当期純利益予想343.20円 = 約30.0%(目安:中程度の配当性向)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自己株式取得の実績あり(当中間期に自己株取得支出あり:152.975百万円)。将来の方針は通期予想資料参照(特記事項無し)。
セグメント別情報
- 各セグメントの状況(中間、主要ポイント)
- コンクリート製品:売上/利益ともに増加。建設・インフラ関連の公共投資需要が寄与。増益幅が大きく、グループ業績の柱。
- 水門・堰:受注・売上減で赤字化。大型案件の有無や採算悪化が要因。
- 地質調査・土木:売上・利益とも改善。測量・設計等の受注増。
- 橋梁・伸縮装置:受注急減で売上大幅減、のれん償却後に赤字に。事業構造または需要面の対応が必要。
- 点検・補修:売上が大幅増で赤字幅は縮小。公共インフラの維持・補修需要の高まりを反映。
- 情報機器:売上増・利益増で回復傾向。
- 不動産:安定的に推移。
- セグメント戦略:中期経営計画「Plan C³」に基づく構造改革・成長戦略の下、コンクリート製品等の強化と、不採算事業の立て直しが課題。具体施策の詳細は中期計画資料参照(本資料では定性的言及)。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:2035年ビジョン(VISION2035)に向け、2024年4月~2027年3月をPlan C³(変革と創造への挑戦)と位置付ける。資料では構造改革と成長戦略に注力と記載。
- 進捗状況:コンクリート製品部門の収益改善は中期計画の成長軸に合致。一方、橋梁・伸縮装置や水門分野の採算悪化は課題であり、Plan C³での是正が求められる。KPIの具体数値は資料に記載無し。
競合状況や市場動向
- 競合他社比較:本決算短信に同業他社との比較データは無し → 比較は省略(–)。
- 市場動向:公共投資(国土強靭化・防災・減災)を背景に底堅さはあるが、資材・原材料・物流費の高騰、国内市場の長期的縮小リスクなどがマイナス要因。セグメントにより受注・採算の影響が大きく異なる。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上高22,400百万円(前期比△1.9%)、営業利益3,350百万円(△6.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円(△12.8%)、1株当たり当期純利益 343.20円
- 次期予想:–(資料未記載)
- 前提条件(詳細):四半期資料の添付資料「(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」を参照。為替や原材料前提等の記載は本短信本文に詳細なし。
- 予想の信頼性:会社は現時点で予想修正を行っておらず、通期は下期での受注回復・工事進捗で達成を目指す姿勢。ただし過去の達成実績等の傾向は本資料単体では判断困難(–)。
- リスク要因:資材価格高騰、受注の季節変動・大型案件の採否、自然災害や政策変更、為替・エネルギー価格の急変、セグメント別採算悪化。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:無し
- 特記事項:本第2四半期決算短信は公認会計士又は監査法人のレビュー対象外。のれん償却の影響あり(橋梁事業の損益に影響)。
- その他:自己株式の取得実行あり(期中自己株式数増加)。
(注)本資料は提供された決算短信に基づく要約・整理であり、投資助言・推奨は行っていません。不明な項目は「–」としています。数字は原資料の単位(百万円、千円表記)を基に要約しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5284 |
| 企業名 | ヤマウホールディングス |
| URL | https://www.yamau-holdings.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – ガラス・土石製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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