2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(公認会計士等による期中レビューの完了)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:特段のサプライズなし。第1四半期開示(8/1発表)に対する修正は無く、公認会計士による期中レビューも完了。会社の通期予想に変更はなし。市場予想との比較は情報無し(–)。
- 業績の方向性:増収減益寄りだが概ね横ばい。売上高は44.78億円で前年同期比+2.5%の増収、営業利益は4.84億円で同+1.2%(ほぼ横ばい)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3.55億円で同△4.2%の減少。
- 注目すべき変化:セグメントでは「コンクリート製品製造・販売」が売上増・利益大幅増(売上27.53億円、+5.6%、セグメント利益5.26億円、+22.4%)で牽引。一方、「橋梁・伸縮装置」や「水門・堰」など一部の事業で赤字化・損益悪化(橋梁セグメントは売上4.28億円で△31.8%、営業損失0.80億円)。
- 今後の見通し:通期予想(売上224億円、営業利益33.5億円)は据え置き。第1四半期の通期に対する進捗は売上で約20.0%、営業利益で約14.4%、純利益で約16.9%。進捗は期中偏りを考慮する必要ありだが、会社は予想修正を行っておらず現時点では達成可否判断は未定。
- 投資家への示唆:売上は増加基調だがセグメント間で業績ばらつきがある。コンクリート製品の堅調さが全体を支えている一方、橋梁・伸縮装置分野の減収・赤字化は注視ポイント。原材料・資材価格や公共投資の動向が通期収益に影響するため、受注状況と粗利率の推移を注視すべき。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:ヤマウホールディングス株式会社
- 主要事業分野:コンクリート製品の製造・販売、水門・堰等鋼構造物の製造・施工・保守、地質調査・土木工事、橋梁伸縮装置の製造・販売・設置、コンクリート構造物の点検・補修、不動産賃貸、情報機器販売・保守 等
- 代表者名:代表取締役社長 有田 徹也
- 上場:東証スタンダード(コード5284)
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月8日(第1四半期決算短信は2025年8月1日公表、レビュー完了を8/8通知)
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計(2025年4月1日~2025年6月30日)
- 監査:公認会計士等による期中レビュー完了(レビュー報告書あり、異常なし)
- セグメント(報告セグメント):
- コンクリート製品製造・販売事業:土木製品、景観製品、レジンコンクリート等
- 水門・堰の製造・施工及び保守事業:水門、除塵機、水管橋等鋼構造物
- 地質調査・コンサルタント業務及び土木工事事業:地質調査、地すべり対策、測量・設計等
- 橋梁・高架道路用伸縮装置の製造・販売・設置工事事業
- コンクリート構造物の点検・調査・補修工事事業
- 情報機器の販売及び保守事業(主に金融向け)
- 不動産事業(賃貸等)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):6,306,000株
- 期末自己株式数:187,146株
- 期中平均株式数(四半期累計):6,118,854株
- 時価総額:–(株価情報は開示資料に含まれず)
- 今後の予定:
- 決算説明会:無(補足資料作成無し)
- 株主総会・IRイベント等:–(当該短信内に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較、達成率)
- 売上高:4,478百万円(第1四半期) 通期予想22,400百万円に対する進捗率 20.0%
- 営業利益:484百万円 通期予想3,350百万円に対する進捗率 14.4%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:355百万円 通期予想2,100百万円に対する進捗率 16.9%
- (注)会社は通期予想の修正なし。四半期単独の会社公表予想は無く「サプライズ無し」と評価。
- サプライズの要因:
- 主として受取手形・売掛金の減少による流動資産の構成変化、及びセグメント別ではコンクリート製品の利益改善が営業利益を支えた。一方、橋梁用伸縮装置や水門・堰分野で採算悪化によりセグメント損失が発生。
- 通期への影響:
- 現時点で会社は通期見通しを据え置き。Q1の進捗は売上は約20%とおおむね想定内だが、営業利益進捗がやや低い(14%台)ため、下期の採算改善または受注・粗利確保が必要。通期達成の可否は下期の受注・原材料価格動向に依存。
財務指標
- 財務諸表の要点(第1四半期末:2025/6/30)
- 総資産:20,957百万円(前期末23,858百万円から△12.2%)
- 純資産:12,001百万円(前期末12,372百万円から△3.0%)
- 自己資本比率:57.2%(前年同期末51.8%、安定水準)
- 流動資産合計:14,026百万円(前期末16,823百万円、△16.6%) 主因は受取手形・売掛金の減少(7,640→4,418百万円)
- 流動負債合計:8,054百万円(前期末10,473百万円、△23.1%)
- 負債合計:8,956百万円(前期末11,485百万円、△22.0%)
- 収益性(第1四半期累計、金額=百万円)
- 売上高:4,478(前年同期4,368、+2.5%、+110)
- 営業利益:484(前年同期479、+1.2%、+6) 営業利益率=484/4,478=10.8%(前年同期10.96%程度)
- 経常利益:560(前年同期566、△0.9%)
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:355(前年同期370、△4.2%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):58.03円(前年同期60.58円、△)
- 進捗率分析(通期予想に対する)
- 売上高進捗率:20.0%(4,478/22,400)
- 営業利益進捗率:14.4%(484/3,350)
- 純利益進捗率:16.9%(355/2,100)
- 過去同期間との比較:売上は前年同期比増だが営業利益・純利益は増勢が鈍化(特に純利益は前年同期から減少)。営業利益進捗が売上進捗より低く、下期での利益確保が課題。
- 財務安全性
- 自己資本比率:57.2%(安定水準、改善)
- 流動比率:流動資産14,026 / 流動負債8,055 ≒ 174%(良好)
- 負債比率(負債合計/純資産):8,956 / 12,001 ≒ 74.6%(過度なレバレッジではない)
- セグメント別(主要)
- コンクリート製品:売上2,753百万円(+5.6%)、セグメント利益526百万円(+22.4%) — 高い収益貢献
- 水門・堰:売上741百万円(+7.6%)、セグメント損失18百万円(前年は営業利益36百万円) — 採算悪化
- 地質調査・土木:売上432百万円(+26.5%)、利益45百万円(前年は損失) — 回復
- 橋梁・伸縮装置:売上428百万円(△31.8%)、セグメント損失80百万円(前年は営業利益13百万円) — 重要な悪化
- 情報機器:売上50百万円(+88.1%)、利益6百万円(小幅減)
- 不動産:売上18百万円(+0.3%)、利益41百万円(+2.4%)
- 財務の解説:
- 受取手形・売掛金の大幅減少により流動資産が減少。支払手形・買掛金の減少などにより流動負債も減少し、結果的に負債全体が縮小、自己資本比率が改善。現金預金は増加(5,484→5,751百万円)。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期(実績):期末119.00円、年間合計119.00円(中間0)
- 2026年3月期(予想):期末103.00円、年間合計103.00円(中間0)
- 直近配当予想の修正:無(会社発表通り)
- 配当利回り:–(株価情報が無いため算出不可)
- 配当性向:–(通期予想純利益をベースにすると目安で算出可能だが会社資料に明記なし。例:予想配当103円×発行済株式数/純利益=計算可だがここでは省略)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株買い等の記載無し
セグメント別情報(要点)
- コンクリート製品製造・販売:堅調。売上・利益ともに増加し、全体収益の中心。
- 水門・堰:売上は増えたが採算が悪化し赤字化(工事採算や原価増の影響か)。要因は個別工事採算や原材料転嫁のタイミング。
- 地質調査・土木:売上・利益とも改善。測量・地すべり対策等の受注増。
- 橋梁・伸縮装置:売上・利益とも大幅悪化。受注・納品遅延や採算悪化の可能性があるため注視。
- 情報機器:売上が大幅増、だが営業利益は前年に比べ小幅減。
- 不動産:安定的に小幅増収・増益。
各セグメント戦略の詳細は別資料(中期計画等)参照。今回短信では「Plan C³」に基づく構造改革・成長戦略を継続中と記載。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:ヤマウグループ長期VISION2035および中期経営計画「Plan C³」(2024/4~2027/3)を実行中。第1四半期はコンクリート製品の改善で一定の進捗を確認。
- KPI達成状況:具体的数値KPIの開示無し(評価は–)。ただし自己資本比率改善など財務安全性面での改善は確認可能。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:同業他社との相対評価データは本短信に記載無し(–)。
- 市場動向:国内は公共投資(インフラ維持・更新、防災・減災)で底堅い需要が続く一方、資材・原材料・エネルギー価格上昇や地政学リスク等の不確実性が継続。会社もこれをリスク要因として言及。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上22,400百万円(△1.9%)、営業利益3,350百万円(△6.0%)、経常利益3,400百万円(△7.5%)、親会社株主に帰属する当期純利益2,100百万円(△12.8%)、1株当たり当期純利益343.20円。
- 第2四半期累計(通期中間目標):売上9,000百万円、営業利益900百万円等。
- 会社は前提条件(為替等)の一部を添付資料にて説明するとしているが、本短信本文では詳細は参照箇所を案内(別途添付資料参照)。
- 予想の信頼性:会社は通期予想を据え置き。過去の達成実績はここに示されていないため総合判断は難しい(過去傾向は–)。
- リスク要因:原材料・資材価格高騰、労務・物流費上昇、工事採算の悪化、受注・納期の変動、自然災害、国内市場の中長期縮小リスク等。
重要な注記
- 会計方針:変更なし。のれん償却は継続(のれんの償却額22,366千円/第1四半期)。
- その他:四半期連結財務諸表に対する公認会計士等の期中レビューが完了しており、「重要な点において準拠している」との結論(無限定的な懸念なし)。
- 添付注記:四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(第1四半期)。四半期減価償却費は164,581千円(のれん除く)。
(注記)
- 不明な項目は — と表記しました。
- 金額は短信表記(百万円単位)及び短信記載値をもとに算出しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5284 |
| 企業名 | ヤマウホールディングス |
| URL | https://www.yamau-holdings.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – ガラス・土石製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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