2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社は通期予想の修正を発表していない(修正無し)。四半期単体での会社公表予想が無いため「公式な上振れ/下振れ判定なし」。ただし通期予想に対する進捗は良好(売上高進捗率59.9%、営業利益55.7%、親会社株主純利益70.0%)。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高22,030百万円:前年同期比+18.0%、営業利益646百万円:+59.9%、親会社帰属中間純利益364百万円:+74.8%)。
  • 注目すべき変化:商事セグメント(輸入炭)の販売数量増加により売上・営業利益が大幅に拡大。建設工事・肥料は営業損失に転じるか損失が継続。
  • 今後の見通し:会社は通期予想(売上36,800百万円、営業利益1,160百万円、当期純利益520百万円)を据え置き。中間実績の進捗から見て通期予想達成の見込みは現時点では合理的(特に純利益の進捗が高い)が、商品市況や受注動向が変動要因。
  • 投資家への示唆:輸入炭の販売増が業績押上げの主因であり、コモディティ需給や価格・為替に左右されやすい点、建設・肥料セグメントの赤字が重石になる点を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:太平洋興発株式会社
    • コード:8835(東証)
    • 主要事業分野:不動産(賃貸ビル等の賃貸)、商事(輸入炭等の販売)、サービス(有料老人ホーム等)、建設工事、肥料(農業用肥料等)
    • 代表者名:代表取締役社長 板垣 好紀
    • URL:https://www.taiheiyo.net/
    • 問合せ先:経理部長 高橋 光幸(TEL 03-5830-1602)
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年11月10日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)(2025年4月1日~2025年9月30日)
    • 決算説明会:開催無し(補足資料作成無し)
  • セグメント:
    • 不動産:賃貸ビル等の賃貸収入
    • 商事:輸入炭の販売等
    • サービス:有料老人ホーム等の運営
    • 建設工事:建設工事受注・施工
    • 肥料:農業用肥料等の販売
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数:7,783,448株(期中平均株式数:7,779,280株)
    • 期末自己株式数:4,168株
    • 時価総額:–(資料に記載無し)
  • 今後の予定:
    • 半期報告書提出予定日:2025年11月10日(済)
    • IRイベント:当中間期は決算説明会無し、次回予定は未公表

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社が公表する通期予想との比較:通期予想は修正無し)
    • 売上高:実績22,030百万円/通期予想36,800百万円 → 進捗率59.9%
    • 営業利益:実績646百万円/通期予想1,160百万円 → 進捗率55.7%
    • 純利益(親会社株主):実績364百万円/通期予想520百万円 → 進捗率70.0%
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因:商事セグメント(輸入炭)の販売数量増加が収益改善の最大要因。サービス(介護施設)の稼働率上昇、不動産の空室率低下も寄与。
    • 下振れ・リスク要因:建設工事受注減少で売上・利益が大幅減、肥料は原材料高騰で損失継続。
  • 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。中間時点の進捗は総じて良好(特に純利益)であるため現時点で予想達成の可能性は高めだが、商事は需給や価格変動、建設は受注状況、肥料は原材料コストが不確定要因。

財務指標

  • 損益(当中間期:2025/4/1–2025/9/30、単位:百万円)
    • 売上高:22,030(前年同期比+18.0%、増加額+3,353)
    • 売上総利益:2,425(前年同期比+14.6%)
    • 営業利益:646(前年同期比+59.9%)、営業利益率 ≒2.93%(前年中間期 ≒2.16%→改善)
    • 経常利益:478(前年同期比+71.5%)
    • 親会社株主に帰属する中間純利益:364(前年同期比+74.8%)
    • 1株当たり中間純利益(EPS):46.88円(前年26.82円)
  • 貸借対照表(当中間期 2025/9/30、単位:百万円)
    • 総資産:45,982(前年3月末47,742→減少17,60百万円)
    • 純資産:16,219(前期末16,095→増加124百万円)
    • 自己資本(参考):15,792百万円
    • 自己資本比率:34.3%(前期末32.8%)→ 34.3%(やや低め。目安40%以上が安定)
  • キャッシュ・フロー(当中間期、単位:百万円)
    • 営業CF:+1,256(前年同期は△256→大幅改善、主に商品販売による)
    • 投資CF:△205(前年△484)
    • 財務CF:△342(前年+1,605、主に借入金の返済)
    • 現金及び現金同等物期末:5,667(前年中間期5,709)
  • 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:59.9%(やや前倒し、好調)
    • 営業利益進捗率:55.7%(やや前倒し)
    • 純利益進捗率:70.0%(良好)
    • 過去同期間との比較:前年中間期に比べていずれも改善(売上+18%、営業利益+59.9%等)。通期ペースとしては概ね順調。
  • 財務安全性
    • 流動資産:17,704、流動負債:16,803 → 流動比率 ≒105%(やや低め、1倍超は確保)
    • 負債合計:29,762、自己資本(参考)15,792 → 負債比率(負債/自己資本)≒188.6%(やや高め)
    • 長短借入金合計(短期9,904 + 長期3,936)≈13,840百万円(有利子負債の存在に注意)
  • 効率性
    • 総資産回転率:売上/総資産=22,030/45,982 ≒0.48回(前年同期 ≒0.39回→改善)
    • 売上高営業利益率の改善が見られる(2.16%→2.93%)
  • セグメント別(当中間期:単位 百万円、前年同期との比較は下段に%を明記)
    • 不動産:売上高1,589(+4.2%)、営業利益442(+0.2%)
    • 商事:売上高15,380(+30.4%)、営業利益462(+68.4%)← 主力の改善要因(輸入炭販売増)
    • サービス:売上高2,816(+6.1%)、営業利益207(+17.1%)
    • 建設工事:売上高902(△34.4%)、営業損失12(前年は営業利益42)← 受注減が影響
    • 肥料:売上高1,343(+1.0%)、営業損失11(前期も損失だが改善余地)
  • 財務の解説:
    • 在庫(商品及び製品)が前年末から減少(在庫圧縮)し資産総額は減少。営業CFは商品販売増により黒字化。財務活動では借入金返済によりCFがマイナス。自己資本比率は改善傾向だが目安の40%には届かない。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期(実績):期末配当39.00円、年間39.00円
    • 2026年3月期(予想):中間0円、期末40.00円、年間40.00円(直近発表から変更無し)
  • 配当利回り:–(株価情報が資料に無いため算出不可)
  • 配当性向(予定):期末配当40円/予想EPS66.84円 → 配当性向 ≒59.8%(約60%:やや高め)
  • 特別配当の有無:無し
  • 株主還元方針:配当継続を明示、自己株式取得等の開示無し

セグメント別情報(詳細)

  • セグメント貢献度(売上高比率・営業利益の着地)
    • 商事が売上・利益の中心(売上約15,380/22,030 = 69.8%の売上構成比、営業利益も大幅寄与)
    • 不動産・サービスは安定収益源。建設・肥料が利益面では重石。
  • 戦略・見通し:
    • 商事:輸入炭販売の拡大が奏功。市場需給や輸入コストに依存するため安定化が課題。
    • 不動産:空室率改善が進行しているが、賃料動向に注意。
    • サービス:介護施設の稼働率向上が継続できるかが鍵。
    • 建設:受注回復が見られない限り収益回復は限定的。
    • 肥料:原材料高の動向と価格転嫁力がポイント。

競合状況や市場動向

  • 競合比較:同業他社データは資料に無く比較不可(–)。
  • 市場動向:わが国経済は緩やかな回復だが物価上昇の影響や海外(米国)リスクによる先行き不透明。商事(石炭)事業は需給・価格変動、為替に敏感。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(修正無し):売上36,800百万円(△12.5%)、営業利益1,160百万円(+35.3%)、経常利益820百万円(+44.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益520百万円(+36.0%)、1株当たり当期純利益66.84円
    • 次期予想:未開示(–)
    • 会社予想の前提条件:資料P.3にて前提の説明あり(為替等の具体数値は別紙参照)→詳細は該当ページ参照
  • 予想の信頼性:過去の予想修正状況は当該資料では特記無し。今回も修正無しのため現時点で中立的に評価。
  • リスク要因:
    • 輸入炭などコモディティの需給・価格変動、為替変動
    • 建設受注の停滞、肥料原材料価格高騰
    • マクロ経済の下振れリスク(消費・投資の減速)

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 中間連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有(注記あり。税金費用は年度の見積実効税率を用いて中間期で按分)
  • レビュー:第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外
  • その他:連結範囲の変更無し、業績予想は現時点の情報に基づく見込みである旨の注意書きあり

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 8835
企業名 太平洋興発
URL http://www.taiheiyo.net/
市場区分 スタンダード市場
業種 商社・卸売 – 卸売業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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