決算説明：テクノロジーズ（5248）

2026年１月期 第２四半期 決算説明資料

エグゼクティブサマリー

• 経営陣のメッセージ: 第2四半期は大型EPC契約および再エネソリューション事業の好調により「大幅な増収増益で着地」。通期（2026年1月期）も増収増益を見込む（既に2025/3/14開示の予想を参照）。
• 業績ハイライト: 第2四半期売上高41.2億円（前年対比90.6%）、営業利益9.13億円（前年対比465.1%）と営業利益率22.2%を達成（営業利益は大幅増益＝良い）。
• 戦略の方向性: ITソリューション（エンタメ映像ソフト/AI開発）と再エネソリューションを成長柱とし、IT系は開発人員増強と受注強化、格闘エンタメDXは子会社設立で事業化推進。
• 注目材料: 大型EPC契約（合計11,000百万円）のうち工事関連等で1,997百万円を当四半期に売上計上。格闘エンタメDX事業のための子会社（株式会社マーシャルアーツテクノロジーズ）設立。
• 一言評価: 大型案件と再エネ寄与で利益が大きく改善した四半期（収益の「タイミング依存」が重要）。

基本情報

• 説明者: 発表者（役職）および個別発言の詳細：–（資料内で個別の発表者明示なし）
• セグメント:
  • ITソリューション事業：エンタメ映像ソフト開発、AI開発等（受託開発、ソリューション提供）
  • 再エネソリューション事業：再生可能エネルギー関連のEPC等（大型案件含む）
  • SaaS事業：クラウドサービス等
  • 新規：格闘エンタメDX事業（子会社設立により事業化中）

業績サマリー

• 主要指標（当四半期／単位：百万円、前年比は資料表記）
  • 営業収益（売上高）: 4,120 百万円（前年対比 90.6% ⇒ 前年比 -9.4%）（やや減収）
  • 営業利益: 913 百万円（前年対比 465.1% ⇒ 前年比 +365.1%）（営業利益率 22.2%）（大幅増益＝良い）
  • 経常利益: 867 百万円（前年対比 ？ 表記あり 867,488 千円 → 資料上の対比文脈から増加）
  • 当期純利益（四半期純利益）: 559 百万円（前年対比 ? → 559,488 千円）
• 予想との比較:
  • 会社予想に対する達成率（通期予想ベースとの進捗）: 下記参照（達成率計算は通期予想を基準）
  • サプライズの有無: 四半期としては大型EPCの一部売上計上により営業利益が大幅増（想定より上振れ要因）。特段の修正開示は無し（予想は2025/3/14開示のものを使用）。
• 進捗状況（通期：2026年1月期計画予想 売上 19,935 百万円、営業利益 2,558 百万円、当期純利益 1,590 百万円を基準）
  • 売上の進捗率: 4,120 / 19,935 = 約 20.7%（通期に対してやや低めの進捗）
  • 営業利益の進捗率: 913 / 2,558 = 約 35.7%（通期に対して良好な進捗＝良い）
  • 当期純利益の進捗率: 559 / 1,590 = 約 35.2%（良好）
  • 中期計画や年度目標に対する達成率: –（中期計画の数値は資料に明示なし）
  • 過去同時期との進捗率比較: 売上は前年同期比で減少（90.6%）だが営業利益は大幅増（465.1%）。
• セグメント別状況（当四半期）
  • 再エネソリューション事業: 売上 3,577 百万円（前年対比 88.0% ⇒ 前年比 -12.0%）、売上シェア 約86.8%（3,577/4,120）（売上寄与が大きい＝重要セグメント）
  • ITソリューション事業: 売上 443 百万円（前年対比 108.7% ⇒ 前年比 +8.7%）
  • SaaS事業: 売上 99 百万円（前年対比 142.9% ⇒ 前年比 +42.9%）
  • 収益構成: 再エネが主導で売上の大部分を占める（約87%）、IT/SaaSは売上比小さいが成長路線

業績の背景分析

• 業績概要: 再エネソリューション事業の寄与と、大型EPC契約に伴う工事完成分の売上計上（1,997 百万円）により営業利益が大幅増加。IT関連は採用強化と受注増を目指すフェーズ。格闘エンタメDXは子会社設立で今後の成長分野として準備中。
• 増減要因:
  • 増収/減収の主要因: 全体売上は前年同期比でやや減（90.6%）だが、EPC関連の追加売上計上と再エネ事業の良好な採算により利益が増加。SaaS・ITは増収傾向。
  • 増益/減益の主要因: EPC契約の工事売上計上（1,997 百万円）と再エネ関連の利幅が利益を押し上げ。売上原価管理により売上総利益率が改善（前年は21.5%→当期42.7%と資料では中間期の数値だが、当期の高利益率寄与）。一時的要因（大型案件の認識タイミング）が効いている点に注意。
• 競争環境: IT・再エネは競合多数の市場だが、再エネEPCの受注や実績が収益化に繋がっている点が競争優位性の一要素。詳細な市場シェア・競合比較は資料に記載なし。
• リスク要因: 大型案件の売上認識タイミングに依存する収益構造、再エネ関連の政策・規制動向、工事遅延・コスト超過リスク、受託開発の人材確保（採用が鍵）、為替や資材価格変動、サプライチェーン等。

戦略と施策

• 現在の戦略: 再エネ案件の拡大と受注確保、IT／SaaSの中長期的成長（エンジニア等の採用強化）、格闘エンタメDX事業の立ち上げによる新市場開拓。
• 進行中の施策: 開発人員（エンジニア、プログラマー、デザイナー等）の採用強化、営業体制強化、子会社設立で新規事業を推進。
• セグメント別施策:
  • 再エネ：大型EPCの遂行（収益化フェーズ）、脱炭素ニーズへの対応で継続的受注狙い。
  • IT/SaaS：開発人員拡充と受注拡大、SaaSは導入拡大施策（詳細は資料に限定的記載）。
• 新たな取り組み: 格闘エンタメDX事業の子会社（株式会社マーシャルアーツテクノロジーズ）設立。詳細は今後適宜開示予定。

将来予測と見通し

• 業績予想（2026年1月期 計画予想、単位：百万円、資料は2025/3/14開示の予想を使用）
  • 売上高: 19,935 百万円（＝約199.3 億円）
  • 営業利益: 2,558 百万円（＝約25.6 億円）
  • 当期純利益: 1,590 百万円（資料値）
• 予想の前提条件: 明示的な前提（為替、受注前提、需要見通し等）は資料に記載なし（–）。
• 予想の根拠と経営陣の自信度: 再エネの継続的受注と大型案件の収益計上が前提。経営陣は年間予算達成へ「全力で取り組む」と表明（表現的自信あり）。
• 予想修正: 当資料では、使用している業績予想は2025/3/14開示のものを継続使用しており、今回の資料上で通期予想の修正は示されていない（修正なし）。
• 中長期計画: 中期経営計画についての数値的進捗は資料に明示なし（–）。
• 予想の信頼性: 過去の予想達成傾向に関する記載は資料に無く、売上・利益が大型案件の認識タイミングに依存するため予想変動リスクあり。
• マクロ経済の影響: 為替・金利・資材価格・政策（脱炭素政策）等が業績に影響を与える可能性あり（資料上の明示はなし）。

配当と株主還元

• 配当方針: 資料内の明示なし（–）。
• 特別配当: なし（資料に明示なし）。
• その他株主還元: 株主優待の原資となる利益について「株式会社エコ革の営業利益は965百万円で株主優待の財源は順調に推移」との記載あり。自社株買い等の情報はなし（–）。

製品やサービス

• 製品: エンタメ映像ソフトウェア開発、AI開発関連ソリューション（主要開発領域）。
• サービス: 再エネEPCや関連サービス（国内の脱炭素推進に伴う案件）、SaaS提供。
• 協業・提携: 資料内の具体的提携先記載なし（–）。
• 成長ドライバー: 再生可能エネルギー需要の拡大、大型EPC受注、エンタメ向け映像・AI開発需要、SaaS拡大。

Q&Aハイライト

• 注目の質問と回答: Q&Aの記載なし（–）。
• 経営陣の姿勢: 四半期説明では「年間予算達成に向けて全力で取り組む」と表明。質疑対応から読み取れる姿勢の具体的記載はなし。
• 未回答事項: 具体的な通期前提、配当方針、EPS情報、個別事業別損益の詳細などは未回答に見える（–）。
• ポジティブ要因:
  • 営業利益が大幅増（前年対比465.1%）と収益性が改善（良い）。
  • 大型EPC契約の売上計上で収益寄与（1,997 百万円を計上）。
  • 再エネ事業が売上の大部分を占め、脱炭素トレンド追い風。
  • IT/SaaSは増収基調（IT 108.7%、SaaS 142.9%）。
• ネガティブ要因:
  • 売上の約87%が再エネに集中（事業集中リスク）。
  • 売上は前年同期比で減少（90.6%）であり、収益改善は案件タイミングに依存する側面。
  • 大型案件の進捗・コスト超過等のプロジェクトリスク。
• 不確実性:
  • EPCの収益認識タイミングや今後の受注状況、政策変動（再エネ関連）、人材採用の成否。
• 注目すべきカタリスト:
  • 大型EPCの今後の収益計上状況・追加受注の有無、格闘エンタメDX事業の進捗・開示、通期業績見通しの修正有無、再エネ関連の受注動向。

重要な注記

• 会計方針: 大型EPC契約は「原価の発生に応じて収益計上」される旨を明示（進捗基準による認識）。収益認識のタイミングが業績変動要因となる。
• リスク要因: 資料中に列挙された特記事項は限定的だが、プロジェクト収益性・受注獲得・規制変化等がリスク。
• その他: 本資料の業績予想は2025/3/14開示のものを使用。格闘技事業は事業立ち上げ中のため当連結会計期間では個別数値を公表していない旨の注記あり。

（不明な項目は「–」で表記しています。免責事項は別途記載済み。）

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