決算短信：IC（4769）

2024年９月期 第２四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：通期会社予想に対し第2四半期累計の利益が大幅に上振れ（営業利益445百万円で通期予想421百万円の約105.9%達成、経常利益505百万円で通期予想501百万円の約100.8%達成、親会社株主に帰属する四半期純利益346百万円で通期予想299百万円の約115.8%達成）。会社は業績予想の修正を行っていない（上振れ）。
• 業績の方向性：増収増益（売上高4,598百万円、前年同期比+7.8%；営業利益445百万円、同+23.5%；純利益346百万円、同+33.3%）。
• 注目すべき変化：利益面は一時的収益（保険解約返戻金34百万円、投資有価証券売却益19百万円等）や営業外収益の改善で大幅増益となっている点が重要（前年は移転費用・保険解約損等の費用計上があった）。
• 今後の見通し：会社は通期予想（売上9,023百万円、営業利益421百万円、純利益299百万円）を据え置き。第2四半期で利益が通期想定を超過しているが、一時的要因が寄与しているため慎重姿勢を維持していると推察される。
• 投資家への示唆：第2四半期の利益超過はポジティブだが、投資有価証券売却益や保険返戻の一時収益が含まれる点に留意。会社が通期予想を修正していない点は、第3・第4四半期の需給や非継続的要因への慎重さを反映している可能性が高い。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：株式会社ＩＣ
  • 主要事業分野：情報サービス（ソフトウェア、システム開発・保守等。決算短信中に事業セグメントの詳細記載はなし）
  • 代表者名：代表取締役社長執行役員 齋藤 良二
  • URL： https://www.ic-net.co.jp
• 報告概要:
  • 提出日：2024年5月10日
  • 対象会計期間：2024年9月期 第2四半期（連結累計期間：2023年10月1日～2024年3月31日）
  • 四半期決算説明会：開催有
• セグメント：
  • セグメント情報：添付資料に明確なセグメント別数値の記載なし（–）
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（自己株式含む）：7,732,270株（2024年9月期第2四半期）
  • 期末自己株式数：347,208株
  • 四半期累計の平均株式数：7,468,262株
  • 時価総額：–（資料に記載なし）
• 今後の予定:
  • 四半期報告書提出予定日：2024年5月14日
  • 株主総会／IRイベント：–（資料に記載なし）

決算サプライズ分析

• 予想 vs 実績（通期会社予想との比較・達成率は累計第2四半期実績÷通期会社予想で算出）
  • 売上高：実績4,598百万円、通期予想9,023百万円、進捗率51.0%（通常ペース：概ね50%で想定範囲）
  • 営業利益：実績445.8百万円、通期予想421百万円、達成率約105.9%（通期想定を上回る）
  • 経常利益：実績504.9百万円、通期予想501百万円、達成率約100.8%（通期想定を上回る）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：実績346.3百万円、通期予想299百万円、達成率約115.8%（通期想定を大幅上回る）
• サプライズの要因：
  • 営業外収益の増加（保険解約返戻金34.2百万円が計上）および特別利益（投資有価証券売却益18.9百万円）が利益を押し上げた点が主因。
  • 前年に計上されていた本社移転費用や保険解約損が今年は発生しておらず、比較ベースで費用減少。
  • 売上総利益の増加（売上原価を抑制し売上総利益が増加）により営業利益率が改善。
• 通期への影響：
  • 第2四半期時点で利益は通期目標を超過しているが、利益押上げの主要因が一時的な収益であるため、会社は通期予想を据え置き。通期予想達成（あるいは上振れ予想の確定）には第3・第4四半期の業績動向が重要。

財務指標

• 財務諸表（要点）
  • 資産合計：8,116,643千円（＝8,116.6百万円）
  • 純資産合計：6,041,509千円（6,041.5百万円）
  • 負債合計：2,075,134千円（2,075.1百万円）
• 収益性（第2四半期累計）
  • 売上高：4,598百万円（前年同期4,266百万円、前年同期比+7.8%／+332百万円）
  • 営業利益：445.8百万円（前年同期360.9百万円、前年同期比+23.5%／+84.8百万円）
  • 営業利益率：9.70%（前年同期8.46% → 改善：良好）
  • 経常利益：504.9百万円（前年同期383.1百万円、前年同期比+31.8%）
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益：346.3百万円（前年同期259.8百万円、前年同期比+33.3%）
  • 1株当たり四半期純利益（EPS）：46.37円（前年同期34.25円、+35.4%）
• 進捗率分析（通期予想に対する第2四半期累計の進捗）
  • 売上高進捗率：51.0%（概ね半期として標準的）
  • 営業利益進捗率：105.9%（通期見通しを既に超過）
  • 純利益進捗率：115.8%（同上）
  • 過去同期間との比較：利益率・純利益とも前年同期比で大幅改善（ただし一時的要因が寄与）
• 財務安全性
  • 自己資本比率：74.4%（安定水準；高い）
  • 流動比率（流動資産/流動負債）：5,594,222千円 / 1,662,871千円 = 約336.5%（非常に高い流動性）
  • 負債比率（負債/資産）：約25.6%（低水準、健全）
• 効率性
  • 総資産回転率（売上/総資産）：4,598 / 8,116 = 約0.57回（業種により評価）
  • 売上高営業利益率：9.70%（前年同期8.46%から改善＝効率改善）
• セグメント別
  • セグメント別の売上・利益明細は資料に記載なし（–）
• 財務の解説
  • 現金・預金は前期末比で127百万円減少（3,976→3,849百万円）。投資有価証券が増加（1,800→1,953百万円）。自己株式取得により自己株式残高が増加（資本剰余を減少させている）。

配当

• 配当実績と予想：
  • 中間配当（第2四半期末）：0.00円（2024年9月期）
  • 期末配当（予想）：32.00円（2024年9月期予想、修正なし）
  • 年間配当予想：32.00円（前年は合計34.00円（期末34円、うち特別配当2円含む））
• 配当性向：
  • 会社発表の通期1株当たり当期純利益（予想）39.47円に対してDPS32.00円 → 配当性向約81.1%（高水準／株主還元重視）
• 特別配当の有無：当期予想に特別配当の記載なし。前期は特別配当2円を含む。
• 自社株買い等：当期に自己株式取得実績あり（合計約199,200株等）。自社株取得による株主還元実施。

セグメント別情報

• セグメント別状況：資料に明確なセグメント別数値なし（–）
• 前年同期比較：–（セグメント別データ欠如）
• セグメント戦略：中期経営計画「co-creation Value 2025」2年目で、研究開発・人材育成等に注力している旨の記載あり。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：3か年「co-creation Value 2025」の2年目。VISION 2031に向け基盤整備を継続と記載。
• KPI達成状況：具体的KPIの数値（売上目標、利益目標の進捗など）は資料に限定的記載のため詳細は不明（–）。第2四半期時点で利益面は通期想定を上回っているが、一時要因が多い。

競合状況や市場動向

• 競合他社比較：資料に同業他社との比較データなし（–）
• 市場動向：DX／クラウド・AI等の技術需要拡大に伴うIT投資意欲の拡大が追い風である一方、海外景気や金融引締め、物価・地政学リスク等の下振れリスクを注視すべきと会社コメントあり。

今後の見通し

• 業績予想：
  • 通期予想の修正：なし（2023年11月公表の予想を据え置き）
  • 次期予想：–（資料に記載なし）
  • 会社予想の前提条件：詳細は添付資料の「当四半期決算に関する定性的情報（3）」参照、ただし短信本文には具体数値前提の明示は限定的
• 予想の信頼性：第2四半期で利益が通期目標を超過しているが、一時的収益が寄与しているため会社は保守的に据え置いている。過去の修正傾向については四半期レビュー外のため評価は限定的（–）。
• リスク要因：
  • 一時的な有価証券売却益・保険解約返戻金に依存した増益が続かないリスク
  • 海外景気悪化、金融市場変動、顧客のIT投資動向変化
  • 有価証券評価差額の変動（評価損益）や税負担の増減

重要な注記

• 会計方針の変更等：特記事項なし（変更無し）。
• 連結範囲の変更：なし。
• 四半期レビュー：四半期決算短信は公認会計士または監査法人の四半期レビュー対象外。
• 自己株式：2023年11月と2024年2月に自己株式取得実行（合計取得により自己株式残高が増加）。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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