2026年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 市場予想は–(提供情報なし)。会社の通期予想に対する第1四半期の進捗は概ね順調(上振れ/下振れの明確な修正は無し)。
  • 業績の方向性: 増収増益(売上高 18,442百万円、前年同期比 +22.6%;営業利益 1,039百万円、同 +36.4%)。
  • 注目すべき変化: 親会社株主に帰属する四半期純利益は648百万円(同 +7.6%)と増益だが、1株当たり利益は希薄化で7.01円(前年同期 7.65円、-約8.4%)に低下。発行済株式数の増加(期末発行済株式数102,444,967株、前年期末91,754,577株)が影響。
  • 今後の見通し: 通期予想(売上高83,000百万円、営業利益3,800百万円)は変更なし。第1四半期進捗は売上高進捗率約22.2%、営業利益進捗率約27.3%で通期達成に向けて概ね順調。下期に香港旗艦店の本格寄与を見込む一方、上期の先行投資(香港オープン前費用等)に留意。
  • 投資家への示唆: マーケティング支援とリテールが牽引するオーガニック成長が確認できる一方、株式発行による希薄化とグローバル事業の上期先行費用(香港)による一時的な負担を観察する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 株式会社アイスタイル
    • 主要事業分野: コスメ・美容のプラットフォーム運営(@cosme)を基盤とするマーケティング支援(BtoB)、化粧品EC・店舗を中心としたリテール、海外(グローバル)事業、その他(人材派遣、BtoC課金、投資育成等)
    • 代表者名: 代表取締役会長CEO 吉松 徹郎
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年11月10日
    • 対象会計期間: 2026年6月期 第1四半期(2025年7月1日~2025年9月30日)
    • 決算補足説明資料: 有、決算説明会: 有
  • セグメント:
    • マーケティング支援事業: @cosmeを基盤とした広告・データドリブンソリューション等
    • リテール事業: @cosme SHOPPING、@cosme STORE 等の国内小売(EC・店舗)
    • グローバル事業: 海外EC・卸・店舗・メディア等
    • その他事業: 人材派遣、BtoC課金サービス、投資育成等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む): 102,444,967株(2026年6月期1Q)
    • 期末自己株式数: 2,693,618株
    • 期中平均株式数(四半期累計): 92,498,097株(2026年6月期1Q)
    • 時価総額: –(提供情報なし)
  • 今後の予定:
    • 決算発表: –(本短信が第1四半期発表)
    • IRイベント: 決算説明会実施(補足資料あり)
    • その他: 香港旗艦店「@cosme HONG KONG」オープン予定(2025年12月5日)に関連する上期費用あり

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社が四半期で個別予想を提示していないため、通期予想に対する進捗で評価)
    • 売上高: 実績 18,442百万円。通期予想 83,000百万円に対する進捗率 22.2%(達成ペース: おおむね順調)
    • 営業利益: 実績 1,039百万円。通期予想 3,800百万円に対する進捗率 27.3%(やや良好)
    • 純利益(親会社株主帰属): 実績 648百万円。通期予想 2,650百万円に対する進捗率 24.5%
  • サプライズの要因:
    • 上振れ要因: マーケティング支援事業とリテール事業の好調(大手・中堅ブランド取引増、ECの新規顧客獲得、既存店・新店の寄与)により増収増益。
    • 下振れ要因: グローバル事業では香港旗艦店オープン前費用(104百万円)計上で損失拡大。その他では「BLOOMBOX」終了やサプリ事業の先行費用が利益を圧迫。
  • 通期への影響:
    • 会社は通期予想を据え置き。第1四半期の進捗は通期達成に向けて概ね順調と判断できるが、香港旗艦店等の下期寄与度・投資の影響を引き続き注視する必要あり。

財務指標

  • 財務諸表の要点:
    • 総資産: 37,919百万円(前期末比 +3,318百万円)
    • 純資産: 21,042百万円(前期末比 +4,035百万円)
    • 負債合計: 16,877百万円(前期末比 -717百万円)
    • 流動資産: 23,961百万円(現金及び預金 8,328百万円、商品 7,781百万円)
    • 短期借入金: 1,200百万円(前期末 1,000百万円)
    • 1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債: 前期1,500百万円→当第1Qは0(転換行使等)
  • 収益性(第1四半期)
    • 売上高: 18,442百万円(前年同期 15,038百万円、前年比 +22.6% / +3,404百万円)
    • 営業利益: 1,039百万円(前年同期 762百万円、前年比 +36.4% / +277百万円)
    • 営業利益率: 1,039 / 18,442 = 5.63%(前年同期 762/15,038 = 5.07% → 改善)
    • 経常利益: 1,050百万円(前年同期 839百万円、前年比 +25.1%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 648百万円(前年同期 603百万円、前年比 +7.6%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS): 7.01円(前年同期 7.65円、前年比 -約8.4%)※希薄化の影響
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
    • 売上高進捗率: 22.2%(通期83,000百万円に対して)
    • 営業利益進捗率: 27.3%(通期3,800百万円に対して)
    • 純利益進捗率: 24.5%(通期2,650百万円に対して)
    • 過去同期間の進捗率との比較: –(前期の通期実績が提示されていないため比較不可)
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率: 52.7%(安定水準。目安40%以上で安定)
    • 負債比率(負債/資産): 16,877 / 37,919 = 44.5%
    • 負債対自己資本比(負債/純資産): 16,877 / 21,042 = 80.2%
    • 流動比率: 23,961 / 12,051 = 199%(流動性は良好、目安100%以上で健全)
  • 効率性:
  • セグメント別(第1四半期)
    • マーケティング支援事業: 売上高 2,920百万円(+27.0%)、営業利益 972百万円(+46.8%)—高マージンで利益牽引
    • リテール事業: 売上高 14,164百万円(+24.7%)、営業利益 860百万円(+20.4%)
    • グローバル事業: 売上高 1,004百万円(+0.5%)、営業損失 △150百万円(前年 △14百万円 → 赤字拡大)
    • その他事業: 売上高 355百万円(-8.2%)、営業利益 13百万円(-79.4%)
    • セグメント合計(報告上): セグメント合計利益 1,695百万円、全社費用等で調整 △656百万円 → 連結営業利益 1,039百万円
  • 財務の解説:
    • 流動資産(現金・在庫等)増加と、短期的な借入増を伴いつつ自己資本の増加(株式発行による資本増)でバランス。資本増加により自己資本比率が向上。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年6月期: 中間 0.00円、期末 1.00円、年間 1.00円
    • 2026年6月期(予想): 中間 0.00円、期末 1.00円、年間 1.00円(修正なし)
  • 配当利回り: –(株価情報が提供されていないため算出不可)
  • 配当性向: –(年間純利益予想 2,650百万円に対する配当総額は小額のため割合は低いが、具体数値は株数・配当総額で算出可能/情報不足で –)
  • 特別配当の有無: 無
  • 株主還元方針: 自社株買いに関する記載なし(ただし新株予約権の行使等で資本政策の変動あり)

セグメント別情報

  • 概要と前期比較(第1Q)
    • マーケティング支援: 売上高 2,920百万円(+27.0%)、営業利益 972百万円(+46.8%)。高い限界利益率で効率的に利益を拡大。コスメブランド向け取引拡大が要因。
    • リテール: 売上高 14,164百万円(+24.7%)、営業利益 860百万円(+20.4%)。ECの新規顧客獲得、既存店・新店の成長寄与。
    • グローバル: 売上高 1,004百万円(+0.5%)、営業損失 △150百万円。中国越境ECの回復があるものの、香港旗艦店オープン前費用(104百万円)計上で赤字拡大。
    • その他: 売上高 355百万円(-8.2%)、営業利益 13百万円(-79.4%)。BLOOMBOX終了による売上減と新規サプリ事業の先行投資が影響。
  • セグメント戦略と見通し:
    • マーケティング支援: データコンサル等の労働集約型サービス拡充による新収益柱化を目指す(コンサルタント採用強化)。
    • リテール: プラットフォーム連携による新規顧客獲得と店舗拡大(国内)を継続。
    • グローバル: 香港旗艦店の下期本格寄与を見込みつつ、上期は先行費用で収益圧迫あり。
    • その他: 終了サービス影響と新規事業投資による短期的な利益圧迫あり。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 2024年8月発表の中期事業方針に基づき、目標は連結売上高1,000億円、連結営業利益80億円(中期目標)。2026年6月期は中期方針の2年目で「戦略的投資の年」と位置づけ。
  • 進捗状況: 第1四半期は国内事業のオーガニック成長とセグメント別の増益で良好なスタート。中長期目標達成に向け、人員・システム投資や海外旗艦店等の投資を拡大中。短期的には投資先行で営業利益率は据え置き見込み。

競合状況や市場動向

  • 競合との比較: 同業他社の業績や株価モメンタムは–(提供情報なし)。ただし、@cosmeのプラットフォーム優位性を活かしたマーケティング支援は競争力の源泉とされる。
  • 市場動向: 国内ECの成長やブランドのデジタル活用増加が追い風。一方、グローバル展開では現地投資コストや消費環境の変動リスクあり。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想(変更なし): 売上高 83,000百万円(+20.7%)、営業利益 3,800百万円(+20.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益 2,650百万円(+13.9%)、1株当たり当期純利益 27.05円
    • 次期予想: –(未提示)
    • 会社予想の前提条件: 添付資料にて前提が示される(為替等の詳細は添付資料参照)。注記に「新株予約権行使等を考慮してEPSを算出」とあり。
  • 予想の信頼性: 通期予想は据え置かれており、第1Qの進捗は概ね想定内。過去の予想達成傾向については–(情報不足)。
  • リスク要因:
    • 香港旗艦店等の海外拠点の初期費用や下期寄与の不確実性
    • 新規事業(サプリ等)の投資回収遅延
    • マーケット(消費動向)や為替、原材料・物流費の変動
    • 株式の希薄化によるEPS押下

重要な注記

  • 会計方針の変更: 無
  • 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理: 無
  • 監査/レビュー: 第1四半期に関する監査法人によるレビューは無
  • 資本政策動向: 第1Qに新株予約権の行使や転換社債の転換権行使により資本金・資本剰余金が増加(合計資本金増加 1,750百万円等)、これが自己資本増加とEPS希薄化に影響

(注記)

  • 不明な項目は「–」で表記しています。
  • 本要約は提供されている決算短信に基づく情報整理であり、投資助言や推奨は行っていません。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3660
企業名 アイスタイル
URL http://www.istyle.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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