2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期予想に修正はなく「ほぼ予想通り」。四半期ベースでの市場予想は提示されておらず、特段の上振れ/下振れは示されていない。
- 業績の方向性:増収減益(売上高+2.4%、営業利益△11.0%)。
- 注目すべき変化:紙製品事業の売上は堅調(宅配袋・紙器が中心に伸長)が、原材料高・物流費高止まりや在庫適正化で粗利率が低下し営業利益を押し下げた点が最大の変化。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上29,300百万円、営業利益1,110百万円等)に修正はなし。売上の進捗は順調(約46%)だが、利益の進捗(営業利益進捗率約26.7%)は低めで、下期での利益回復が前提。
- 投資家への示唆:売上は回復基調を維持する一方で、原材料・物流コストの影響で収益性が圧迫されている。通期達成は下期のコスト動向・販売価格への転嫁状況に依存する。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:スーパーバッグ株式会社
- 主要事業分野:紙製品事業(紙袋、紙器等)、化成品事業(ポリ袋等)、その他事業(SVS:ベンダーシステム、清掃用品等)を中心とした包装資材・関連用品の製造・販売
- 代表者名:代表取締役社長 樋口 肇
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月7日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間期)連結:2025年4月1日~2025年9月30日(四半期=中間期)
- 決算補足説明資料:作成有、決算説明会:無
- セグメント:
- 紙製品事業:宅配袋、紙器、その他紙製品(主力)
- 化成品事業:ポリ袋等の合成樹脂製包装資材
- その他事業:SVS(スーパーバッグ・ベンダー・システム)、清掃用品、事務用品等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):1,686,154株
- 期末自己株式数:200,870株
- 中間期中平均株式数:1,484,065株
- 時価総額:–(株価情報が未提供のため省略)
- 今後の予定:
- 決算関連:今後、補足説明資料を同社HPに掲載予定
- 株主総会/IRイベント:–(記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社の通期予想との整合性):
- 売上高(中間):13,431百万円(前年同期比+2.4%)
- 通期予想29,300百万円に対する進捗率:13,431 / 29,300 = 約45.9%(順調)
- 営業利益(中間):296百万円(前年同期比△11.0%)
- 通期予想1,110百万円に対する進捗率:296 / 1,110 = 約26.7%(進捗はやや低め)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:260百万円(前年同期比△4.2%)
- 通期予想900百万円に対する進捗率:260 / 900 = 約28.9%
- サプライズの要因(上振れ/下振れ要因):
- 売上は主力の紙製品・宅配関連が堅調で増収。
- 一方、原材料コスト高・物流費上昇および在庫適正化の影響で粗利率低下、販管費の増加が営業利益を圧迫。投資有価証券売却益(54百万円)が特別利益として寄与。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想を据え置き。現状は売上進捗は良好だが、利益面は下期でのコスト動向や価格転嫁の可否によりリスクが存在し、通期達成には下期の利益回復が必要。
財務指標
- 財務諸表の要点(中間末:2025年9月30日)
- 総資産:14,972百万円(前期末14,600百万円、+371)
- 純資産合計:4,896百万円(前期末4,730百万円、+166)
- 自己資本(参考):4,884百万円
- 自己資本比率:32.6%(目安40%に対しやや低め)
- 現金及び現金同等物:3,092百万円(前期末2,780、+312)
- 収益性(中間期間)
- 売上高:13,431百万円(前年同期13,122百万円、+2.4% / +309百万円)
- 売上総利益:2,622百万円(前年2,579百万円、+1.7%)
- 営業利益:296百万円(前年333百万円、△11.0% / △37百万円)
- 営業利益率:296 / 13,431 = 約2.20%(前年約2.54%)
- 経常利益:339百万円(前年390百万円、△13.0%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:260百万円(前年271百万円、△4.2%)
- 1株当たり中間純利益(EPS):175.58円(前年183.54円、△約4.4%)
- 進捗率分析(中間≒上期)
- 売上高進捗率:45.9%(通期29,300に対し)→ 概ね順調(目安50%前後)
- 営業利益進捗率:26.7%(通期1,110に対し)→ 低め(下期偏重または未達リスクあり)
- 純利益進捗率:約28.9%(通期900に対し)
- 過去同期間との比較:前年同中間では営業利益率が高く、今期はコスト上昇で減益となっている。
- 財務安全性
- 負債合計:10,076百万円(流動負債7,457、固定負債2,618)
- 有利子負債(短期借入金1,132 + 長期借入金1,819) = 2,951百万円(前期比+78百万円)
- 有利子負債/自己資本(概算ギアリング):2,951 / 4,884 ≒ 0.60倍(60%)(過度ではないが注意項目)
- 負債比率(負債/総資産):10,076 / 14,972 ≒ 67.3%
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産):13,431 / 14,972 ≒ 0.90回/年(参考)
- 売上高営業利益率は低下(約2.20%)。
- セグメント別(中間:金額・前年比較)
- 紙製品事業:売上7,233百万円(+159、+2.25%)、セグメント利益486百万円(△45、△8.46%)
- 化成品事業:売上2,749百万円(△46、△1.65%)、セグメント利益71百万円(+27、+61.4%)
- その他事業:売上3,448百万円(+195、+6.0%)、セグメント利益99百万円(+11、+12.6%)
- 財務の解説:売上は紙製品中心に堅調だが、原材料高と物流費増が粗利に影響。棚卸資産は増加(在庫適正化のための調整実施と記載)。営業CFはプラス(385百万円)で資金は健全に増加。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期:期末配当105.00円(年間105.00円)
- 2026年3月期(予想):期末配当110.00円(中間は無し、年間合計110.00円)
- 直近公表配当予想からの修正:無
- 配当利回り:–(株価情報が未提供のため算出不可)
- 特別配当:無
- 株主還元方針:自社株取得などの記載は今回なし(自己株保有は存在)。
セグメント別情報
- 紙製品事業:宅配袋・紙器の需要回復で売上増。だが原材料費・人件費上昇と在庫調整が粗利を圧迫。生産リソース再配置で効率化を図る施策を実施中。
- 化成品事業:ポリ袋は一部で販売減(有料化等影響)があるが、海外調達改善で収益性改善。
- その他事業:SVSの取扱増と店舗増加で売上・利益ともに拡大。
- セグメント戦略:中期計画で「紙製品事業への注力」「新規事業開拓」「環境経営」を掲げ、紙製品中心の成長を追求。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:第2次中期経営計画「環境と共に歩む次世代パッケージ企業(~創業120年)」を推進中(成長戦略と環境基盤構築が柱)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内個人消費回復による来店型店舗での包装資材需要やEC拡大で紙製宅配資材が堅調。一方で原材料高・物流コストという業界共通の逆風あり。
今後の見通し
- 業績予想:通期予想は変更なし(公表値)。前提条件・リスク要因は添付資料に記載(為替や原材料価格等の変動が業績に影響)。
- 予想の信頼性:中間時点で売上は順調だが利益進捗が低いため、通期達成は下期でのコスト動向と販売価格への転嫁が鍵。過去の予想達成傾向についての詳細言及は資料に無し。
- 主なリスク要因:原材料価格、物流費の高止まり、為替変動、景気動向(個人消費)、米国通商政策等。
重要な注記
- 会計方針:当中間期における会計方針の変更、見積り変更、修正再表示は無し。
- 監査等:第2四半期決算短信は公認会計士/監査法人のレビュー対象外。
- その他:連結範囲に変更無し。政策保有株式の縮減等、資本効率化施策に取り組み中。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3945 |
| 企業名 | スーパーバッグ |
| URL | http://www.superbag.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – パルプ・紙 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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