2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社の通期予想に対する修正は無し。第1四半期の実績は会社公表の通期予想と乖離する特段のサプライズなし(四半期ベースの会社目標は未提示)。
- 業績の方向性:増収微増(売上高+2.4%)だが営業利益は減少(営業利益△6.8%)。経常利益・四半期純利益は小幅増(経常+1.7%、純利益+3.1%)。
- 注目すべき変化:紙製品事業の売上が好調で増収(前年同期比+約2.1%)だが、原材料費・人件費などコスト増で紙製品のセグメント利益は減少(△5.5%)。化成品は売上微減だが子会社清算で固定費低減しセグメント利益が改善(増益)。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上29,300百万円、営業利益1,110百万円、当期純利益900百万円)は変更なし。第1四半期進捗は売上で約22.8%と順調だが、営業利益進捗は約13.5%と低めで通期達成には後半での利益改善が必要。
- 投資家への示唆:需要面(来店型・EC双方)が回復しており売上は堅調。だが原材料コストや物流費、人的コストの影響で営業段階の利益率は低下しており、通期での利益確保はコストコントロールと稼働効率向上が鍵。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:スーパーバッグ株式会社
- 主要事業分野:紙製品事業(角底袋、宅配袋、紙器等)、化成品事業(ポリ袋等)、その他事業(S・V・S=ベンダーシステム、清掃用具等)
- 代表者名:代表取締役社長 樋口 肇
- 報告概要:
- 提出日:2025年8月8日
- 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
- セグメント:
- 紙製品事業:紙袋、紙器、その他紙製品の製造・販売
- 化成品事業:ポリ袋等の化成品製造・販売
- その他事業:S・V・S(ベンダーシステム)、清掃用品、事務・レジ用品等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):1,686,154株
- 期中平均株式数(四半期累計):1,483,129株
- 時価総額:–(資料未記載)
- 今後の予定:
- 株主総会/IRイベント:直近の決算補足資料・決算説明会の開催無し(本四半期は無し)。その他予定は未記載。
決算サプライズ分析
- 予想vs実績:
- 売上高:6,668百万円(前年同期比 +2.4%)。会社の通期予想との直接比較(四半期予想は未提示)の観点では特段の修正材料なし。通期見通しへの進捗率:6,668/29,300 = 約22.8%。
- 営業利益:150百万円(前年同期比 △6.8%)。通期予想(1,110百万円)に対する進捗率:150/1,110 = 約13.5%(低めの進捗)。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:123百万円(前年同期比 +3.1%)。通期予想(900百万円)に対する進捗率:123/900 = 約13.7%。
- サプライズの要因:
- 売上面:国内個人消費回復・EC拡大に伴う紙製品需要増で売上は増加。
- 利益面:原材料高・人件費・物流コスト上昇で売上総利益の伸びが限定的→営業利益は減少。化成品は子会社清算による固定費削減でセグメント利益改善。
- 特別要因:投資有価証券売却益7百万円、子会社清算損13百万円等が計上。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想の修正無しを公表。売上進捗は概ね順調だが、営業利益の進捗が低いため下期での利益改善(コスト削減や販売ミックス改善)が必要。現時点では通期見通し達成可能性は「未確定(リスクあり)」。
財務指標(要点)
- 財務諸表要点(第1四半期末:2025年6月30日、単位:百万円)
- 総資産:14,503(前期末比 △97)
- 純資産:4,712(前期末比 △17)
- 自己資本(参考):4,699
- 収益性(第1四半期累計)
- 売上高:6,668百万円(前年同期比 +2.4% / +155百万円)
- 売上総利益:1,308百万円(売上総利益率=1,308/6,668 = 19.6%)
- 営業利益:150百万円(前年同期比 △6.8% / △11百万円)、営業利益率=150/6,668 = 2.25%(低め)
- 経常利益:189百万円(前年同期比 +1.7%)
- 四半期純利益(親会社株主):123百万円(前年同期比 +3.1%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):83.54円(前年同期 81.13円、+3.0%)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率:約22.8%(良好)
- 営業利益進捗率:約13.5%(やや遅れ)
- 純利益進捗率:約13.7%(やや遅れ)
- 備考:売上は第1四半期段階として高めの進捗だが、利益面は低い。例年の期別配分が分かれば判定精度向上だが資料では過去の期別比率示唆なし。
- 財務安全性
- 自己資本比率:32.4%(目安40%以上で安定 → 32.4%はやや低めだが前期末とほぼ横ばい)
- 流動比率(流動資産/流動負債):10,120/7,497 = 約1.35(135%)(短期支払能力は確保されている水準)
- 負債比率(総負債/純資産):9,790/4,712 = 約208%(やや高めのレバレッジ)
- 効率性
- 総資産回転率(売上/総資産):6,668/14,503 = 0.46回(四半期ベースの単純指標)
- 営業利益率の低下が見られ、収益性改善が課題。
- セグメント別(第1四半期)
- 紙製品事業:売上 3,578百万円(前年同期比 +72百万円、+2.1%)、セグメント利益 256百万円(前年同期比 △15百万円、△5.5%)
- 化成品事業:売上 1,368百万円(前年同期比 △10百万円、△0.7%)、セグメント利益 24百万円(前年同期比 +12百万円、+109.1%※小さな母数)
- その他事業:売上 1,721百万円(前年同期比 +92百万円、+5.7%)、セグメント利益 50百万円(前年同期比 +10百万円、+25.6%)
- キャッシュ・フロー
- 第1四半期の連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。減価償却費は64百万円(前年同期61百万円)。
配当
- 配当実績・予想:
- 2025年3月期(実績):期末 105.00円、年間合計 105.00円
- 2026年3月期(予想):期末 110.00円、年間合計 110.00円(中間配当は無しの想定)
- 直近発表からの配当予想修正:無
- 配当性向(通期予想ベース):配当110円 / 予想EPS 606.83円 = 約18.1%(目安:配当性向30%前後が一般的→現状は控えめ)
- 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不可)
- 株主還元方針:特別配当や自社株買いの記載は無し
セグメント別情報(詳細)
- 紙製品事業:主力角底袋・宅配袋・紙器が好調。売上増だが原材料・人件費の上昇で利益は減少。今後は紙製品への注力を掲げる中期計画と整合。
- 化成品事業:ポリ袋はテイクアウト需要を取り込むもインバウンド一巡で売上微減。子会社清算で固定費削減し利益改善。
- その他事業:S・V・Sや清掃用品、百貨店・スーパー向け事務用品等が伸長。店舗数増でベンダー取扱い増加、利益拡大。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(2024年5月公表:第2次中期経営計画):「紙製品事業への注力」「新規事業開拓」「環境経営」等を掲げる。
- 第1四半期の状況は、紙製品売上の回復が計画方向に合致。ただしコスト増に伴う営業利益圧迫は改善が必要。KPI(数値目標)の詳細は資料に記載無し → KPI達成状況は現時点で部分的整合。
競合状況や市場動向
- 市場動向:国内の雇用・所得改善に伴う個人消費回復、EC市場の拡大、環境意識の高まりにより紙製宅配資材等の需要は堅調。
- 競合との相対位置:資料に同業他社比較データは無し。事業構成は紙製品が主力で、EC向け配送資材の拡大が追い風。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上高 29,300百万円(+6.2%)、営業利益 1,110百万円(+23.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益 900百万円(△7.8%)。
- 予想の前提条件:資料中の詳細前提は添付資料参照との記載(為替や原材料前提等の明示は本短信に詳細記載無し)。
- 予想の信頼性:現時点で通期予想の修正は無しだが、原材料・物流費動向次第で利益面に影響が出るリスク有り。
- リスク要因:原材料価格高止まり、物流費高騰、労務費上昇、金利上昇、海外(米国)通商政策の影響、インバウンド需要の不確実性など。
重要な注記
- 会計方針の変更、範囲変更、四半期特有会計処理等:該当なし。
- 四半期連結財務諸表のレビュー:公認会計士・監査法人によるレビュー無し(注記あり)。
- キャッシュ・フロー計算書:第1四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成していない(注記あり)。
(不明項目は — と記載しました。上記は同社が公表した第1四半期決算短信に基づく整理であり、投資助言ではありません。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3945 |
| 企業名 | スーパーバッグ |
| URL | http://www.superbag.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – パルプ・紙 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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