決算短信：ゼット（8135）

2024年3月期 決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：会社予想・市場予想との明確な比較データは本資料に含まれていないため差異は記載不能（–）。ただし売上は増加した一方で利益面は会社が示す来期見通しに向けて改善を要する状況。
• 業績の方向性：増収減益（売上高51,957百万円：前期比＋4.1%、営業利益876百万円：前期比△12.1%）。
• 注目すべき変化：売上は増加したが、物流センター移転に伴う投資増や製造原価率の上昇等により営業利益率が低下（営業利益率 1.7%）。親会社株主に帰属する当期純利益は810百万円（前期比△10.5%）。
• 今後の見通し：2025年3月期は売上53,000百万円（＋2.0%）、営業利益1,000百万円（＋14.1%）を予想。今回発表時点で通期予想の修正は無し。達成は原材料・為替・物流コスト等の不確実要因に依存。
• 投資家への示唆：売上拡大は確認されるものの、物流投資や原材料高・円安の影響で粗利圧迫が発生。来期の改善は粗利率回復と在庫・物流改革の実行如何にかかっている点に注目。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：ゼット株式会社（コード 8135）
  • 主要事業分野：スポーツ用品の卸売・製造・小売および関連事業（スポーツカテゴリー中心、野球用品「ゼットベースボール」、バスケット「コンバース」等）
  • 代表者名：代表取締役社長 渡辺 裕之
  • 問合せ先責任者：取締役常務執行役員 管理統括本部長 林 賢志（TEL 06-6779-1171）
• 報告概要:
  • 提出日：2024年5月9日
  • 対象会計期間：2024年3月期（連結、2023年4月1日～2024年3月31日）
  • 決算説明資料の作成：無、決算説明会：無
• セグメント:
  • 単一セグメント（スポーツ事業）。内部的には卸売部門、製造部門、小売部門、その他（物流等）で業績記載あり。
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（自己株式含む）：20,102,000株
  • 期末自己株式数：527,170株
  • 期中平均株式数：19,574,837株
  • 時価総額：–（本資料に株価なし）
• 今後の予定:
  • 定時株主総会：2024年6月27日
  • 配当支払開始予定日：2024年6月28日
  • 有価証券報告書提出予定日：2024年6月28日
  • 決算説明会：無し（本資料時点）

決算サプライズ分析

• 予想vs実績:
  • 会社予想との比較（本資料に当期（2024年3月期）に対する期初予想の明示がないため比較不可：売上・営業利益・純利益の達成率は–）
  • （参考）次期（2025年3月期）予想：売上53,000百万円、営業利益1,000百万円、純利益850百万円（本決算発表では修正なし）
• サプライズの要因（今回の増減要因）:
  • 売上増（＋4.1%）は主に卸売の好調（アスレチックス、チームビジネス、ECの拡大、レプリカユニフォーム等）による。
  • 利益悪化の主因は、西日本物流センター移転に伴う投資増、製造原価率の上昇（原材料高・円安）、販売促進費の増加など。製造部門は原材料高と円安で減益。
• 通期への影響:
  • 来期見通しは増収・増益（会社予想で営業利益改善）だが、為替・原料・物流・気象等の外部リスクが達成の不確実性要因。現時点で予想修正は無し。

財務指標

• 財務諸表（要点）
  • 売上高：51,957百万円（前期49,887百万円、＋4.1%）
  • 売上総利益：9,117百万円（前期9,159百万円、△0.5%）
  • 営業利益：876百万円（前期997百万円、△12.1%） 営業利益率 1.7%（前期2.0%）
  • 経常利益：1,021百万円（前期1,220百万円、△16.3%）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：810百万円（前期905百万円、△10.5%）
  • 1株当たり当期純利益（EPS）：41.41円（前期46.28円、△10.5%）
• 主要増減（金額・比率）
  • 売上高：+2,070百万円（＋4.1%）
  • 営業利益：△121百万円（△12.1%）
  • 経常利益：△199百万円（△16.3%）
  • 純利益：△95百万円（△10.5%）
• 進捗率分析（四半期決算ではないため通期進捗は該当なし）
• 財務安全性
  • 総資産：29,539百万円（前期28,863百万円、＋676）
  • 純資産：13,305百万円（前期12,934百万円、＋371）
  • 自己資本比率：45.0%（前期44.8%）→ 安定水準（目安：40%以上で安定）
  • 有利子負債：短期借入194百万円、長期借入47百万円（合計約241百万円、少額）
  • 流動資産22,661 / 流動負債14,015 → 流動比率 ≈161.6%（流動性良好）
• 効率性
  • 総資産回転率（概算）= 売上高51,957 / 総資産29,539 ≈ 1.76回
  • 売上高営業利益率は低下（2.0%→1.7%）
• セグメント別（記載より）
  • 卸売部門：売上50,353百万円（前期比＋4.8%） — 牽引役
  • 製造部門：売上275百万円（前期比△2.3%） — 原価上昇で減益
  • その他部門（物流等）：売上763百万円（前期比△21.9%） — スポーツ施設運営の事業譲渡等で減収
• キャッシュ・フロー
  • 営業CF：684百万円（前期1,474百万円 → 減少）
  • 投資CF：△332百万円（前期△86百万円）
  • 財務CF：△277百万円（前期△336百万円）
  • 現金及び現金同等物期末残高：6,012百万円（前期5,932百万円、＋80）
• 財務の解説：営業CFは減少したが、期末現金残高は6,012百万円と十分。投資（物流センター等）で投資CFが増加。負債水準は低く自己資本比率は高水準を維持。

配当

• 配当実績と予想:
  • 2024年3月期：期末配当 8.00円（内訳：普通配当2.00円、特別配当6.00円）、年間配当合計 8.00円、配当金総額156百万円、連結配当性向19.3%、純資産配当率1.2%
  • 2025年3月期（予想）：期末配当 10.00円（普通2円＋特別8円）、年間合計10.00円、配当性向（予想）23.0%
• 特別配当の有無：2023年度・2024年度とも期末に特別配当を実施（2024年度は特別配当6円）。来期も特別配当を計画している点は株主還元重視の姿勢を示す。
• 株主還元方針：特別配当の実施と配当水準維持・向上を示唆。自社株買いの記載は無し。

セグメント別情報

• 概要（主要部門の状況）
  • 卸売：アスレチックス、チームビジネスが好調。自社品「ゼットベースボール」、コンバース等の高付加価値商品が牽引。売上50,353百万円（＋4.8%）。
  • 製造：バット・グラブ等は需要堅調だが、原材料高・円安で製造原価上昇、売上275百万円（△2.3%）で減益。
  • 小売：登山用品等で伸び悩み（暖冬・物価上昇等の影響）。詳細売上数値は個別記載少。
  • その他（物流等）：西日本物流センターの移転で投資増。ただし外部受託側の在庫調整で取り扱い数量減。売上763百万円（△21.9%）。
• セグメント戦略：卸売の付加価値商品強化、EC拡大、物流改革（センター移転）による効率化。製造はコスト転嫁・商品ミックス改善が課題。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：文中に「次世代DX卸ビジネスモデルへ向けて」「構造改革の前進」「ESG経営推進」「3つのアップ（粗利率アップ／在庫流動性アップ／MD力アップ）」を掲げる。
• 進捗状況：売上拡大や物流センター稼働で在庫・物流改革は進展。だが物流投資と原価上昇が短期的に利益を圧迫しており、粗利改善が次の焦点。

競合状況や市場動向

• 市場動向：スポーツ用品市場における競争激化、少子化・メーカーのグローバル化、DX化の進展。インバウンド回復や個人消費改善が追い風だが、物価上昇や気候要因で消費の揺らぎあり。
• 競合比較：同業他社との個別比較データは本資料に無し（–）。

今後の見通し

• 業績予想（2025年3月期）
  • 売上高：53,000百万円（前期比＋2.0%）
  • 営業利益：1,000百万円（前期比＋14.1%）
  • 経常利益：1,150百万円（前期比＋12.5%）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：850百万円（前期比＋4.9%）
  • 会社は上記前提に基づく予想を提示（為替や原材料価格等の前提は添付資料参照との記載）。予想修正は無し。
• 予想の信頼性：過去の実績と外部環境変動（為替・原料・物流コスト・気象等）の影響を会社自身がリスクとして挙げており、達成は外部要因と施策実行力に依存。
• リスク要因：為替変動（円安）、原材料価格上昇、物流費・人件費の上昇、地政学リスク、自然災害、中国経済、米国政治動向等。

重要な注記

• 会計方針：当期における会計方針の変更・見積り変更・修正再表示は無し。
• 監査：決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外（注記あり）。
• 重要な人事：取締役 林 賢志の退任予定（退任予定日 2024年6月27日）。
• その他：セグメントは単一（スポーツ事業）のためセグメント情報は簡略化。

（注記）

• 不明な項目は — としています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。