2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の期中開示(2024年3月期についての期初予想)は本資料に記載がなく、マーケット予想も不明のため「決算サプライズ評価は不可」。(=会社予想との達成率は算出不可)
- 業績の方向性:減収減益。連結売上高41,104百万円(△19.4%)、営業利益1,217百万円(△13.4%)、当期純利益626百万円(△9.7%)。
- 注目すべき変化:商事セグメント(輸入炭)が販売数量減で売上・営業利益とも大幅減(売上▲30.1%、営業利益▲43.7%)となり、グループ全体の減収を主導。
- 今後の見通し:2025年3月期会社予想は売上369.50億円(△10.1%)、営業利益12.13億円(△0.4%)、経常利益9.32億円(△9.0%)、親会社株主に帰属する当期純利益6.36億円(+1.5%)。売上はさらに縮小予想だが営業利益は概ね横ばい見込み。前提に大きな変動があれば開示するとしている。
- 投資家への示唆:短期的な業績変動は商事(エネルギー:輸入炭・バイオマス等)の数量・価格に左右されやすい点が確認される一方、不動産や建設、肥料などの多角化セグメントが収益の下支えになっている。財務は自己資本比率35.2%と改善(前期33.5%)したものの、営業キャッシュ・フローが大幅に低下している点は留意。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:太平洋興発株式会社
- 主要事業分野:不動産(分譲・賃貸・管理)、商事(輸入炭・バイオマス・石油等の仕入販売・輸送)、サービス(有料老人ホーム運営、受託事務・技術計算、清掃・給食等)、建設工事(請負・設備製造修理)、肥料(炭カル肥料等販売)
- 代表者名:代表取締役社長 板垣 好紀
- URL:https://www.taiheiyo.net/
- 報告概要:
- 決算短信提出日:2024年5月10日
- 対象会計期間:2024年3月期(連結、2023年4月1日~2024年3月31日)
- 決算説明資料作成:無、決算説明会:無
- 有価証券報告書提出予定日:2024年6月27日
- セグメント(報告セグメント):不動産 / 商事 / サービス / 建設工事 / 肥料(各セグメントの事業内容は上記参照)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):7,783,448株
- 期末自己株式数:4,168株
- 期中平均株式数:7,779,280株
- 時価総額:–(本資料に株価情報なしのため省略)
- 今後の予定:
- 定時株主総会:2024年6月27日
- 配当支払開始予定日:2024年6月28日
- 決算説明会:無し(本資料記載)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績:
- 会社予想(当期=2024年3月期)との比較:–(本決算短信内に当期の事前業績予想は開示されていないため達成率算出不可)
- 市場コンセンサスとの比較:–(市場予想データなし)
- サプライズの要因(業績差がある場合に想定される要因):
- 実際の業績低下は主に商事セグメントの輸入炭販売数量の減少によるもの。輸入炭の取扱数量や市況が大きく影響。
- 通期への影響:
- 会社は2025年3月期予想で売上のさらなる減少を織り込みつつ営業利益はほぼ横ばい見込み。商事の回復(販売数量増)や他セグメントの堅調維持が鍵。業績予想は現時点の判明影響を織り込んだとし、状況次第で修正あり。
財務指標(連結)
- 損益(通期)
- 売上高:41,104百万円(△19.4%、前期51,016百万円、減収)
- 営業利益:1,217百万円(△13.4%、前期1,405百万円)
- 営業利益率:約3.0%(前期2.8%)
- 経常利益:1,023百万円(△22.7%、前期1,325百万円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:626百万円(△9.7%、前期694百万円)
- 1株当たり当期純利益(EPS):80.57円(前期89.24円)
- 財政状態(期末)
- 総資産:44,852百万円(前期45,686百万円、減少)
- 純資産:16,214百万円(前期15,790百万円、増加)
- 自己資本比率:35.2%(前期33.5%)→ 安定度は「やや低め~中程度」(目安:40%以上で安定)
- キャッシュ・フロー
- 営業CF:+503百万円(前期+2,332百万円、減少)
- 投資CF:△741百万円(前期△613百万円)
- 財務CF:△472百万円(前期△1,564百万円)
- 現金及び現金同等物期末残高:4,843百万円(前期5,585百万円)
- 流動性・負債
- 流動資産合計:16,669百万円、流動負債合計:16,218百万円 → 流動比率 ≈102.9%(流動性は概ね保たれている)
- 負債合計:28,638百万円、負債/純資産比(負債性比率) ≈176.6%(借入等の比重がやや高め)
- 効率性
- 売上高営業利益率は約3.0%と低〜中程度。総資産回転率(売上高/総資産)=41,104/44,852 ≈0.92回/年(前年は51,016/45,686≈1.12回)で低下。
- セグメント別(外部売上高・営業利益)
- 不動産:売上 3,006百万円(+2.0%)、セグメント利益 930百万円(+19.5%)
- 商事:売上 25,965百万円(△30.1%)、セグメント利益 524百万円(△43.7%)← 主因
- サービス:売上 5,350百万円(△0.2%)、セグメント利益 398百万円(+3.9%)
- 建設工事:売上 4,531百万円(+34.5%)、セグメント利益 113百万円(+26.4%)
- 肥料:売上 2,251百万円(+1.6%)、セグメント利益 109百万円(+30.2%)
- 財務の解説
- 総じて商事セグメントの数量減(輸入炭)が売上・利益に大きく効いている。自己資本は増加し自己資本比率は改善したが、営業CFの減少と現金残高の減少は短期的な運転資金管理に注意が必要。
配当
- 2024年3月期(実績):年間39.00円(中間:0、期末:39.00円)、配当総額303百万円
- 配当性向(連結):48.4%(やや高め)
- 純資産配当率:2.0%
- 2025年3月期(予想):年間39.00円(据え置き)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:配当は継続(現状は年間39円で据え置き見込み)。自社株買いは本短信に記載なし。
セグメント別情報(要点)
- 不動産:賃貸ビルの空室率改善により売上微増、利益増。安定収益源化。
- 商事:輸入炭の販売数量減が主因で売上・利益とも大幅悪化。価格上昇で在庫評価等は影響有(商品在庫増加等の記載あり)。
- サービス:事務・技術受注減で売上微減だが、有料老人ホーム稼働率向上等で利益は増加。
- 建設工事:受注増で売上・利益大幅増。回復傾向。
- 肥料:販売数量増で売上・利益増。
- セグメント戦略:資料では「事業の選択と集中」「経営効率化」を継続的に行う方針。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画の詳細やKPIの明示は本短信に記載無し → 進捗状況は判定不可(表記:–)。
- ただし会社コメントでは「住・エネルギー・新規事業を柱に選択と集中を継続」とある。
競合状況や市場動向
- 競合比較:本短信内に同業他社との比較データは無し(–)。
- 市場動向:国内外のエネルギー需給、原燃料価格や国際情勢の影響を受けやすく、特に商事セグメントは輸入炭の販売数量・価格に左右される点が確認される。
今後の見通し
- 業績予想(会社、2025年3月期):
- 売上高:36,950百万円(△10.1%)
- 営業利益:1,213百万円(△0.4%)
- 経常利益:932百万円(△9.0%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:636百万円(+1.5%)
- 予想の信頼性:会社は「現時点で判明している影響額を考慮した予想」と表明。国際情勢・原材料価格等で変動し得るため、状況に応じて速やかに修正する旨。
- 主なリスク要因:
- 炭・エネルギー市況および輸入数量の変動
- 為替変動(輸入があるため)
- 建設・不動産市況の需給変化
- 資金繰り(営業CF低下による流動性悪化リスク)
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:無し(重要な子会社の異動無し)
- 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外と明記
- 重要な後発事象:該当無し
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8835 |
| 企業名 | 太平洋興発 |
| URL | http://www.taiheiyo.net/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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