2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信[日本基準](非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ: 中間実績は売上・利益ともに前年同期比で大幅下振れ(売上高-9.7%、営業利益-79.8%、当期純利益-71.0%)。通期業績予想(公表値)は本日付で修正なし(据え置き)。会社側は中間の「予想値と実績の差異」に関する別資料を公表しており、会社予想との乖離がある可能性あり(詳細は同資料参照)。市場予想との比較は資料に記載なし。
- 業績の方向性: 減収減益(増収増益ではない) — 当中間期は減収(-9.7%)かつ大幅減益。
- 注目すべき変化: 自己資本比率は76.8%(前年同期76.2%)と高水準を維持。固定資産・純資産が増加(関係会社株式評価や評価差額金の増加が主要因)。
- 今後の見通し: 通期予想(売上 7,500百万円、営業利益 560百万円、当期純利益 420百万円)は変更なし。中間実績の進捗では営業利益進捗率が低く、通期達成の可否は下期の利益回復に依存(会社は据え置きと公表)。
- 投資家への示唆: 売上は下振れながらも財務基盤は強く、自己資本比率・現預金水準は非常に堅固。短期的には利益率改善(下期受注やコストコントロール)の確認が重要。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 旭コンクリート工業株式会社
- 主要事業分野: コンクリート関連事業(コンクリート二次製品、工事、工事用資材等の製造販売)および不動産事業(リース等)
- 代表者名: 代表取締役社長 狩野 堅太郎
- URL: https://www.asahi-concrete.co.jp
- 問合せ先: 取締役総務部長 大舘 一夫(TEL 03-3542-1206)
- 報告概要:
- 提出日: 2025年11月7日
- 対象会計期間: 2026年3月期 第2四半期(中間期、2025年4月1日〜2025年9月30日、非連結)
- 第2四半期決算短信は監査法人レビュー対象外(注記あり)
- セグメント:
- コンクリート関連事業: コンクリート二次製品、工事部門、工事用資材等の仕入販売
- 不動産事業: リース収益等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む): 13,233,000株(変化なし)
- 期末自己株式数: 61,652株(前期75,222株)
- 期中平均株式数(中間期): 13,163,602株
- 時価総額: –(資料記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日: 2025年11月7日
- 決算説明会: 有無は資料に明示なし(「開催の有無」欄記載なし)
- 配当予想の修正(増配)に関するお知らせを別途公表(詳細は同資料参照)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社予想との比較は通期は据え置き。中間の会社予想との差異は別途資料で公表のため詳細は–)
- 売上高: 2,969百万円(前年中間 3,289百万円、-9.7%) — 会社の通期予想達成に対する進捗率 39.6%(2,969 / 7,500 百万円)
- 営業利益: 70百万円(前年中間 348百万円、-79.8%) — 通期予想に対する進捗率 12.6%(70 / 560 百万円)
- 経常利益: 119百万円(前年中間 403百万円、-70.4%)
- 中間純利益: 80百万円(前年中間 279百万円、-71.0%) — 通期予想に対する進捗率 19.3%(80 / 420 百万円)
- サプライズの要因:
- 売上減少(顧客要望変化等)による売上総利益の低下とそれに伴う営業利益の大幅減。
- セグメント別ではコンクリート二次製品・工事部門が大幅減(それぞれ前年同期比-22.5%、-23.2%)で、その他(資材販売等)は増収(+29.0%)と二極化。
- 固定資産除却損等の特別損失小計や受取配当金の減少等も影響。
- 通期への影響:
- 通期業績予想は現時点で修正なし(2025年5月13日公表の予想を据え置き)。ただし中間の利益進捗が低いため、下期での利益回復(受注・マージン改善または費用削減)が不可欠。会社は別途「中間の業績予想値と実績の差異」に関するお知らせを公表しており、実態把握が必要。
財務指標
- 財務諸表の要点(百万円表記、千円→百万円四捨五入相当の表記は資料に準拠)
- 売上高(中間): 2,969 百万円(前年中間 3,289 百万円、-9.7%)
- 売上原価(中間): 2,444 百万円(前年中間 2,484 百万円)
- 売上総利益(中間): 525 百万円(前年中間 805 百万円)
- 販管費: 455 百万円(前年中間 457 百万円)
- 営業利益: 70 百万円(前年中間 348 百万円、-79.8%) 営業利益率 ≒ 2.4%(525/2,969では売上総利益率だが、営業利益率=70/2,969=2.4%:低下)
- 経常利益: 119 百万円(前年中間 403 百万円、-70.4%)
- 中間純利益: 81 百万円(前年中間 279 百万円、-71.0%)
- 1株当たり中間純利益(EPS): 6.15円(前年中間 21.22円)
- 財政状態(中間期末、百万円)
- 総資産: 18,281 百万円(前期末 15,907 百万円、+2,374 百万円、+14.9%)
- 純資産: 14,043 百万円(前期末 12,126 百万円、+1,916 百万円、+15.8%)
- 自己資本比率: 76.8%(前期末 76.2%)→ 安定水準(目安40%以上のところ非常に高い)
- 流動資産: 8,496 百万円、流動負債: 1,877 百万円 → 流動比率 ≒ 452.9%(非常に高く流動性良好)
- 負債合計: 4,239 百万円 → 負債比率(負債/純資産) ≒ 30.2%(低水準)
- キャッシュ・フロー(中間、百万円)
- 営業CF: +137 百万円(前年同中間 +316 百万円)
- 投資CF: +131 百万円(前年同中間 -241 百万円)※投資有価証券売却等によりプラス化
- 財務CF: -213 百万円(前年同中間 -269 百万円)
- 現金及び現金同等物期末残高: 2,850 百万円(前期末 2,795 百万円、+55 百万円)
- 効率性:
- 売上高営業利益率(中間): 約2.4%(前年中間は約10.6%)→ 利益率低下が顕著
- 総資産回転率などの詳細指標は資料記載なし(–)
- セグメント別(中間)
- コンクリート関連事業: 売上 2,948 百万円(前年中間比 -9.8%)、セグメント利益 88.8 百万円(前年同期 363.8 百万円、-75.6%)
- 内訳: 二次製品 1,746 百万円(-22.5%)、工事 157 百万円(-23.2%)、その他(資材等)1,043 百万円(+29.0%)
- 不動産事業: 売上 21 百万円(-0.6%)、セグメント利益 9 百万円(-13.2%)
- 財務の解説:
- 総資産・純資産増加の主因は関係会社株式の時価評価増加(固定資産の増加)およびその他有価証券評価差額金の増加(評価益による純資産増加)。
- 事業キャッシュ創出はあるが、中間では利益低下で営業CFは前年より減少。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年3月期(実績): 中間 17円(注: 期末に特別配当3円を含めて期末17円としたため年間合計は34円)
- 2026年3月期(予想): 中間配当 17円、期末予想 17円、年間合計 34円(会社は本日「配当予想の修正(増配)」に関するお知らせを別途公表。表は17+17だが増配の詳細は別資料を参照)
- 配当利回り: –(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向: 通期予想ベースで (配当総額 / 当期純利益) → 1株当たり当期純利益31.93円に対し年間配当34円=配当性向 >100%(注: 会社は安定的株主還元を掲げ、実際は過去に特別配当を実施。詳細は会社方針参照)
- 特別配当の有無: 2025年3月期の期末に特別配当3円を実施(資料記載)。今期の特別配当については別途公表資料参照。
- 株主還元方針: 自社株取得は期中にわずか実施(中間で自己株式取得 25千円の支出が計上)。将来の方針は別途開示参照。
セグメント別情報
- 全体:
- コンクリート関連事業が売上・利益の大半を占有(中間売上比 約99%:2,948/2,969)
- コンクリート関連事業:
- 売上 2,948 百万円(前年同期比 -9.8%)
- セグメント利益 88.8 百万円(前年同期 363.8 百万円、-75.6%)
- 部門別動向:
- コンクリート二次製品: 売上 1,746 百万円(-22.5%)→ 主要減益要因
- 工事部門: 売上 157 百万円(-23.2%)
- その他(工事用資材・付属資材等): 売上 1,043 百万円(+29.0%)→ 増収部門
- 戦略/コメント: プレキャスト化の提案やCIM(3Dモデル等)を活用し、受注活動・働き方改革に対応。短期は需要変動に敏感。
- 不動産事業:
- 売上 21 百万円(-0.6%)、セグメント利益 9 百万円(-13.2%)→ 小規模で安定的な収益源
中長期計画との整合性
- 中期経営計画: 資料中に明確な中期経営計画の数値目標は記載なし(–)
- KPI達成状況: 特定KPIの明示なし(–)
- コメント: 通期想定は据え置きだが、中間の利益悪化を踏まえると下期での受注回復・利益率改善が不可欠。中期計画の進捗は今後の想定と実績の比較が必要。
競合状況や市場動向
- 市場動向(会社見解ベース): 国内経済は緩やかに回復も不確実性あり(米国の通商政策や物価上昇の影響など)。建設分野では労働力不足や工期短縮需要があり、当社はプレキャスト化・CIM活用で対応。
- 競合比較: 同業他社との相対的なパフォーマンス(受注動向や利益率比較)は本資料に記載なし(–)。ただし利益率低下が顕著なため、同業比較で注視が必要。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期(2026年3月期)予想(変更なし): 売上 7,500 百万円(+3.9%)/ 営業利益 560 百万円(+0.8%)/ 経常利益 630 百万円(+3.1%)/ 当期純利益 420 百万円(+2.0%)/ 1株当たり当期純利益 31.93円
- 会社は通期予想の前提等(為替等)を別途開示している可能性あり(資料参照)
- 予想の信頼性:
- 過去の予想修正傾向は資料に詳述なし(–)。中間実績の利益進捗が低いため、保守的・楽観的かを判断するには下期想定の内訳確認が必要。
- リスク要因:
- 受注環境の悪化、建設需要の停滞
- 原材料価格や物流コストの上昇
- 労働力不足による工期遅延やコスト増
- 関係会社株式等の評価変動(評価損益の変動)による純資産の変動
重要な注記
- 会計方針: 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更を適用(注記あり)。詳細は注記事項参照。
- その他:
- 中間決算短信は監査法人レビューの対象外(注記)。
- 中間実績と会社の中間予想値との差異に関する別資料を公表(詳細はそちら参照)。
(注記)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5268 |
| 企業名 | 旭コンクリート工業 |
| URL | http://www.asahi-concrete.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – ガラス・土石製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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