2026年6月期第1四半期 決算説明資料
エグゼクティブサマリー
- 経営陣のメッセージ: 第1四半期はマーケティング支援とリテールが牽引し、社内計画を上回る好調な着地。香港旗艦店の出店は予定通り進捗(開業日:2025年12月5日)し、2Qのイベント費用等でQoQは減益を見込むが、プラットフォーム活性化による中長期の成長に自信。
- 業績ハイライト: 連結売上高18,442百万円(YoY +22.6%、良い)、連結営業利益1,039百万円(YoY +36.4%、良い)。通期予想(売上83,000百万円、営業利益3,800百万円)に対して売上進捗率22.2%、営業利益進捗率27.4%(順調)。
- 戦略の方向性: 国内リテール(店舗+EC)で接点を拡大し、Marketing SaaS/広告等のBtoBでデータをマネタイズ。海外(香港旗艦店)を拠点に東アジア展開、イベントや実店舗でユーザーアクションを増やす施策を強化。
- 注目材料: ・香港旗艦店オープン日(2025/12/5)確定、・大型イベント「@cosme BEAUTY DAY」(12/1-12/3)と「Tokyo Beauty Week」(11/19-11/25)を控え、短期的費用増だが集客・販促効果期待。ソフトウェア償却(80百万円)や旗艦店の開店前費用(概ね104–117百万円)が業績に影響。
- 一言評価: トップラインと利益率が改善しており、プラットフォーム活性化が確認できる一方、海外旗艦店投資やイベント費用の短期影響が見られる決算。
基本情報
- 企業概要: 株式会社アイスタイル(istyle Inc.)、主要事業は美容プラットフォーム「@cosme」の運営、広告・マーケティング支援、EC・店舗(@cosme SHOPPING / @cosme STORE)、海外EC/卸売、人材派遣等。
- 代表者名: 代表取締役社長 吉松 徹郎、COO 遠藤 宗(資料に記載)。
- 説明者: 資料上の経営陣(代表取締役社長ほか)が主旨説明。発言概要:Q1の好調、香港旗艦店オープンの決定、主要イベント実施、プラットフォーム活性化による中長期成長戦略の再掲。
- セグメント:
- マーケティング支援(BtoB:広告・ソリューション・Marketing SaaS等)
- リテール(国内小売:EC・店舗)
- グローバル(海外向け EC・卸売 / 店舗 / メディア)
- その他(人材派遣、BtoC課金サービス、投資育成ほか)
業績サマリー
- 主要指標(連結、単位:百万円)
- 営業収益(売上高): 18,442(YoY +22.6%) → 良い(増収)
- 営業利益: 1,039(YoY +36.4%) → 営業利益率 約5.6%(前期同期比改善) → 良い(増益・改善)
- 経常利益: 1,050(YoY +25.1%) → 良い
- 親会社株主に帰属する純利益: 648(YoY +7.6%) → 良(増益だが伸びは限定)
- 1株当たり利益(EPS): –(資料に明示なし)
- 予想との比較:
- 会社予想(通期): 売上高83,000、営業利益3,800。1Q実績の進捗率:売上22.2%、営業利益27.4%。
- サプライズ: 1Qは社内計画に対して上振れ着地。特に営業利益は想定を上回る好調(サプライズあり)。
- 進捗状況:
- 通期予想に対する進捗率(1Q実績→通期予想比): 売上 22.2%、営業利益 27.4%、純利益 24.5%。
- 中期経営計画や年度目標に対する達成率: 中期目標(売上1000億円・営業利益80億円)に対する進捗は初期段階(達成年度は4~5年のレンジ)。
- 過去同時期比較: YoYで増収増益(売上+22.6%、営業利益+36.4%)。
- セグメント別状況(1Q実績、単位:百万円、YoY)
- マーケティング支援: 売上 2,920(YoY +27.0%)、営業利益 972(YoY +46.8%) → 高い限界利益で収益貢献が拡大(良い)。
- リテール(オンライン・オフライン): 売上 14,164(YoY +24.7%)、営業利益 860(YoY +20.4%) → 店舗(名古屋旗艦店等)とECが牽引。営業利益率は新店コスト等で横ばい。
- グローバル: 売上 1,004(YoY +0.5%)、営業利益 -150(YoY -136百万円) → 香港旗艦店オープン前費用計上のため減益。
- その他: 売上 355(YoY -8.2%)、営業利益 13(YoY -79.3%) → 一部BtoC課金サービス(例:BLOOM BOX)終了や新規サプリ事業先行費用で減収・減益。
業績の背景分析
- 業績概要: 国内のマーケティング支援とリテール(店舗+EC)がトップラインと利益を牽引。プラットフォーム上でのユーザーアクション増加に伴うBtoB需要拡大が寄与。香港旗艦店のオープン前費用を一部吸収しながら増益を確保。
- 増減要因:
- 増収の主因: リテールの店舗拡大(名古屋旗艦店等)、EC連携、BtoBサービス利用の拡大による単価・案件増。
- 増益の主因: 限界利益率の高いマーケティング支援の伸長、売上拡大による販管費率低下。
- 減益要因(一時的): 香港旗艦店のオープン前費用(104–117百万円程度)、一過性ソフトウェア償却80百万円、イベント費用(@cosme BEAUTY DAY プロモ費用119百万円)等。
- その他: BtoC課金サービスの一部終了による売上・利益の減少(想定内)。
- 競争環境: 国内では@cosmeの高いリーチ(MAU 1,670万人、会員数約1,080万人)が強み。ブランド接点とデータを活用したBtoBサービスで差別化。だが、EC・美容メディア領域は競合多数でプロモーション費やデータ活用力が競争要因。
- リスク要因: 為替・サプライチェーン(仕入・配送遅延)、インバウンド回復ペース(店舗売上に影響)、海外展開(旗艦店の初期稼働リスク)、政策・規制(環境規制等)、大型イベントや新店の集客実績。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 既存事業強化:リテールでユーザーとブランド接点を増やし、Marketing支援で接点やデータをマネタイズ。
- 新規事業:BEAUTY領域の拡張(健康食品、医療系等の検討)。
- 海外展開:香港旗艦店を拠点に東アジアでプラットフォーム展開。
- 財務/資本効率:ROE向上、資本コスト超過を目指す経営。
- 進行中の施策:
- 香港旗艦店「@cosme HONG KONG」開業(2025/12/5)。
- 大型販促イベント「@cosme BEAUTY DAY」(12/1-12/3)と共創型リアルイベント「Tokyo Beauty Week」(11/19-11/25)。
- 基幹システム改修(マーケティング支援とリテール(EC))によるプラットフォーム強化。
- セグメント別施策:
- マーケティング支援:Marketing SaaS、ブランディング広告等でBtoB案件拡大。
- リテール:旗艦店増床・改装(名古屋、札幌等)+EC連携による顧客体験向上。
- グローバル:越境ECや現地メディア、旗艦店を通じた現地プレゼンス強化。
- 新たな取り組み: 業界内外と共創するリアルイベント(Tokyo Beauty Week)でユーザーアクションの場を拡大。サプリメント「@cosme+」を7月にローンチ。BtoC課金サービスのラインナップの再編(BLOOM BOXを12月で終了)。
将来予測と見通し
- 業績予想(会社計画、通期 FY26):
- 売上高: 83,000百万円
- 営業利益: 3,800百万円
- 経常利益: 3,800百万円
- 親会社株主に帰属する純利益: 2,650百万円
- 予想の前提条件: 為替等の具体前提は明記なし。イベント・旗艦店投資の影響を織り込み、上期にイベント費用等で2Qは減益を見込む旨をコメント。
- 予想の根拠と経営陣の自信度: 1Qの進捗(売上22.2%、営業利益27.4%)をポジティブに評価。中期成長(売上高CAGR12–15%目標)を掲げるが、新規出店や新規事業の不確実性を考慮し達成年度は4–5年のレンジとしている。
- 予想修正: 1Q時点で通期予想の修正は提示されていない(修正なし)。
- 中長期計画:
- 中期事業目標(FY25策定、4〜5年レンジ): 売上高 1,000億円、営業利益 80億円、売上CAGR 12〜15%、資本収益性(ROE)を資本コスト(想定10〜11%)超へ向上。
- 進捗: まだ初期段階だが、国内基盤の安定化と海外投資での拡大を想定。
- 予想の信頼性: 直近は予想達成に向け順調に進捗しているが、イベント/新店費用やM&A影響、既存CB転換等で短期的に変動する可能性あり。
- マクロ経済の影響: インバウンドの回復、消費マインド、為替、原材料・物流コストや気候変動リスク(自然災害による店舗停止・配送遅延)などが業績に影響。
配当と株主還元
- 配当方針: 利益剰余金の回復を鑑み、FY25に復配。中長期は安定的株主の増加を目指し「無配から復配へ」の方針を明示。事業成長による株価上昇が還元の主軸。
- 配当実績:
- 前年との比較: FY25で「復配」実施(詳細金額は資料に記載なし)。
- 特別配当: なし記載。
製品やサービス
- 主要製品/サービス:
- メディア:@cosme(国内最大級の美容メディア。MAU 1,670万人、クチコミ数約2,230万件)
- EC:@cosme SHOPPING(取扱商品数 51,000 SKU)
- 店舗:@cosme STORE / 直営旗艦店(@cosme TOKYO, OSAKA, NAGOYAを含む直営35店舗国内、海外3店舗)
- BtoB:広告・ソリューション、Marketing SaaS、インフルエンサーマーケティング等
- 新製品/サービス: サプリメント「@cosme+」を7月にローンチ。BtoCのサブスクリプション「BLOOM BOX」は12月で終了予定。
- 協業・提携: 業界内外との共創イベント(Tokyo Beauty Week)や多数ブランドとの協業を実施。海外アライアンスやM&Aにより海外企業3社を連結。
- 成長ドライバー: プラットフォーム上のユーザーアクション増(Web→EC→店舗購買の誘導)、大型イベント、旗艦店展開、データを活用したBtoBマネタイズ。
Q&Aハイライト
- Q&Aセッションの記録は資料に記載なし → 未提供(すべて –)。
- 経営陣の姿勢(資料からの読み取り): 成長投資(海外旗艦店、イベント、システム改修)に前向き。短期的な費用負担を織り込みつつプラットフォーム強化を優先するスタンス。
- ポジティブ要因:
- 売上・営業利益が二桁成長(1QでYoY売上+22.6%、営業利益+36.4%)。
- プラットフォーム(メディア+EC+店舗)の相乗効果でBtoB需要が拡大。
- MAU 1,670万人・会員基盤によるブランドリーチが強み。
- 中期で売上1000億・営業利益80億を目標に掲げている(目標設定は明確)。
- ネガティブ要因:
- 香港旗艦店のオープン前費用やイベント費用など短期的なコスト増。
- グローバル事業は店舗閉店や初期投資の影響で利益圧迫(1Qは減益)。
- BtoCサブスクリプション終了による一部収入の喪失。
- 不確実性:
- 海外旗艦店の立上げ成功度、イベントの集客・販促効果、サプリ等新商品受容性。
- マクロ(インバウンド回復、物流・原価変動、気候関連リスク)。
- 注目すべきカタリスト:
- 香港旗艦店の開業(2025/12/5)と初期の集客実績。
- 「@cosme BEAUTY DAY」(12/1-12/3)の売上・ユーザーアクションの結果。
- Tokyo Beauty Week(11/19-11/25)等のイベント効果。
- 次回四半期の業績開示(イベント費用反映後の上期通期見通し)。
重要な注記
- 会計方針: 特段の会計方針変更記載なし。資料内の数値は百万円未満四捨五入表記。
- 一時的・特定要因: ソフトウェア償却費80百万円、香港旗艦店のオープン前費用(概ね104–117百万円)、@cosme BEAUTY DAYプロモ費119百万円が1Q~2Qの業績に影響。
- リスク要因(資料記載): 炭素税等の規制リスク、原材料コスト上昇、自然災害による店舗/配送リスク、消費者嗜好の変化等。
- その他: 本資料は業績情報提供が目的であり、有価証券の売買を勧誘するものではない旨の免責記載あり。
(注)不明な項目や資料に明示がない値は「–」で記載しました。投資判断に関する助言は行っていません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 3660 |
| 企業名 | アイスタイル |
| URL | http://www.istyle.co.jp/ |
| 市場区分 | プライム市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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