2025年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:通期会社予想(未修正)に対して第3四半期累計の利益項目は上振れ(営業利益547百万円は会社予想481百万円に対し113.8%進捗、経常利益608百万円は536百万円に対し113.4%進捗、親会社株主に帰属する四半期純利益513百万円は436百万円に対し117.7%進捗)。市場予想は不明のため記載せず。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高7,520百万円で前年同期比+9.4%、営業利益547百万円で前年同期比+5.4%)。ただし経常利益は微減(△1.0%)だが四半期純利益は大幅増(+28.3%)。
  • 注目すべき変化:四半期純利益の増加は、退職給付制度改定益(特別利益)189,858千円などの特別損益寄与が大きい点。合わせて投資有価証券評価差額金が増加している(その他包括利益+270,464千円)。
  • 今後の見通し:会社は通期予想(売上9,586百万円、営業利益481百万円、当期純利益436百万円)を変更していないが、第3四半期時点での進捗は利益面で予想を上回っているため、上振れ着地の可能性がある。ただし会社は修正なし。
  • 投資家への示唆:利益進捗は良好だが、特別利益(退職給付改定益等)が純利益押上げ要因である点に注意。継続的な収益力を見るには営業利益率やH2の受注・収益動向を確認する必要あり。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社IC
    • 主要事業分野:情報サービス事業(ITソリューション:ソフトウェア開発、システム運用等およびITサービス)
    • 代表者名:代表取締役社長執行役員 齋藤 良二
    • その他:中期経営計画「co-creation Value 2025」、長期ビジョン「VISION 2031」
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月8日
    • 対象会計期間:2025年9月期 第3四半期累計(2024年10月1日~2025年6月30日)
    • 決算説明資料:無、決算説明会:無
  • セグメント:
    • 事業は単一セグメント(情報サービス事業)として開示。主な内訳:ITサービス、ITソリューション(ソフトウェア開発、システム運用)
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(普通株式、自己株含む):7,732,270株
    • 期末自己株式数:297,408株
    • 期中平均株式数(四半期累計):7,435,084株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 次回決算発表・株主総会・IRイベント等:特記なし(資料に該当情報なし)

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社が公表している通期予想との比較・達成率=第3四半期累計実績/通期予想):
    • 売上高:7,520百万円(通期予想9,586百万円に対し進捗率78.5%)
    • 営業利益:547百万円(通期予想481百万円に対し進捗率113.8%)→ 会社予想を超過
    • 経常利益:608百万円(通期予想536百万円に対し進捗率113.4%)→ 会社予想を超過
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:513百万円(通期予想436百万円に対し進捗率117.7%)→ 会社予想を超過
  • サプライズの要因:
    • 特別利益として計上された「退職給付制度改定益」約189.9百万円が当期純利益を押し上げ。
    • 投資有価証券売却益28.7百万円やその他の営業外収益も寄与。
    • 一方、受取配当金はやや減少(46.6→44.0百万円)。
    • 2025年4月に子会社(株式会社日本画像配信)を取得、のれんの計上(のれん198.7百万円)等が費用構成や資産構成に影響。
  • 通期への影響:
    • 第3四半期累計の進捗は利益面で通期予想を上回っているが、特別利益が大きく寄与しているため、持続的な営業収益だけでの達成可能性は慎重に判断する必要あり。会社は現時点で予想修正なし。

財務指標

  • 財務諸表の要点(千円単位の原表記を百万円に丸めて示す)
    • 資産合計:8,316百万円(前期末8,110百万円)
    • 純資産:6,379百万円(前期末6,026百万円)
    • 負債合計:1,937百万円(前期末2,083百万円)
  • 収益性(第3四半期累計、百万円)
    • 売上高:7,520(前年同期6,876、前年同期比 +9.4%)
    • 営業利益:548(547.939千円→547)前年519(+5.4%)、営業利益率=547/7,520 = 7.28%(前年7.56% → やや低下)
    • 経常利益:608(前年614、△1.0%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益:513(前年400、+28.3%)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):69.03円(前年53.76円、増加)
  • 進捗率分析(第3四半期累計→通期予想に対する進捗)
    • 売上高進捗率:78.5%(通常よりやや早い進捗。ただし年度配分による)
    • 営業利益進捗率:113.8%(通期予想を既に上回り順調)
    • 純利益進捗率:117.7%(通期予想を大幅超過)
    • 過去同期間との比較:前年同期に比べ売上・営業・純利益が増加しており好調
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:76.7%(安定水準)← 良好(目安40%以上で安定)
    • 負債比率(負債合計/純資産):1,937 / 6,379 ≒ 30.4%(低位で安全)
    • 流動比率:流動資産5,447 / 流動負債1,497 ≒ 364%(良好)
  • 効率性
    • 営業利益率は約7.3%で前年から若干低下。売上拡大に伴う販管費増(販売費及び一般管理費1,193.5百万円)で利益率は横ばい〜やや減少。
  • セグメント別
    • 単一事業(情報サービス)として開示。内訳(第3Q累計):ITサービス137.3百万円(前年214.7百万円、減少)、ソフトウェア開発3,750.6百万円(増加)、システム運用3,632.4百万円(増加)。ITサービス(比較的小規模)が減少している点は留意。

配当

  • 現状:
    • 2025年9月期(会社予想):年間配当 34.00円(中間0.00円、期末34.00円)
    • 2024年9月期実績:年間35.00円(期末に特別配当1円を含む)
    • 直近発表から配当予想修正:無
  • 配当利回り:–(株価情報なしのため算出不能)
  • 配当性向:–(会社発表値なし。単純計算の提示は省略)
  • 株主還元方針:特記事項なし(自社株買い等の開示なし)

セグメント別情報

  • 売上高(第3四半期累計)
    • ITサービス:137,284千円(前年214,737千円、減少)
    • ITソリューション(ソフトウェア開発):3,750,570千円(前年3,246,024千円、増加)
    • ITソリューション(システム運用):3,632,355千円(前年3,415,522千円、増加)
  • セグメント戦略・見通し:
    • 2025年4月に株式会社日本画像配信を子会社化し、受託開発・SE体制強化を図る(買収対価260,000千円、のれん198,673千円)。中期計画に基づく人材・M&A投資の一環。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:「co-creation Value 2025」(3年目)に沿って、人材投資、研究開発、M&Aを継続。今回の子会社取得は計画に整合。
  • KPI達成状況:個別KPIは未開示。収益面は増収で中期計画の成長路線に沿うが、のれん計上や特別利益影響を考慮する必要あり。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:DX、クラウド、AI、IoT等でIT投資は拡大基調。ただし海外経済・金利・地政学リスクは不確実性要因。
  • 競合比較:資料中に同業他社比較はなし。受託開発やシステム運用を主力とする中堅IT企業としての位置づけ。

今後の見通し

  • 業績予想:通期予想は変更なし(売上9,586百万円、営業利益481百万円、経常利益536百万円、当期純利益436百万円、EPS58.69円)。
  • 予想の信頼性:第3四半期時点で利益は通期見込みを上回っているが、特別益の寄与が大きいため通期の継続性確認が必要。会社は保守的に修正せず。
  • リスク要因:国内外景気変動、受注状況、人材確保の競争、M&Aの統合リスク、株式・投資有価証券の評価変動等。

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 連結範囲の変更:有(株式会社日本画像配信を新たに連結子会社化、取得日2025/4/10、みなし取得日2025/3/31)
  • のれん:198,673千円計上、均等償却10.5年
  • 監査:四半期連結財務諸表に対する期中レビューあり(井上監査法人)、重大な意見なし

(注)本資料は提供された決算短信を基に要点を整理したものであり、投資助言ではありません。不明な項目は“–”で表示しています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4769
企業名 IC
URL https://www.ic-net.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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