2024年9月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:第1四半期の業績は会社の通期予想に対して「売上は概ね予想通り、利益は上振れ」の状況(特に第1四半期だけで見た場合、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する四半期純利益は上振れ)。会社は通期予想の修正を行っていない。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高+5.5%、営業利益+12.2%、経常利益+33.4%、四半期純利益+36.8%、前年同期比)
  • 注目すべき変化:営業外収益に計上された保険解約返戻金(34,186千円)等の特別要因により経常利益が大きく増加している点が最も重要。
  • 今後の見通し:会社は2023年11月公表の通期予想(売上9,023百万円、営業利益421百万円、当期純利益299百万円)を据え置き。第1四半期の進捗は売上は通期の約24.8%で通常ペース、営業利益・純利益は進捗が高く、通期達成は可能性ありと見えるが特別要因の剥落に注意が必要。
  • 投資家への示唆:利益が第1四半期に先行して出ているが、保険解約返戻金等の一時要因が寄与しているため、通期の継続性を確認することが重要(次四半期以降の営業利益率や非反復的な営業外収益の有無を確認)。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:株式会社IC
    • 主要事業分野:情報サービス(クラウド、DX、ビッグデータ、AI等を活用したソリューション提供)※短信本文より概括
    • 代表者名:代表取締役社長執行役員 齋藤 良二
    • URL:https://www.ic-net.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日:2024年2月9日(四半期報告書提出予定日:2024年2月14日)
    • 対象会計期間:2024年9月期 第1四半期(2023年10月1日~2023年12月31日)
  • セグメント:
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式を含む):7,732,270株
    • 期中平均株式数(四半期累計):7,518,128株
    • 期末自己株式数:247,208株
    • 時価総額:–(資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 四半期報告書提出予定日:2024年2月14日
    • IRイベント:四半期決算補足説明資料の作成/説明会は「有無」欄が空白→実施の有無不明(–)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績(会社公表の累計目標と比較)
    • 売上高:第1四半期実績 2,234百万円。通期予想9,023百万円に対する進捗率 24.8%(通期の25%ペースとほぼ同等)。第2四半期(累計)予想4,445百万円に対する進捗率 50.3%(上振れ)。
    • 営業利益:第1四半期実績 175百万円。通期予想421百万円に対する進捗率 41.6%(通期の25%ペースを上回る)。第2四半期(累計)予想263百万円に対する進捗率 66.6%(上振れ)。
    • 純利益:第1四半期実績 141百万円。通期予想299百万円に対する進捗率 47.2%。第2四半期(累計)予想174百万円に対する進捗率 81.3%(大幅上振れ)。
  • サプライズの要因:
    • 営業面:売上高は増加(+5.5%)し粗利の改善が確認される(売上総利益502,118千円、販売費及び一般管理費は僅減)。
    • 営業外:保険解約返戻金34,186千円等、一時的な営業外収益が営業外収益(合計42,730千円)を押し上げ、経常利益・当期利益を大きく押し上げた点が主因。
    • 費用面の季節性:賞与引当金の減少など資金・引当の季節変動も財政・利益に影響。
  • 通期への影響:
    • 会社は業績予想の修正を行っていない。第1四半期の高い利益進捗は一時収益が寄与しているため、同水準が継続するか否かが通期見通し達成の鍵。継続的な営業利益率の改善が確認できれば通期上振れの可能性あり。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 資産合計:7,733,809千円(前連結会計年度末 8,175,768千円 → -5.4%)
    • 流動資産:5,357,907千円(現金及び預金 3,819,651千円、受取手形・売掛金等 1,426,819千円)
    • 固定資産:2,375,902千円(保険積立金が大幅減少)
    • 負債合計:1,900,824千円(前期 2,132,391千円 → 減少)
    • 純資産合計:5,832,985千円(前期 6,043,376千円 → 減少)
  • 収益性(第1四半期→金額・前年同期比)
    • 売上高:2,234,377千円(+5.5% / +117,365千円)
    • 営業利益:175,295千円(+12.2% / +18, / 約+19,032千円)※営業利益率 7.84%(前年同期 7.38% → やや改善)
    • 経常利益:217,774千円(+33.4% / 前年 163,304千円)
    • 四半期純利益:141,495千円(+36.8% / 前年 103,468千円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):18.82円(前年同期 13.64円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期の進捗)
    • 通期売上高進捗率:24.8%(通常ペース:四半期で25%が目安 → ほぼ通常)
    • 通期営業利益進捗率:41.6%(通期の想定より進捗良好)
    • 通期純利益進捗率:47.2%(通期の想定より進捗良好)
    • 過去同期間との比較:利益伸長は前年同期を上回るが、一時収益の寄与が大きい点に留意
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:75.4%(安定水準。目安40%以上 → 安定)
    • 流動比率:流動資産5,357,907 / 流動負債1,484,004 ≒ 361%(非常に良好)
    • 負債比率(負債合計1,900,824 / 純資産5,832,985 ≒ 32.6%)低い(良好)
  • 効率性
    • 総資産回転率(期次売上/総資産):2,234,377 / 7,733,809 ≒ 0.29(四半期ベース)
    • 売上高営業利益率(営業利益率):7.84%(前年同期 7.38% → 微改善)
  • セグメント別:資料に明示なし → セグメント別の内訳・寄与は不明(–)
  • 財務の解説:
    • 第1四半期は保険積立金の減少と保険解約返戻金の計上により固定資産・営業外収益に影響が出ている。賞与引当金の季節減少で流動負債が減少。現金は減少しているが流動性は高い。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2023年9月期:中間配当 0円、期末配当 34円(うち特別配当2円含む)、年間合計 34円
    • 2024年9月期(会社予想):中間配当 0円、期末配当 32円、年間合計 32円(会社は配当予想を据え置き)
  • 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
  • 配当性向:通期予想EPS 39.47円に対する配当32円 → 配当性向約81.1%(高水準)
  • 特別配当の有無:2023年期末に特別配当2円あり。2024年は特別配当の記載なし。
  • 株主還元方針:自己株式取得を実施(第1四半期で99,200株取得、自己株式が増加)。将来の実施は会社方針に従う。

セグメント別情報

  • セグメント戦略:短信本文ではDX推進や研究開発・人材育成を中期計画の柱としている(中期計画「co-creation Value 2025」年次進行中)。

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:3か年中期経営計画「co-creation Value 2025」の2年目。短信では研究開発・人材育成等を継続推進と記載。進捗についての定量KPIは本文に記載なし(–)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向:DX、クラウドシフト、AI、ビッグデータ、IoTなどによるIT投資需要の拡大が追い風。海外景気や金融引締め、中国経済の不透明感がリスク要因として挙げられている(短信より)。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期予想の修正有無:2023年11月公表の業績予想に修正なし(会社表明)
    • 次期予想:–(資料には記載なし)
    • 会社予想の前提条件:短信【添付資料】に前提条件の説明あり(詳細は添付資料参照)※当資料では詳細未記載
  • 予想の信頼性:第1四半期の利益進捗は良好だが、営業外の一時収益が寄与しているため通期の持続性確認が必要。過去の予想達成傾向の記載はなし(–)。
  • リスク要因:海外景気の下振れ、中国経済の先行き、中東情勢、金融資本市場の変動、物価上昇等(短信記載の一般的リスク)。

重要な注記

  • 会計方針:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更等、重要な変更の記載はなし(該当記載なし)。
  • その他重要事項:
    • 第1四半期連結累計期間中に自己株式取得を実施(99,200株取得、自己株式が86,006千円増加し期末自己株式204,031千円)。
    • 四半期決算短信は公認会計士・監査法人の四半期レビューの対象外。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4769
企業名 IC
URL https://www.ic-net.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。