2024年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ: 会社側の期中予想との比較は決算短信に記載なし、市場予想も不明のため「予想との乖離」は–。ただし 実績は概ね想定内の増収増益(下記参照)。
  • 業績の方向性: 増収増益(売上高70.7億円、前期比+7.4%/営業利益4.12億円、前期比+19.3%)。
  • 注目すべき変化: その他有価証券評価差額金の増加等により純資産が前期比+4.7%(10,365百→10,853百円)と増加。コンクリート関連事業が主導して売上・利益を押し上げた。
  • 今後の見通し: 2025年3月期の会社予想は売上72.0億円(+1.8%)、営業利益4.20億円(+1.8%)、当期純利益3.20億円(▲5.2%)と小幅な増収・横ばい~減益見込み(純利益は減)。業績見通しは保守的寄り。
  • 投資家への示唆: ① 堅い自己資本比率(75.3%)で財務基盤は良好、② 配当は2024年に記念配当で配当性向が高まった(70.1%)ため一過性の影響に注意、③ 営業CFは昨期に比べ減少しており(740百万→415百万)、売上債権増加が資金を圧迫している点を注視すべき。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: 旭コンクリート工業株式会社
    • 主要事業分野: コンクリート二次製品の製造販売、工事(施工)、工事用資材の仕入・販売、不動産賃貸
    • 代表者名: 代表取締役社長 狩野 堅太郎
    • URL: https://www.asahi-concrete.co.jp
  • 報告概要:
    • 提出日: 2024年5月10日
    • 対象会計期間: 2024年3月期(2023年4月1日~2024年3月31日、非連結)
    • 決算短信は監査対象外(注記あり)
  • セグメント:
    • コンクリート関連事業: コンクリート二次製品部門、工事部門、その他(資材の仕入・販売)
    • 不動産事業: 所有不動産の賃貸収入
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数: 13,233,000株(自己株式含む)
    • 期末自己株式数: 85,722株
    • 期中平均株式数: 13,147,354株
    • 時価総額: –(市場株価情報は資料に記載なし)
  • 今後の予定:
    • 定時株主総会開催予定日: 2024年6月27日
    • 配当支払開始予定日: 2024年6月28日
    • 有価証券報告書提出予定日: 2024年6月28日
    • 決算説明資料/説明会: 決算補足説明資料作成の有無および説明会の有無は明記なし(欄はあるが記載なし)

決算サプライズ分析

  • 予想 vs 実績:
    • 会社予想との比較(2024年3月期の期初予想は決算短信に記載なしのため達成率は–)
    • 市場予想との比較: –(市場コンセンサスの記載なし)
  • 実績(連結でなく非連結の当期実績を記載):
    • 売上高: 7,071,728千円(前期比+7.4%)
    • 営業利益: 412,457千円(前期比+19.3%)
    • 経常利益: 467,571千円(前期比+8.5%)
    • 当期純利益: 337,608千円(前期比+8.4%)
  • サプライズの要因:
    • 増収は主にコンクリート二次製品や工事部門の堅調な受注(都心再開発、物流倉庫等)によるもの。
    • 収益改善の背景に、原価低減策・設計への織込みやプレキャスト化提案、CIM活用等の営業・生産活動の強化。
    • 特別利益として投資有価証券売却益(41,198千円)計上が寄与。
    • 営業外費用の一部(廃棄物処理費用等)や固定資産除却損の増加もあり、純増益幅は限定的。
  • 通期への影響:
    • 2025年3月期計画は小幅増収・営業横ばいの想定。特段の業績予想修正は今期決算発表時点でなし。

財務指標

  • 財務諸表の要点(主要数値は千円単位)
    • 資産合計: 14,416,338(前期13,480,011、+6.9%)
    • 純資産: 10,853,149(前期10,365,732、+4.7%)
    • 負債合計: 3,563,189(前期3,114,279、+14.4%)
    • 現金及び現金同等物期末残高: 2,588,332(前期2,402,434、+7.7%)
  • 収益性
    • 売上高: 7,071,728千円(前期比+7.4%、増収:良い)
    • 営業利益: 412,457千円(前期比+19.3%、営業利益率 5.8% → 前期5.2%、改善は良い)
    • 経常利益: 467,571千円(前期比+8.5%)
    • 当期純利益: 337,608千円(前期比+8.4%)
    • 1株当たり当期純利益(EPS): 25.68円(前期23.70円、+8.3%)
  • 進捗率分析(四半期決算向け項目):
  • 財務の安全性
    • 自己資本比率: 75.3%(前期76.9%)(安定水準:高い)
    • 流動資産合計: 9,239,355千円、流動負債合計: 2,689,913千円 → 流動比率 ≒ 343%(流動比率 = 流動資産/流動負債、目安200%超で良好)
    • 負債比率(負債/純資産) ≒ 32.8%(低い、安定)
  • 効率性
    • 売上高営業利益率は改善(5.2%→5.8%)。
    • 総資産経常利益率(ROA的指標): 3.4(前期3.2)
  • セグメント別(主要)
    • コンクリート関連事業: 売上高 7,027,913千円(前期比+7.5%)、セグメント利益 446,711千円(前期375,563千円、+18.9%)
    • 不動産事業: 売上高 43,814千円(前期比▲9.0%)、セグメント利益 18,125千円(前期22,611千円、減少)
  • 財務の解説
    • 売上債権の増加(約+379,954千円の記載)により営業CFは前年から減少(740,075千円→414,785千円)。資金増減はプラスだが、売掛金の伸びが運転資本を圧迫している点は留意。
    • 投資有価証券評価差額金の増加(その他有価証券評価差額金 320,455千→641,246千)により純資産が拡大している(評価差額は含み益)。

配当

  • 配当実績と予想(1株当たり)
    • 2024年3月期(実績): 中間 18.00円、期末 18.00円、年間合計 36.00円(配当金総額 236百万円)
    • 2025年3月期(予想): 中間 14.00円、期末 14.00円、年間合計 28.00円
  • 配当利回り: –(株価情報が資料にないため算出不可)
  • 配当性向:
    • 2024年3月期: 70.1%(高め。2024年は創立100周年を記念した5円の記念配当が含まれるため一時的に配当性向が上昇)
    • 2025年3月期(予想): 57.5%(資料表記)
  • 特別配当の有無: 2024年期末に「記念配当5円」を実施(特別)→ これが配当性向上の主因
  • 株主還元方針: 基本は安定配当を継続。特別要因があれば記念配当等を行う旨を記載。

セグメント別情報

  • コンクリート関連事業
    • 売上高: 7,027,913千円(前期比+7.5%)構成比 99.4%
    • セグメント利益: 446,711千円(前期比+18.9%)
    • 成長要因: 都心部再開発、物流倉庫・工場等の需要、土木(国土強靭化)による堅調な需要。設計織込み・プレキャスト化、CIM等の技術営業が寄与。
  • 不動産事業
    • 売上高: 43,814千円(前期比▲9.0%)構成比 0.6%
    • セグメント利益: 18,125千円(前期比減少)
    • 備考: 小規模セグメントで、売上・利益とも変動が大きい
  • セグメント戦略: コンクリート関連での技術提案・プレキャスト化推進、重点工場の設備更新による品質向上・原価低減が中心

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画: 資料内に詳細な中期数値目標の記載はなし。事業方針としては技術開発・製品・工法の改良、ICT/CIM活用、プレキャスト化による競争力強化を継続。
  • KPI達成状況: 明確な定量KPIの記載なし(従って進捗は–)。

競合状況や市場動向

  • 市場動向: 建設・土木分野は都心の再開発や物流施設の需要で引続き堅調。ただし原材料・エネルギー価格上昇、円安、人手不足・労務環境変化がリスク。
  • 競合比較: 同業他社との相対評価は資料に記載なし(–)。ただし高い自己資本比率・安定配当方針は相対的に強み。

今後の見通し

  • 業績予想(2025年3月期、会社予想、非連結)
    • 売上高: 7,200,000千円(+1.8%)
    • 営業利益: 420,000千円(+1.8%)
    • 経常利益: 480,000千円(+2.6%)
    • 当期純利益: 320,000千円(▲5.2%)
    • 1株当たり当期純利益(予想): 24.34円
  • 予想の信頼性: 過去期の業績は達成されているが、原材料・エネルギー市況や受注環境の影響を受けやすい業界のため前提変動に注意。
  • 想定・前提条件: 為替・原材料価格等具体数値は記載なし(–)。
  • リスク要因:
    • 原材料・エネルギー価格上昇、建設投資の減速、受注競争の激化
    • 売上債権の増加による運転資本負担と営業CFの圧迫
    • 労務環境(人材不足・賃金上昇)

重要な注記

  • 会計方針の変更・見積り変更: 該当事項なし(注記あり)
  • 継続企業の前提に関する重要事象: 該当事項なし
  • その他: 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外である旨注記あり。

(注)

  • 不明な項目は–で表記しています。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5268
企業名 旭コンクリート工業
URL http://www.asahi-concrete.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 建設・資材 – ガラス・土石製品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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