令和8年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期予想(直近公表分)からの修正は無し。第2四半期実績は通期予想に対し概ね堅調で、売上・純利益は通期比進捗が50%超とやや上振れ、営業利益はほぼ想定範囲(やや下振れ寄り)。(会社予想との乖離:ほぼ予想通り〜やや上振れ)
- 業績の方向性:増収増益(売上高+12.2%、営業利益+32.2%、親会社株主に帰属する中間純利益+52.3%)
- 注目すべき変化:地金(金)価格上昇に伴う地金製品の販売増加で宝飾事業が好調。中間期で商品・原材料在庫が増加(商品+766百万円、原材料+569百万円)。短期借入金が増加(+1,800百万円)し、支払利息が増加(51,864千→80,667千円)。
- 今後の見通し:通期予想に変更なし。中間期の進捗は売上・純利益で50%を超えており、通期達成の見込みは現状情報では合理的。ただし金価格・為替・外部環境の変化、及び借入コストの上昇は注意点。
- 投資家への示唆:宝飾事業の地金製品依存度が高まっている点、流動性を伴う短期借入の増加と利息負担増が利益を圧迫する可能性がある点を注視すること。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ナガホリ
- 主要事業分野:宝飾事業(ジュエリー製造・販売)、貸ビル事業、太陽光発電事業
- 代表者名:代表取締役社長 長堀 慶太
- その他:中間期に連結子会社を1社追加(株式会社 翔)
- 報告概要:
- 提出日:令和7年11月7日
- 対象会計期間:令和7年4月1日~令和7年9月30日(第2四半期・中間期、連結)
- 半期報告書提出予定日:令和7年11月14日
- 決算説明会:開催無し
- セグメント:
- 宝飾事業:ジュエリーの製造・小売・卸中心(富裕層マーケットを重視)
- 貸ビル事業:ビル賃貸(収益は他収益に計上)
- 太陽光発電事業:発電・売電事業
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:16,773,376株
- 期末自己株式数:1,438,333株
- 期中平均株式数(中間期):15,335,065株
- 時価総額:–(資料記載なし)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:令和7年11月14日
- 株主総会・IRイベント等:–(資料記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社の通期予想との進捗比較、通期は令和8年3月期予想)
- 売上高:12,546百万円(前年同期比+12.2%)/通期予想24,000百万円に対する進捗率52.3%(やや上振れ)
- 営業利益:449百万円(同+32.2%)/通期予想950百万円に対する進捗率47.3%(ほぼ想定通りやや下振れ)
- 純利益(親会社株主帰属):211.9百万円(同+52.3%)/通期予想400百万円に対する進捗率53.0%(上振れ)
- サプライズの要因:
- プラス要因:地金価格上昇に伴う地金製品の販売増、富裕層向けチャネルや自社催事の強化、海外ブランド出店による商品力向上、新規連結子会社の寄与。
- マイナス要因:株主対応等に係るアドバイザリー費用22.9百万円を特別損失計上、支払利息増加(短期借入増加に伴う)。
- 通期への影響:中間期は売上・純利益とも通期予想に対してやや強めの進捗。現時点で通期予想の達成可能性は高いと判断されるが、金相場や利息負担の動向が確定要因。
財務指標
(単位:百万円。%は前年同期比)
- 損益(中間累計)
- 売上高:12,546(+12.2%/前年11,177)
- 営業利益:449(+32.2%/前年339)→ 営業利益率 3.58%(449/12,546)(改善:良い方向)
- 経常利益:385(+24.0%/前年310)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:211.9(+52.3%/前年139.1)
- 1株当たり中間純利益(EPS):13.82円(前年9.07円)
- 財政状態(当中間期末)
- 総資産:28,578.9百万円(前期末26,243.7百万円、増加)
- 純資産:13,133.6百万円(前期末12,999.7百万円、増加)
- 自己資本比率:46.0%(安定水準:目安40%以上)→ 安定
- 資金・流動性
- 流動資産:20,299.7百万円、流動負債:13,912.1百万円 → 流動比率 ≒ 1.46(120%超が望ましいが1.46は概ね健全:問題なし)
- 短期借入金:11,970.0百万円(前期10,170.0百万円、増加:+1,800百万円)→ 短期借入の増加により流動負債が増加
- 支払利息(中間期):80,667千円(前年51,864千円)→ 金利負担増(注意)
- 現金及び預金:2,167.3百万円(前期2,287.8百万円、やや減少)
- 効率性
- 売上高営業利益率:約3.6%(前年は約3.0%)→ 改善傾向(良い)
- 総資産回転率:–(詳細計算は省略)
- セグメント別(中間累計、百万円)
- 宝飾事業:売上12,468(+12.2%)、セグメント利益404(+36.3%)→ 主力で高収益化
- 貸ビル事業:売上50.9(+36.0%)、利益30.6(+10.3%)
- 太陽光発電事業:売上26.8(△4.2%)、利益14.4(△6.8%)
- 財務の解説:
- 宝飾事業が売上増・利益率改善の主因。地金価格上昇で地金製品販売が増え在庫(商品・原材料)が増加しているため、在庫循環と金価格変動リスクの管理が重要。
- 短期借入増により利息負担が増加、キャッシュフロー管理と借入の返済計画に注意。
配当
- 配当実績と予想:
- 期中配当(第2四半期末):0.00円(中間配当なし)
- 通期予想:年間10.00円(期末10.00円のみ)
- 配当利回り:–(株価情報なし)
- 配当性向(通期予想ベース):約38.3%(配当10.00円/予想EPS26.08円 → 中程度の還元水準)
- 特別配当の有無:無し
- 株主還元方針:直近の公表から配当予想に修正無し。自社株買い等の記載:–(無し記載)
セグメント別情報
- 宝飾事業:売上12,468百万円(+12.2%)、セグメント利益404.4百万円(+36.3%)。地金製品の需要増が牽引し、富裕層向けチャネルに注力。
- 貸ビル事業:売上50.9百万円(+36.0%)、セグメント利益30.6百万円(+10.3%)。その他収益の寄与あり。
- 太陽光発電事業:売上26.8百万円(△4.2%)、セグメント利益14.4百万円(△6.8%)。若干の減収減益。
- セグメント戦略:富裕層マーケットへの集中、海外ブランド導入や広告強化、自社催事・顧客催事での販売強化が奏功。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:選択と集中(富裕層チャネル・ブランド強化)を掲げ、実行段階にある。中間期の結果は宝飾事業の強化方針と整合。
- KPI達成状況:売上・営業利益とも前年同期比で改善。特定のKPI数値(例えば店舗数・海外販売比率等)は資料に記載無し(–)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:インバウンドは落ち着く一方、高額商品需要や地金価格上昇により地金製品は好調。ただし物価高や地政学リスクで先行き不透明。
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは資料に記載無し(–)。宝飾分野での富裕層向けポジショニングが差別化要因。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想:売上24,000百万円(+4.8%)、営業利益950百万円(+31.4%)、経常利益770百万円(+18.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益400百万円(△1.6%)
- 通期予想の修正:直近公表の通期予想からの修正は無し(ただし11月5日に上方修正公表済の旨記載あり)
- 会社予想の前提条件:添付資料参照(為替・原材料等の前提は本短信に詳細記載なし)
- 予想の信頼性:中間期の進捗は概ね堅調だが、金価格や金利の変動、借入の返済・資金繰り次第で変動しうる。
- リスク要因:金(地金)価格変動、為替変動、原材料費高騰、地政学的リスク、借入金利上昇(利息費用増)、特別損失発生(株主対応等)。
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- その他重要事項:
- 当中間期に連結子会社を1社追加(株式会社 翔)
- 中間連結財務諸表は監査(レビュー)対象外である旨の注記あり
- 特別損失としてアドバイザリー費用22,936千円を計上(株主対応等に係る)
(注)本まとめは提供資料に基づく事実整理・指摘を目的とし、投資の勧誘・助言を目的としたものではありません。不明な項目は“–”と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 8139 |
| 企業名 | ナガホリ |
| URL | http://www.nagahori.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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