決算短信：ビーピー・カストロール（5015）

2025年12月期第３四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：会社公表の通期予想に対する修正はなし。第3四半期累計の進捗は売上高進捗率約69.6%、営業利益進捗率約76.2%、当期純利益進捗率約75.3%で、通期見通しに対して「進捗良好（上振れ寄り）」。市場予想との比較は公表資料に記載なし（–）。
• 業績の方向性：増収増益（売上高＋11.1%、営業利益＋17.7%、経常利益＋18.0%、四半期純利益＋10.4%）。
• 注目すべき変化：在庫（商品及び製品）が前年同期末比で増加（1,153→1,599百万円、+446百万円）した一方、売掛金が大幅に減少（3,138→2,141百万円、-997百万円）。純資産は配当支払い等により前年末比で減少（10,006→9,783百万円、-223百万円）。
• 今後の見通し：通期業績予想（売上15,336百万円、営業利益1,488百万円、当期純利益1,006百万円）は据え置き。第3四半期の進捗からは達成可能性は高いが、為替や原材料価格等の外部要因が下振れリスク。
• 投資家への示唆：利益進捗は良好で配当は増配（前年合計42→44円）だが、会社の配当（年間44円）は通期EPS（43.84円）に対して配当性向が約100%と高水準のため、配当の持続性や今後のキャッシュ配分（自社株買い等）が注視ポイント。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：ビーピー・カストロール株式会社
  • 主要事業分野：潤滑油の販売および付帯事業（自動車向けエンジンオイル等の販売、販路拡大・ブランドマーケティング等）
  • 代表者名：代表取締役社長 平川雅規
  • URL：http://www.bpcastrol.com
• 報告概要:
  • 提出日：2025年11月6日
  • 対象会計期間：2025年1月1日～2025年9月30日（2025年12月期 第3四半期累計、非連結）
  • 決算説明資料：無、決算説明会：無
• セグメント:
  • 単一セグメント（潤滑油販売及び付帯事業）
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（普通株式、自己株式含む）：22,975,189株
  • 期末自己株式数：17,474株
  • 期中平均株式数（四半期累計）：22,957,715株
• 今後の予定:
  • 決算発表：次回（通期）期末発表日等は資料に記載なし（–）
  • IRイベント：決算説明会は実施なし（今後のIRイベントは–）

決算サプライズ分析

• 予想 vs 実績（会社予想は通期のみ記載。以下は通期予想に対する第3四半期累計の達成率）
  • 売上高：実績10,669百万円 / 通期予想15,336百万円 → 進捗率 69.6%（良好）
  • 営業利益：実績1,135百万円 / 通期予想1,488百万円 → 進捗率 76.2%（良好）
  • 純利益：実績758百万円 / 通期予想1,006百万円 → 進捗率 75.3%（良好）
• サプライズの要因：
  • 増収は自動車向け潤滑油の販売拡大（専売品・販路拡大・eコマース強化）等による。営業利益率の改善は売上総利益の増加と販管費の相対的コントロールによる。
  • 特別損失として退職金47.9百万円を計上しているが、経常利益・四半期純利益は前年同期を上回る。
• 通期への影響：
  • 会社は業績予想を据え置き。第3四半期までの進捗は通期達成可能性が高い水準。ただし、円安や原材料高、国内新車販売の第3四半期単体での減速など外部リスクは残存。

財務指標

• 財務諸表の要点（単位：百万円）
  • 売上高（第3Q累計）：10,669（前年同3Q：9,602、+11.1% / +1,067）
  • 売上総利益：4,038（前年：3,633、+11.2%）
  • 営業利益：1,135（前年：965、+17.7%）営業利益率：約10.6%（前年：約10.0%）→ わずかに改善（良い目安）
  • 経常利益：1,212（前年：1,027、+18.0%）
  • 四半期純利益：758（前年：687、+10.4%）
  • 1株当たり四半期純利益（EPS）：33.05円（前年：29.93円、+3.12円）
• 貸借対照表（第3Q末：2025/9/30）
  • 総資産：13,024百万円（前期末13,438、-414）
  • 純資産：9,783百万円（前期末10,006、-223）
  • 自己資本比率：75.1%（非常に安定水準、前年74.5%）
  • 主な内訳：流動資産11,489百万円、固定資産1,535百万円
  • 流動負債：3,042百万円、固定負債：199百万円、負債合計：3,241百万円（低水準）
• キャッシュ・フロー：四半期キャッシュ・フロー計算書は作成せず（注記あり）。現金及び預金は143百万円（前期148百万円）。
• 財務安全性：
  • 自己資本比率75.1%（非常に安定水準）
  • 有利子負債はほとんど見当たらず、短期貸付金（6,764百万円）が大きい（bpグループ内のインハウス銀行向け貸付との注記あり）
  • 流動比率：流動資産11,489 / 流動負債3,042 ≒ 378%（十分な流動性）
• 効率性：
  • 売上高営業利益率は約10.6%、前年同期比で改善
  • 総資産回転率：売上高/総資産 10,669/13,024 ≒ 0.82回（目安として堅調）
• セグメント別：単一セグメントのため、セグメント別開示なし
• 財務の解説：
  • 売掛金の減少（-997百万円）と商品在庫の増加（+446百万円）が主因で流動資産構成が変化。純資産減少は利益剰余金の配当支払（計987百万円）による影響。

配当

• 配当実績と予想：
  • 2024年通期：合計42.00円（中間19円、期末23円）
  • 2025年通期予想：合計44.00円（中間20円、期末予想24円）※配当予想の変更なし
• 配当利回り：株価情報が資料にないため算出不可（時価総額等：–）
• 配当性向（会社予想ベース）：配当44.00円 / 予想EPS43.84円 ≒ 100.4%（高水準）
• 特別配当：なし
• 株主還元方針：現状は増配（前年比+2円）だが、配当性向が高く、将来の還元方針（自社株買い等）は明示なし（–）

セグメント別情報

• セグメント別状況：事業は単一（潤滑油販売・付帯事業）のためセグメント別開示は省略
• 前年同期比較：全体で増収増益（前掲の数値参照）
• セグメント戦略：専売品の販促、ディーラーチャネルでの高付加価値製品訴求、eコマース（大容量パッケージ）強化、MotoGP等スポンサードを通じたブランド訴求等を継続

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：資料内に明確な中期数値目標の開示はなし（2050年ネットゼロのグループ方針は言及）
• KPI達成状況：特定のKPI開示なし（–）

競合状況や市場動向

• 市場動向：
  • 国内新車販売は第3四半期累計で前年同期比約105%と回復基調だが、第3四半期単体では前年同期比約95%に減速（回復の勢いに陰り）
  • 円安・原材料高は引き続きのコストリスク
• 競合他社との比較：同業他社との比較データは資料に記載なし（–）

今後の見通し

• 業績予想：
  • 通期予想（2025年1月1日–12月31日）：売上高15,336百万円（+12.3%）、営業利益1,488百万円（+9.9%）、経常利益1,570百万円（+11.1%）、当期純利益1,006百万円（+7.9%）、EPS43.84円
  • 直近公表の業績予想からの修正：なし（据え置き）
  • 会社予想の前提条件：詳細は添付資料参照（為替・原料などの前提は資料記載を参照）
• 予想の信頼性：第3四半期までの進捗は比較的良好であるが、原材料・為替・販売数量の変動等外部要因に脆弱
• リスク要因：為替変動（円安）、原材料価格高騰、国内自動車需要の下振れ、地政学的リスク等

重要な注記

• 会計方針の変更や見積りの変更：無し
• 四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用：有（税金費用は期中の見積実効税率を適用している旨の注記）
• 監査・レビュー：本四半期決算に対する監査法人によるレビューは無し
• その他：単一セグメント（潤滑油販売）につきセグメント開示省略。減価償却費は第3Q累計で93,994千円。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。

企業情報

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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