決算短信：ベース（4481）

2025年12月期 第２四半期（中間期）決算短信〔日本基準〕（連結）

エグゼクティブサマリー

• 決算サプライズ：会社の通期予想に対する修正は無し。中間実績は会社予想と整合しており、市場予想（記載なし）との差異は不明 → 「ほぼ予想通り」と判断可能。
• 業績の方向性：増収増益（売上高＋14.0%、営業利益＋21.6%、親会社株主に帰属する中間純利益＋23.3%）。
• 注目すべき変化：営業利益率が前年同期24.9%→今回26.5%へ改善。人材採用・育成（新卒133名ほか）やSAP需要の取り込みが寄与。
• 今後の見通し：通期進捗は売上高47.8%、営業利益46.6%、純利益47.3%とほぼ均等に分配されており、通期予想（修正無し）の達成は概ね可能と見られる。ただし米国の関税政策や中国経済の停滞、IT人材不足は下押しリスク。
• 投資家への示唆：高いキャッシュ・ポジションと強い自己資本比率、増配・自己株取得の方針が株主還元を強める一方、外部環境（関税・人材不足・中国景況）を注視する必要あり。

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名：ベース株式会社（コード 4481）
  • 主要事業分野：ソフトウェア受託開発事業（単一セグメント）
  • 代表者名：代表取締役社長 中山 克成
  • URL：https://www.basenet.co.jp
• 報告概要:
  • 提出日：2025年8月14日
  • 対象会計期間：2025年1月1日～2025年6月30日（第2四半期・中間期、連結・日本基準）
  • 決算説明会：有（アナリスト向け）
  • 半期報告書提出予定日：2025年8月14日
  • 配当支払開始予定日（中間配当）：2025年9月5日
• セグメント:
  • 単一セグメント：ソフトウェア受託開発事業（セグメント別開示省略）
• 発行済株式:
  • 期末発行済株式数（普通株式、自己株式含む）：18,799,200株（中間期末）
  • 期末自己株式数：321,458株
  • 期中平均株式数（中間期）：18,474,659株
  • 時価総額：–（資料に記載なし）
• 今後の予定:
  • 自己株式取得（取締役会決議、発表日2025/8/14）
  • 取得上限：400,000株（約2.16%）、取得総額上限1,200百万円、取得期間 2025/8/15～2025/12/31、市場 buy-back
  • その他（株主総会・次回決算発表等）：–（資料に明記なし）

決算サプライズ分析

• 予想 vs 実績（会社予想との比較、達成率は通期予想に対する進捗率）
  • 売上高：11,014百万円（前年同期比＋14.0%）／通期予想23,038百万円に対する進捗率 47.8%（達成率としては「順調」）
  • 営業利益：2,920百万円（前年同期比＋21.6%）／通期予想6,272百万円に対する進捗率 46.6%
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：2,042百万円（前年同期比＋23.3%）／通期予想4,317百万円に対する進捗率 47.3%
• サプライズの要因：売上増（SAP移行需要、DX関連受注）および販管費の増加を抑制し営業利益率が改善。人材採用・育成の強化で受注・納品体制を拡大。為替差益の計上（営業外収益）も小幅寄与。
• 通期への影響：現時点で業績予想の修正は無し。中間時点の進捗はほぼ通期予想と整合しており、通期予想達成可能性は高いと判断されるが、外部リスク（米国関税、中国景気、IT人材）に注意。

財務指標

• 財務諸表の要点（中間末 2025/6/30、単位：百万円）
  • 資産合計：17,912（前期末比＋166）
  • 流動資産：16,319（現金及び預金 12,213、売掛金等 2,856）
  • 固定資産：1,592（投資有価証券 1,013）
  • 負債合計：3,358（前期末比－800）
  • 流動負債：3,345（未払費用の減少で大幅減）
  • 固定負債：13
  • 純資産：14,553（前期末比＋966）
• 主要損益（中間累計、単位：百万円）
  • 売上高：11,014（+14.0%／前年同期比 +1,351）
  • 売上総利益：3,591
  • 販管費：670
  • 営業利益：2,920（+21.6%／前年同期比 +520）
  • 経常利益：2,952（+22.8%）
  • 親会社株主に帰属する中間純利益：2,042（+23.3%／前年同期比 +386）
  • 1株当たり中間純利益（EPS）：110.56円（前年同期 88.25円、+25.3%）
• 収益性指標
  • 営業利益率：26.5%（2,920/11,014、前年同期 24.9% → 改善）
  • 親会社株主純利益率（中間純利率）：18.5%（2,042/11,014、前年同期 17.1% → 改善）
• 進捗率分析（通期予想に対する中間進捗）
  • 売上高進捗率：47.8%（通常ペースに近い、半年で約48%）
  • 営業利益進捗率：46.6%
  • 純利益進捗率：47.3%
  • 過去同期間との比較：進捗は概ね均等配分（特段の偏りは見られず「通常ペース」）
• 財務安全性
  • 自己資本比率：79.4%（安定水準、前期 74.6%）
  • 負債比率（負債/資産）：約18.7%（低水準）
  • 流動比率（流動資産/流動負債）：約488%（非常に高く安全）
  • 現金及び現金同等物：12,215百万円（前期末比＋596百万円）
• キャッシュ・フロー
  • 営業CF：+1,596百万円（前年同期 +1,047）
  • 投資CF：+9百万円（前年同期 △8）
  • 財務CF：△959百万円（配当支払が主因、前年同期 △982）
  • フリーCF（簡易）：約 +1,605百万円（営業CF＋投資CF）
• セグメント別：単一セグメント（ソフトウェア受託開発）のみ。売上・利益の詳細セグメント内訳は無し。
• 財務の解説：現金余力が大きく、無借金に近いバランスシート。賞与引当金計上等で流動負債の内訳変動あり。投資有価証券・繰延税金資産の期末評価で固定資産が減少。

配当

• 中間配当：57円（2024年中間は50円 → 増配）
• 期末予想配当：60円（会社予想）
• 年間配当（予想）：117円（2024年実績102円 → 増配）
• 配当性向（会社予想ベース、年間）：約50.0%（117円 / EPS 233.76円）
• 配当利回り：–（株価情報無しのため算出不可）
• 特別配当：無
• 株主還元方針：増配に加え、2025/8/14に自己株式取得（上限400,000株、上限1,200百万円）を決議。株主還元を強化する姿勢。

セグメント別情報

• 単一セグメント（ソフトウェア受託開発）
  • 売上・収益構成：開示なし（全社売上が該当）
  • 前年同期比較：売上高＋14.0%、営業利益＋21.6%等。SAP移行案件やDX需要が牽引。
  • セグメント戦略：SAPスキル習得によるマルチタレント育成、新卒・中国採用ルートの活用、営業体制の階層シフト（部長クラス主導）による受注強化。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：営業利益100億円（目標）を掲げている（早期達成が目標）。今回の増益はその進捗として評価可能だが、達成には継続的な人材確保と受注拡大が必要。
• KPI達成状況：具体的KPIの数値開示は無し。採用・研修強化、マルチタレント育成等の施策は実行中。

競合状況や市場動向

• 市場動向：国内IT支出は堅調見通し（資料内で引用：ソフトウェア投資計画+16.1%等）。SAP移行需要やDX投資は継続的な追い風。ただし米国の関税政策や中国景況はマイナス要因となり得る。

今後の見通し

• 業績予想：
  • 通期予想の修正：無し（2025年2月14日公表の業績予想から変更なし）
  • 次期予想：–（未記載）
  • 会社予想の前提条件：為替、原材料等の前提は特段の記載なし。リスクとして米国関税や中国景気を明記。
• 予想の信頼性：中間進捗は通期予想と整合。過去の予想達成傾向は資料に明確な記載なし（ただし会計方針変更の影響は無いと開示）。
• リスク要因：米国の関税政策拡大による顧客投資抑制、国内外のIT人材不足、中国事業の景況低迷、為替変動。

重要な注記

• 会計方針の変更：2022年改正会計基準（法人税等関連）を期首から適用。中間連結財務諸表への影響は無いと開示。その他会計方針の変更・見積り変更・修正再表示は無し。
• 継続企業の前提：該当事項なし。
• 重要な後発事象：自己株式取得（発表日2025/8/14、上限400,000株、1,200百万円）を取締役会で決議。

（備考）

• 情報は提出資料（2025年8月14日 公表の第2四半期決算短信）に基づく。
• 市場コンセンサスや株価を用いた分析は資料に含まれていないため表示していない（–）。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

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