2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

エグゼクティブサマリー

  • 決算サプライズ:会社公表の通期業績予想に対する修正は無し(上振れ/下振れの修正なし)。第1四半期実績は会社予想との直接比較表示なしだが、通期進捗は概ね想定内。
  • 業績の方向性:増収増益(売上高5,948百万円、前年同期比+3.9%、営業利益262百万円、同+33.5%)。ただし親会社株主に帰属する四半期純利益は202百万円(同−35.0%)と減少。
  • 注目すべき変化:営業利益は大幅増(+33.5%)だが、前年同期に受取損害保険金165百万円の特別利益があったため、当期純利益は減少。パルプモウルド・段ボール中心の「緩衝機能材事業」が売上・利益ともに回復。
  • 今後の見通し:通期予想の修正は無し。第1四半期の進捗は売上高約24.5%、営業利益約29.1%、当期純利益約25.5%で、年間達成に特段の変化は示されていない。
  • 投資家への示唆:営業面では価格改定と販売数量増が効いている一方、前年Q1の保険収入剥落や為替差損、減価償却増が純利益を押し下げている点に注意。海外重包装袋の需要減が短期的な下押し要因。

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名:大石産業株式会社
    • 主要事業分野:緩衝機能材事業(パルプモウルド、段ボール、成型等)および包装機能材事業(フィルム、重包装袋等)、その他(情報関連、デザイン、不動産賃貸、輸入販売等)
    • 代表者名:代表取締役社長 山口 博章
    • 上場取引所/コード:東 福(表記)/3943
    • URL:https://www.osk.co.jp/
    • 問合せ先:取締役管理部長 大谷 洋文/TEL 093-661-6511
  • 報告概要:
    • 提出日:2025年8月8日
    • 対象会計期間:2026年3月期 第1四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年6月30日)
    • 決算説明資料・説明会:作成なし/開催なし
  • セグメント:
    • 緩衝機能材事業:パルプモウルド(卵トレー等)、段ボール、樹脂成型等
    • 包装機能材事業:フィルム、重包装袋(国内・海外)
    • その他:情報関連、デザイン関連、不動産賃貸、マレーシアでの輸入販売等
  • 発行済株式:
    • 期末発行済株式数(自己株式含む):9,328,000株(第1Q)
    • 期末自己株式数:1,500,334株(第1Q)
    • 期中平均株式数(四半期累計):7,818,090株(第1Q)
  • 今後の予定:
    • 決算発表:通期予想は既に公表(変更無し)/今後のIRイベント等:記載なし

決算サプライズ分析

  • 予想vs実績(会社の通期予想との比較は「修正無し」のみ報告)
    • 売上高(第1Q):5,948百万円(前年同期比+3.9%)
    • 営業利益(第1Q):262百万円(前年同期比+33.5%)
    • 親会社株主に帰属する四半期純利益(第1Q):202百万円(前年同期比−35.0%)
  • サプライズの要因:
    • 営業利益上振れ要因:パルプモウルド・段ボール等で販売数量増および販売価格の見直し効果(国内中心)。
    • 純利益減少要因:前年同期に受取損害保険金165百万円(八戸工場火災関連)を特別利益として計上していた反動、為替差損(15百万円)計上、減価償却費増(219→278百万円)。
  • 通期への影響:
    • 通期業績予想の修正は無し。第1Qの進捗(売上高約24.5%)は想定範囲内であり、現時点で通期達成見込みに変更は示されていない。

財務指標

  • 財務諸表(要点)
    • 総資産:26,652百万円(前期末26,692百万円、△40百万円)
    • 純資産:18,634百万円(前期末18,724百万円、△89百万円)
    • 負債合計:8,017百万円(前期末7,968百万円、+49百万円)
    • 現金及び預金:6,880百万円(前期末7,441百万円、△561百万円)
    • 固定資産:11,654百万円(前期末11,185百万円、+468百万円)
  • 収益性(第1Q)
    • 売上高:5,948百万円(前年同期比+3.9%、前期5,726百万円、増収)
    • 営業利益:262百万円(前年同期比+33.5%、前期196百万円)
    • 営業利益率:4.41%(262/5,948)→改善(前年同期は196/5,726=3.42%)
    • 経常利益:314百万円(前年同期比+6.9%、前期293百万円)
    • 四半期純利益:202百万円(前年同期比−35.0%、前期311百万円)
    • 1株当たり四半期純利益(EPS):25.86円(前年同期40.18円)
  • 進捗率分析(通期予想に対する第1Q進捗)
    • 通期売上高進捗率:5,948 / 24,232 = 約24.5%(概ね順調)
    • 通期営業利益進捗率:262 / 901 = 約29.1%(やや良好)
    • 通期当期純利益進捗率:202 / 792 = 約25.5%
    • 過去同期間との比較:売上・営業利益は前年同Qを上回るが、当期純利益は前年同Qに特別利益が含まれていたため減少
  • 財務安全性
    • 自己資本比率:69.7%(安定水準)
    • 負債比率(負債合計/純資産):8,017 / 18,634 ≒ 43.0%(良好水準)
    • 流動比率(流動資産/流動負債):14,998 / 6,348 ≒ 236%(良好)
  • 効率性
    • 総資産回転率(簡易):売上高(年換算ベースが必要)→第1Qのみでは変動評価困難
    • 売上高営業利益率は前年同期比で改善(3.42%→4.41%)
  • セグメント別(第1Q)
    • 緩衝機能材事業:売上高2,891百万円(前年同期比+7.8%)、セグメント利益315百万円(同+52.2%)
    • 包装機能材事業:売上高2,876百万円(前年同期比−1.9%)、セグメント利益210百万円(同−7.4%)
    • その他:売上高180百万円(前年同期比+62.4%)、セグメント損益0百万円(前年同期は6百万円利益)
    • セグメント構成(売上高比):緩衝約48.6%、包装約48.4%、その他約3.0%
  • 財務の解説:
    • 固定資産増加は設備投資等を示唆。現金預金の減少は運転資金や投資支出の影響。高自己資本比率で財務は安定。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2026年3月期(予想、株式分割後換算):第2四半期末 26.00円、期末 26.00円、年間合計 52.00円(株式分割を考慮しない場合:年間104.00円)
    • 直近発表からの配当修正:無し
  • 配当利回り:–(株価情報が無いため算出不可)
  • 配当性向:通期予想当期純利益792百万円に対する年間配当金総額は算出に追加情報必要のため–(但し会社方針として配当は維持・還元志向を継続)
  • 特別配当:前期に創業100周年記念配当を実施(影響あり)。今期は特別配当の記載なし。
  • 自社株買い等:記載なし

セグメント別情報

  • 緩衝機能材事業(好調)
    • 売上高:2,891百万円(前年同期比+7.8%)
    • 主因:パルプモウルド(卵トレーの需要回復等)および段ボールで販売数量増、販売価格修正効果
    • セグメント利益:315百万円(+52.2%)
    • 見通し:国内向け需要回復が継続すれば堅調推移を想定
  • 包装機能材事業(やや苦戦)
    • 売上高:2,876百万円(前年同期比−1.9%)
    • 内訳:フィルムはほぼ前年並みだが自動車向けキャストフィルムが減少、重包装袋は国内増・海外減でトータル微減
    • セグメント利益:210百万円(−7.4%)
    • 見通し:海外の合成樹脂・化学薬品向け需要次第で変動リスク
  • その他
    • 売上高:180百万円(+62.4%)、セグメント損益はほぼ横ばい
    • 事業内容:情報関連、デザイン、不動産賃貸、輸入販売等

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画:第1Q短信では「グループビジョン」「ビジョン」「バリュー」を新たに策定し、全社イノベーションで業績向上を図る旨を表明。ただし数値目標等の中期数値は開示なし → 進捗評価は現時点で限定的
  • KPI達成状況:公開KPIの数値が無いため記載なし(→ –)

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較:同業他社データは開示資料に無し → 比較は–(ただし包装・緩衝材業界では原材料価格・国内外需要が業績に直結)
  • 市場動向:
    • 国内:雇用・所得改善、設備投資回復で一部需要堅調(パルプモウルドや段ボールに好影響)
    • 海外:中国経済の鈍化や各国の通商政策不透明感がリスク
    • コスト面:原材料価格や原油価格の動向、為替変動が業績に影響

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 通期(2026年3月期)業績予想:売上高24,232百万円(+3.2%)、営業利益901百万円(−0.4%)、経常利益1,134百万円(+0.3%)、当期純利益792百万円(−16.2%)、1株当たり当期純利益101.68円
    • 予想修正:直近公表予想からの修正なし
    • 会社予想の前提条件:短信本文の「1.経営成績等の概況(3)」参照(為替等の明示は資料内該当ページ参照)。当四半期における重要な前提修正は無し
  • 予想の信頼性:直近は通期据え置き。過去に特別利益(保険金)により当期純利益が変動しているため、純利益は一過性要因の影響を受けやすい点に留意
  • リスク要因:
    • 為替変動(為替差損益の影響を第1Qで計上)
    • 原材料・エネルギー価格の変動(製袋・フィルム原材料等)
    • 海外需要(重包装袋等)の減速
    • 地政学リスクや通商政策の不確実性

重要な注記

  • 会計方針の変更:無し
  • 連結範囲の変更:無し
  • 四半期連結財務諸表のレビュー:公認会計士・監査法人によるレビューは実施無し
  • その他重要事項:
    • 2024年10月1日付で普通株式1株を2株に分割(当資料は分割後換算で1株当たり指標等を算定)
    • 前第1四半期に八戸工場火災にかかる受取損害保険金165百万円を特別利益計上(当該特別利益が前年同期比の営業外差を生じさせている)

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 3943
企業名 大石産業
URL http://www.osk.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 素材・化学 – パルプ・紙

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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