2026年6月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社側の通期予想に対する修正は無く、今回公表の第1四半期実績は「想定範囲内(特段の上振れ/下振れの開示なし)」。四半期単体で見ると利益の進捗がやや良好。市場予想との比較資料は提供なし(–)。
- 業績の方向性:増収増益(売上高+10.6%、営業利益+0.3%、経常利益+3.6%、四半期純利益+4.0%、前年同期比)。
- 注目すべき変化:拠点数を前年度末120拠点→当第1四半期121拠点(プレオープン含め123拠点)へ拡大。現金及び預金が減少(▲159,350千円)している点は留意。
- 今後の見通し:通期予想(売上高7,306百万円、営業利益820百万円、当期純利益575百万円)に対し第1四半期の進捗は売上高約24.0%、営業利益約28.9%、純利益約29.3%と利益面は通期比で順調。会社は通期見通しを据え置き。
- 投資家への示唆:高い自己資本比率(78.6%)で財務の安定性が強く、配当予想の増額(前年実績47→予想61円)および自己株式取得・消却(上限40,000株:1.08%)の発表は株主還元強化の意図を示す。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:株式会社ココルポート
- 主要事業分野:指定障害福祉サービス事業(就労移行支援、自立訓練(生活訓練)等)
- 代表者名:代表取締役社長 佐原 敦矢
- URL: https://www.cocorport.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2026年6月期 第1四半期累計(2025年7月1日~2025年9月30日、非連結・日本基準)
- 決算説明資料:作成有(決算説明会は無)
- セグメント:
- 単一セグメント:指定障害福祉サービス事業(記載省略)
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(自己株式含む):3,713,550株(2026年6月期第1Q)
- 期中平均株式数(四半期累計):3,706,044株(当第1四半期)
- 時価総額:–(開示なし)
- 今後の予定:
- 決算発表(今回):2025年11月14日(決算補足説明資料公表)
- 自己株式取得(発表):取得日 2025年11月17日(ToSTNeT-3で買付け委託)
- 自己株式消却予定日:2025年12月16日
- 株主総会/IRイベント:現資料に記載なし(–)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(会社の通期予想に対する当第1四半期実績達成率)
- 売上高:1,751.4百万円 → 通期7,306百万円に対する進捗率 23.97%(約24.0%)
- 営業利益:237.3百万円 → 通期820百万円に対する進捗率 28.94%(約28.9%)
- 純利益:168.5百万円 → 通期575百万円に対する進捗率 29.31%(約29.3%)
- (注)会社は四半期別の目標提示をしておらず、市場コンセンサスは資料に記載なし(–)。
- サプライズの要因:
- 売上は拠点増加等により前年同期比で増収。営業利益はほぼ横ばいだが、営業外収益(受取利息、助成金等)が増加し経常・当期利益は前年を上回る。
- 販管費の増加(+26,322千円、前年同期比約10.3%)や減価償却費の増加が営業利益の伸びを抑制。
- 通期への影響:
- 進捗率は利益面で約29%と概ね順調。会社は通期予想を据え置き。現状では通期見通し達成可能性について特段の修正情報はなし。ただし、現金預金の減少や賞与引当金計上(四半期末)があるため流動性動向は注視が必要。
財務指標
- 貸借対照表(要点)
- 総資産:3,737,346千円(前期末3,880,030千円、▲142,684千円)
- 純資産:2,939,196千円(前期末2,938,255千円、+941千円)
- 自己資本比率:78.6%(前期末75.7%)(安定かつ高水準)
- 流動資産合計:2,885,710千円(▲148,338千円、主因:現金及び預金▲159,350千円)
- 流動負債合計:563,104千円(▲148,550千円、未払法人税等・未払金の減少)
- 損益計算書(要点・金額は千円)
- 売上高:1,751,400(前年同期1,583,883、+167,517、+10.6%)
- 売上総利益:519,747(前年492,700)
- 販管費:282,419(前年256,097、+26,322、+10.3%)
- 営業利益:237,327(前年236,603、+724、+0.3%)
- 経常利益:245,718(前年237,198、+8,520、+3.6%)
- 四半期純利益:168,475(前年161,920、+6,555、+4.0%)
- 1株当たり四半期純利益(EPS):45.46円(前年44.65円、+0.81円)
- 収益性(率)
- 売上総利益率:519,747 / 1,751,400 = 29.7%
- 営業利益率:237,327 / 1,751,400 = 13.6%(前年14.9%→減少:▲1.4ポイント、やや低下)
- 法人実効税率(Q1):77,243 / 245,718 = 約31.4%(前年約31.8%と同水準)
- 進捗率分析(通期予想に対する第1四半期進捗)
- 売上高進捗率:約24.0%(通期の1/4相当)
- 営業利益進捗率:約28.9%(通期の1/4を上回る)
- 純利益進捗率:約29.3%(通期の1/4を上回る)
- 過去同期間との直接比較は限定的だが、前年同期比では増収増益で波及は堅調。
- 財務安全性
- 自己資本比率:78.6%(安定水準、高い)
- 負債合計 / 純資産 = 798,150 / 2,939,196 = 約27.2%(負債比率:低く良好)
- 流動比率 = 流動資産 / 流動負債 = 2,885,710 / 563,104 = 約512%(非常に高い:流動性良好)
- 効率性
- 総資産回転率等の詳細は期間短縮のため算出困難だが、売上高は拠点増加に伴い増加傾向。
- セグメント別
- 単一セグメントのため省略(指定障害福祉サービス事業)。
配当
- 配当実績と予想:
- 2025年6月期(実績):年間合計 47.00円(期末47.00円)
- 2026年6月期(予想):年間合計 61.00円(期末61.00円、修正なし)
- 配当利回り:株価情報がないため算出不可(–)
- 配当性向(通期予想ベース):61.00 / 154.93 ≒ 39.4%(予想EPSベース、やや高め:株主還元重視を示唆)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:今回発表の自己株式取得・消却(上限40,000株)と配当増は株主還元強化の表れ
セグメント別情報
- セグメント:指定障害福祉サービス事業(単一)
- 売上・利益ともセグメント集約で開示。拠点数増加(就労移行支援81→82拠点、プレ含め84)で売上拡大。
- 前年同期比:売上+10.6%、利益は増加幅小幅(営業利益+0.3%)。
- 今後の見通し:法定雇用率引上げなど制度的な追い風があり市場拡大期待。ただし人件費や運営コストの増加を伴う可能性。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:資料に中期数値目標の明示はなし(添付資料P.3に前提ありとの記載)。進捗は拠点拡大と増収で整合的。
- KPI達成状況:具体KPIの記載なし(拠点数増加等が主要施策)。
競合状況や市場動向
- 市場動向:障害者数増加、法定雇用率の段階引上げ(2026年7月に2.7%へ)等で障害福祉サービスの需要拡大余地は大きい。
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは資料に無し(–)。ただし高い自己資本比率と拠点拡大は経営基盤・成長両面でプラス。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更無し):売上高7,306百万円(+14.6%)、営業利益820百万円(+6.3%)、当期純利益575百万円(+2.4%)、1株当たり当期純利益154.93円
- 次期予想:記載なし(–)
- 会社予想の前提条件:詳細は添付資料参照(為替等の特記事項は明示無し)
- 予想の信頼性:第1四半期の利益進捗はやや良好。過去の予想達成傾向の記載は無し(–)。
- リスク要因:
- 制度変更(障害者雇用関連の制度改定や報酬単価の変更)
- 人件費・運営費の上昇(拠点拡大に伴う費用増)
- 公的補助・助成金の変動
- マクロ環境(物価上昇、雇用環境、国際情勢)
重要な注記
- 会計方針の変更や見積りの変更:無し
- 四半期レビュー:独立監査人による期中レビュー有(結論に重要な事項なし)
- その他重要事象:
- 賞与引当金:第1四半期末に賞与引当金を計上(前年末は確定していたため計上なし)。四半期末に一時的に負債計上。
- 自己株式の取得及び消却を決議(取得上限40,000株、消却予定日2025/12/16)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9346 |
| 企業名 | ココルポート |
| URL | https://www.cocorport.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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