2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 業績の方向性:売上は増収(+24.1%)だが、営業利益・経常利益は減益、親会社株主に帰属する中間純利益は赤字(増収減益 → 中間は減益・純損失)。
- 注目すべき変化(前年同期比):メディカル事業が大幅増収(1,189,667千円、前年92,537千円、約+1,185%)で売上成長を牽引。一方でメディア系の広告単価下落やメディカルの積極投資で営業利益は圧迫。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上11,000百万円、営業利益610百万円、親会社株主帰属当期純利益320百万円)は変更なし。中間の損失は一時的費用(本社移転費等)とのれん償却の影響が大きく、会社想定どおり下期に回復できるかが焦点。
- 投資家への示唆:売上成長の中身(メディカルの取り込み)はポジティブだが、利益面は一時費用・増額のれん償却・広告単価下落の影響で不透明。通期達成には下期での収益回復が必須。特に広告市況(メディア)とメディカル投資の採算性、資金繰り(投資と借入返済)のバランスを注視。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:エキサイトホールディングス株式会社
- 主要事業分野:メディカル事業(オンライン診療等)、プラットフォーム事業(電話占い、メディア等)、ブロードバンド事業(ISP、MVNO)、SaaS・DX事業(SaaS、DXサービス)
- 代表者名:代表取締役社長CEO 西條 晋一
- 報告概要:
- 提出日:2025年11月14日
- 対象会計期間:2026年3月期 第2四半期(中間)連結(2025年4月1日~2025年9月30日)
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
- セグメント:
- メディカル事業:ONE MEDICAL等のオンライン診療・メディカルサービス
- プラットフォーム事業:電話占い・お悩み相談室、メディア(ウーマンエキサイト等)
- ブロードバンド事業:BBエキサイト(ISP)、エキサイトモバイル(MVNO)
- SaaS・DX事業:FanGrowth、Sharely等のSaaSおよびDXサービス
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数:4,873,430株(自己株式含む)
- 期中平均株式数(中間期):4,854,338株
- 時価総額:–(未記載)
- 今後の予定:
- 半期報告書提出予定日:2025年11月14日
決算サプライズ分析
- 予想vs実績(会社側の通期予想との比較/中間実績の通期進捗)
- 売上高:5,123,741千円(前年同期比+24.1%)→ 通期予想11,000,000千円に対する進捗率 46.6%(順調)
- EBITDA:360,495千円(前年同期比 △0.5%)→ 通期予想1,200,000千円に対する進捗率 30.0%(遅れ)
- 営業利益:103,422千円(前年同期比 △56.0%)→ 通期予想610,000千円に対する進捗率 17.0%(大きく遅れ)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:△10,945千円(前年同期 178,350千円の利益)→ 通期予想320,000千円に対する進捗率は比較不能(中間赤字)
- サプライズの要因(上振れ/下振れの主因)
- 上振れ要因:メディカル事業の急拡大による売上増(診療科目拡大・ONE MEDICAL寄与)
- 下振れ要因:本社移転費用等の特別損失(計101,826千円)、のれん償却(当中間期175,355千円に増加)、広告単価下落によるプラットフォーム事業の利益減、販管費増(メディカルの積極プロモーション)、支払利息増(26,342千円)
- 通期への影響:会社は通期予想を据え置き。中間の赤字は一時要因が大きく、通期予想達成の可否は下期の広告市況回復、メディカル事業の採算改善、及びのれん償却以外の費用抑制に依存。
財務指標
- 財務諸表要点(中間期:千円)
- 売上高:5,123,741(+24.1%)
- 売上総利益:3,004,043
- 営業利益:103,422(△56.0%)
- 経常利益:100,315(△58.2%)
- 親会社株主に帰属する中間純利益:△10,945(前年は178,350)
- EBITDA:360,495(△0.5%)
- 総資産:10,361,202
- 純資産:3,539,249
- 自己資本比率:32.7%(目安40%以上と比較してやや低め)
- 現金及び現金同等物:1,841,947(前期末比 △853,760)
- 収益性(対前年同期)
- 売上高:5,123,741千円(+24.1%、増加額 約993,698千円)
- 営業利益:103,422千円(△56.0%)
- 経常利益:100,315千円(△58.2%)
- 親会社株主帰属純利益:△10,945千円(前年同期 178,350千円 → 大幅悪化)
- 1株当たり中間純利益(EPS):△2.25円(前年36.48円)
- 進捗率分析(中間→通期)
- 売上高進捗率:46.6%(通常ペースまたはやや良好)
- 営業利益進捗率:17.0%(通常ペースを大幅に下回る)
- 純利益進捗率:マイナス(中間赤字のため比較不可)
- 過去同期間との比較:売上は成長だが利益率低下が顕著
- 財務安全性
- 自己資本比率:32.7%(安定目安40%未満→やや低め)
- 流動比率(流動資産/流動負債):4,536,046 / 3,126,514 = 約145.1%(短期支払能力は良好)
- 有利子負債(概算):短期借入金750,000 + 長期借入金3,611,297 = 4,361,297千円(自己資本に対して大きめ)
- 効率性
- 売上高営業利益率:103,422 / 5,123,741 = 約2.0%(低下)
- EBITDA比率:360,495 / 5,123,741 = 約7.0%
- セグメント別(売上高・前年同期比)
- メディカル:1,189,667千円(前年92,537千円、約+1,185%)※積極投資で売上急増、営業損失124,809千円に拡大
- プラットフォーム:1,677,293千円(△2.2%)、営業利益193,381千円(△34.4%)—広告単価下落が影響
- ブロードバンド:1,805,484千円(△3.6%)、営業利益269,355千円(△8.6%)
- SaaS・DX:453,070千円(+0.5%)、営業損失44,159千円(損失幅改善)
- 財務の解説:売上はメディカルの寄与で増加する一方、買収関連ののれん償却・本社移転等の特別費用および広告単価低下が利益圧迫。キャッシュは投資活動(本社移転、有形・無形固定資産取得)で大幅に減少。財務活動では長期借入金返済・配当・自己株取得が支出。
配当
- 中間配当:0.00円(実績)
- 期末(会社予想):31.50円(期末のみ、通期合計31.50円)
- 年間配当予想:31.50円(据え置き、修正なし)
- 配当性向(会社の通期予想ベース):配当31.50円 / 予想EPS 65.92円 = 約47.8%(高め)
- 配当利回り:–(株価情報が未提示のため算出不可)
- 特別配当:無し
- 株主還元方針:自社株取得の実施履歴あり(当中間期に自己株式取得97,902千円計上)
セグメント別情報
- メディカル事業:売上大幅増(1,189,667千円、前年92,537千円)、営業損失拡大(△124,809千円)—診療科目拡大に伴う積極的プロモーション・投資が要因
- プラットフォーム事業:売上1,677,293千円(△2.2%)、営業利益193,381千円(△34.4%)—メディア広告単価下落が利益を圧迫、カウンセリングは堅調
- ブロードバンド事業:売上1,805,484千円(△3.6%)、営業利益269,355千円(△8.6%)—会員課金伸び悩み
- SaaS・DX事業:売上453,070千円(+0.5%)、営業損失44,159千円(損失幅は縮小)—SaaSが成長、DXは減収
- セグメント戦略:中期経営計画「EXCITE300」でメディカル中心の成長を掲げ、メディカルを独立セグメント化(2024年11月のONE MEDICAL株式取得が背景)
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「EXCITE300」(2028年3月期目標:売上155億円、EBITDA23億円、営業利益16億円、親会社株主帰属当期純利益10億円、時価総額300億円)
- 進捗状況:メディカル領域での売上獲得は着実に進展しており、中期計画の成長シナリオに合致。ただし当面は買収関係ののれん償却や投資負担で利益率が低下する見込み。
- KPI達成状況:具体KPIの開示無し(売上・EBITDA目標は通期予想ベースで進捗評価可能)
競合状況や市場動向
- 競合比較:同業他社との詳細比較データは開示無し(セグメント別の広告単価下落は業界共通の影響の可能性あり)
- 市場動向:メディア広告単価下落が収益にマイナス影響。オンライン診療・メディカル領域は成長市場であり、同社の投資拡大は市場トレンドに沿うが採算化が鍵。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期予想(変更なし):売上11,000,000千円(+21.0%)、EBITDA1,200,000千円(+42.6%)、営業利益610,000千円(+30.9%)、親会社株主帰属当期純利益320,000千円(+73.8%)、1株当たり当期純利益65.92円
- 次期予想:–(未提示)
- 会社予想の前提:特段の注記なし(為替等の具体前提は記載なし)
- 予想の信頼性:中間は一時費用で悪化しており、通期予想の達成は下期の利益回復・広告市況改善・メディカルの採算改善に依存
- リスク要因:広告単価の更なる低下、メディカル事業の期待どおりの採算化遅延、のれん償却の負担、投資に伴う資金繰りおよび借入返済(中間で長期借入金返済380,470千円)、規制や競合環境の変化
重要な注記
- 会計方針の変更:無し
- 連結範囲の変更:無し(ただしセグメント区分を変更し、オンライン診療等を「メディカル事業」として新設。前期比較数値は新区分に組替済)
- 中間連結財務諸表は監査(レビュー)の対象外
- 主な一時費用:本社移転費用 68,690千円、事業撤退損 33,135千円(計101,826千円)
- その他重要事象:特になし
(注)本資料は開示された決算短信の内容を整理したものであり、投資助言や推奨を行うものではありません。不明な項目は「–」と表記しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 5571 |
| 企業名 | エキサイトホールディングス |
| URL | https://www.excite-holdings.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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