2024年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
エグゼクティブサマリー
- 決算サプライズ:会社予想(通期)からの修正はなし。四半期実績は通期見通しと整合(会社予想との乖離は特段の開示なし、したがって「ほぼ予想通り」と判断)。市場予想との比較は資料に記載なし(–)。
- 業績の方向性:増収減益(売上高は前年同期比+0.9%、営業利益は同△37.5%)。
- 注目すべき変化:営業利益と四半期純利益が大幅減(営業利益△37.5%、四半期純利益△51.0%)。主因は売上原価の増加および遊園地・スキー場の利用者数減少(前年の全国旅行支援の反動・天候要因等)。
- 今後の見通し:通期業績予想(売上6,700百万円、営業利益630百万円等)に対し第1四半期の進捗は売上約19.6%、営業利益約14.4%とやや遅れ気味だが、会社は予想据え置き。業況悪化やコスト高の長期化が続けばリスク。
- 投資家への示唆:収益基盤は遊園地中心の季節変動・天候影響を受けやすく、原材料・エネルギーコスト上昇が利益を圧迫している点が最重要。中期計画「中期経営計画2026」を掲げるが、四半期ベースではコスト管理と客足回復が鍵。
基本情報
- 企業概要:
- 企業名:グリーンランドリゾート株式会社
- 主要事業分野:遊園地、ゴルフ場、ホテル、不動産、土木・建設資材の複合リゾート事業
- 代表者名:代表取締役社長 松野隆徳
- URL: https://www.greenland.co.jp/
- 報告概要:
- 提出日:2024年5月9日(四半期報告書提出予定日:2024年5月13日)
- 対象会計期間:2024年1月1日~2024年3月31日(2024年12月期 第1四半期連結)
- セグメント:
- 遊園地事業:九州の遊園地・北海道スキー場等(入園料、フリーパス、駐車料等)
- ゴルフ事業:ゴルフ場運営
- ホテル事業:宿泊・料飲・宴会等
- 不動産事業:土地賃貸等
- 土木・建設資材事業:一般土木工事、建設資材供給、バイオマス火力向け燃料投入業務等
- 発行済株式:
- 期末発行済株式数(普通株式、自己株式含む):10,346,683株
- 期末自己株式数:9,260株
- 期中平均株式数(四半期累計):10,337,423株
- 時価総額:–(資料なし)
- 今後の予定:
- 四半期決算説明会:開催の有無記載なし(四半期決算補足資料の有無は記載なし)
- 株主総会/IRイベント:–(資料に記載なし)
決算サプライズ分析
- 予想 vs 実績(当第1四半期:2024/1/1~3/31、単位は千円または百万円表記の注記あり)
- 売上高:1,310,995千円(前年同期比+0.9%)。会社の通期予想(6,700百万円)に対する進捗率:約19.6%(やや順調)。
- 営業利益:90,583千円(前年同期比△37.5%)。通期予想(630百万円)に対する進捗率:約14.4%(低め)。
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:65,824千円(前年同期比△51.0%)。通期予想(430百万円)に対する進捗率:約15.3%。
- サプライズの要因:
- 売上は僅増だが、売上原価が増加したため営業利益が大幅減少。
- 遊園地・スキー場の利用者数が前年(全国旅行支援等で好調)から減少したことが影響。天候不順(春休み、スキーゲレンデコンディション)も一因。
- ホテルは料飲・宴会需要回復で売上増だが、全体のコスト増を相殺しきれない。
- 通期への影響:
- 会社は通期予想の修正を行っていない(2024/2/14公表の数値据え置き)。ただし第1四半期の営業利益進捗が低いため、下期での挽回が必要。原燃料・エネルギー価格、天候、旅行需要の回復状況が予想達成のキー。
財務指標
- 財務諸表要点(当第1四半期末:2024/3/31、単位:千円)
- 総資産:19,064,863(前期末比+224,085)
- 純資産:9,833,857(前期末比+28,026)
- 流動資産:894,811(+77,950)
- 固定資産:18,170,052(+146,135)
- 流動負債:4,611,312(+274,936)
- 固定負債:4,619,694(△78,877)
- 負債合計:9,231,006
- 収益性(第1四半期、千円)
- 売上高:1,310,995(前年同期比 +0.9%、増減額 +11,696千円)
- 営業利益:90,583(前年同期比 △37.5%、△54,430千円)
- 営業利益率:90,583 / 1,310,995 = 6.91%(目安:業種により評価変わるが前年より悪化)
- 経常利益:100,009(前年同期比 △34.3%)
- 経常利益率:100,009 / 1,310,995 = 7.63%
- 親会社株主に帰属する四半期純利益:65,824(前年同期比 △51.0%)
- 当期純利益率:65,824 / 1,310,995 = 5.02%
- 1株当たり四半期純利益(EPS):6.37円(前年同期 12.99円、△51.0%)
- 進捗率分析(通期予想に対する進捗)
- 売上高進捗率:約19.6%(1Qとしてはやや順調)
- 営業利益進捗率:約14.4%(通期達成には下期での利益回復が必要)
- 純利益進捗率:約15.3%
- 過去同期間(前年1Q)との比較:売上は横ばいだが利益率悪化(前年は特別利益の計上等もあり純利益は大幅に高かった)
- 財務の安全性
- 自己資本比率:51.6%(安定水準)
- 負債比率(負債合計/純資産):9,231,006 / 9,833,857 = 93.9%(目安:100%未満で比較的健全)
- 総資産に占める借入金(短期+長期借入金):5,887,927 / 19,064,863 = 30.9%(許容範囲)
- 流動比率(流動資産/流動負債):894,811 / 4,611,312 = 0.194 = 19.4%(低水準。短期借入金が大きく計上されており注意が必要)
- コメント:流動比率が低い点は資金繰りに関する注視ポイント。ただし事業特性や短期借入の運用目的による面もあるため詳細は補足資料参照を推奨。
- セグメント別(売上高・増減率:当第1四半期)
- 遊園地:売上 539,877千円(△5.3%、△29,955千円) → 利益(セグメント利益)119,429千円(前年から減)
- ゴルフ:売上 243,352千円(△1.3%、△3,304千円) → 利益 13,715千円
- ホテル:売上 390,899千円(+8.8%、+31,576千円) → 利益 1,018千円(料飲・宴会回復で売上増だが利益は小さい)
- 不動産:売上 40,853千円(+0.7%、+279千円) → 利益 27,229千円
- 土木・建設資材:売上 96,013千円(+15.8%、+13,100千円) → 利益 22,378千円
- セグメント合計利益 183,772千円、全社費用等調整 △93,188千円 → 営業利益 90,583千円
- 財務の解説:
- 固定資産が増加(建物・投資有価証券増)している一方、短期借入金が増加し流動負債が拡大。純資産は四半期利益計上等で微増。
配当
- 配当実績と予想(1株当たり、円)
- 2024年12月期(会社予想):中間配当 5.00円、期末 8.00円、年間合計 13.00円(前回公表から修正なし)
- 第1四半期時点での支払はなし(通期予想ベースの提示)
- 配当利回り:–(株価情報が資料にないため算出不可)
- 配当性向(会社予想ベース):配当13.00円 / 予想EPS 41.60円 = 約31.3%(中程度の還元水準)
- 特別配当の有無:なし
- 株主還元方針:自社株買い等の新たな株主還元施策の記載なし(現状は配当維持方針で推移)
セグメント別情報
- 各セグメントの状況(売上高・前年同期比)
- 遊園地:539,877千円(△5.3%)。入園料等の値上げで客単価上昇も、利用者数減(前年の全国旅行支援反動、天候不順)。
- ゴルフ:243,352千円(△1.3%)。客単価上昇だが利用者数減。
- ホテル:390,899千円(+8.8%)。宿泊は前年と同程度、料飲・宴会需要回復が寄与。
- 不動産:40,853千円(+0.7%)。賃料改定の効果。
- 土木・建設資材:96,013千円(+15.8%)。受注増・バイオマス発電向け業務増。
- 利益貢献度:
- 遊園地は売上比で大きいが利益低下が顕著(営業寄与は減少)。
- ホテルは売上増も利益率は低く、回復余地あり。
- 土木・建設資材、不動産は安定的に利益を確保。
- セグメント戦略・見通し(開示情報に基づく要点)
- 価格改定や顧客単価向上策を継続。ただし天候や旅行支援の反動が影響するため、収益性改善にはコスト抑制と需要喚起が必要。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画:「中期経営計画2026」を策定(開始は2024年12月期)。主な重点:収益力強化、経営効率化、人的資本経営、SDGsを意識したサステナビリティ経営。
- 現状の進捗:第1四半期は収益性(営業利益率)の低下が見られ、コスト高対応が課題。中期計画達成のためには、コスト抑制策・需要回復施策の実行が重要。
- KPI達成状況:具体的KPIの進捗は開示なし(–)。
競合状況や市場動向
- 競合他社との比較:同業他社(リゾート・レジャー業界)全体は旅行需要回復傾向だが、天候・地域需要差・価格競争が業績に影響。資料に同業比較データはなし(–)。
- 市場動向:原材料・エネルギー価格高止まり、物価上昇、為替(円安)等がコスト面でのリスク。国内旅行需要は回復基調だが、政策支援効果の反動も見られる。
今後の見通し
- 業績予想:
- 通期業績予想(2024年12月期):売上高 6,700百万円(+4.6%)、営業利益 630百万円(+29.1%)、経常利益 620百万円(+30.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益 430百万円(+7.3%)、予想EPS 41.60円。会社は第1四半期時点で予想の修正なし。
- 次期予想:–(資料なし)
- 会社予想の前提条件:詳細は添付資料参照(為替等の前提は資料中に明記あり、詳細値は別紙参照推奨)。
- 予想の信頼性:第1四半期の営業利益進捗は低め(約14.4%)。過去の予想達成傾向については資料に言及なし(–)。
- リスク要因:
- 原材料・燃料・エネルギー価格の上昇
- 天候変動による来場者数の影響(遊園地・スキー場)
- 国内旅行需要の政策依存(全国旅行支援等の反動)
- 資金調達(短期借入金の水準)や金利上昇リスク
重要な注記
- 会計方針の変更:会計基準等の改正に伴う会計方針の変更等、特記事項は記載なし(該当事項なし)。
- 四半期レビュー:本四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外。
- その他:重要な後発事象は無し。
(注記)
- 表示数値は会社公表の決算短信に基づく。単位は資料の注記に従い千円表記や百万円表記が混在するため、欄毎に注記を参照のこと。
- 不明な項目は — と記載しています。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 9656 |
| 企業名 | グリーンランドリゾート |
| URL | http://www.greenland.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.4)」によって自動生成されました。
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